広島県立西条農業高等学校いじめ防止等に係る基本方針 平 成 26年 3 月 18日 策 定 1 いじめ防止基本方針の策定 こ の 基 本 方 針 は , い じ め 防 止 対 策 推 進 法 ( 以 下 ,「 法 」 と い う 。) に 基 づ き 本 校 に お け る い じ め の 防 止 ,い じ め の 早 期 発 見 及 び い じ め へ の 対 応( 以 下 , 「 い じ め の 防 止 等 」と い う 。)に つ い て の 基 本 的 な 考 え 方 や 具 体 的 な 対 応 等 に つ い て 定 め る と と も に ,そ れ ら を 実 施するための体制について定める。 2 いじめの定義 本基本方針におけるいじめについて,法第2条を踏まえ,次の通り定義する。 「いじめ」とは,児童等に対して,当該児童等が在籍する学校に在籍している等 当該児童等と一定の人的関係にある他の児童等が行う心理的又は物理的な影響を与 え る 行 為 ( イ ン タ ー ネ ッ ト を 通 じ て 行 わ れ る も の を 含 む 。) で あ っ て , 当 該 行 為 の 対 象となった児童等が心身の苦痛を感じているものをいう。 「児童等」とは,学校に在籍する児童又は生徒をいう。 具体的ないじめの態様には,次のようなものがある。 ¾ 冷やかしやからかい,悪口や脅し文句,嫌なことを言われる ¾ 仲間はずれ,集団による無視をされる ¾ 軽くぶつかられたり,遊ぶふりをして叩かれたり,蹴られたりする ¾ ひどくぶつかられたり,叩かれたり,蹴られたりする ¾ 金品をたかられる ¾ 金品を隠されたり,盗まれたり,壊されたり,捨てられたりする ¾ 嫌なことや恥ずかしいこと,危険なことをされたり,させられたりする ¾ パソコンや携帯電話等で,誹謗中傷や嫌なことをされる 等 文部科学省「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」より これらの「いじめ」の中には,犯罪行為として取り扱われるべきと認められ,早期に 警察に相談することが重要なものや,児童生徒の生命,身体又は財産に重大な被害が生 じるような,直ちに警察に通報することが必要なものが含まれる。これらについては, 教育的な配慮や被害者の意向への配慮のうえで,早期に警察に相談・通報の上,警察と 連携した対応を取ることが必要である。 3 いじめの防止等に係る基本的な考え方 いじめの問題に取り組むにあたっては,本校の生徒実態や生徒指導上の課題について 確認し,組織的かつ計画的にいじめのない学校を構築するため,本校教職員および関係 者の認識の共有と徹底を図る。 (1) いじめの問題への認識 ア い じ め は ,人 間 と し て 絶 対 に 許 さ れ な い 行 為 で あ り ,児 童 生 徒 の 心 身 に 深 刻 な 影 響 を及ぼし,生命をも奪いかねない人権にかかわる重大な問題である。 イ いじめは,全ての児童生徒に関係する問題である。 (2) いじめの問題への指導方針 ア い じ め は 絶 対 に 許 さ れ な い と の 毅 然 と し た 態 度 で ,い じ め ら れ て い る 児 童 生 徒 の 立 場に立って指導する。 イ 全 て の 児 童 生 徒 が い じ め を 行 わ ず ,い じ め を 認 識 し な が ら 放 置 す る こ と が な い よ う , いじめが,いじめられた児童生徒の心身に深刻な栄養を及ぼす許されない行為で あることについて,児童生徒が十分理解できるように指導する。 ウ い じ め の 問 題 へ の 対 応 は ,教 職 員 の 児 童 生 徒 の 児 童 生 徒 観 や 指 導 の 在 り 方 が 問 わ れ る問題であり,児童生徒一人一人の個性に応じた指導の徹底や児童生徒自らいじ めをなくそうとする態度を身につけるなど望ましい集団づくりとあわせて指導す る。 (3) いじめの問題への対応 ア い じ め の 防 止 に つ い て は ,全 て の 児 童 生 徒 が 安 心 し て 学 校 生 活 を 送 り ,様 々 な 活 動 に取り組むことができるよう,学校の内外を問わず,いじめが行われなくなるこ とを目指して行う。 イ い じ め の 問 題 へ の 対 応 は ,学 校 に お け る 最 重 要 課 題 の 一 つ で あ り ,一 人 の 教 職 員 が 抱え込むことなく,学校が一丸となって対応する。 ウ 家 庭 と 十 分 な 連 携 を と り な が ら ,い じ め の 中 に は ,警 察 等 関 係 機 関 と 早 期 の 連 携 が 重要となるものがあることを十分認識して取り組む。 4 実施体制 いじめの問題に取り組むにあたり教職員は,平素からいじめを把握した場合の対処の 在り方について理解を深めておく。 いじめの防止等やいじめの対処に関する措置を組織的実効的に行うため,校内に設置 している「いじめ防止対策委員会」を活用する。 この委員会の構成,役割及び組織は,この基本方針に基づき適切に改訂する。 5 いじめの防止等に係る具体的な対応 いじめ防止対策委員会は,次の各項について生徒指導部等と連携を図りながらその円 滑な実施について統括する。 (1) いじめ防止等に係る教育相談体制及び生徒指導体制の構築 (2) いじめ防止等に係る校内研修計画の策定 (3) いじめ防止等に係る関係機関連携 (4) いじめの防止及びいじめの早期発見を目的とする年間計画 (5) いじめの防止及びいじめの早期発見に係る生徒及び保護者への啓発・広報 (6) いじめ防止等に係る相談窓口の設置・広報 (7) いじめが発生した場合の対応プログラムの想定 (8) 重大な事態が発生した場合のプロジェクトチームの編成 (9) 必要に応じた心理等外部専門家の招聘 6 重大事態への対応 いじめの中には,児童生徒の生命,心身又は財産に重大な被害が生じるような重大事 態 が 含 ま れ る 。こ れ ら 重 大 事 態 に つ い て は , 「 4 」の い じ め 防 止 対 策 委 員 会 を 中 核 と す る 「重大事態対応プロジェクトチーム」を編成し,事態に対処するとともに,事実関係を 明確にし,同種の事態の発生の防止に役立てるための調査を行う。 (1) 「重大事態」の定義 い じ め の 「 重 大 事 態 」 を , 法 第 28条 に 基 づ い て 次 の と お り 定 義 す る 。 一 い じ め に よ り 当 該 学 校 に 在 籍 す る 児 童 等 の 生 命 ,心 身 又 は 財 産 に 重 大 な 被 害が生じた疑いがあると認めるとき。 (児童生徒が自殺を企図した場合 二 等) いじめにより当該学校に在籍する児童等が相当の期間学校を欠席すること を 余 儀 な く さ れ て い る 疑 い が あ る と 認 め る と き 。( 年 間 3 0 日 を 目 安 と し ,一 定期間連続して欠席しているような場合などは,迅速に調査に着手する。) ※ 児童生徒や保護者からいじめられて重大事態に至ったという申立てがあっ たとき (2) 具体的な対応 発 生 事 案 に つ い て ,い じ め 防 止 対 策 委 員 会 に お い て 重 大 事 態 と 判 断 し た 場 合 は ,県 教 育委員会に報告するとともに,全教職員の共通認識の下,いじめられた生徒を守るこ とを最優先としながら,適切な対処や調査を迅速に行う。 