島根大学教育学部紀要(教育科学)第23巻一第2号 37∼46頁 平成元年12月 身体各部の認識と算数科学力との関係についてI 西信高*・永島千恵*・。岡 千歳***1杉本 良子**** Nobutaka NIsHI,Kazu NAGAsHIMA,Ch1tose OKA,Yosh1ko SUGIM0T0 The Re1at1on between the Cogn1t1on of the Rarts of a Boby and Mathemat1ca1Ab111ty I Abstmct The non−verba11nte111gence test for11tt1e ch11dren,wh1ch was or1g1ned w1th Shoch1S1s usefu1for not on1y norma1ch11dren but a1so mental1y hand1capped ones because of1ts s1mp11c1ty It demands a sub〕ect to pomt to some parts of h1s own body and mesures h1s1nte11ectua1facu1t1es count1ng the correct responses It1s on the assumpt1on that the process of recogn1z1ng each part of a boby corresponds t01nte11ectua1deve1op− ment On the other hand cons1der1ng that mathemat1ca1recogn1t1on has a c1ose re1at1on to mte111gence,we can suppose some re1at1onsh1ps1n those three factbrs Our study1s ma1n1y attempted to analyse the structure of them The data set of the1nte111gence test and f1fteen mathemat1ca1ab111ty1tems were co11ected from the pr1mary schoo1ch11dren of the second grade,mc1ud1ng boys and g1r1s Some d1stmct features1n the resu1ts of each test are1nd1cated m th1s f1rst report ところで,この知能テストは,身体各部の位置の理解 度をもって知能年齢を導きだす方法を採用しているので はじめに あるが,身体各部の認識がなぜ知的発達と関係するのか, そのメカニズムにいては未だ解明がすすんでいない状態 鼻地1〕の開発による「乳幼児無言語知能検査」は,他の にあるといえる。 標準化された知能テストに比べて,相対的に簡便さにお この問題へのアプローチにさいしては,さまざまな方 いて優れている。とくに器具を使用せず,またことばに 法が可能であろうが,他の認識発達と関連づけながら, よる応答を求めないところにこの検査の特徴がある。現 それを手がかりとすることも,そのような方法の一つと 在のところでは必ずしもポピュラーに用いられていると 考えられる。そこで,従来すすめてきた研究2)をも参照し はいえないが,筆者(西)自身は健常児のみならずちえ ながら,ここでは数学的認識の発達過程を媒介として検 おくれや肢体障害あるいは言語障害の子どもについて, 討したい。 短時問にその発達の力を把握するうえで,非常に有用と そのような問題意識のもとで,乳幼児無言語知能検査 考えている。 では測定範囲として上限に位置する学童期前半にっいて ただ,実際の使用を経ての印象をいえば,下位検査項 まず焦点をあて,調査した結果を2報にわたって報告す 目により通過率の妥当性に若干の疑問を感じる点もある。 る。 本報では,乳幼児無言語知能検査および算数科の学カ *島根大学教育学部障害児研究室 **島根県広瀬町立広瀬小学校 ***島根県出雲市立神西小学校 ****島根県松江市立法吉小学校 テストの結果について,それぞれの独自的な側面に重点 をおきながら基礎的なデータを提示し,概括的な検討を おこなう。そして,第2報においては,身体各部の認識 38 身体各部の認識と算数科学力との関係についてI を直接的に反映する乳幼 表1 乳幼児無言語知能検査 児無言語知能検査の各下 位検査項目に焦点をあて ながら,それと算数科の 学力およひ数学的認識と を関連づけ,子どもの認 検査者( 氏 名 女 生年月日 年 月 日 才 月 精神年令( 点 才 月 生活年令( 問 題 年令 年令 番号 1 2 3 4 5 I 方 法 1才 1.被験者 島根県東部の3小学校 6 7 8 9 の2年生,92名。 男子41名,女子51名。 2.テスト実施期日 1989年6月 2才 て,1日のうちに乳幼 児無言語知能検査(以 下,知能テスト)およ び算数科学カテストを 実施。 3.テスト 生活年令 得 る位置を分析する。 各学校の教室におい 年 月 日 精神年令 識発達の全体構造におい て身体各部の認識が占め 男 検 査 日 3才 ①乳幼児無言語知能 検査 額 でこおでこ 目 おめめ 26 ひざ おひざ 口 おくち 27 てのひら 手 おてて 28 上唇 耳 おみみ 29 腕 鼻おはな 30 奥歯 腹 おなか ポンポン 31 まつ毛 5才 髪の毛 かんかん 6才 へそ おへそ 心臓 歯茎 爪 おつめ 34 横腹 11 歯 35 ひじ 12 舌 べろ 36 かかと 13 首 おくび 37 肩 14 一肩 おかた 38 盲腸 15 背中 39 手首 7才 16 小指 あかちゃん指 17 親指 おとうさん指パパの指 8才 のど より実施,下位検 人非爵旨 おかあさん指 ママの指 査項目は表1のと 20 頼 ほっぺた ほっぺ おり。 21 まゆ毛 (村上による3)) 32 33 10 18 表2に掲げた問題 問 題 25 19 ②算数科学カテスト 番号 足 あんよ 定められた手続に 4才 才 月) 知能指数 ×100: 才 月) ( ) 22 あご 23 胸 おむね 24 下唇 40 もも 41 肺 を配布し,時問を 制限せずに解答さ せる。 算数の問題についても0+となっているのは,本来は乗 問題は小学校2,3年生において基本的と考えら 法もしくは除去を用いての解答が求められるのである れる応用問題が選ばれている。 が,加法ないし減法により正しい結果が導きだされたも のを意味している。 II結果と考察 表4は,各下位検査項目ごとの平均,標準偏差,最大 値,最小値を示している。 表3−1,3−2は,DA(知能年齢)の昇順による結 算数科のテスト問題は,2年生を対象として作成され 果の一覧である。 たものであるが,実施時点では乗法は指導されておらず, 表中の1は正答,0は誤答,NAは無答を示す。また, したがって被験者は加法・減法をのみ理解しているとい 西 信高・永島 千恵・岡 表2 千歳・杉本 良子 39 うべき状態にあった。