慢性炎症を有する

透新 会誌 47(3)i133∼ 1舗 `2翻 14
慢性炎症を有す る低栄養 の血液透析 懇者における
栄養成分強化食品の栄養改善効果
2
藁 野 善 裕
瀬 戸 口 晴美
4
安 藤 英 之'
1
│
1敬
2敬
愛病院循環器内科
水 野
所
三 根
真
理歩 幸
樋 回 輝 美
山 崎 俊 男
3
丸山 かお り
5
直 樹
林
1敬
愛病院腎織内科
智
大 jll 恵里奈
3
小 野 綾 子
5
亮
内 圏
1
お
愛病院栄 養科 敬愛病院透析 セ ンター
素株式会社食魔::Vi究 所
S味 の
ヒ食品‐低栄養1慢 性 炎症,IL-6.プ レアルプ ミン
キーワー ド :栄 養成分強イ
(要 旨)
慢性炎症を有する低栄養の血液透析患者における新規栄養成分強化食品の栄養および炎症に対する効果を検
【目的】
対象I当 院にて維持透rtF施 行中の懇者で,経 園摂取が可能で,炎 症の原因が不明で抗菌薬,非 ステ自rド
討するォ【
性j蒔 炎鎮痛Allを 使用せず1試験開始 1か 層以内鈴血液検査において CRPが 0.3 rng/dL以 上の患者で,同 時に栄障ア
セスメント評価の Ce両 atric nut轟 領onJ薇 sk index(GttRI)が 92未満の両者の選択基準を満たした患者のうち同障が
得られた 19名 L【 方法】1本 125gあ たり200 kcJの 酸性ゼリー食品を4週 間毎露摂取じ,摂 取前後で、身体測に
各種生化学的検査,お よび高感度 CRP,IL-6.Fetttn― A18-OHdG,血 溝蛋自:ア ルプミン,プ レアルブミンはど
も検査したぃまた試験期間を通じて,栄 養成分強化食品による下痢.便 秘,ア レルギー症状などの有書事象も購察
した。【
結果】試験開始後 ,1義 が経園摂取不能で中止 となつたが,そ の他 の対象患者 iよ 内麟可能 であ つた。CttPl
高感度 CRPと も試験開始前 に比べ試験 4週 間後 に 低下慎白 を認め,│卜 61よ 6.58± 5,13 pg/mLか ら 3.90± 2.61 pg/
mLへ と有意に低下 した (p<│.05).血 溝アルプ ミン :こ 有意な変化 :よ 認めなか つたが,プ レアルブ ミンは 21.6書 0
rllg/dLか ら 23_5圭 4_7 rng/dLへ と有意に上昇 した (p<0.01),そ の他,血 漿 Fetu:n一 AIよ 上昇傾向を認めたが,庫 漿
8-OHdGを はじ静としたその他の検査では有意な差│よ 認めなかつた。辞言論】新規栄養成分強化食品 を慢性炎症降 よ
1
l ■
5・
び低栄養を重 した透斬患者に投与 した結果,短 期間であつたが,栄 養状態の改善 と抗炎症効果が期待できることが
示唆 された。
Effects of a nut「 itionalintervention with novei fortified food on mal織
utri“
tiott in hemodialysis patients with cれ「onic inflarn「 nation
Terurli Higuchil,Yoshihiro Mano2,Mari l囃 izunol=EFina O)kawal,Toshio Yalη
attakllぉ
Harumi Setoguchfl Ayttmu Tokoro3,Ayako O魯 o31K8ori Maruyama3,Hideyuk:Ando蜂 〕
Tofrloyuki Mi穐 e5,Ryo Uchida5,霧 aOkl Hayashi5
lDivislon of NephrolobC37,Keiai Hospital.2Division of Nutritio轟 l Kciai Hospital,3Dialysis CellteF.
ivislo■ of Cardiol{}野 ,Keial H{)spital,5Divislo■ of Food ProdLiCtS,Ajlllol1loto Colllpany
4D‐
製ey
words i ntttritional interventi()n with llovel fordふ
ed Ftlod.Llllderilutittitioll・
ci11‐
onic infla11lll12ttion.IL…
6,pl.e一
■lbutllill
(Abstract〉
ObleCtiVle】
【
We evaluated the effect3 0f a nutritional intervention with novei fortified food on ttalttutriticn in
hernodialysis patients with ch「 onic infiamrnatton,ISublectsl tthe subleCtS Of the study were 19 pattents口 ith
nd werle able to ingest lood
inttammatton of unknown cause who wcre maintained on herrlodialysis in our un性 晨
樋 I奪
簿美
孤療法 入社嶽博鳳 会歌愛癌 院腎鐵 内科
Terttrlli IIigticlli
Tel:03-3973-1)81l
〒 173-OO鋳 東京都板構 :=向 原 3-10-23
Fax:03-3530-3030 E―
InIIIl
i thigLIChi(酵 kelal― Lospitaljp
受甘目 :2013年 8月 9日 1受 理日 2013年 12月 5日 〕
〔
i
184
ヒ食品の効果
撻目ほか i llll液 透析患者への新規栄養成分強イ
orally.丁 hey were ttot using antirrlicrobial agerlts Or rlon― steroidal anti―
iFlfla書 lrnatory
agents`They met the CriteFia
of CRP>0,3 mg/dL and Cettatric Nutrittonal Risk index(GNRI)<92 evaluated within a month befo「
e the studメ
:nformed consent was obtained f「 orn ali the patients.IMcthods】 They i盛 gested orally a nutritionally fortifieぼ
acid
ielly1200kca1/pack(125g)levery day for 4 weeks_Physical examination,biochemical exaFninattons and measure_
″}ents of CRtt high― Sensitivity CRR iL… 6夕
fetuin… A,8-OHdG,serutt
protein,aibumin and pre― albumin lleveis
wlere performed before and atter interventiont Adverse events incitlding diarFhea,Constipation arld allergicl reac―
tions were monitored duttng the study.【 Resuits】