ア 問題解決への対応 (ア ) 情 報 の 収 集 と 事 実 の 整 理 ・ 記 録 ( 情 報 集 約 及 び 記 録 担 当 者 の 特 定 ) (イ ) 重 大 事 態 対 応 プ ロ ジ ェ ク ト チ ー ム 編 成 (ウ ) 関 係 保 護 者 , 教 育 委 員 会 及 び 警 察 等 関 係 機 関 と の 連 携 (エ ) P T A 役 員 及 び 同 窓 会 等 と の 連 携 (オ ) 関 係 児 童 生 徒 へ の 指 導 (カ ) 関 係 保 護 者 へ の 対 応 (キ ) 全 校 児 童 生 徒 へ の 指 導 イ 説明責任の実行 (ア ) い じ め を 受 け た 児 童 生 徒 及 び そ の 保 護 者 に 対 す る 情 報 の 提 供 (イ ) 全 校 保 護 者 へ の 対 応 (ウ ) マ ス コ ミ へ の 対 応 ウ 再発防止への取組み (ア ) 教 育 委 員 会 と の 連 携 の も と で の 外 部 有 識 者 の 招 聘 (イ ) 問 題 の 背 景 ・ 課 題 の 整 理 , 教 訓 化 (ウ ) 取 組 の 見 直 し , 改 善 策 の 検 討 ・ 策 定 (エ ) 改 善 策 の 実 施 7 取組みの検証と実施計画等の見直しについて ( 1 ) い じ め 防 止 対 策 委 員 会 に お い て ,各 学 期 末 に い じ め の 防 止 等 に 係 る 振 り 返 り を 行 い , その結果に基づき,実施計画の修正を行う。 (2)いじめ防止対策委員会において,各種アンケート,いじめの認知件数及びいじめの 解決件数,並びに不登校児童生徒数などいじめ防止等に係る具体的な数値を基に, 年度間の取組みを検証し,次年度の年間計画を策定する。 平成 25 年8月 21 日策定 平成 26 年3月 18 日改訂 いじめ防止委員会設置要綱 1 目的 いじめの防止等について,校長が別に定めた「広島県立西条農業高等学校いじめ防止 等に係る基本方針」に基づきいじめの未然防止,早期発見・早期対応及び再発防止を図 り,生徒が安心して学べる学校づくりを推進する。 2 構成員 委員長を校長とし,副委員長を教頭とする。 主幹教諭,教務主任,学年主任,生徒指導部長,該当担任,該当学科主任,生徒指導 部学年担当者を委員とする。 校長が必要と認める場合は,本校の教職員及び心理,福祉等の専門家その他関係者を 本委員会に出席させることができる。 3 組織図 本委員会の校内での位置づけは,別途定める。 4 会議 校長は,このいじめ防止委員会を主宰し,会議を招集する。 5 いじめ防止委員会の役割 (1) 基本方針に基づく取組の実施に係る年間計画を生徒指導部が作成するとともに,そ の実施について統括する。 (2) 作成した年間計画を検証し,必要があれば修正する。 (3) いじめの相談・通報の窓口を設置する。 (4) いじめの疑いに関する情報や生徒のいじめに関する問題行動などに係る情報を生 徒指導部が収集及び記録し,その情報の共有を統括する。 (5) いじめの疑いに関する情報があった時には,教職員間でいじめの情報を迅速に共有 するとともに,生徒指導部に関係のある生徒への事実関係の聴取,指導や支援の体 制・対応方針を検討と保護者との連携を行わせ,その対応を統括する。 (6) 重大な事態が発生した場合,この委員会が中核となってプロジェクトチームを編成 する。 (7) 重大な事態が発生し,学校がその調査を行う場合は,教育委員会と連携して当該事 案の性質に応じた適切な専門家を加える。 (8) その他,いじめの防止対策に係る組織的な取組みを行う。 6 その他 この要綱に定めるもののほか,いじめの防止等について必要な事項は校長が定める。 