その結果として,乗法による解を 求めるという観点からは,現状として正解者はきわめて 年 くみ なまえ 1(ア)みゆきちゃんはお母さんからあめを3つもらい ました。そのあとからお兄ちゃんが4つくれまし た。みゆきちゃんはあめをぜんぶでいくつもらい ましたか。 少数とならざるをえなかった(図1)。 このことは,設問が必ずしも適切なものではなかった ことを意味しており,設問9∼15の結果は,以下の検討 においては除外する。 しかしながら,寄せられた解答用紙は,既習の加法・ け)そのあとにこんどはお父さんがあめを6つくれ 減法を用い,また知識を総動員して解答に努力している ました。あめはぜんぶでいくっになりましたか。 姿を彼佛させる。まさに加法・減法を最大限に活用し, 2 りんごを5つみかんを14こかいました。りんごと みかんあわせていくつでしょう。 しかしそのような方法では限界を感じざるをえないとい う一種の飽和状態にあり,乗法を学びとる必要性がうみ だされつつあるという印象を与える。量的増大から質的 3.子どもが15人いました。そこへ20人べつの子ども たちがやってきました。いま,子どもはなん人いま すか。 変化への過程にあることをうかがわせ,興味深い,この 点のきめ細かな考察は次報にゆずる。 1.各テストの正答率 4.えんぴつが24本あります。18本をたすといくつに なりますか。 a.知能テスト 知能テストについて,各項目の正答率(通過率)を図 2に示した。 5.お母さんからチョコレートを8まいもらいました。 お兄ちゃんが「ちょうだい。」といったので3まいあ げました。あとなんまいのこっていますか。 これをみると,「上唇」は5歳児にわりふられているが, 6.12人であそんでいましたが,とちゅうで6人かえ また同じく7歳台の「盲腸」,8歳台の「肺」は,同じ年 ってしまいました。なん人のこっていますか。 7.りんごが16こ,みかんが25こありました。どちら がいくつおおいですか。 通過率は低く,7歳台の「胃」とほぼ同率となっている。 齢にわりふられている他の項目に比べてきわだって低く なっている。 「ひじ」「かかと」「胃」「盲腸」という7歳台の4項目 が同様の水準で通過するものとして,適合度検定をおこ 8.さくらぐみの45人のうち24人がかぜでお休みしま した。学校にきた人はなん人いたでしょう。 なったところ,有意水準1%で棄却された(df=3,κ2: 63.42)。8歳台の「手首」「もも」「肺」も同様であった 9 3人の子どもに2つずつあめをくばりました。あ めははじめいくつあったでしょう。 10 6人グノレープをつくると8つのグノレープができま した。ここにはなん人いますか。 11.みかんがいくつかありました。よし子ちゃんに4 つ,みどりちゃんに4つ,ゆきちゃんに4つあげる とぜんぶなくなりました。みかんははじめいくつあ りましたか。 12.7つのまきばがあり,それぞれのまきばに7とう ずつうしがいました。うしはぜんぶでなんとういま すか。 (df:2,κ2=48.72,PくO.01)。 したがって,今回の結果からすれば,それらの項目の 標準化に対して疑問が提起されるかたちとなっている。 表5および図3は,DA(発達年齢:知能年齢)の分布 である。正規性の検定を要するが,視覚的にほぼ正規分 布をなしている。 この知能テストは,9歳0ヵ月までを測定範囲として いるが,DA9歳Oカ月は92名中2名のみであった。被験 者のCA(暦年齢)は7歳3ヵ月から8歳3ヵ月までであ り,このCAの範囲内では,乳幼児用とされるこの知能 テストも,十分な有効性をもつといえる。 13 6人を2人ぐみにわけました。なんくみできます 表6および図4は,DQ(発達指数:知能指数)の分布 か。 を示している。 1449人を7つのグノレープにわけました。1グノレープ なん人になりましたか。 これについても,やはり正規性がうかがわれるが,100 未満にピークがある。就学前の乳幼児に実施してきた筆 者(西)の経験からすると,この検査は,WISCや鈴木 1572このみかんを8人でおなじかずずつわけまし た。1人いくつもらえますか。 ビネー式等と比べて若干高いDQを示す傾向にあること を感じているが,学童期においては,その逆の傾向を示 40 身体各部の認識と算数科学力との関係に 表 レ】 て 1 3 1 茅し }邑 、 、 …… 回饒 矢口 目ヒ No. 性 CA DA DQ 92 73 56 36 74 22 46 24 32 F F 7.33 4.66 7.92 5.75 7.92 5.83 MM F MF M 6M 64 M 38 M 43 M F 63 65 M M 66 37 M 50 M F F F F 9M 53 F 78 F 49 69 13 5 40 68 62 33 45 55 31 18 28 20 19 14 86 41 88 80 76 71 27 44 11 79 48 90 83 16 42 51 3 58 84 89 81 77 25 8 82 47 12 7 2 67 70 72 15 75 59 52 87 34 17 54 61 60 29 85 MMF MM F F MF MF F F F MF F F F MF F F F F F F F F MM F F F F M MF F F M MMF F F F MF F MF F MM MF 1M 26 35 M 23 M 91 M F 21 10 30 39 F F MM 750 625 7.92 6.33 8.08 6.41 7.83 6.58 8.OO 6.58 7.67 6.66 8.08 6.66 7.50 6.66 7.42 6.66 817 675 7.75 6.75 7.50 6.75 7.25 6.83 7.42 6.91 7.58 6.91 7.58 7.08 8.17 7.16 7.92 7.16 7.33 7.16 7.42 7.25 7.75 7.25 8.08 7.25 7.33 7.25 8.17 7.25 7.75 7.25 7.58 7.25 7.92 7.25 7.25 7.25 7.67 7.33 7.67 7.33 7.83 7.33 7.58 7.41 7.67 7.41 7.92 7.41 7.50 7.41 7.25 7.50 7.42 7.50 7.75 7.50 7.83 7.50 8.08 7.58 7.83 7.58 8.00 7.58 8.00 7.58 7.75 7.58 7.67 7.58 7.33 7.58 7.67 7.58 7.75 7,66 8.17 7.66 7.58 7.66 8.08 7.66 8.25 7,75 7.67 7.75 7.42 7.75 7.75 7.83 7.83 7.83 8.00 7.83 7167 7.83 7.67 7.83 7.75 7.91 7.92 7.91 8.OO 7.91 8.08 7.91 7.25 7.91 8.17 8.OO 8.00 8.00 7.83 8.00 7.83 8.00 8,17 8.OO 7.50 