were able to ingest the jellies orally、
A‖
the parjcipants other than one wた hdFaWn from the study
CRP attd high― sensitivity CRP ieveis showed a tendency to decrease ttfter 4
weeks compared wtth those before intervenjon.:L-6 decreased sttnttCantty frorn 6,58±
5。
13pゴ rnL
to 3.90士
2.68 pg/mL(p<0,05).Although there was no significant change in seFurn alburnin,serurn pFealburFlitt ieVel
owed Ⅲten…
‖dG`【 Cゃ nclu―
ttgnttcantty from 21.6± 5.O mg/dL to 23.5± 4.7 mg/dL(p<0,01).烈 asrrla fetuin― A ttvei sれ
統creased
dency to increase`but there l″ as nO significant change in other pararneters such as plasma 8-〇
sion】 丁he FeSults of this study sttggest tれ
at the ttutritiorlal interverltion with nOvei fortified food may i融
lpFOVe
nutritional status and infiarrlmation in hemodialysis patients with rrlainutrition and chFonic infiamrnation`
緒
l]を 有す る
な栄養補給 として。 タンパ ク質合成健進作∫
分岐鎖 ア ミノ識,エ ネルギー代謝 に関 わるビタミン B
目
上腎臓赫,(cilFolliC kidney disease:CKD)│ま ,1螢
慢聖
群,速 やかにエ ネルギ ー供給可能な中鎖騰肪酸.│さ ら
には タンパ ク質源 として,腎 臓 鉾糸球体 ろ過に負担 の
1,300万 人以上が患者 と推 定 されて い る。 また末期腎
少ない Kontessふ ら7)が 報告 した人三タンパ クを用い
たこまたそれらに加え,炎 症に記慮 した組成として
3系 脂紡繊および抗酸化作Fllを
抗炎症作用を有する卸‐
有する各種 ビタミン, ミネラルを強化 した栄養設計を
不全 にで透析療 法 の必要・ 心血管疾患の発症 リスクの
).
原因 とも報告 されていが
構築 した。この栄養組成物を。低栄養 と炎疲を有する
透析患者に,栄 養補助 として 4還 蘭摂取 した後 :Fお い
性糸球体腎炎をは じめ と し,糖 最病性腎症.高 重i圧 症
や無齢が原因でお こる腎硬化症 .虚 血性腎症 などがあ
り。増加 の一途 をた どってお り=わ が闘にお いては約
CKD患 者 の栄養障害 は,さ
まざまな国子が関連 し
,
て,炎 症状態お よび栄養状態に対す る効果 を検討 した。
発症 してい き。維持透析施行中の患者 の なかには pro―
tein―
encrgy wasting(PEW)と 提唱 さオLる 2),骨 格筋
方
法
などの構成蛋自の減少 と血清蛋 白成分 の減少を伴 う栄
養状態 を呈す る。 また。透橋患者は腎炎な どの腎臓 そ
の ものに出来す る炎症.酸 化 ス トレスの充進,炎 症性
サ イ トカ イ ンの 上昇,透 析 波 中 の エ ン ドトキ シ ンな
ど,さ まざまな要因 に よって炎疲状態 を誘発 しやす
く=慢 性的 に離:清
C反 応性蛋白 (CRP)が 0.21■ g/dL
静
以上 の患者 が約 35%で あ るとの報告 や,0.5 mg/dL
以上の患 者が約 18%存 在する との報告があ る
1'。
また
透析患者に1ま ,低 栄養状態 (mainut五 tion),慢 性炎症
状態
(inlatlllllatiOn)お
よび動脈硬イヒ(atherOscbroぶ s)
が互 い に N連 して悪影響 を及ぼす MIA症 供群 とよば
l‐
5'`透 析患者 の慢性的 な炎症 を
れ る状態が問題 となる
赫
Jll制 す る取 り殺lみ として,Saifullahら はエ イ コサ ペ
ンタエ ン酸 427 mgお よび ドコサ ヘキサエ ン酸 244111g
を含有する魚油 カプセルの 12週 間摂取が lil中 の CRP
濃度を低下 させた報告があ る。 しか しなが ら,こ の試
験で は魚油 カプセ ルだttの 摂取 で あ り,低 栄養状態 の
改善 まで 1ま 認 め られてい ない。
今回われ われは維持透析叫
・ の患者にお いて,効 率的
臨床試験を開始す るにあたり,本 研究実施施設にお
いて当法人の倫理委員会を開催 じ承認を1畢 .患 者には
│
書面 にて同意を得た.
轟摂取可
の
本臨床試験 対象 とした患者は,経
難で。
炎症の原因が不 lで 抗蘭薬,非 ステロイ ド消炎筆痛剤
IIJ・
を使用せず。試験開始 1か 月以内の血漉検査において
CRPが O.3 mg/dL以 の患者で`か つ geriatFiC Inutrト
_1■
絣
tional risk index(GNRI)iま Bouillanneら によつて
‐
し
た後,Yallladaら 針が透析患者に応用 し,わ
報告さオ
れわれも義l告 した1榊 計算式で算出し,重 度 。中等度栄
養障害 IJス クがあると判歯iさ れる92未 満の議L輩 透析
患者 とした`た だし,以 下のいずれかに該当す番患者
は除外 した.1)華 議i菫 または経管 (経 鼻.胃 機,1腸 疲
等)な どの栄養管理をしている患者.2}経 勝栄輩剤ま
たは栄養補助食品を経111掃 1取 している患者.3)ホ 性の
感染症の疑いのある患者.4)出 血している患甘・5)
重篤な樹l障 害 を有す る患者,6)腸 管聞塞 をきた │て い
る患者 ,7}乳 ,大 豆 .ノ 麦 に対 して ア レルギー,あ る
lヽ
樋 目ほか :血 液透析患者ヘグ)新 規栄養成分薇tイ ヒ食 の効果
:│ム
表 l
NI)。
表 2 Nutritional colη position of testing foocl
Baseline characteFiStiCs of patients
()「
i担
19
plllit,ilts
ヽ1:llぐ /1rcill〔 llビ
15/1
Agt)(yぐ
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56士
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1.タ ンパ タ
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ハ]イ シン
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lll〔 lsS in〔 le、
1."
