893 1999 年 8 月 た。 これは "牧場のように 自由に " という井上先 生の方針が大きいと 居、 う 。 この自由は放任ではな Rudolf には議論に付き 合って頂 き,的確なアドバイスを 頂き,また,複屈折と 偏 光の講義 (11回 ) をして頂いた。 これは本当に 役 い。 井上先生と 立った。 私は自分の仕事だけを 考えて "牧場で暮 らす" ことができたのだ。 アメリカでは giveand take と言われるが ,私にはあ てはまりそうにな い。give して頂いたものは 多すぎて余りあ る。 井上先生が実験中に , 「こんなXXXX やしていた。 うまく行くことを 心から願っている。 私は MRL で 2 年 7 ;月を過ごし 日本に帰っ た。 MBL で学んだことを 自分の仕事に 活かした いと 思、う 。 現在は細胞の 蛍光観察が広く 行われ, 偏光はマイノリティであ る。 しかし,流行が正し いとは思わない。 偏光顕微鏡と 生理学とを組み 合 わせれば面白い 仕事がいろいろできると 思う。 私 は MBL では生物学者として 働き,光学の仕事を しなかったが ,光学に興味を持つきっかけを 与え だと田先 られたことを 嬉しく 居、 う 。 今後,少しでも光学を 生に叱られてしまうな」と 自分自身におっしやる のを何度か聞いた。 団勝磨先生のことであ る。80 勉強し仕事に 生かしたい。 最後に, この小文は, 物理学者としても 光学の分野で 素晴らしい業績を 歳代後半までご 自分で実験を 続け論文を書き 続け た方であ る。私は『風姿花伝 (花伝書川の年代 稽 上げている井上先生と 古の条の最後の 一節を思い浮かべた。 "本当の花は せて頂く。 いつまでも残る。 枝葉が減って , ますます映える 謝 花 こそ,本当の 花であ る。" と,生涯,優れた 能を 舞 い続けた観阿弥を , この本は賞賛している。 こ Rudolf を見て , " 門前の小 僧" が感じたことであ ると,申し添えて 筆を置か 辞 今回の留学にあ たり,快く推薦状を 書いて下さった 平本 の "花 " とは能の芸 力 のことだ。 能 と生物学では 幸男先生,田沢住先生,高橋姉保子先生,内藤豊先生,ア 対象そのものは 大きく違 うが,本質には共通点が 有るのではないかと 私は感じた。 Rudolf は New Pol-Scope の生物学への 応用 の他に,この顕微鏡画像の 3D デコンポルーション MRI, でお世 ドバイスを頂いた 杉晴夫先生, 菊山宗弘先生, を進めている。 点像分布関数 (PSF) を元に,計 算で光学的切片を 求めるのだ。 この方法は蛍光顕 微鏡では確立しているが ,偏光顕微鏡では 〒われ ていない。 これが確立すれば ,分厚いサンプルの 話になった井上信也先生, Dr. R. Oldenboure, S. Smith, Mr. B. Knudsen, Hammar, Ms. J. MacNell, Dr. P. J. Mr. T. Gierr, Ms. Dr. L. F. Jaffe, Dr. K N Sharshar, Dr. P. Tran, に感謝を表します。 文 献 オ 光学的切片が 無染色で観察可能になり , Rud0lf の 顕微鏡は強力な 研究手段となる。 成功を願ってい る。Rudolf も含めた MBL の研究者は,ほとんど すべてソフトポジション (外部資金のみでサポー トされる) であ る。 これはアメリカでも 厳しい部 類に入るそうだ。 グラント獲得に 大変な労力を 費 1)@ Katoh , 2)@ Katoh , 3)@ Katoh , 4)@ Katoh , 5)@ Katoh , K. K, K. K. K. 6)@ Oldenbourg et@al . :@Bol . Bull ., 191:@p270-271 , 1996. et@al , :@Biol , Bull ,, 193@:@ p219-220 , 1997 et@al . :@Mol . Biol . Cell , 10@:@pl97-210,1999 et@al . Proc , Natl . Acad . Sci ., (in@press) et@al . :@(in@preparation) , R. :@Nature , 381:@p811-812 , 1996
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