8.OO 7.50 8.00 7.58 8.08 7.67 8.08 7.33 8.08 7.92 8.08 8.17 8.16 7.83 8.16 7.50 8.16 8.17 8.25 7.92 8.25 7.50 8.41 8.08 8.41 7.25 8.41 7.33 8.50 8.08 8.50 7.83 8.75 7.33 8.75 64 73 74 83 80 79 84 82 87 83 89 90 83 87 90 94 93 91 93 88 90 98 98 94 90 99 89 94 96 92 100 96 96 94 98 97 94 99 103 101 97 96 94 97 95 95 98 99 103 99 99 94 101 95 94 101 104 101 100 98 102 102 102 100 99 98 109 98 100 102 102 98 107 107 107 105 110 102 100 104 109 101 104 112 104 116 116 105 112 119 眉 /、 1 1 0 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 0 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 4 1 1 1 0 1 1 O 1 1 0 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 0 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 顎 1 1 1 O 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 O 1 0 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 下 /、后 0 1 1 O 1 1 0 1 1 1 O 1 1 1 0 1 O 0 0 1 1 1 1 O 0 0 1 1 1 O 1 1 1 1 1 0 1 1 1 1 1 1 0 1 1 O O 1 1 0 0 1 1 1 1 1 1 1 1 1 0 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 10 12 10 6 12 12 8 12 10 10 8 12 12 12 10 12 10 10 10 12 12 12 12 10 10 10 10 12 12 1O 12 12 12 12 12 10 12 12 12 12 12 12 10 12 12 10 10 12 12 10 8 1g 12 12 12 12 12 12 12 12 10 12 12 12 12 12 12 12 1ワ 12 12 12 12 12 12 12 12 12 1ワ 12 12 12 12 12 12 12 12 12 12 0 1 0 0 1 1 O 0 1 0 O 1 O O 1 1 1 1 1 1 1 0 1 1 0 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 0 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 O 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 O 1 1 1 1 O O 1 0 O 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 O 1 1 1 1 O 0 1 1 1 1 1 O 1 1 1 1 0 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 0 O 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 5 0 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 O 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 心 /、百 O 0 0 1 0 O 0 1 1 O O O 0 0 O 0 O O O O 0 1 O 1 0 0 1 O 1 O O 1 1 O O 0 1 1 O 1 1 1 0 O O O O 1 O 0 0 O 0 1 0 1 0 0 0 1 1 0 0 1 1 1 1 1 1 O 0 0 O 0 1 1 0 O 1 1 1 0 0 1 0 1 1 1 1 0 0 1 O O 1 1 1 1 O 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 O 1 1 1 O O 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 0 O 0 1 1 1 1 1 1 1 1 1 ! 1 1 1 0 1 0 1 1 1 0 1 1 1 1 1 0 O 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 O 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 .1 0 6 8 6 6 10 8 10 12 6 8 8 8 10 10 10 10 10 8 10 10 10 8 6 10 10 10 8 12 10 8 12 12 10 10 8 12 12 10 10 10 10 10 8 10 10 10 12 8 10 10 10 10 12 10 10 10 8 8 10 10 8 10 12 12 12 12 10 10 10 10 10 10 10 12 12 10 10 12 12 12 10 10 12 8 12 !2 12 12 3, 0 1 1 O O 1 O 1 O 1 0 0 O O 1 1 1 1 0 0 1 1 1 1 1 O 0 0 0 1 1 0 1 O 0 0 0 0 0 1 0 1 1 1 1 1 1 O 1 O 1 1 O 1 1 1 1 1 1 0 1 1 O 1 O 0 1 1 0 1 1 1 1 0 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 0 0 1 6 で 1 1 1 1 O 1 0 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 0 1 1 1 0 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 0 1 1 1 O 1 1 1 1 1 0 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 /、一 1問 0 0 1 0 0 1 1 0 1 1 1 1 0 1 1 0 O 1 0 