DIGIT AL MEDIA R O DIGIT AL MEDIA R O DIGIT OM

2014 年を振り返って思ったこと
DIGITAL MEDIA ROOM
特集
D MediaRoom
149
Vol.
デ ジ タ ル メ デ ィ ア 教 室
2014 年はどんな 1 年だったでしょうか?
急展開で決まった暮れの総選挙を控え、その争点のひとつとさ
れる「アベノミクス」によって、現在は 7 年ぶりに株価が 17,000
円台(12/1 現在)を回復、4月の消費税8%への増税が景気にブ
レーキをかける懸念はあったものの、日本経済はなんとか持ちこた
えているようです。
羽生選手の金メダルに沸いた 2 月のソチ五輪、残念ながら日
本はグループリーグ敗退となってしまった 6 月の FIFA ワールド
カップ ブラジル大会と、大きなスポーツイベントのあった1 年でも
ありました。年の後半では日本人として初めてテニスの 4 大大会
全米オープンの決勝に進み、ATP ランキングを 5 位まで上げた
錦織選手の活躍が記憶に新しいと思います。
昨年の富士山に続いて、今年は富岡製糸場と絹産業遺産群が
ユネスコ世界文化遺産に登録され(6 月)
、多くの人が群馬県を
訪れました。
その群馬県では 2 月の大雪で交通が寸断され、山梨県と共に
一部地域が孤立するといった被害に見舞われました。他にも8 月
には広島で集中豪雨による大規模な土砂災害、9 月には御嶽山
噴火などの自然災害があり、それぞれ多くの命が奪われています。
11 月には長野県北部で最大震度6弱の地震、こちらは幸いにも犠
牲者が皆無だったことが報じられています。
海外では「エボラ出血熱」の流行、イスラム過激派組織「イ
スラム国」の台頭、それに参加しようとした日本の学生など、不安
な気分になるニュースも多く聞かれたように思います。
さて、そんな1 年は、テレビ業界にとってはどんな年だったので
しょうか。
本年も、放送・通信・ITまわりを見渡し、
【10大トピックス】を
あげて振り返ってみたいと思います。選出は個人的な見解によると
ころが大きい点は、どうぞご了承下さい。
ソリューション推進局
テレビ事業推進部
石松 俊之
2
Video Research Digest 2014. 12・2015. 1
2014年の10大トピックス
・日本の広告費 5 兆 9,762 億、うちテレビ 1 兆 7,913 億(前年比 0.9%増)
・「笑っていいとも!」「さんまのスーパーからくりTV」など長寿番組に幕
・無料・有料 BS局それぞれの最高記録更新
・テレビ番組の「インターネット配信」加速
・新たな指標への取り組み(タイムシフト・Twitter TV エコー等)
・ローカル局は「街へ」「海外へ」
・4K 放送スタート
・3 大キャリア vs MVNO 時代の幕開け?