住引
76
g
0,48)
だ
0,138
g
脂質
中鐘脂肪離
::。 │〕
g
3
11il
:11)A
4/D他 .試 験担 当医師が 本試験 へ の 参加 が 不
炭水fヒ 1勿
({i(}%1)
適 明 と判断 した患 者 と した。患 者 19名 σ)内 ″(は 表 1に
`
,itす よ うに。 ジ
lヤ 1115各 ,女 性 尋名 で・ 14均 年齢 は 76
析 歴 は 56土 tiOか ,1で あ った )ま た
/1じ }
l汗
霞 1ヒ Jl1 8名 ,1鶴 111糸 球
i〔 患 は 糖尿病 111腎 1118名 ・
原り
│'11名
リ
で あ り,曲 L液 透 イ
子は週 3111.1
体腎 炎 2名 .不
食JiI書
│`
ヽ景
カ リウム
1113か ら /1時 1轟 1で 原 l群 .抗 凝 lltil斉 1は ヘ パ リ ンナ トリウ
素
カ ル シ r)J、
'1議
ム と した。
試験 食
:│」
:の 栄 養組 成 を表
2に 示す。 本試験 食ポ:は
.リ
沿 い。 カ リ ウエ、
た
ま
鯛
マ ンガ ン
B`,B12,
ヨウ素
セ レン
:
l 」
ノ、
μgRE
ビ タミ ヽ
ノ類
crJ―
チ症患 者 で急
6/oJ-3は 0,77と した。 さ らに.響 :尿 病性 〒
激 な油Ltti上 昇が起 きな い よ うに.シ ヨ規│:や ブ ドウ糖 は
配 合 しなか った。
1白
覇定。(lNRI算 出 を実施 した。
液 Jifヒ 学 旨標測 定 1体 重討
1・
炎症 旨標 と して ,CI反 応 性 蛋 │'1質
1・
│ヽ
カ イ ン (interielllく ill一
(う
(g
二
i31
illg
ン
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静 醐 職 抑 止仁 職 晴
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翻 く 婦
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I. 職
sillc).動 脈観化 の イi灰 化抑 1:暉 因 ∫
``で あ る Fetuin一 Aも
F 曲
ン等 の 項 目を測 定 した。また,DNA酸 化 ス トレスマ ー
2・
dc()xFguall()‐
)}IciG(8-1ly(11・ ()x卜「 ―
カー で あ る血 漿 8… 〔
ト
一 x 素 ⋮
クレアチ ニ
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ン
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融 〓 体 漿 由D 職
, 血
i
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ば
il‖
定 した.1奮 l液 生 fヒ :的 検 金 と して ,llll算 .血 L液 像 .各
種 電解 質検 査 または 4i化 学 的検査 と して ,総 タンパ ク
「}│‖ 好
夕
/Jヽ
は i基 べ〕‐
︲ f 蔦
∼ ぶ
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く
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ン (別 名 :ト ラ ンスサ イ レチ ン,T1/2=l.911)を
憲
哺 r ヽ椰 [
︲
。 〓
i
は 体 卸f ヽ 嶽
紺孤 エ
11減 期 の比 較的 1こ い ア ルブ
ミン (T1/2=211‐ l)お よび半減期 の 短 い ブ レア ルブ ミ
(t(〕
ン
:IL―
血 ノ
採
。業
じ ■
。
た 取 衡
6),栄 養指標 と して ,漁 L中
/tg
lllg
11
(C一 rcactive pr()―
施岬棚れ紳
臓鵬帖
す
illlllナ イ
tt)ill:CRP), 炎ザ
`ぎ
ン
ン ご
食 :ll:を 4週 │‖if撃 日摂 1猛 じ.摂 取 前後に。採 1に よる血
二
ig
ノ
ン 1)
餃
ごあ た り200 kcalの 餓性 ゼ リー
レチ ノー ル
β―カロテ ン
/ ヽ
/
丁 ヽ
一
タ タ タ タ タ イ ク タ 餃 ン オ タ
ビ ビ ビ ビ ビ ナ ビ ビ 彙 バ ビ ビ
,
試験 食 lT1 10()kcalあ た I).け 導 系脂肪酸 であ るエ イ コ
サ ベ ン タエ ン餓 186 nlg。 中鎖 脂筋酸 1メigを 含 み 。 ―
12毎
g
モ リブデ ン
三タ ンパ ク 1.5g.分 岐鎖 ア ミノ
g含 み 。そ の 内訳 は 人 ヽ
対 象患 者に,1本
g
ク
と2010角 tの │1本 人食 li摂 取基準 に 準拠 し,蘭 dttlilを 強
11 100 kcalあ た り,タ ンパ ク質源 は 2.5
化 した。:試 験 食轟
酸 l.()gと な る よ うに設計 した。 また。脂 夕ii場 :と して
g
経 I場 栄 養学 会 (ESPICN)の 腎疾患 食事 ガ イ ドラ イ ン
l言
g
レン)は ヨー ロ ッパ i浄 脈
g
(璽 i鈴 。鋼キ セ
〓