0 1 O 1 1 1 1 1 1 1 0 1 0 1 1 1 0 0 O 0 1 O O 1 1 1 1 O 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 0 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 ユ 誤 0 O O O O 1 0 0 O 1 O O 0 1 1 1 1 0 1 1 0 1 1 1 0 1 1 1 1 1 1 1 0 1 O 1 O 1 1 1 1 1 O 1 1 1 1 1 1 1 1 1 O 1 1 1 1 1 0 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 O 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 O 3 6 9 3 0 12 3 6 6 12 6 6 3 9 12 9 9 9 6 6 9 9 12 12 9 9 6 9 9 9 6 6 9 9 6 6 3 6 6 12 6 9 9 12 9 12 9 9 9 9 12 12 6 9 12 12 12 12 9 9 12 12 9 9 9 9 12 12 9 12 12 12 12 9 12 9 12 12 12 12 12 12 12 12 12 9 9 12 西 信高・永島 千恵・岡 千歳・杉本良子 41 表3−2 92 73 56 36 74 22 46 24 32 性 F F M MF MF M 6M 64 M 38 M 43 M F 63 65 M 66 M 37 M 50 M F F F F 9M 53 F 78 F 49 69 13 5 40 68 62 33 45 55 31 18 28 20 19 14 86 41 88 80 76 71 27 44 11 79 48 90 83 16 42 51 3 58 84 89 81 77 25 8 82 47 12 MM F M MF F MF MF F F F MF F F F MF F F F F F F F F MM F F F F M MF F F DA DQ 64 73 74 83 80 641 79 6.58 84 6.58 82 6.66 87 6.66 83 6.66 89 6.66 90 6.75 83 6.75 87 6.75 90 6.83 94 6191 93 6.91 91 7.08 93 7.16 88 7.16 90 7.16 98 7.25 98 7.25 94 7.25 90 7.25 99 7.25 89 7.25 94 7.25 96 7.25 92 7.25 100 7.33 96 7.33 96 7.33 94 741 98 7.41 97 7.41 94 7,41 99 7.50 103 7.50 101 7.50 97 7.50 96 7.58 94 7.58 97 7.58 95 7.58 95 7.58 98 7.58 99 7.58 103 7.58 99 7.66 99 7.66 94 7.66 101 7.66 95 7.75 94 7.75 101 7.75 104 7.83 101 7.83 100 7.83 98 7.83 102 7,83 102 7.91 102 4.66 5.75 5.83 6.25 6.33 算 数 問 肘 O 0 3, 0 1 1 O 1 O 0 O 0 O 1 O 0 1 1 0 1 1 0 0 1 O 1 1 1 1 1 1 O 1 1 1 1 1 1 O 1 0 1 1 1 0 1 O 1 1 1 1 O 1 1 1 1 1 1 1 O 1 1 1 7 歳 踵 胃 O O 口 0 O 0 1 1 O 1 0 O 1 1 0 O 1 1 1 1 0 1 1 O O 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 O 1 1 1 0 1 O 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 0 1 0 1 1 1 1 1 1 目 0 O 0 0 1 1 1饒誤自 O 0 0 0 O 1 0 0 0 0 0 O 0 O 1 0 1 0 1 0 1 O O 1 0 0 0 O O 1 O 1 0 O O 0 0 0 1 0 1 0 0 O O O 1 0 O O 0 0 O 0 0 O 1 O 1 O 0 O 0 0 0 O 0 0 O 0 0 0 0 0 0 0 O 0 0 0 0 0 O O O O O 0 O 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1 0 0 0 O 0 O 1 O O O O 0 0 0 0 0 0 0 8 歳 首 腿 肺 」、貢 0 0 O 6 3 3 3 6 O 6 0 0 3 6 0 O 6 6 6 6 6 3 6 3 3 6 6 9 6 6 6 3 6 9 6 9 3 6 6 6 0 6 6 6 9 6 3 6 6 6 9 6 6 6 3 6 3 6 6 3 9 6 9 0 O 0 0 O O O 0 0 1 O O 0 1 1 1 0 O 1 0 0 0 O O 1 1 1 0 0 1 0 O 1 O 1 0 1 1 0 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 0 1 1 O 1 1 1 O 0 1 1 1 1 1 1 1 1 1 O 0 1 O 0 O 0 0 1 1 O 1 O 0 0 1 0 0 O 1 1 1 1 1 O O O 1 O O 0 O 1 1 1 1 1 1 1 1 1 0 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 0 O O 0 0 O 0 0 0 0 0 O O 0 O 0 0 0 O O 0 O O O 0 0 0 0 0 O O O O O 0 0 0 0 0 O O O O 0 O O 0 0 0 O 0 0 O 0 O 1 O 0 O ゴ、司 ア O O 0 4 4 0 0 4 4 4 4 4 4 4 0 0 O 4 4 4 4 4 4 8 4 4 4 O 4 4 4 4 O 4 8 8 8 8 8 8 8 8 8 0 8 8 4 8 8 8 4 4 8 8 8 8 8 8 12 8 8 4 1イ 0 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 0 1 1 1 1 1 1 O 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 2 3 4 5 6 7 8 0 NA NA O O 1 0 1 1 1 1 O 1 1 O O 1 1 O 0 0 0 O 0 O 0 1! 