・Google とテレビ/「Chromecast」発売。ソニーは来期 Android TV 採用を発表
・“全聾の作曲家”問題
概況 ~ 2013 年のテレビ広告費と相
だったものが、スマートフォンへの移行が急速に進
毎年 2 月に発表される電通「日本の広告費」に
て機能しにくくなっていることが要因として大きそう
よれば、2013 年のテレビ広告費は1 兆 7,913 億円、
です。
前年比 100.9%となりました。後半、
「アベノミクス」
とにもかくにも2013 年の総広告費は 5 兆 9,762
効果による景気回復傾向、消費税増税前の駆け込
億円(対前年 101.4%)で 2 年連続で増加、マス
み需要への影響で、特に後半が好調に推移したよ
コミ四媒体としても前年を維持・上回る結果(2 兆
うです。
7,825 億円 前年比 100.1%)となりました。
1 次いだ長寿番組の終了~
んでいることで、徐々に「枠(ほぼ必ず見る)
」とし
媒体別の動向では、衛星メディア関連広告費が
昨年に引き続き1,110 億円まで拡大、2 桁成長こそ
今年のテレビ番組に関わるトピックスとしては、昨
逃したものの、
前年比では最も高い伸びを示しました。
年、既に予告されていたことではありますが「笑って
インターネット広告費は、9,381 億円(前年比
いいとも」
(
「森田一義アワー 笑っていいとも!」フジ
108.7%)で、衛星メディア関連に次ぐ伸び率でい
テレビ)が最終回を迎えたことがあげられるでしょう。
よいよ1兆円が射程圏内に入ってきました。
内訳では、
1982 年の放送開始から32 年に渡って日本のお昼
いわゆる「枠売り広告」が横ばいとなる一方で、テ
を象徴する番組が、3 月31日(金)通常放送の最
クノロジーを駆使した「運用型」の伸びが顕著な傾
終回、同日の夜「グランドフィナーレ 感謝の超特大
向(前年比 121.6%)がより強くなっているようです。
号」をもって幕をおろしたことになります。現役首相
この運用型の成長は、
以前はキャリアのサイトが
「ホー
が登場したこともあるテレフォンショッキング、その
ム」
(携帯でネットを立ち上げると最初に表示される)
ゲストが誰かは、学校や会社の話題にもなり、筆者
3
が高校生くらいの頃には事件でさえあった記憶が思
ンド強化のために売上げの拡大に応じた、またはそ
い出されます。
れ以上の製作費の強化も各局で志向されているよ
また、TBS でも「さんまのスーパーからくりTV」
うです。そして来年からは機械式による調査導入の
が 9 月7日
(日)
に最終回を迎えました。両番組とも、
方向にあり、BSとして、またひとつステージが変わ
それぞれに長きに渡って名物コーナーや人気者を輩
る局面を迎えているといえるでしょう。
出してきた番組であり、時代の変わり目のようなもの
また、無料 BS ばかりではなく、WOWOW の
を感じます。
動向も今年は話題になりました。昨年の「インファナ
長寿番組は偶然には生まれないでしょうし、続く
ル・アフェア」のリメイクに続き、今年は「MOZU」
ように時間をかけて育て、マンネリ化を防ぎながらパ
を TBS と共同 制 作しています。WOWOW で
ワーや魅力を維持するのは、局にとっては視聴習慣
「MOZU」の第 2 シーズンの放送が始まった 6 月
を獲得し、ファンを育てることにもなるため、重要な
の新規加入は 8 万件を超え、その前後の月の 2 倍
施策のひとつと言えます。その一方で、タモリさん
以上となりました。さらに、先述した錦織選手の活
もさんまさんも、筆者が子供の頃から看板番組を持
躍は、9 月の新規加入を15 万件にまで押し上げ、
つスターだったことを思い返すと、今の若い世代に
9 月末時点で加入件数は 276 万 3,000 件、開局
とってタモリさんやさんまさんに相当する「一緒に年
以来最高を記録しています。長く中継を通じてコン
を重ねたスター(身近な先輩や同世代)
」がいるか
テンツ(テニス)を育ててきた実績、回線がパンク
どうか、ということはその世代とテレビ・テレビ番組
するほどの申し込みの殺到に対して、正規の契約手
との距離感を良好なものにしていく上での課題かも
続きよりもB-CAS の鍵開け(スクランブル解除)を
