W。。ds H。ーeでの2年7ヵ月

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1999 年 8 月
た。 これは "牧場のように 自由に " という井上先
生の方針が大きいと 居、 う 。 この自由は放任ではな
Rudolf には議論に付き 合って頂
き,的確なアドバイスを 頂き,また,複屈折と
偏
光の講義 (11回 ) をして頂いた。 これは本当に 役
い。 井上先生と
立った。 私は自分の仕事だけを 考えて "牧場で暮
らす" ことができたのだ。 アメリカでは giveand
take と言われるが ,私にはあ てはまりそうにな
い。give して頂いたものは 多すぎて余りあ る。
井上先生が実験中に , 「こんなXXXX
やしていた。 うまく行くことを 心から願っている。
私は MRL で 2 年 7 ;月を過ごし 日本に帰っ
た。 MBL で学んだことを 自分の仕事に 活かした
いと 思、う 。 現在は細胞の 蛍光観察が広く 行われ,
偏光はマイノリティであ る。 しかし,流行が正し
いとは思わない。 偏光顕微鏡と 生理学とを組み 合
わせれば面白い 仕事がいろいろできると 思う。 私
は MBL では生物学者として 働き,光学の仕事を
しなかったが ,光学に興味を持つきっかけを 与え
だと田先
られたことを 嬉しく 居、 う 。 今後,少しでも光学を
生に叱られてしまうな」と 自分自身におっしやる
のを何度か聞いた。 団勝磨先生のことであ る。80
勉強し仕事に 生かしたい。 最後に, この小文は,
物理学者としても 光学の分野で 素晴らしい業績を
歳代後半までご 自分で実験を 続け論文を書き 続け
た方であ る。私は『風姿花伝 (花伝書川の年代 稽
上げている井上先生と
古の条の最後の 一節を思い浮かべた。 "本当の花は
せて頂く。
いつまでも残る。 枝葉が減って ,
ますます映える
謝
花 こそ,本当の 花であ る。" と,生涯,優れた
能を
舞 い続けた観阿弥を ,
この本は賞賛している。
こ
Rudolf
を見て , " 門前の小
僧" が感じたことであ ると,申し添えて 筆を置か
辞
今回の留学にあ
たり,快く推薦状を
書いて下さった
平本
の "花 " とは能の芸 力 のことだ。 能 と生物学では
幸男先生,田沢住先生,高橋姉保子先生,内藤豊先生,ア
対象そのものは 大きく違 うが,本質には共通点が
有るのではないかと 私は感じた。
Rudolf は New
Pol-Scope の生物学への 応用
の他に,この顕微鏡画像の 3D デコンポルーション
MRI, でお世
ドバイスを頂いた
杉晴夫先生,
菊山宗弘先生,
を進めている。 点像分布関数 (PSF) を元に,計
算で光学的切片を 求めるのだ。 この方法は蛍光顕
微鏡では確立しているが ,偏光顕微鏡では 〒われ
ていない。 これが確立すれば ,分厚いサンプルの
話になった井上信也先生,
Dr. R. Oldenboure,
S. Smith,
Mr.
B. Knudsen,
Hammar,
Ms. J. MacNell,
Dr. P. J.
Mr. T. Gierr, Ms.
Dr. L. F. Jaffe, Dr.
K
N
Sharshar, Dr. P. Tran, に感謝を表します。
文
献
オ
光学的切片が 無染色で観察可能になり , Rud0lf の
顕微鏡は強力な 研究手段となる。 成功を願ってい
る。Rudolf も含めた MBL の研究者は,ほとんど
すべてソフトポジション (外部資金のみでサポー
トされる) であ る。 これはアメリカでも 厳しい部
類に入るそうだ。 グラント獲得に 大変な労力を 費
1)@ Katoh
,
2)@ Katoh
,
3)@ Katoh
,
4)@ Katoh
,
5)@ Katoh ,
K.
K,
K.
K.
K.
6)@ Oldenbourg
et@al . :@Bol
. Bull ., 191:@p270-271
, 1996.
et@al , :@Biol , Bull ,, 193@:@ p219-220
, 1997
et@al . :@Mol . Biol . Cell , 10@:@pl97-210,1999
et@al . Proc
, Natl . Acad
. Sci ., (in@press)
et@al . :@(in@preparation)
,
R.
:@Nature
, 381:@p811-812
, 1996