E).ミ ネラ ル
g
,lliril
ン,ナ トリ ウムの litを 低減 させ た栄養尉l成 と した。 ま
た ,駐 合 を強 化 した │ビ タ ミン (BI.B》
ン
〓
1療 法 ガ イ ドライ ン
腎疾 患 食 嗜
1タ
m 戯 m m μ μ μ μ
ll'に
マ グ ネ シ :ン ニ、
,
1511){〕
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1句 i重
可翼可暉可Щ環
士l(〕 歳 で ,卜
「
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食物繊維
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患 者.8)そ
撻 l_
Iほ
か :llL液 透析患者 へ の新規栄養成分強化 食品 の効 果
表 3 8aseline characteristics of erlro:led patiettts
1:鶴 TP (g/dL)
WBC (/μ L}
5,638±
RBC
13
贋;2土 ギ
6責
Aibllrnin(g/晨
Hb(g/〔 lL,
10,7± 1,O
Hct(%)
34.0±
36
一
PTII(1)g/11■
五
T― Cho(ing/dL)
Pit(X10.∞ 0/FttL}
16.7±
5.5
BIJN(Illg/dL)
61.7±
13.l
Crcatinine(lllg/cliィ )
7`3士
UA(lllg/dL}
5,3圭
lJ
Prealbttlllill(III軍 /dL)
I″
21.6±
1紳 士誌
LDL― C(菫 lg/dL)
68± 2S
`
電G (lllg/clL)
8圭 静l
l嘔
Na(II〕 Ec1/L)
K (nlEc1/L)
4_5±
0,7
Ci(lllE贅 /L)
106±
3
Ca(lllgノ dIィ )
814圭 fl.5
Ca(coriヽ ccte{1)(11lg/dL〕
9.0±
0.3
8-(〕 HdC(Itg/E■ 〕
Pi(mg/dI.)
5.3圭
1,l
Fettlitl― A (Ftg/1■ L,
AST(II1/1.〕
16±
CRP(illg/dI′ )
11s― CRP もlg/ciL)
8680圭 13272
Fe trig/1■ L}
62土 露
5
l.95土 l』綸
TIBC (μ g/11lIィ )
11″
2器 ±59
亀露 ±5.13
-6(pg/tllL)
a34± 0.10
l″
402.8± 93.9
6NRI
ALT(II1/L)
12±
ALP(It1/1.}
ν…GTP(IL1/1′
262± 113
5.41
138土 l16
)
1.2
141± 4
6
±0.5
3_5圭 aお
Iコ )
8■ 7± 613
1(〕
盤 ■45
)
IIb・ hcl■ l(〕 gi()bin:IIct,llelrlatocrit
i rT―
Clllo、
total cholesterol:1.1)l.一
C、
lo■ F
lipclprotein chotesterol:TC‐ tiriglyceride:CEP,C― reactive protelll:I・
Higil“ sel15itive C― Feactive proteれ
3… llydroxy-2.― deoxyEFtlanOsitle
、:″
「
IBC〕 total iroll bitlding c〔
density
Is― CRP′
lpacity:3‐●HdC(
i ttL-6`lilterit・ ttki民 -6:GNRIt gel‐ iatric tltttritional
rislt indcx
表
4 Change ofva‐「lous pararneters before arld afteF
treatment
bel)ro
蒸ftttr
WBC(/μ L}
5,ti2t3±
Hb(g/dL)
107圭
Hct{%)
3tl,0± 3■
3■ 3± 3.3
1,268
51683± 1,407
p valtt像
rli s.
10J tt l.1
l.0
.
18.1±
5ヽ
0
11,S,
61.7童 13.1
ti2.4壺
17.3
■.S、
CFeatine(1■ /dLi
7.3± 1.4
7,0=it4
Na(IIIEq/Ll
141± 4
140± 3
L「
K(mEQ/L}
4.5± 0.7
4.5± 0.9
11,S.
1爆
105± 4
ll.S,
Ca(cttrttcted)1熙 g/dL)
9,0± 0,3
&9土 住6
Pi tillLT/dL)
5.8± 1,1
54±
TP(g/ご L)
a4■ 035
Il,S,
35圭 03
住4・ 035
ご
3、 5=0。 l
21.6上 5.0
23)5± 4,7
<〔),01
CRP(Illg/dLl
1』 陽± 15感
0.58± 0■ 喘
=0,09
H奪 ―
CRP(■ 3F/dL)
IL-6(pg/mL}
8.6滋 童13.272
疇章3
AlbuFIlill(AF/dL)
Pttalbtinlin(Elgノ
dI″ )
A (μ g/mlL)
IIdG (Ilg/111L)
1i.58±
5.13
85。
0,10
7± 6.3
ilo S,
■.S.