0 O 0 O 0 1 1 1 O 1 1 1 1 1 1 0 1 1 O 0 1 1 1 1 1 0 O 1 1 1 1 1 1 1 0 1 1 1 1 1 1 1 0 1 1 1 1 1 1 1 0 O 1 1 1 O 1 O 0 1 1 1 1 0 1 1 O 1 O O 0 O 1 0 0 0 1 1 1 1 1 1 O 1 1 1 1 1 1 1 0 1 1 1 1 1 1 1 0 O 1 1 1 O 1 1 0 1 1 1 1 O 1 0 0 0 1 1 1 O 1 O 0 1 1 1 1 O 1 1 0 1 0 0 1 1 1 1 O 1 1 0 1 1 1 1 NA NA 1 1 1 1 1 O O O 1 1 1 1 1 1 0 1 1 1 1 1 O 1 0 1 1 1 1 1 1 1 0 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 O 1 1 1 1 1 1 1 O 1 1 1 1 1 1 1 O 1 0 1 1 1 1 1 O 1 1 1 1 0 1 0 O 1 1 1 1 1 NA 0 O 1 1 1 1 1 1 1 0 1 1 1 1 1 1 1 0 1 1 1 O O 1 1 0 1 1 1 1 1 1 1 0 1 1 1 1 1 1 1 0 1 1 1 1 1 1 1 0 0 1 1 1 1 1 1 0 0 1 1 1 1 1 1 O 1 1 1 1 1 1 1 O 1 1 1 1 NA 1 1 O 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 0 1 1 O 1 1 1 1 1 1 1 0 1 1 1 1 1 1 1 0 1 0 1 1 0 1 0 0 1 1 1 1 1 1 1 0 1 1 1 1 1 1 1 0 1 1 NA 1 1 1 1 0 1 1 O 1 O 1 O O 1 1 1 1 1 1 1 O 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 O 1 1 1 1 1 1 1 O 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 0 0 1 1 0 1 1 1 0 0 1 1 0 1 1 1 1 1 1 1 0 1 1 1 1 1 1 1 0 1 1 1 1 1 1 1 0 1 1 1 1 O 1 0 0 1 /﹄、計 Nα 9 2 6 3 2 8 6 7 8 8 7 6 7 2 8 8 7 7 5 6 7 6 6 5 8 7 8 9 8 8 7 7 6 6 8 8 6 8 8 7 7 8 8 7 9 7 8 8 5 8 8 7 5 8 9 8 8 9 6 6 8 8 8 6 題 10 0+ 0 O 0 0+ 0+ 0+ O+ 0+ 0 O 0+ 0+ O 0+ 0+ ○斗 O+ O+ 0 11 13 12 14 NA NA NA NA NA NA NA0 NAO NAO NAO NA0 NAO O NA0 O 0+ 0+ O O O O O+ 0 0+O 0 0+ O O+ O O+ 0 O+ O 0 O O O O NAO O 0 0+ 0 0 O O 0 O 0 O+ O+ O O O O 0 NA0 O 0 0 O 0 O 0 O O NAO NA0 O 0+ 0+ 0+ O+ O+ O 0 NA0 O+ O+ O+ O+ O+ 0+ 0+ 0 0 0 0 O O 1 O+ O+ O+ O+ 0+ O+ 0 0 O 0 O NA NA0 0 O 0 O 0 NA NAO 1 0+ O O O O 0 NA 0+ O+ 0+ 0+ 0+ O+ O O O+ 1 O+ O+ O+ O+ 0 〇十 0+ 0+ 0+ NA0 0 O+ 0+ 0 0 0 0 O NAO NA NA NA NA NAO 0+ 0+ 0+ O+ NA NA NAO O+0 NA NA O+ 0キ NA O 0+ 0一← 0 O O O O NAO O+ 0 0 O+ 0+ 0+ 0+ O+ 0+ 〇十 0+ 0+ 0+ NA NA0 0+ 0 0+ 0 0 0 NA NA 0 NA O NA O 0 0 0 NA NA 0+ O 0+ 0 NA1 O+ 1 1 1 O+ NAO NA0 NA NA NA 1 1 1 1 O+ NA 0+ 1 O NA NA O+ 0 NA NAO NA 0+ O O 〇十 0 NA O+ O 0 NA 0 0 O 0 O O+ 0+ 0 O O O O O NAO 00 NA NA NA NA NAO NA 00 NA NA0 NAO NA NA O+ NA O+ NA NA NA NA NA0 NA NAO NA NA NAO 〇十 0+ 〇十 0+ O 0 0 O NA 0 NA 0+ O NA NA NA 0+ O+ 0+ O+ O 〇十 NAO 0+ NA 0+O NA 〇十 O+ NA0 O+ NA0 0+ O O+ 0+ 計 15 0+ O+ 0+ 0+ 0+ 0+ O+ 0+ O+ O+ O+ ‘) 6 3 2 8 6 7 8 8 7 6 7 ワ 8 8 7 7 O 5 O 6 7 6 6 5 8 7 8 9 8 8 O 8 O 7 O 6 NA0 86 NA 86 NA 8 NA 8 NA0 8 NA 78 NA 8 NA 7 NAO 9 O 7 NA0 88 0 6 NA 88 NA 7 NAO 5 NAO 138 NA 88 NA NA NA NA0 NA NAO NA NAO NA 137 NA 6 NA 8 NA 88 NA0 6 0+ 42 身体各部の認識と算数科学力との関係についてI 表4 各検査項目の平均,SD,最小値,最大値 CA DA 乳幼児無言語知能検査 4 歳 DQ 人差 頗 眉毛 顎 計 713.1 平均 7.751 7.52 SD 0.282 0.71 最小 最大 89.3 90 691.9 92 1 97.1 O.9 88 91 胸 下唇 小計 額 90 73 1048 O.9 0.9 0.9 O.7 7.25 4.67 64 9.00 119 O 1 O O 0 O 1 1 1 1 1 1 69 8 歳 肺 胃 盲腸 小計 手首 腿 32 38 91 908 76 8 528 64 1歳 小計 ア 10 564 67 2.7 最小 最大 84 70 70 843 2.9 6 O O O O O 0 O O O O O 0 1 1 1 ! 1 1 12 1 1 1 1 12 12 88 イ 2 3 4 5 6 7 8 84 85 86 67 86 76 14 76 662 O.7 O.7 0.3 O.0 5.7 0.6 O.7 O.1 6.1 O.9 O.9 O.9 O.9 0.7 O.9 O.8 0.1 O.8 7.1 SD 57 119 小計 67 計 平均 7 歳 踵 90 O.8 O.9 O.4 O.8 O.9 9.8 0.6 O.9 O.7 O.7 9.1 算 数 問 題 乳幼児無言語知能検査 肘 O 6 歳 掌 上唇 腕 奥歯 小計 睡毛 心臓 歯茎 横腹 小計 81 78 11.3 5 歳 1.16 9.4 8.25 膝 3.4 9 10 11 12 13 14 15 計 523221O O0OOO0O 677 1.4 7.3 1.6 0 O O O 0 0 O O O O O 0 0 O 0 O O O 20OOOOO0 2 1 1 1 1 12 1 1 1 12 1 1 ! 