欧州委員会(EC)、 駐日欧州連合代表部による特別セミナー 『欧州連合

Campus Information
欧州委員会(EC)
、
駐日欧州連合代表部による特別セミナー
『欧州連合の大学交流プログラム』が開催されました
2014年6月26日(木)
、
「EUの高等教育の近年の動向と交
流プログラム」をテーマに、欧州委員会(EC)教育・文化総
局よりブライアン・トール氏、駐日欧州連合代表部よりリチャー
ド・ケルナー氏を迎えて、特別セミナーが開催されました。
本セミナーは、欧州高等教育圏構想とその進展を学びつ
つ、日欧の大学間交流を一層促進することを目指し、森有礼
高等教育国際流動化センターとEU Studies Instituteとの共
催により行われました。
セミナーでは、学生・研究者交流の先進地域であるEUで
展開されている多彩な大学間交流プログラムの概要や、留学
や国際交流が将来的なキャリア形成へもたらす影響、また
ブライアン・トール氏
『エラスムス+』等EUが主催する交流奨励プログラムに関
する具体的な説明がありました。さらに質疑応答では、プロ
グラム参加者の進路に関する質問が寄せられ、研究職に進む
ケースや、欧州圏内あるいは自国の企業に就職してグローバ
ルに活躍するケースなどが紹介され、出身国によって傾向は
異なるものの、留学経験が各人のキャリアパスの中でプラス
に作用している様子が紹介されました。
参加者アンケートでは、欧州への留学が今後の新たな選択
肢となったこと、修士課程への進学に興味を持ったことな
ど、留学への関心が高まった意見があったほか、欧州の地域
性から2か国以上の教育機関に留学ができること、英語以外
の欧州言語にも触れることができること、多様な文化交流や
活動ができること、海外留学生に対する奨学金制度が充実し
ていることなど、欧州ならではの留学機会とその特典につい
て高い関心が寄せられました。また、
「授業やコース内容を
リチャード・ケルナー氏
含めてEUプログラムについてもっと詳しく知りたい」
、
「プ
ログラムに参加した留学経験者から情報が得られる説明会を
開催してほしい」などの要望があり、今後留学に関する情報
提供の一層の拡充が求められることが予想されました。
本セミナーは、本学が駐日欧州連合代表部と欧州委員会
(EC)の要請に応えて開催したものです。この要請は、日欧
間における学生・研究者交流を一層促進し、学術交流を活性
化しようとするEUの国際政策の表れであり、その背景には
高等教育における国際流動化が国際交流のさまざまな側面に
大きな影響を与えてきていることがあります。本学は今後も
このような機会を通して、国際交流の促進とグローバル人材
の育成に一層の貢献をしていきます。
会場の様子
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