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 CQ7 アブストラクト・テーブル
CQ7-1-1: 予防的Ibuprofen 対 コントロール
論文コード
研究デザイン 対象
Dani 2005
RCT
<28週
Sangtawesin
2006
RCT
28-32週かつ
<1500g
Shah 2006
Systematic
review
<37週または
<2500g
介入
症例数 投与経路
155 経静脈
42 経腸
投与方法
生後6時間までに10mg/kg,初回投与後24・48時間後に
5mg/kg
生後4時間以内に10mg/kg,初回投与後24・48時間後に
10mg/kg
680 経腸/経静脈 生後2-24時間に10mg/kg,初回投与後24・48時間後に5mg/kg
CQ7-1-2: 予防的Indomethacin 対 コントロール
論文コード
研究デザイン 対象
介入
症例数 投与経路
投与方法
Systematic
Cooke 2003
<37週
102 経腸/経静脈 生後24時間以内に0.1-0.3mg/kg, 12-24時間毎に3回投与
review
Fowile 2002
Systematic
review
<37週
2869 経静脈
生後24時間以内に0.1-0.2mg/kg, 3回投与が多い
コントロール
結果
備考
プラセボ
IVH,NEC,敗血症,Cr高値率,尿量,乏尿,出血傾向,血小板減少:有意差なし
在胎週数が有意にイブプロフェン群で低い。
プラセボ
IVH,腹部膨満,経腸栄養困難,NEC,消化管出血,BUN値,Cr値,凝固延長,化粧板数,敗血症,:有意差なし PPHN:発症例なし
無投薬・プラセボ・他剤
乏尿:IBU群に多い可能性【2論文(n=546),typical RR 1.38(95%CI 0.98,1.96), typical RD 0.06(95%CI 0.00,0.13)】
Cr値(日齢3)・壊死性腸炎のメタアナリシスに異質性あり
(採用論文なし)
血中Cr値(日齢3):【2論文(n=495),typical WMD 0.13mg/dL (95% CI 0.08,0.17)】
肺高血圧:1論文(n=131),Ibuprofen群(n=65)の3例,投与後1時間以内にNOに反応する肺高血圧の進行あり.プラセボ群では起こらず.【RR 7.11
(95% CI 0.48,1.26), RD -0.02(95% CI -0.06,0.02)】
気胸,IVH,NEC,消化管出血,消化管穿孔,壊死性腸炎,治療後尿量,敗血症,重症低酸素血症:有意差なし
コントロール
結果
無投薬・プラセボ
IVH,NEC: 有意差なし
無投薬・プラセボ
IVH(all grades):予防投与群で有意に減少(14論文 n=2532 RR 0.88,[95%CI 0.80,0.98] RD -0.04[-0.08,-0.01] NNT 25)
備考
IVH(all grades)のメタアナリシスに異質性あり
IVH(Grade3と4):予防投与群で有意に減少(14論文 n=2588 RR 0.66,[95%CI 0.53,0.82])
乏尿:インドメタシン予防投与群で有意に増加(8論文 n=2115 RR 1.90[95%CI 1.45,2.47] RD 0.06[95%CI 0.04,0.08] Number Needed to Harm 16)
肺出血,NEC,,消化管穿孔,Cre,Na,血小板減少,出血傾向,敗血症:有意差なし
Lai 1990
RCT
750-1500gの
AGA児
RCT
27-36週
750-1250g
32 経腸
生後24・36・60時間に0.2mg/kg
プラセボ
0-24時間の水分投与量/尿量比はINDO群で有意に高値(1.567:1.127 p<0.05).