1 1 1 1 1 1 9 1 1 1 1 1 1 O 13 表5 i ll O.9 / l' 'l 0.8 "// 0.7 '/ 0.6 ';,( 0.5 0.4 度数分布(DA) ・1/ ' 0.3 fl i;,l 0.2 / / /' .l // " f' // / / l' 0 [度数分布表] L ' 0−1 /." '/(' // / ll 17 ア イ 2 3 4 56789101112I31415 図1 算数問題の正答率 O 指 図2 乳幼児無言語知能検査の通過率 3 6 8 9 ノ’婁二三、メカ細 翼 閤 婁 ■ / ’ ’ ’竈旨 ‘ !’棚巨::‘ ︷・レーヒ・’’ζ’レー↑二 目奮:!l⋮⋮⋮一・﹂ 0.2 0.l ll1隻ノいに・.レ 0.3 [邑1K=. 0.4 レニ.i.二・1脈ζ括二 0.5 薫1illl’l1婁三 0.6 翼嚢旨11芦:。ビ 0.7 η;:ll 0.8 n ︹い 1・・ 巨: レ 巨11 暮.・ll・ 1.閉w二彬:竈 汽鐵舳二彬; 峯’1 ζ ξ・ ︹l1lllレ、 レ、 〆ヨ γ・ 、﹂ ’.級1修 ら臣鼻陰 O.9 クラスNα クフスの境界値 度数 比率 度数マーク 1 0.01 * 1 4.5∼4.75未満 0.00 0 2 4.75∼ 5未満 5∼5.25未満 O O.OO 3 5.25∼5.5未満 O O.00 4 5.5∼5.75未満 O 0.00 * 5 5.75∼ 6未満 2 0.02 6 6∼6.25未満 0 O.00 ** 7 6.25∼6.5未満 0.03 6.5∼6.75未満 O.07 *** 6.75∼ 7未満 10 6 0.07 *** 7∼7.25未満 11 4 0.04 ** !6 7.25∼7.5未満 12 O.17 ******** 7.5∼7.75未満 16 O.17 ******** 13 13 0.14 ******* 7.75∼ 8未満 14 8∼8.25未満 14 O.15 ******* 15 8.25∼8.5未満 16 5 O.05 *** 8.5∼8.75未満 17 2 O.02 ** 8.75∼ 9未満 18 2 O.02 * 9∼9.25未満 19 2 O.02 合 計 92 (*:2) 西 信高・永島 千歳・杉本 艮子 千恵・岡 43 す可能性のあることも考えられる。 b.算数科学カテスト 16 / 通過率でみると,第7問が極端に低くなっている(図 1)。他は高水準の正答率となっている。設問6までは, 14 たとえば「42本」というように,数値と量詞で答えるこ 12 とができれば正答となるが,設問7では,どちらがいく つ多いか少ないかを答えなければならない。つまり,文 l O 法的には,りんごかみかんのいずれであるかの主語,そ 度 して多いか少ないかの述語の関係を把握しつつ,数値を 数8 答えなければならない。正答は、「みかんが9こ多い」で ある。 試みに解答を類型化すると,つぎのようになる。 「どちらが」および「おおい」について 4 正答している者(数値の正誤は問わない) 30名 2 「どちらが」および「おおい」について 正答しながら数値を誤答した者 16名 O 4.5−4.フ55.0−5,255.5−5−756,O−6,256.5−6,757.O−7,257.5−7,258.O−8,258.5−8.フ59.O−9,25 4.75−5.05.25−5.55.75−6I06,25−6.56.75−7.07.25−7.57.75−8,08,25−8,508.75−9,O 他は不問として,とにかく数値について のみ正答の者 33名 数値のみを答えている者が92名中の33名を占めている 境界値 が,文章を読みとる力および書く力,教科でいえば国語 図3 DAの分布 科との関連で興味深い。計算はできるが応用問題が解け 表6 18 16 .●■■,●1●■ 14 !, 12 度数分布(DQ) [度数分布表] 0 92 (*:2) 〃 ■’1■■●●I● .●‘‘..■1■^■■●● オ 数8 6 ’ 7 / / ’ / 2 / / ! ’ z / /’ 多 ! ノ.・ 合 計 度.0 ㌦1 クフスNα クフスの境界値 度数 比率 度数マーク 63∼66未満 1 1 0.01 * 66∼69未満 2 O 0.00 3 69∼72未満 0 0.00 * 72∼75未満 4 O O.02 O.00 5 75∼78未満 78∼81未満 6 2 O.02 *** 81∼84未満 7 4 O.04 8 84∼87未満 2 O.02 **** 87∼90未満 9 6 0.07 ** 10 0.04 90∼93未満 4 11 17 O.18 ********* 93∼96未満 12 17 O.18 ********* 96∼99未満 13 10 O.11 ****** 99∼100未満 14 12 O.13 ****** 102∼105未満 15 105∼108未満 5 O.05 *** 16 108∼111未満 4 O.04 ** 17 111∼114未満 O.03 ** 3 18 114∼117未満 2 O.02 ** 19 117∼120未満 1 O.01 / 6366697275788I848790939699111111111111114111 H l i l l l l;i l l l l l l l H 66697275788184879093969911111111川114111111 境界値 図4 DAの度数分布 身体各部の認識と算数科学力との関係についてI 44 2 12 ..1.∵価,固。 1 11 o 10 9 8 7 算 数 得 点 \ \ \ / 6 \ / 、 、 5 4 、 \ \ 3 \ べ 2 、 \ 、 1 、 ’ 、 、一、 0 、 、 ’、 45678アイ2345678 圏男子国女子 4 6 8 図5−1 男女別正答率 図6 度数分布相関図 歳歳歳歳歳 DA O.5 町掴抄.よ.㎜囮㎜..』囮..。.. 、\ O.4 \ O.3 2 O.2 ㎜ 、 \ / \ / / 、 / 4 / 、 ’ 多 ’ / /二 、 /’ 、 /’ \、 4 、 x 、 、 / / O ○ 邊oo固工向聖 ・口o ’ 、 ぐ / シ “ / 、 1 κ .、. ! 、、 O.1 圏 \ ’ / \. 訓胴 \ \ ’’〆㍗皿1.叶1.∵.’’ 、 7 \ 8b IOO 60 アイイ 2 ア 囮男子・・團女子・・ DQ 図7 度数分布相関図 図5−2 男女別SD(算数) 4 .・酢・lo 算 数 得 点 ’、 2 、 、 \ ・旧・・ 、 、\ 、 \ ! 、 ! 、 O ・ \ \ 、 \二、 、 、 、、 、、 45678アイ2345678 歳歳歳歳歳 囮男手・・團女子・・ 図5−3 男女別SD 、 ’ 7.2 7.4 7.6 7,8 8 8.2 CA 図8 度数分布相関図 120 西 信高・永島 千歳・杉本良子 千恵・岡 表7 相関係数 45 ないともしばしば指摘されるが,それとの関連において も看過できない人数となっている。 