しれないと感じたりもします。
優先、
「申し込んだのに見られない」という事態を回
ちなみに、恥ずかしながらではありますが、本稿
避するように対応したのは CRM のお手本として報
を書いていて 55 年続いた長寿番組「ヤン坊・マー
じられており、同社の企業価値向上に寄与している
坊天気予報」も今年終了したことを知りました。系
ことと思います。
列をまたいで、ローカル局を主とした展開、CM素
材のメインは稲作農業機械。稲作は TPP(環太平
洋パートナーシップ協定)の影響が取りざたされる
テレビ番組の「インターネット配信」が
3 加速
領域でもあり、ここには番組にとどまらず、日本とい
改めて地上波の動向に目を向けると、番組の「イ
う国・産業の変化が透けて見える、と言っては言い
ンターネット配信の加速」は今年の最も大きなトピッ
過ぎになるでしょうか。
。
。
クスといえるでしょう。1月に日本テレビが「いつでも
どこでもキャンペーン」と称して、ドラマ・バラエティ
無料 BS と有料 BS、それぞれの最高記
2 録更新
4
番組のインターネットでのキャッチアップ配信を開
始。2 月にはHuluの日本市場向け事業の買収へと
地上民放系 BS5 局(無料広告放送)の 2013
ニュースが続きました。さらに 7 月にはキャッチアッ
年度の決算は、いずれも120 億を突破したことが
プ配信で広告枠セールスも開始し、取り組みが一
報じられています。昨年来、
編成面では「報道番組」
気に加速した感があります。9 月には民放連 井上
が BS の新たな特色になっていますが、更なるブラ
会長の定例会見において、番組のインターネット配
Video Research Digest 2014. 12・2015. 1
信について「見逃し視聴サービスについての検討を
(在京キー)5 局で行うことで意見がまとまった」
「個
ト配信は避けては通れないテーマであるのは間違い
ないことでしょう。
人的には、来年度中には実験レベルことができれば
少し別の論点にはなりますが、5 月に Google が
と思っているが」との質疑があったことも、転換点を
HDMI 接 続 の マ ル チ メ デ ィア デ バ イ ス
表していると言えるでしょう。この流れを受けて、
Chromecast を発売しました(トピックスでは 9 番
TBSも秋からキャッチアップ配信をスタートさせてい
目に記載)
。パソコン、スマホ、タブレットなどで表
ます。
示しているクラウド上のコンテンツをテレビに表示で
日本でのテレビ番組のインターネット配信は、こ
きるものですが、象徴的な機能が VOD 端末であ
れまで個別課金の有料型を中心に取り組まれてきま
るということでしょうか。前段、テレビ受像機の減少
した。米国では Netflix、国内では docomo の dビ
の可能性を危惧しているわけですが、Google がテ
デオの成功・成長を手本に、SVOD(Subscription
レビ画面とそこに映るものを握る可能性のある動き
Video on Demand:定額制ビデオ・オンデマンド)
とし て、CATV の STB、 テレ ビ の OS とし て
モデルが注目されだしたのが 2013 年頃とすると、
Andoroid の普及を図っており、来年以降、ソニー
一気に「無料広告型」までビジネスベースの検討・
の採用なども報じられています。この辺の動きもネッ
検証の範囲が広がったのが今年と言えるでしょう。
ト配信の周辺だけでなく、今後のテレビに影響のあ
「無料広告型」においては、放送と同じスポンサー
る事象かもしれません。
を対象とするのか、別の広告主に販売するのかでは、
調整する諸条件が異なることが想像できます。当
社では「テレビ+ネット配信による番組全体の到達
4 新たな指標の模索
(リーチ)
」を表現することが最初に求められると考え
テレビ視聴の多様化への対応では、当社も新た
たところもありますが、最近は「放送とは別セール
な取り組みをリリースさせていただきました。7 月と
モデル」の意見を聞く機会が多くなったようにも感じ
10 月に「タイムシフト視聴(7日内の番組再生視聴)
ています。ただ、放送とセットか、別売りかは生活