=0.絆
量2.68
く0.05
447.8圭 77.9
=0`錦
0.37± 0,14
n.ふ
8fi。
6±
81Fl
Hb,lleinoglobin:Hcti henlatocrit i CRP,C― reactive pl■ ―
CRPt凛 餞gll― sensitive C― reactive pl‐ otein i墨 ―
leoxygtiatlく ,sine l IL-6口 :1lte131ettk:姜 l一
OHdG.8-llydrotty-21議 〔
teill l tts―
6:CNRI,geFiatFic ntltritiollal risi【
│
選択基準対象者の うち同意 を得 られた 19名 に 試
「 靭不
験 を開始 した。試験開始間もなく,1黎 が縫目摂
t現
ヒ
器症状などの棒
能で税落 したが,試験麟間中,消 イ
もなく,血 液指標の異常値などによる摂取の中止椰は
5醸 静±7.579
3.9喘
402.8=93.9
0.》 l貴
5。
1,1
果
結
n.s`
CI(rllEq/L)
GNRI
鳳
漬P10 (SAS Insttute lnc,)を 用い,有 意水準Iよ
」
5%と した
s,
1617± 5.5
Fettlin―
,
tよ
n、
Pit(X10ぶ Юノ141´ )
BLIN(腱 g/dL)
3-(〕
雇i果 はすべて平均 士標準偏差 (lllean t S.D゛ )で ド し
た.摂 取前 と長取後の差異iま patted t― testを 用いた
またCRPと 各指標間の相関解析を実施した,統 計解析
illdex
なかった。試験開始前の検査データを表 3に 示す1栄
養評fllliの 指標である GNRIは 85,7± 6.3と 低性を認め
│
た。
また,試 験食品を試験開始時および4週 間摂取 した
の
な
試験終了時の臨床検査値を表 4に 示す.試 験開始権
.1.3
CRP,IL-61ま それぞれ 1,05± 1.561■ 車/dL,6.58± 悸
p=/mLと 高値であったが,試験終了時の CRP,lL-6
1ま 0.68± 0490 mg/dL,3.鑓 }圭 2,68 pg/1nLと CRP r低
6は 有意な低値 を認めた (p<0`畔 ),
下傾自を認め,II“ …
静欝)で 測定 した。そオLぞ れ の検体 は同手順で 2覆 1
定 し,各 々の平均測定値 を用 いた.ま た試験麟間 を通
i員
じて“ 栄養成分 強化 食品 に よる下痢.使 秘.ア レル
ギ ー症款 などの有害事象 を観察 した。
よ骨れ
試験開始前の血溝アルプミン.プ レアルブミンを
の
し
基準値
ぞぶ3.5± 3鬱毎L.21.6± 5.O mg/dLと
IF限
ヽ
値を棒め
値である3.5g/dLあ るいは22111g/dLに 近ヤ
た^試 験終了時の血清アルプミン・ プレアルプ ミンは
0。
それぞれ3.5± 0.4g/dL1 23,5± 4,7 mg/dLで あり1プ
樋
「
lほ
l
か :漁 l液 透析患者 へ の 新規栄養成分強化 食品 の効 勢
20
L-6
三
20
(1)g/mI“ )15
lL-6
(pgノ nlL)
15
10
10
5
5
0
0
30
30
40
PFealbllnlill
(IIlgノ
A
dL)
(lllg/dL)
B
(r2=0.42,pく ().01)
CRP
CRP
6
(■ lg/dL)4
(■
(1.2=0.32.ll<0.05)
6
lg/dL)
4
2
2
0
0
-2
-2
Pl`ealbttlllin
Prealbllarlin
C
(mgノ dL)
D
(Hlg/dL)
(r2=0。 41,pく │.91)
(r2=0,33,pく 0.05)
図1 l
40
Prealbllmin
e attd(3)that of the aft● r treatrnent,and
Correlation between prealbumin and(A)lL-6 befo「
between prealbumin and(C)CRP before and(D)that of the after treatment.
088
OHdG
(nJmL) 0。 6
8‐
8‐
OHdC O'8
(■ gノ
rllL)。 .6
4
0.4
0。
0.2
0,2
0.0
0。
30
0
30
40
Prealbulllin
Prealbllnlin
B
(ntg/dL)
A
(r2=0.52,pく 0.01115)
(F2=0.56,pく 0。 ()5)
CRP
6
CRP
(mg/dL) 4
C
(l113/1tL)
6
4
2
2
0
0
-2
(mゴ dl″ )
0.4
8‐
OH〔 lG
…2
0.3
(ng/mL)
(1lg/mL)
(r2=1).56,pく 0.1)005)
0.6
8-OIII〔 IC
D
(1.2=0.73,Pく 0.101)01)
図 2 Correlation between prealbumin attd(A)8-OHclG before and(B)that of the after tre8tmettt,and
between 8-OHdG and(C)CRP before and(D)that of the after treatrnent.
ぶy… 2'一 cleoxygttalli)sinet
3-OHclC,8-1lycll。 〔
ン
ま
有 意 な変化 は認め られず ,GNRIも 変化 は認 め な
た。 石 灰 化抑 制 タンパ クで あ る。 1盤 ltt「 etuin― A
つ 上
レア ルブ ミンで 有意 な高性 を認 め た (p<0.01}。 そ の
パ ク・ 血 漿 8-OIIdGり ′IBCな どで も
1也 ゛ 血 溝 総 タ ン
「
ljttB
昇領│れ を認めた、その他 .血 算・
ll‐
T・
機能指標 .電 解質
表5
Nutritionalintake before and ater in this sttltty
等で有意な変化 を認めなかった。 また,炎 症 .栄 養の
指標 を検討 した ところ,試 験 開始前,後 のプ レアルブ
ミンは CRP.II′ -6と 有意 な負 の相関を認め (図 1).
3-OHdCと も有意な負 の 機関を認め (図 2A,3)。 ま
た試験 開始前後 で CRPと 8-OHdG Iよ 有意 な I二 の 相関
を認 めた (図 2C,D}.こ れ らの結果は栄養.慢 性 炎
症 `酸 化 ス トレスが密接 に関連す ることを示唆す る。
‐
・
また 卜痢 ,便 秘¬食品 ア レルギーについては,本 食品
を摂取後で誘発 されること1ま 認 め られず便秘が改善 じ
た と報告 した患者が 2名 み られた。総合的な栄養摂取
量 に関 して,食 事 について :ま
r瞬
beFttre
1童 er
〔
p vllitte
EEICFgy (l(ca1/clay)
1,521± 177
1569± 170
Proleill(g/day)
ご
17.9±
7』
52,1±
Fttt(g/(lity'
I.暮
49.5士 三
52`l±
203.9± 2al
5.4
513
71.3,
<(105
く│■ 01
Potas亘 tlin ([1lLF/dlty)
11814童 231
3章 29.3 :1,s,
2∞ 、
lf22± 185
<ll.03
Pil(}sphol・ 1:s (11lg/d〔 ty)
671± 97
ti83±
Calciulll(ing/day'
327± 3S
il.L
<9.01
13,9± 1.2
297,4± 27,6 <駐 ()1
Cal・
Fil〕
bolly〔 Irate (g/dily)
or(g/(lay)
Ll.8士 l,3
ま}.4
76
il,ふ
.