DA DQ CA 相関係数 O.494 O.445 0.103 df 90 90 90 t 5.392 4.717 0.978 P<O.01 P<O.01 PくO.05 設問7に対する完全な正答は,DAでみると7歳3カ 月ではじめて可能であることが,表3−2に示されてい る。これにつづく正答者のDAは7歳7ヵ月で1名,7 歳8ヵ月で1名となっている。今回の調査では有意差は 検出できないが,この問いに対する正答は,総じて7歳 後半ないし8歳に達してから,確かなものとなることが 予想される。 図5のSDをみると,設問4,6,7,8が高くなって いる。 これらはくりあがりあるいはくりさがりが要求される 問題である。バラツキが大きくなっていることは,この 段階でのつまづ 表8−1 男子 l 1 1 1 1 1 1 o 1 o l 1 1 1 1 1 1 o 1 o o 1 o o o 1 1 o o o 1 o o 1 o o o 1 1 o 12 9.1 5.7 6.1 0.9 0.9 0.9 0.9 0.7 0.9 0.8 0.2 0.7 2.9 3.3 3.8 0.1 0.2 0.2 0.1 0.4 0.2 0.3 0.4 0.4 3 6 8 7 2 8 8 6 7 7 8 7 8 8 8 7 9 6 8 9 6 8 9 8 8 6 8 9 6 8 7 9 8 8 9 7 7 6 8 8 7 o o 1 o O 1 l 1 1 1 1 1 1 l 1 o 1 1 1 1 o o o o o o o o o o o o o o o O 1 o o 1 NA NA ば,学力差が生 /J¥ 8 1 l l 1 1 1 1 1 l 1 1 1 1 l 1 o 1 1 1 o 1 1 o 1 1 1 1 1 1 1 1 1 o 1 1 1 1 1 1 l 1 1 l o l 1 1 1 1 1 1 o l 1 l l 1 1 1 1 l 1 1 l l 1 l 1 1 l 1 NA 7 o 1 1 1 o 1 l 1 o o o 1 1 o 1 1 o l o 1 o 1 1 1 1 1 o 1 1 l 1 l 1 1 o 1 1 1 1 1 1 1 1 1 o l 1 1 o 1 o 1 1 1 l 1 l l 1 1 1 l 1 1 1 1 1 1 l 1 1 1 l 1 1 1 1 1 1 l 1 l 1 1 1 1 1 1 1 1 1 '1 6 5 : 4 l l l 1 O 1 l 1 1 1 1 1 l 1 1 1 1 1 1 1 o 1 1 l l 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 l l l 1 1 1 NA 3 8 9 9 9 12 12 12 12 1 1 1 12 1 1 1 l o 1 l 1 l 1 l 1 1 1 l 1 1 l 1 1 l 1 1 1 1 1 o 1 1 1 1 1 1 l 1 1 1 12 l 2 12 8 12 12 12 12 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 l 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 o l 1 l 12 6 11.3 1.28 1.78 lO . 1 l 2 8 8 4 12 10 12 12 12 12 12 12 12 12 12 8 8 12 12 8 8 4 8 8 8 l 2 8 1 o 4 o 4 O 4 4 4 8 4 4 o 4 o 8 o 8 4 o 8 4 12 : o 3 6 6 6 o 6 o 3 o o 6 9 9 3 o 6 3 6 6 3 3 6 6 6 6 6 9 3 9 6 9 9 6 l 2 12 9 12 12 12 12 12 10 10 lO 12 10 12 12 10 10 10 10 7 9 l 2 12 12 12 12 12 9 6 9 . 60 12 12 12 12 l O 9 9 9 SD 96 . 9 l O 10 10 6 9 9 9 9 9 30 35 39 l 2 12 12 10 8 4 41 23 26 29 34 57 67 10 12 l 2 6 9 9 6 9 8 61 l 2 6 o 3 6 9 6 3 -1 12 12 12 12 12 12 l O 8 60 l 2 6 l 12 10 8 7 40 lO 12 10 10 12 12 12 12 12 8 8 6 2 25 59 10 12 10 lO 6 6 9 27 10 12 12 lO 8 31 33 IVI 74 79 82 83 83 87 87 89 90 90 90 93 94 94 94 94 95 96 96 97 98 98 98 98 99 99 100 101 102 102 103 104 104 104 107 109 109 111 ll2 112 119 5 i 8 3 41 38 65 37 62 28 58 66 M M M M M M M M M M M M M M M M M M M M M M M M M M M M M M M M M M M M M M M M 5.8 6.4 6.5 6.6 6.2 6.6 6.7 6.6 7.2 6.6 6.7 6.9 7.2 7.3 7.7 6.8 7.6 7.3 7.2 7.5 7.1 7.8 8.0 7.9 7.2 7.9 8.1 8.2 8.0 7.8 7.5 8.4 8.2 8.1 8.0 9.0 7.9 9.0 8.7 8.4 8.7 7.5 0.7 4 6 l 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 36 32 63 64 5 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 56 22 24 6 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 DA DQ き,いいかえれ : ',*. 2 No =- 7 ) ' -Ff ' ; DA =+ " L h)IElu B じはじめている ことを意味して いる。 2.知能テス トと算数科学カ テストとの相関 第8問までの 正答数と,DA, DQ,CAとの相 関を,それぞれ 図6,図7,図 8に示した。 相関係数等は 表7のようにな っているが, DA,DQはここ に掲げた算数の 問題とかなりの 相関があるとい える。CAとは, 相関はない。 就学に際して 4月生まれと3 月生まれとでは 1年の開きがあ るが,ほぼ1年 を経過した時点 7.3 では,もはや生 1.4 活年齢はほとん 46 身体各部の認識と算数科学力との関係についてI ど作用せず, 表8−2女子 DAもしくは DQが,少なく 人数No 1 2 3 4 5 6 7 8 9 とも,学校での 学習に対しては 影響力をもって くるといえる。 3.