小 売 業 平成26年度第2・四半期 前年同期と比べた今期の業況DIは0.0(前年7~9月調査数値11.1)で11.1ポイ ント減少したものの、売上DIは33.3(33.4)と好調に推移、採算DIは33.3(▲11.1) で44.4ポイント増加、採算は消費増税、商品仕入価格(33.3→77.8)の上昇に対応 した価格転嫁が進み3期連続プラスで推移した。客数(▲33.3→▲11.1)が低調な 中で、客単価(22.2→11.1)は増加傾向にあり、商品仕入額(33.3→66.7)、商品在 庫数量(▲33.3→11.1)は増加した。特に資金繰り(▲22.2→11.1)は改善、2003年 6月期以来11年ぶりのプラスとなった。 今期直面している経営上の問題点としては、①人件費の増加、②販売単価の 低下・上昇難、③人件費以外の経費の増加の順となっている。 今期の状況からみた来期の見通しについての業況DIは▲11.1、売上DIは▲22.2、 採算DIは▲33.3と前年同期比でいずれもマイナス幅を拡大、売上減、人件費など のコスト増により採算は悪化すると見ている。 ― 業 況 の 変 動 要 因 に つ い て ― 今 期 の 状 況 好転要因に対するコメント 〇5月より導入した電子マネー効果で客単価が上昇傾向。(大型店) 悪化要因に対するコメント な し 来 期 の 見 通 し 好転要因に対するコメント な し 悪化要因に対するコメント 〇客足の減少により採算は悪化するだろう。(陶磁器・ガラス器) 〇4月以降アベノミクス効果も足踏み状態、北海道の最低賃金の引き上げで時給も上昇するので、 このままでは悪化に向かうだろう。(コンビニエンス・ストア) □小樽市経済動向調査結果対比グラフ□ 平成26年度第2・四半期 ※DI比= 平成26年度第2・四半期 - 平成25年度第2・四半期 〇対象企業数: 29 社 〇回答企業数: 9 社 〇回 収 率: 32.10 % 小売業 今期の状況(前年同期比) 来期の見通し(今期比) 業 況 悪 化 11.1% 0.0 今期DI ▲ 11.1 11.1 前年同期DI 22.2 ▲ 11.1 DI比 ▲ 33.3 好 転 11.1% 不 変 77.8% 好 転 0.0% 悪 化 11.1% 不 変 88.9% 売 上 減 少 0.0% 不 変 66.7% 33.3 今期DI ▲ 22.2 33.4 前年同期DI 11.1 ▲ 0.1 DI比 ▲ 33.3 増 加 33.3% 減 少 22.2% 増 加 0.0% 不 変 77.8% 採 算 33.3 悪 化 11.1% 好 転 44.4% 不 変 44.5% 今期DI 好 転 0.0% ▲ 33.3 ▲ 11.1 前年同期DI ▲ 11.1 44.4 DI比 ▲ 22.2 悪 化 33.3% 不 変 66.7% 設 備 投 資 実施していない 実施した 0 1 件数 2 土 地 店 舗 0 1 3 4 5 販売設備 車両運搬具 付帯設備 1 0 0 6 7 8 OA機器 福利厚生 その他 0 0 0 9 小 売 業 (%) 80 好転 業況判断の推移(前年同期比) 悪化 60 40 20 0 11.1 4~6月 7~9月 10~12月 1~3月 4~6月 7~9月 10~12月 1~3月 4~6月 7~9月 10~12月 1~3月 4~6月 7~9月 10~12月 1~3月 4~6月 7~9月 10~12月 1~3月 4~6月 7~9月 2009年 2009年 2010年 2010年 2011年 2011年 2012年 2012年 2013年 2013年 2014年 2014年 2009年 2010年 2010年 (%) 2011年 2011年 2012年 2012年 2013年 2013年 2014年 増加 売上高の推移(前年同期比) 減少 80 60 33.3 40 20 0 4~6月 7~9月 10~12月 1~3月 4~6月 7~9月 10~12月 1~3月 4~6月 7~9月 10~12月 1~3月 4~6月 7~9月 10~12月 1~3月 4~6月 7~9月 10~12月 1~3月 4~6月 7~9月 2009年 2009年 2009年 2010年 2010年 2010年 2010年 2011年 2011年 2011年 2011年 2012年 2012年 2012年 2012年 2013年 2013年 2013年 2013年 2014年 2014年 2014年 (%) 80 好転 採算判断の推移(前年同期比) 悪化 60 44.4 40 20 11.1 0 4~6月 7~9月 10~12月 1~3月 4~6月 7~9月 10~12月 1~3月 4~6月 7~9月 10~12月 1~3月 4~6月 7~9月 10~12月 1~3月 4~6月 7~9月 10~12月 1~3月 4~6月 7~9月 2009年 2009年 2010年 2010年 2011年 2011年 2012年 2012年 2013年 2013年 2014年 2014年 2009年 2010年 2010年 2011年 2011年 2012年 2012年 2013年 2013年 2014年 好転 悪化 (%) 70 60 50 40 30 20 10 0 4~6月 7~9月 10~12月 1~3月 4~6月 7~9月 10~12月 1~3月 4~6月 7~9月 10~12月 1~3月 4~6月 7~9月 10~12月 1~3月 4~6月 7~9月 10~12月 1~3月 4~6月 7~9月 2009年 2009年 2009年 2010年 2010年 2010年 2010年 2011年 2011年 2011年 2011年 2012年 2012年 2012年 2012年 2013年 2013年 2013年 2013年 2014年 2014年 2014年 資金繰り判断の推移(前年同期比) 11.1 実施した 今 期 の 設 備 投 資 (%) 100 実施していない 88.9 80 60 40 11.1 20 0 4~6月 7~9月 10~12月 1~3月 4~6月 7~9月 10~12月 1~3月 4~6月 7~9月 10~12月 1~3月 4~6月 7~9月 10~12月 1~3月 4~6月 7~9月 10~12月 1~3月 4~6月 7~9月 2009年 2009年 2009年 2010年 2010年 2010年 2010年 2011年 2011年 2011年 2011年 2012年 2012年 2012年 2012年 2013年 2013年 2013年 2013年 2014年 2014年 2014年 平成26年度第2・四半期 小 売 業 【今期直面している経営上の問題点】 その他(0) 需要の停滞 従業員の 確保難 事業資金 の借入難(0) 代金回収 の悪化(0) 金利負担 の増加(0) 仕入単価 の上昇 販売単価の 低下・上昇難 人件費以外の 経費の増加 人件費の増加 商品在庫 の過剰(0) 駐車場の 確保難 店舗の狭隘 ・老朽化 利用者ニーズの 変化への対応 購買力の他 地域への流出(0) 同業者の 進出(0) 大型店・中型店の進出 による競争の激化 0 2 4 6 8 10 ポイント
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