広島県立西条農業高等学校 いじめ防止のための年間計画 学校いじめ防止 月 職員会議・研修 委員会 基本方針の確認 基本方針確認 挨拶運動 生徒指導研修 4 学校行事等 各教科 連携先・担当者確認 全体指導,始業式 東 広 島警 察署 との 連携 新入生合宿研修(基本的 授業規律の確保 東 広 島警 察署 との 連携 開校記念式 (夜間巡回指導) 健歩会(仲間づくり) 東 広 島警 察署 との 連携 防犯教室(携帯電話の危 ( 防 犯教 室及 び外 部講 険性) 各学年 LHR 仲間づくり 入学式 ョン(1年) LHR(クラス役員) 対面式 学年集会 東 広 島警 察署 との 連携 全体指導,終業式 ○第1回いじめアンケー (夜間巡回指導) ○第1回いじめアンケー 挨拶運動 県大会壮行式 県総体 授業規律の確保 授業規律の確保 夏季スポーツ大会 学年集会 社会奉仕活動 進路 LHR 意見発表会(自己表現の いじめ認知の分析 第1回いじめ追跡調査 学年集会 夏季スポーツ大会 道徳LHR実施 チャレンジボランティア(思いや 学年集会 りの心の育成) 生徒指導部 LHR インターンシップ報告会 全国・中国大会壮行式 ト 東 広 島警 察署 との 連携 全体指導,始業式 授業規律の確保 (夜間巡回指導) いじめ認知集約 地区総体 育成) 三者懇談での啓発 ト 部活動 農業クラブ入会式 授業規律の確保 師) 1 学期の振り返り 生徒会活動等 新 入 生オ リエ ンテ ーシ 新入生合宿研修 生活習慣の確立) PTA総会 討 生徒指導研修 8 外部人材の活用 PTA役員会 いじめアンケートの検 7 全校の取組・ (夜間巡回指導) 5 6 関係機関との連携 保護者連携・広報 東 広 島警 察署 との 連携 第1回いじめ追跡調査 いじめ追跡調査の検討 (夜間巡回指導) いじめ追跡調査結果の 東 広 島警 察署 との 連携 交通安全教室(思いやり 分析 ( 交 通安 全教 室及 び外 の心の育成) 部講師) 薬物乱用防止教室 いじめアンケートの検 東 広 島警 察署 との 連携 文化祭(協力する心の育 討 (夜間巡回指導) 成) 授業規律の確保 北海道体験研修旅行 北海道体験研修LHR 地区新人 道徳 LHR 9 学年集会 10 11 授業規律の確保 学年集会 文化祭準備(協力する体 進路 LHR 制構築) 校外清掃活動 授業規律の確保 学年集会 文化祭(協力する体制構 進路 LHR 築) 学校へ行こう週間 いじめ認知集約・分析 12 2学期の振り返り いじめ追跡調査の検討 三者懇談での啓発 東 広 島警 察署 との 連携 全体指導,終業式 ○第2回いじめアンケー (夜間巡回指導) ○第2回いじめアンケー ト 生徒指導研修 挨拶運動 第2回いじめ追跡調査 いじめ追跡調査の分析 1年の振返り 3 次年度年間計画案の作 成 備 考 駅伝大会 進路 LHR 東 広 島警 察署 との 連携 全体指導,始業式 授業規律の確保 東 広 島警 察署 との 連携 第2回いじめ追跡調査 授業規律の確保 道徳LHR実施 プロジェクト発表会(自 学年集会 己表現の育成) 学年集会 (夜間巡回指導) 通知票交付時の啓発 学年集会 ト (夜間巡回指導) 1 2 授業規律の確保 進路体験発表会 東 広 島警 察署 との 連携 卒業式 (夜間巡回指導) 全体指導,終業式 授業規律の確保 春季スポーツ大会 学年集会 LHR(1年間のまとめ) 春季スポーツ大会 県新人 校務運営組織図 校 長 学校関係者評価委員会 学校評議員 体罰・セクハラ相談窓口 不祥事防止委員会 いじめ防止委員会 総括事務長 教 頭 主幹教諭 1学年主任 事 務 室 2学年主任 1学年会 2学年会 3学年主任 3学年会 指導教諭 総 S S S S H 研H 究総 開務 発 主主 任任 生 長 長 S S H 事 務 局 生 徒 指 導 部 総 務 部 特 教 別 育 活 企 動 画 部 部 長 長 長 長 教 務 部 特 別 活 動 部 教 育 企 画 部 舎 務 部 教 徒 指 導 務 務 部 部 部 舎 務 部 環 進 境 路 保 指 健 導 部 部 園芸科 長 長 畜産科 環 境 保 健 部 進 路 指 導 部 各 教 科 主 任 各 教 科 農場長 農場部 各学科主任 生活科 農業機械科 緑地土木科 生物工学科 食品科学科
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