が多い番組一覧」を公表しましたが、
特定のメーカー
者の利用(接触)量の多寡に依存することでもある
やサービスの利用者を対象としたものではなく、世
ため、動向を冷静に見ていく必要もあるでしょう。
の中の縮図となる代表性のある調査でタイムシフト
キャッチアップ配信とは別に、
IP 同時再送信といっ
視聴の実態を測定してものでは初出のデータと位
たテーマもあり、フジテレビでは CS(フジテレビ
置付けられます。
NEXT)の同時再送信を開始しています。特に若
また 9 月には Twitter でのテレビ番組に対する
者に見られるメディア行動変化の中では、これまで
投稿について「インプレッション(到達人数)
」を含
の寄る年の波に応じてテレビの視聴量が増える実
む「Twitter TV エコー」をリリースしました。テレ
態と仮説が、この先崩れる可能性も懸念されていま
ビメディアの価値を多角的に捉えるツールとして活
す。いわゆる「テレビ」を買わないかもしれない新し
用していただける指標となるよう取り組んでいます。
い世代の彼らに、テレビ番組を届けるには、彼らが
また今年は ACR を調査手法も含めてリニューアル
普段よく使っているデバイスに送る手段を追加する
し、10 月に国内最大規模のシングルソースデータ
のが最も合理的な選択肢であり、テレビ番組のネッ
サービス「ACR/ex」として提供を開始しました。日
5
本の主要マーケット7 地区で生活者の行動と意識、
されたロードマップの提起にそって、6 月2日(月)
メディア・ブランドとの関係について、より詳細なデー
から試験放送が開始されました。8 月には総務省か
タ・分析を提供できるようになりました。
ら 4K/8K 推進に向けた新ロードマップが発表され、
8K スーパーハイビジョンを 2018 年に 2 年前倒し、
5
ローカル局の「街へ」「海外へ」・・・
ウインドウ拡張の進化
2016 年に CS だけでなく、BS でも 4K、8K それぞ
れの試験放送を行う方針が示されています。日進
ローカル局に目を向けると、岡山放送が 12 月に
月歩な圧縮方法の変更で地上波の帯域でも 4K 放
JR 岡山駅前「イオンモール岡山」に新たなスタジオ・
送を送る技術的な目途はついているようですが、普
オフィスを開設、番組制作機能をすべて移転する
及には「アナログテレビのデジタルテレビへの総置
取り組みが始まっています。それに先立って地域消
き換え」と同じことが必要になります。しかし、今回
費情報サービス「OH!マルナカTV」を開始、デ
は移行期間にサイマル放送を行うような帯域画確
ジタルサイネージを通じて消費行動の最前線に
保は望み難く、地上波以外で計画が着々と進む一
「ウィンドウ」を広げているというのは「新しいモデル」
方で、果たして多くの放送事業者や生活者に恩恵
だと思います。また10 月には熊本県民テレビの集
が届くのか、難しい課題であるのは否定できないで
客 10 万人を誇るイベント「夢まちランド」の記事が
しょう。
Yahoo!ニュースの上位にランクインしました。常
設とイベント、目的も頻度も異なるものではあります
携帯電話がますますスマートフォンへ移行してい
が、両社の取り組みでは、リビングのテレビにむけ
く中で、端末とキャリアの差別化が難しくなってきて
た放送だけでなく、もっと生活者の行動範囲に合わ
います。形状が違っても、モニターに並ぶ普段使い
せて、接点を広げる「街へ」というキーワードをあ
のアプリは利用者次第となるため似通ってしまうこと
げることが出来るように思えます。
もあるでしょうし、LINE や Facebook によって、
「連
「海外へ」は、総務省が「放送コンテンツ海外展
絡先」が携帯電話番号でも、キャリアのメールアド
開強化促進モデル事業企画」を公募、野村総合
レスでもない状況が拡大しているのは、
キャリアにとっ
研究所と電通が請負主体となり、そこにローカル局
て顧客の流動性が以前より高まる危機感を持つ部
も多く応募・参加しています。観光誘致や技術・産
分と考えられます。が、総務省としては一層の流動
品の紹介等が軸となりそうですが、それは各地域の
性を高めたいようで、10 月末に15 年 5 月以降に発
産業活性のための「広報機能」的なものとも捉えら