IVH,一過性消化管出血,NEC,乏尿,Na,K,Cre,BUN:2群間に有意差なし. INDO群のみに一過性乏尿1例,一過性消化管出血2例
Nair 2004
CQ7-2-1: 治療的Ibuprofen 対 コントロール
論文コード
研究デザイン 対象
115 経静脈
生後6-12時間に0.1mg/kg, 初回投与後24・48時間後に
0.1mg/kg
無投薬
IVH以外の出血:INDO群で有意に増加(p=0.04), IVH:有意差なし
26週以上の超低出生体重児全体の死亡率が38%(オ
マーン)
コントロール
結果
備考
備考
介入
症例数 投与経路
投与方法
採用文献なし
CQ7-2-2: 治療的Indomethacin 対 コントロール
論文コード
研究デザイン 対象
介入
症例数 投与経路
Rudd 1983
RCT
<1500g
30 経腸
Van Overmeire
RCT
<32週
127 経静脈
2001
Yeh 1981(3論文) RCT
<2040g
55 経静脈
CQ7-3: Ibuprofen 対 Indomethacin
論文コード
研究デザイン 対象
Ohlsson 2005
Systematic
review
<37週または
<2500g
介入
症例数 投与経路
コントロール
結果
投与方法
0.2mg/kg, 閉鎖なければ24時間毎に3回まで
プラセボ
低Na血症,消化管出血:有意差なし
日齢3に0.2mg/kg, 12時間毎に3回投与,日齢7に再投与
日齢7まで投与せず
乏尿:早期投与群で有意に増加(14:7 P=0.01), NEC,消化管穿孔,IVH,敗血症:有意差なし
0.3mg/kg, 閉鎖なければ24時間毎に3回まで
プラセボ
NEC:有意差なし
投与後0-12時間の尿量:INDO群で45%減少(P<0.01), 血中Na:INDO群で有意に低値(132.5±1.4:136.5±1.8, P<0.05) FENa,FECl:INDO群で有意に
減少(P<0.05)
投与後12-24時間の尿量,K,Cl,BUN,Cr,FEK,GFR:有意差なし
投与後24時間の血糖:INDO群で有意に低値(70.8±3.9:94.2±3.4, p<0.05), 投与後48時間の血糖:INDO群で有意に低値(70.9±5.9:90.4±4.1,
p<0.01),
投与前の血糖, 投与72時間後の血糖:有意差なし
コントロール
(インドメタシン)
結果
投与方法(イブプロフェン)
740 経腸/経静脈 Ibu 5-10mg/kg, 24時間毎に1-3回
備考
初回INDO 0.10.2mg/kg, 12-24時間毎 治療後の72時間の血清クレアチニン値,血清クレアチニン値の増加:IBU群で有意に低値【WMD-8.2(95%CI-13.3〜-3.2)mmol/L,mean difference
に0.1-0.25mg/kgを3回 -15.9mmol/L(95%信頼区間 -31.8〜-0.04)】
まで
乏尿:IBU群で有意に少数【typical RR;0.22 (95%CI 0.09〜0.51); typical RD -0.12 (95%CI -0.18〜-0.06); NNT 8 (95%CI 6〜17)】
NEC:INDO群に多い可能性(typical RR 0.63(95%信頼区間 0.38〜1.03);typical RD -0.04 (95%信頼区間 -0.08〜0.00))
肺出血,肺高血圧,IVH,消化管穿孔,消化管出血,敗血症:有意差なし IBU群に投与後の肺高血圧1例
CQ7-4: Indomethacin prolonged course 対 short course
論文コード
研究デザイン 対象
介入
症例数 投与経路
Herrera 2007
System
review
<37週
431 経静脈
投与方法(長期投与)
4回以上のインドメタシン投与(総投与量0.6-1.6mg/kg)
コントロール
(短期投与)
結果
3回以下の投与(総投与
NEC:長期投与群で有意に多数【RR 1.87(95% CI 1.07〜3.27); typical RD 0.08(95% CI 0.01〜 0.15); NNH 13(7〜 100)】
量0.3-0.6mg/kg)
乏尿:長期投与群で有意に少数【RR 0.27(95% CI 0.13〜0.6); typical RD -0.19(95% CI -0.28〜 -0.09); NNT 5(4,11)】
Cr上昇:長期投与群で有意に少数【typical RR 0.51(95% CI 0.33〜 0.77); typicalRD -0.14(95% CI -0.23〜 -0.06); NNT 7(4〜16)】
IVH,出血傾向:有意差なし
備考