男女差 男子と女子, それぞれについ てDQ順に並 べ,各年齢段階 での正答数(知 能テストについ ては月数),およ び算数科の結果 を示したもの が,表8−1, 8−2である。 知能テストお よび算数テスト のいずれにおい ても,きわだっ た男女差はみら れない(図5)。 ただSDについ ては,視覚的な 印象としては若 干の差がみられ る。 参考文献 1)鼻地三郎: 乳幼児無言語 知能検査,日 本教育心理学 会第11回大会 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 92 73 74 43 46 69 68 13 50 45 49 78 14 42 71 44 11 18 76 19 80 53 20 79 70 83 48 86 16 12 72 55 77 84 81 88 51 82 47 15 75 90 89 10 17 87 52 85 54 21 91 平均 SD 性 F F F F F F F F F F F F F F F F F F F F F F F F F F F F F F F F F F F F F F F一 F F F F F F F F F F F F DA DQ 4.6 5.7 6.3 6.7 6.5 64 73 80 83 84 88 89 90 91 92 93 94 94 94 94 95 95 96 96 97 97 98 98 98 98 99 99 99 99 100 100 100 100 101 101 101 101 102 102 102 102 103 104 105 105 107 107 109 110 116 116 乳幼児無言語知能検査 4歳 5歳 10 12 12 12 8 12 10 12 10 10 10 10 12 12 10 12 10 12 12 10 12 12 12 10 12 10 12 12 6歳 O 6 6 8 8 O 3 3 6 12 10 10 10 10 10 6 9 6 9 9 9 7歳 O 0 3 3 3 8歳 O 0 4 4 O 4 4 4 O 4 4 4 算 数 問 題 1歳 イ ア 0 1 1 1 1 1 1 1 1 O 1 1 1 2 3 0 NA NA 1 1 1 1 1 1 O 0 O 1 1 1 4 0 O 1 0 1 0 1 5 O 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 6 1 1 1 O O 1 1 1 O 1 O 1 1 0 1 1 1 0 1 1 1 7 8 0 0 O O 0 0 1 0 1 O 1 0 1 1 1 1 0 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 0 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 0 1 1 1 1 1 1 1 1 1 小計 2 6 8 2 7 7 9 6 5 6 1 1 1 6 1 1 1 6 O 0 1 1 6.9 6 1 1 1 0 7.2 6 1 1 1 1 7.0 8 6 1 1 1 0 7.2 10 12 3 1 1 1 1 7.4 12 6 3 8 1 1 1 1 7.6 10 12 6 4 1 O 1 0 7.5 10 9 6 8 1 1 1 1 NA 7.5 10 12 9 0 1 1 1 1 O 7.5 10 9 6 8 1 1 1 1 1 7.3 12 6 6 4 1 1 1 1 1 NA 7.5 10 6 6 8 1 1 1 1 1 1 7.4 8 6 9 8 1 1 1 0 O 1 7.5 10 12 0 8 1 1 1 1 1 1 7.2 8 9 6 4 O 1 1 1 1 1 7.4 10 9 6 4 1 1 1 1 1 1 7.5 12 10 3 8 1 1 1 1 1 1 8.0 12 10 6 8 1 1 1 1 1 1 7.5 10 9 6 8 1 1 1 1 1 1 7.5 12 9 6 4 1 0 1 1 0 1 7.4 12 3 6 8 1 1 1 1 1 1 7.6 10 8 9 8 1 1 NA 1 1 1 9 7.9 12 12 9 6 8 1 1 1 1 1 1 8.O 12 10 12 6 8 1 1 1 1 1 1 7.2 12 8 9 6 4 1 0 1 1 1 1 7.8 12 12 8 6 8 1 1 1 0 0 1 7.7 12 10 9 6 8 1 1 1 1 1 1 7.8 12 8 12 6 8 1 1 1 O O 1 7.5 12 10 6 6 8 1 1 1 1 1 1 7.6 12 12 10 6 4 1 1 1 1 1 1 7.8 12 8 12 6 8 1 1 1 1 1 1 7.9 12 10 12 9 4 1 1 1 1 0 1 8.0 12 10 9 9 8 1 1 1 1 1 1 8.O 12 10 12 6 8 1 1 1 1 1 1 7.5 12 8 9 6 8 1 1 1 1 1 1 7.7 12 10 12 3 8 1 1 1 1 1 1 8.5 12 12 12 9 9 1 1 1 1 O 1 8.0 12 12 12 4 9 1 1 1 1 1 1 8.0 12 10 12 6 8 1 1 1 1 1 1 8.0 12 12 10 6 8 1 1 1 1 1 1 8.1 12 12 12 6 8 1 1 1 1 1 1 8.0 12 10 9 6 12 1 1 1 1 1 1 8.5 12 12 9 9 12 1 1 1 1 1 1 8.4 12 12 12 9 8 1 1 1 1 1 1 7.5 97.2 11.4 9.64 9.1 5.7 6.1 O.9 0.9 O.9 O.9 O.7 0.9 1 1 1 1 O 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 0 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 0 1 0.8 0 O 1 0 O 0 O 0 O 0 0 O 0 O 0 0 O O 0 O 1 1 O 0 0 1 O O O O.O 0 1 0.8 5 8 7 8 8 7 6 8 6 7 8 8 6 8 8 8 9 8 8 8 8 9 8 6 8 7.O 0.6 9.27 1.06 2.00 2.9 O.3 O.2 O.3 1.4 7.1 7.2 7.1 発表論文集,1972. 2)西 信高,藤原幹夫,大谷淳司:運動能力と認識発 達の関係について,島根大学教育学部紀要(教育科学) 第21巻,1987,pp61−70. 3)村上仁子(島根大学学生)の作成による(1989). 一1 2.2 3.O 0.2 0.2 0.2 O.2 0.4 0.1 0 0 0 0 O 0 0 0 0 O O 0 O O O 1 1 1 1 ’7 6 8 8 5 7 7 8 6 8 6 8 5 8 8 9 ・8
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