売する端末からSIM ロックの解除を義務づける発
れる点では、放送局の地域貢献の在り方を示す取
表を行いました。流通や CATV、ISP などが仮想
り組みとして、期待されるのではないでしょうか。
移 動 体 通 信 事 業 者(MVNO:Mobile Virtual
Network Operator)として、海外端末などを利用
6
6
4K 放送スタートと携帯電話での競争環
境の地殻変動
して「格安スマホ」に参入しており、SIM ロック解
除にはこの領域の拡大の意図があるようです。大手
年初、対応受像機はあるが肝心の番組の放送
キャリアでは回線+端末+独自サービスの垂直統合
がないというのが 4K でしたが、放送サービスの高
モデルはかなり崩れかけており、MVNOとの競争
度化に関する検討会報告書(2013 年 6 月)で示
は「月額料金低下」を促進する可能性はありますが、
Video Research Digest 2014. 12・2015. 1
端末価格の上昇、通信容量制限の拡大(一定量
虚偽の自伝まで出版していた事案なので、裏付け
を超える高速通信に制限がかかる)など、別の課
取材を適正に行えば嘘を見抜けたとして放送倫理
題を生むことも考えられます。ただ、いずれにしても
違反を指摘するのは適切でないかもしれない」とさ
携帯電話における競争の構図は、今年少し変わり
れており、単純なミスの類ではないことには理解が
つつあるとは言えるでしょう。
得られているようです。
しかし、その一方で「
(取材対象の)物語」だけ
まとめにかえて
でなく、制作側も「期待する物語」を取材対象に
求め、時に事実と異なる物語を「共作してしまう可
最後に、2 月の新垣 隆氏の会見で明るみになっ
能性」のようなものを象徴する事件であり、メディア
た佐村河内 守氏のゴーストライター問題には触れて
やコンテンツの在り方に対して、振り返りを促してい
おかなければならないような気がします。今も BPO
るようにも感じます。
で審議中であり、ゴーストライターがいた事実と、取
材過程で佐村河内氏の聴覚障害を強く疑うような
昨年、本稿の執筆担当を引き継いで、去年も今
事象があったかは別の問題であり、放送番組として
年も「節目」
「変わり目」
「転換点」という言葉を多く
「誤報」
「虚偽」とはやや性格が異なります。
使ったような気がします。テレビ・放送産業は、放
ただ、特定の局、あるいは番組制作者だけが「間
送のデジタル化で経験したように「インフラ」の側
違えた」のではなく、民放と NHK、複数の局が結
面が強くあります。故に技術的により良いものが出
果的に「虚偽の疑いのある番組を放送した」という
来たからといって、
仕様や設備を簡単に
『総取り替え』
点では、番組制作の在り方に課題を投げかけてい
できるものではありません。
「節目」
「変わり目」
「転換
るように思います。各局から詳細な報告が提出され
点」というのは、次の仕組みを考える『数年間の過
る前、4 月の放送倫理検証委員会の議事概要では、
渡期』を迎えたということであり、来年も様々な「終
委員の主な意見として以下のようなことが公表され
焉」や「トライアル」があるでしょう。
ています。
「放送局が異なっているにもかかわらず、演出や
2014 年、消費税増税の逆風、
「辰巳(たつみ)
編集内容は非常に似通っているものが多かった。な
天井、午(うま)下がり」というジンクスを乗り越え、
ぜ、ここまで似たような内容のものになったのだろう
日本の景気は回復傾向を維持しました。
「未年」の
か。各局の独自取材は、
どこまで行われたのだろうか」
ジンクスも調べてみたのですが、これといったものは
「結果として番組が、巨大な音楽・出版ビジネスの
なく、ただ過去の事実として「未年には大きな戦争・
構造に組み込まれ、加担した感は否めない。言い
紛争が起こっている」という指摘がありました。
換えれば、放送が佐村河内氏の創り上げた『物語』
そんな訳で唐突ではありますが、世界平和を祈り
を増幅させてしまったと言えるのではないか」
つつ、皆さま、良いお年をお迎え下さい。
同委員会でも「長期間全聾の作曲家を演じ続け、
そして、
2015 年もどうぞよろしくお願いいたします。
7