購
317土 調
Vitalllill A (μ 釘/dlly'
258。 1士
VitaIIlill BI(11lg/d〔 ly)
tl.78±
0.08
<1)_01
B={織 lg/day)
Vilanlill C(nlg/(1違 y)
Q75士 fl.1()
卜H± 0。 Q5
107士 ll
123±
<aOl
<0401
Vit〔 11■ in
0.13
1.93±
10
怪L腎 臓病 に対する食事
療法基準 に準 じて食事指導 を行 い。試験 を実施 した
また試験期間の 食事 は1強 化食品 の摂取 の コンプライ
`
ア ンスを良 くす るため、特 に食事内容に制限を設けな
かった,聞 診 に よる食事の調査に よる と,-11の 摂取
ある患者で,慢 督1炎 症 を有す る患 者 を選 定 した.1本 試
験では,透 析患者におい て,け 3系 指肪酸,抗 動化 ビ
エ ネルギー量の増減は特 に認めなかった。 また対 象患
タミン.ミ ネラルな どの栄養成分 を強化 した食品を 4
6な どの 炎症
週間継綾 して摂取す ることで。CRP,IL― ・
者の うち,入 院患者が 5名 いたため,今 距│の 栄養強化
成分食謂1を 含めた患者 の平均 の栄養摂取量 を試験開始
関連指標 を低 く抑 え.栄 養指標 プ レアルプ ミンを上昇
した。
させることが認め らオ
前・後げ〕比較 を表 5に 示す .在 宅患者σ)摂 取 量は,調
図 1に 示す ように,栄 養指標の プ レアルプ ミンと炎
査 してお らず ― 詳維│:よ 不明な点 もあるが,間 診の結果
症 間違指標 の CRI〕 および IL… 61よ それぞれ負の相 間が
相互に関連 してい ること│が 明
認め られ.栄 養 と炎症力や
か らも表 5の 患 者 と在宅透析患者 の栄養摂取量 と比較
して も,大 きな差はないこ とを聞診票 にて確認 した、
また体重 の増加 に関 しては,1日 あ きの体童 の増 え (△
らか となった。試験 開始前後 にお いて,プ レア ルプ ミ
BW)は ,試 験 開始前 は 1,2± 7 kg,終 了時 1.3± 0.6
kg。
また 2日 あ きの ABWは ,試 験 開始前 は 2.1± 0.5
者 の相関関係 も試験 開始前後 とも有意な負 の相 園 を認
めた。 試験終了時では開始前 に比べ(プ レアルプ ミン
kgと それぞれ有意な差 は認めな
の上昇 に伴 い IL… 6が 低下す るとい う栄養状態の改善
0。
kg.終 了時は 2.1± 0,4
1ま
か った。 また GNRIの 計算式 で用 い る体重 は ドライウ
エイ ト
(DW'と
したが,試 験前後で DWの 変更 │ま な
か った.さ らに試験 聞始前後 の胸部 X線 上 の CTRの
ン│よ 有意な [1昇 を認め,IL… 6は 有意な低 下を認め,両
が炎赫:状 態 を軽減 した可能性 が示唆 された.
一方 ,炎 症性サ イ トカイ ンの IL… 6:ま
│
MIA症 鶴群 に
有意な差 は認めなかつた。
関与す ることが報告 されている。 例えば,IL… 61よ 食欲
を減選 させ低栄養 の原因 とな り,ま た筋肉の蛋自分解
亜菫 考
をひき起こし,動 脈硬化療 にも関連することが¬唆 さ
れている期'日 '.こ のような患者に対 して,4週 間の栄養
察
血流透析施行 中の患者 は栄養不良。すなわ ち餞栄養
状態が多 く認め られ,低 栄養状態が患者 の 予後を左右
す る重 要 な園子 となって い る.そ の栄養副1価 法 と し
て。食事摂取 量 の評価や身体計測.lL化 学的検査゛病
歴やそれ らを組み合わせ た包括的詳懇:が あ る.そ の な
かに,subieCtiVe global assesslllent(SCA)や malilu_
あ :,, また さら
hflainrllation score(MIS)力 寸
tritlo■ ―
′
L
に筒潔 で11確 な栄養評価法 で ある CNRIが あ る。わオ
われi嚇 は,透 析患者 の GNRIに お いて,栄 養状態 の反
映 のほか,炎 症,動 脈理化,酸 化 ス トレス と密接 に関
わる事
綺標 であることを報告 している。 今日の試験 にお
い て平均の GNRIは
85。 7±
6.3と
中等度の栄養 リスクの
組成物の模取に よって,IL-6の 有意な低下およびCRP
の低下傾向 を認め.プ レアルプミンの右意な上昇を認
めたことは,体 │た の炎症を抑 えることが栄養の改善に
関与 したとも考えられる。プレアルプ ミンと同 じ栄養
指標 になると思われたIFル プ ミン,GNRIに ついて1ま
,
4週 間の摂取 で:ま 有意な上昇は認められなかった│ こ
の結果は,ア ルプミンの半減l撃:が 21日 と,プ レアルプ
ミンの 1.9日 よ り長いことが影響 し,本 試験 のデザ イ
ンの 4週 間でiよ 栄養指標 としては不適であつたか もし
れない.今 後摂取期間をより長 く継続的にすることで
アルプ ミン,GNRIが _L昇 することが期待できうかも
しれない と思われた.
