岡山大学の教育改革「学びの強化」 ~60分授業、クォーター制の導入を柱に~ 1.60分授業の実施に向けた検討を行っています。 社会は大学教育に改革を求めています。 (1コマ時間は短く、しかし全体の勉強量は増えます) 時限 1 2 1.何のために大学で学び、卒業までにどんな力を付けていくかをハッキリさせて欲しい 2.在学中にもっとしっかりと勉強をさせて欲しい ◯ 各科目の授業計画を適切に定め、必要な授業時間を確保する。 ◯ 事前の準備、授業の受講、事後の展開といった十分な学修時間が不可欠。 ◯ 学生の学修時間の確保・増加など全学的教学マネジメントの改善を図る。 (中央教育審議会答申、教育再生実行会議提言) 1単位取得=45時間修学の原則に即した修学時間 を確保する「単位の実質化」が必要です。 3.学生が自ら「学びたい」と思うような授業、実社会で役立つ授業の工夫をして欲しい ◯ 授業を魅力的に、体験活動を含む多様な教育方法を積極的に取り入れる。 ◯ 学生の能動的な活動を取り入れた授業や学修方法(アクティブ・ラーニング)、 双方向の授業展開など教育方法の質的転換を図る。 (中央教育審議会答申、教育再生実行会議提言) 「教育方法の改善」が必要です。 開始~終了 8:40~10:10 10:25~11:55 昼休み(50分) 12:45~14:15 14:30~16:00 16:15~17:45 3 4 5 ◯ 学習の目的を明確化した上で、順次性のある体系的な教育課程を編成する。 ◯ 学生に求められる能力をいかに育成するかを明示すること。 (中央教育審議会答申) 「教育課程の体系化・構造化」が必要です。 改革 60分授業×15回=1単位 (2単位取得には、60分×30回の講義受講が必要) これまで 90分授業×15回=2単位 (90分を2時間と捉え授業してきました) 日本の大学教育に対しての世論調査(全国紙調査): Q:企業や社会が求める人材を育てているか A:Yes 25%, No 64% Q:世界に通用する人材を育てているか A:Yes 26%, No 63% 教 育 改 革 改 革 時限 開始 〜 終了 1 8:40 〜 9:40 2 9:50 〜 10:50 3 11:00 〜 12:00 学生 授業短縮により、学生の 集中力を持続させます。 昼休み(50分) ほとんどの大学は90分授業 です。ヒトの集中力の持続時 間は平均45~60分程とか。 授業が長すぎて、寝た経験 はありませんか? 4 12:50 〜 13:50 5 14:00 〜 15:00 6 15:10 〜 16:10 7 16:20 〜 17:20 8 17:30 〜 18:30 教員 90分では教え切れなかっ た授業を、60分+60分で、 より詳しくじっくりと教える ことが可能になります。 2.クォーター制導入の実施に向けた検討を行っています。 4月 現行 5月 6月 7月 前 期 8月 9月 (夏季休業) 改 改革 第 1クオー タ ー 第 2クオー タ ー (夏季休業) 10月 11月 12月 1月 後 期 2月 3月 (春季休業) 革 第 3クオー タ ー 第 4クオー タ ー (春季休業) 教育 2学期制を4学期制に ・1クォーターで集中的に学習し、早く次段階へ進むことが計画できます。 ・学生の理解度、到達度を把握する機会が増え、より的確な評価が可能となります。 ・夏季休業等と組み合わせ、在学中、長期的な留学計画を立てやすくなります。 研究 ・教員が研究に集中する期間を設定することが可能となります。 国際 from OKAYAMA ・外国人学生の受け入れがより柔軟に行えます。 上記の改革を進める際に、教育課程の体系化、修学時間の確保、学生が主体的に「学びたい」 と感じるような、アクティブ・ラーニング、様々な授業の組み方など、授業方法の改善に取り組み、 学びの強化に向けた努力と検討をしています。
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