われ わ れ
1騨
│
は透析 患 者 の DNA酸 化 ス トレスの マー
樋 11ほ か :餞 L液 透析患者 へ θ)新 規栄養成分強化食謂1の 効果
l料 )
ヵ―である 8-OHdCと 各種 パ ラ メー ター との 関i上 に
っぃて報告 して い る.つ ま l)純 L漿 8-OIIdG:よ 漁L清 アル
の 観点で考慮 した結果,200 kcJの 栄養補給で栄簾改
善を認めたと考えられる。入院患者において,試 緯 開
プ ミン,GNRIと 有意な負の相関があ り。栄養状態に
化
始前後の栄養摂取量を表 5に 示 したがゃ栄養l茂 分離ミ
の
l私
が
の
の
食事摂
により
,全 体的な通常
食品 摂
影響
牌
1電
され,ま た炎症のマー カーである
・する ことが
り
'it唆
H関 を認 め,慢 111炎 症 との
tiRP,IL… 6と は有意な Iに の幸
した.栄 養成分強化食謂Iは 200 kcalで ,そ の
illl低 ド
ポ
他 L記 にltし たような成分内容であったが・患者ゆ通
間 に も密接 な関係が示唆 された。 今担│の 検討 にお いて
も,8-C)HdCは ,プ レアルプ ミン,CRP.IIJ-6の いず
常 の 食事摂l瞑 に も多少影響が でたことは今後の検 簿課
itの 指標 と も機関が認め られた.プ レアルプ ミンが
題である と思われた。
)iす
:1
るほ ど.8-OHdGが 低 ドする といった栄養状 態 の
改善が,酸 化 ス トレスの軽減 にもつ ながる ことが 示唆
された。酸化 ス トレスの ll昇 .持 続的な炎症 ,栄 養状
態 の悪化の 3つ の 株1子 が,透 析患 者にお いて相 fiに 影
った,本 試験
響 を及ぼ し合ってい ることが明 らか となど
‐
ごは,1日 200 kcalの 栄養組成物 の摂l餃 で。IL-6の 低
Fと プ レア ルブ ミンの il昇 が認め られた`こ の作 lllに
す る栄養素 として,ω -3系 脂肪酸,ビ タミン E,
害 ‐
lHiユ │).鋼・ セ レンの抗 炎症・ 抗酸化 ス トレスに関わる
lプ
栄養素.お よび大 嘔タンパ ク.分 岐鐘 ア ミノ酸.中 鎖
脂肪酸.ビ タミン B群 の効率的なエ ネルギー 組:給 に関
,炎 症 を有す る寝た きり
わる栄養素があ る.巴 ら
旨務酸, ビタミン A.ビ タミ
金者にお いて,け-3系 ∬
高曲
:6'は
ン C。 ビタミン E.可 Ii鉛 ,鋼 ,セ レン.ビ タミン B鮮
,
中鎖脂務酸 を高含有 した流動食をFll資 すると,由 L液 中
の CRPを 低「 させ。栄養状態 を改善で きたことを報告
してい る。 今陣Iの 試験 にお いて効率的な栄養 llFi給 を考
慮 した栄養設計 として.慢 性腎疾患 の患者では,ビ タ
・
ミン Aは I辞 職 でft謝 されるため蓄響iし やす く。ビタミ
│
,動 脈硬化症の指標である「)Fa‐
またわれわれ
ve Ve10city(baPWV)と fttrの
chial… allkk)puisc■ ■
パラメーターとσ
)関 連について検討し,栄 養剛係の曲
清アルプミン,CNlllと もfli意 な負の相関を認め1 炎
症のマーカーであるII.-6と は有意な正の構1関 を解め
たことを報告したこつまりStenvinicelが 'が 提唱 叫た。
)病 態を支持する結果となった.鶴 錢 構態
卜ITA症 候群¢
)新 規健康栄養食‖
::な
の改善あるいは慢性炎症が今1可 θ
Lば ,こ れらの悪循環臓瞬
どにより改善がもたらされ滅
)
ち切ることになり,CVDを はじめとしたイベントσ
l'}は
l
発症 リス クを軽 減 で きる
111・
能性 が あ る と考 え られ る。
そ の 1也 ,炎 症 を有す る慢性 腎疾患 の 高齢 者 にお い「t ,
等
導
抗炎症剤のCOX-2選 択性と非選択性NSAIDsは 卜
る
に腎機能障害を進行させる危険性があり,で き ギけ
少量 で短期間の投与 とする ことが望 まれる と報告 卜れ
て い るま この ように抗 炎症Allは CKD患 者に対 して
)≒
は,使 月
1の 市
1限 があ り,安 全性が高 くまた長l恥 聞牌取
[[成 物 は1食
可能である ものが望 まれてい る。本栄養率
ンCに よる高 シユウ酸 lll症 が起 きやす いことが報 1午 さ
効果 は望めない力11愛
成分であるため。強 い 炎症抑輩電
「
性 的な微小の 炎症 を伴 いやす い1雙 性腎疾患 の患者 こお
れてい るため lT),本 栄養設計 で :よ 特 に薇t化 はせずに
い て :よ ぅ 有用 な手段 の一 つ となる 摯能性 が 考え られ
その他 の ω-3系 脂肪鍛.ビ タミン E,4純 針・ 鋼,セ レ
る。 また。日本の疫学調査によると,CRPが 0.ll lng/
1ら ,し て
dIせ よ り高 い高齢者 :よ ぅ約 509も と多 いことが知
,
ン.中 鎖脂l務 酸 , ビタミン B群 を配合強化 した。 さら
には,巴 が 6.の 対 象患者に比べ .本 試験 の対象患 者は
維持透折中の患者 であ り,効 率的なエ ネルギー補給 を
支鎖 ア ミノ酸 と大豆 タンパ クを配 合 した。
1靭 待 し,分 曲
KolltessLら
7:は
,大 豆 タンパ クを摂1襲 した場合,動 物
ヒベ ,腎 臓 の 糸球体 ろ過率゛腎 重L漿 流量お
タンパ クによ
よびアルプ ミンの分 I雪 クリアランスが減少する こと。
お よび動物111タ ンパ ク質摂取時 にみ られる野血1管 拡張
作 jllが 排除 されることを報告 してお り。 人I五 タンパ ク
が1計 臓 :二 与 える負荷 を有1ら げた ことが推 1さ れる。 ま
}は
,44名 の透析患 者にお いて。分
た。IIirosiligcら
i疑
1ド
1‐
お │).11.透 析患者 などの慢1■ 腎疾患患者,メ タボ
ッ
1タ
クシ ン ドローム.慢 性関節炎ぃ慢性 闇塞督1締 疾患 今 ど
,
i:が 関わる
疾患だけではなく.感 染.ア レルギ■応
炎ザ
答 な ど Li常 Ji活 の 度重 な る刺 激 に よつて健 常 高齢 階 に
おいても織化ストレスや炎症性サイトカインを高いる
lし た
能性が指摘さitて いる 今llllの 検討で見い日
.栄 養効果を高める栄養設 は
ilを 抑え
慢性的な炎り
│
このような高齢者にも効果が 1待 される.
今巨Iわ れわれは,効 率的 な栄養補給 を考慮 した階 養
│ザ
==)。
::卜
,
'響
設
,:卜
Jを 有す る分障鎖
嗜
≧して,タ ンパ ク質合成促進作′
)他 の タ ンパ ク質 との パ ラ ンスを考慮 し,分 岐
は,そ σ
鎖 ア ミノ酸は一 本あ た り 2gと した。 これ らの い くつ
アミノ酸。エネルギー代謝に関わるビタミンB群「 速
やかにエネルギー供給口能な中鎖脂 滋,さ らにはタ
ンパ ク質1球 として。大 頃タンパ クをlllい ,炎 症 に韓慮
11を 有するけ導 系職務 韓 お
した恭t成 として.抗 炎痛:作 ′
i:σ )抑 輩
1と 効率的な栄養補:給 の 2つ
かの栄養素 を,炎 ず
よび抗酸化作 用を有する 各種 ビタミン,ミ ネラルを強
岐鎖 ア ミノ酸製剤 を一 日 12g摂 取 した ところ。ア ルブ
ミンが 3か 月で_上 ケす ることを認めてい る。 本試験で
f・
1‐
llJJ‐
撻 lllほ か
t気 )
:議 l液 透橋患者へ の新規栄養成分強・
fL食 晶の 効果
化 した 栄 養 設 計 を構 築 した。 この 栄 養 成 分 強 化 食品
12i Can(〕 N,Fiacctld〔 )ri E.Tesillstty P`et alt ESI)EN
を,低 栄 養 と慢 性 炎症 を有す る透 析患 者 に,4週 間摂
Ctildolilles oll Enterを ll Ntttritioll: Adult Feilal fよ ilt:1'ct
Citll Ntiti。
取 した:tむ 後 にお い て。 炎疲状 態 お よび栄 養 1犬 態 に対す
る魏果 を検 討 した。 新 規栄 養成 分強化 食 ::Lを
1曼 性 炎症
2鶴 も: 25: 295-310.
13)ZiITIrllcl・ :1lan ll」 .HeFrlingel・
Wallller Ct lll∫
Iを
│
Sc Pruy A,h・ letztter T,
1lllillatioll cilhallctts caFdiOV″
l由 t:til〔
お よび低 栄 養 を呈 した透析 患者 に摂 I獄 した結 果 =短 欝
risk ancl lllolttality::l llerrlt)clitttly3is patielltso KI(IItCy
間 の投 与 で あ つたが .プ レア ル プ ミンを指標 と した栄
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│
養状 態 の改 善 とCRP.IL… 6を 指標 と した抗 炎症 効 果が
│
IIll B,Kayseポ :A.
14)StenvillkeI P,Heinlbヒ Irgel・ ○.1.1:lcill〔 〕
期待 で きるこ とが示唆 され た.今 後 の 長 l覇 的 観察が必
RertttrOnl J.Arc there tw()types of騰 減nttt百
I〕
et、 vceH illalltttti‐
lti()11・
lil『 lallllllati():l
Kalallt21r― Zadell Kl Kopple J.et al、
A pl・
posed notrlenclatLtre atld diagnostic criteria t)l・
(〉
15)樋 目 襲:美
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半
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ather〔 )sclcmtた
ll,et alo Si:構
tise
rrl J
(ll scrttitt C― rcactive p:・ otein ancl its ass(〕 ciatiく ):l witll
tiOnal screetlillg t(x)Is For ptttients on nllli]ltetlftilce
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│
, Goocll K,Ctillet(〕 :lB「 ,ⅣIanils BJ,eと ialo NSAII〉
3)3ouillaFIIle Oo L嘔 orineatt C,DFpont Ct et al.CeriatFiC
evaltlating
わint
│
brachね 卜anktt
t・
itiollal RIsk lndex: a llew index fol・
)n
く
l〔
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ttは
chrOllic haenlo(lialysis.Neplll・ ol Dial Tralぃ
suppleinelltatioll raises blood olllega-3 1eveis allct
lowers(3-reactive protein in llaelllodialysis patieitts―
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iP.lproves ntttritional stそ
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Gtlen tet・
nta Tt Stlda T,Kttnegae K:Oht41ti A.
18)Hiroshige K.ま 》
attlerosctcrosis in cllFonic rerlal fallLtre, I(i(Iney lnt
Nephr()l lDittti′
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Nutrition Suppo14t Core Curricultllll:A case―
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