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(別紙1)
【千葉市総務局情報経営部業務改革推進課】ITアドバイザリ業務委託仕様書
ITアドバイザリ業務委託仕様書
- 目 次 -
第1章 総論 .......................................................................................................................................... - 1 1 目的.............................................................................................................................................. - 1 2 業務委託内容 ............................................................................................................................... - 1 3 委託期間 ...................................................................................................................................... - 1 4 業務担当者................................................................................................................................... - 2 5 成果物 .......................................................................................................................................... - 3 6 業務の再委託について ................................................................................................................ - 4 7 守秘義務 ...................................................................................................................................... - 5 8 提供資料 ...................................................................................................................................... - 5 9 業務遂行にあたっての注意事項 .................................................................................................. - 5 10 その他 ...................................................................................................................................... - 6 第2章 委託内容詳細 ........................................................................................................................... - 8 1 情報システム導入審査支援業務 .................................................................................................. - 8 2 マイナンバー制度導入に伴う情報システム整備支援業務 ........................................................ - 10 3 庁内情報資産の管理最適化に向けた支援業務 .......................................................................... - 12 4 その他情報提供及び助言等支援業務......................................................................................... - 13 -
平成27年4月17日
千葉市総務局情報経営部業務改革推進課
【取扱注意】市の許可なくこのドキュメントの一部又は全部を複写することを禁じます。
【千葉市総務局情報経営部業務改革推進課】ITアドバイザリ業務委託仕様書
第1章
1
総論
目的
全庁に対するICTガバナンスを強化し、情報セキュリティの確保とIT投資の全体
最適を達成し、行政の円滑な運営と信頼性を確保するため、ITアドバイザリ業務を委
託する。
2
業務委託内容
本業務委託の受託者(以下「受託者」という。
)は、以下に示す業務委託項目について、
委託期間を通じ、千葉市(以下「市」という。)に対して必要な助言、指導、提案等の支
援を行うものとする。
その際、最新の情報通信技術、民間企業や国・地方公共団体の動向を踏まえ、ICT
に関する専門的視点に立って本委託業務を遂行することを前提とする。
【業務委託項目】
番号
1
2
3
業務委託項目
情報システム導入審査支援業務
マイナンバー(社会保障・税番号)制度
導入に伴う情報システム整備支援業務
想定される
業務割合
4
4
3
庁内情報資産の管理最適化に向けた支
援業務
1
4
その他情報提供及び助言等支援業務
1
委託期間
本業務委託の委託期間は、契約締結日から平成28年3月31日(木)までとする。
【取扱注意】市の許可なくこのドキュメントの一部又は全部を複写することを禁じます。
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【千葉市総務局情報経営部業務改革推進課】ITアドバイザリ業務委託仕様書
4
業務担当者
(1)配置
市に駐在して、
「2 業務委託内容」に記載された業務委託項目に従事する者として、
以下の条件を満たす業務担当者を配置すること。
また、契約締結後に作成・提出する実施計画書に明記し、市の承認を受けること。
ア 資格要件
業務担当者は、次のいずれかを満たす者であることを要する。
① 情報処理技術者試験の区分でスキルレベル3以上の試験、これに相当する旧区
分の国家試験又は国際機関等の実施する同等水準の試験・検定に合格しており、
かつ、ICT分野のコンサルタント業務に従事した経験を3年以上有すること。
② 国、都道府県、人口50万以上の市又は独立行政法人が発注する本業務委託と
同種・同規模の業務に従事した経験を3年以上有すること。
③ 国、都道府県、人口50万以上の市又は独立行政法人において、CIO補佐又
はこれに相当する職で採用され、又は委嘱を受けて、その職務を務めた経験を有
すること。
イ 配置体制・駐在時間・駐在回数等
平日(月曜日から金曜日まで)の中から別途市と協議して定める日に、
「(2)業務
履行場所」に駐在し、従事すること。
(ア)情報システム導入審査支援業務、庁内情報資産の管理最適化に向けた支援業務、
その他情報提供及び助言等支援業務
配置体制:原則1名を配置すること。なお、複数人配置する場合は、主担当を決
めることとし、市職員からの指示、連絡事項及び市職員との打ち合わ
せ内容等がこれらの者の間で確実に共有されるような体制とすること。
時間帯:午後1時15分から午後5時15分まで
月
6
7
8
9
10
11
12
1
2
3
合計
駐在
回数
4
6
6
12
12
12
2
2
4
7
67
(イ)マイナンバー制度導入に伴う情報システム整備支援業務
配置体制:人数は問わない。((ア)と同一の担当者でも別の担当者でも可。)
時間帯:1回4時間 時間帯については別途市と協議する。
月
6
7
8
9
10
11
12
1
2
3
合計
駐在
回数
12
12
12
12
6
2
0
0
0
0
56
なお、時間帯及び駐在回数については、委託期間を通じての最低条件とし、作業の
集中する度合いに応じて、市と協議をして調整(増減、振り替え)を行うこととする。
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(2)業務履行場所
業務担当者の業務履行場所は、市庁舎内の業務改革推進課執務室を基本とする。
また、必要に応じ各所管課等、他の場所を指定する場合がある。
なお、業務に必要な情報の収集・整理や資料の作成等は、指定場所以外での作業を
妨げないが、委託契約書第5条(秘密の保持)及び個人情報取扱特記事項に定める事
項を担保するための十分な措置を講じること。
5
成果物
(1)全体管理関連図書
ア 実施計画書
作業着手に当たり、実施計画書を提出すること。
なお、実施計画書の提出に当たっての留意事項を以下に示す。
(ア)本契約締結後、10日以内に作業計画書としてまとめ、市の承認を得ること。
(イ)作業計画立案に当たっては、各業務項目別に、作業の内容を明確にするととも
に、作業間の相互関係を明示すること。また、運営体制を明示すること。
(ウ)作業計画立案後、同計画に変更を加える必要がある場合には、市の承認を得た
上で、計画を変更し、作業計画書を再提出すること。
(エ)作業計画書は、Microsoft Word形式、Excel形式、又はPower Point形式による
こととし、A4版もしくはA3版で作成すること。
(オ)作業計画書は、書面で提示するとともに、電子データ(Microsoft Word 形式、
Excel 形式、又は Power Point 形式)で提出すること。
※ 提出時の体裁は、別途、本契約締結後市と協議して決定することとするが、以下
を基本とする。
・A4判ファイル 1部(簡易製本すること)
・電子データ(Microsoft Word 形式、Excel 形式、又は Power Point 形式)
(2)業務委託実施報告書
本業務委託により実施した成果を、
「2 業務委託内容」に示す業務委託項目に対応
するよう報告書として取りまとめること。
なお、業務委託実施報告書は、それ自体を公表用レポート又は庁内周知用資料とし
て積極的に活用する用途は想定していないので、受託者の活動記録の整理を中心とす
る内容で差し支えない。
※ 提出時の体裁は、別途、本契約締結後市と協議して決定することとするが、以下
を基本とする。
・A4判ファイル 1部(簡易製本すること)
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【千葉市総務局情報経営部業務改革推進課】ITアドバイザリ業務委託仕様書
・電子データ(Microsoft Word 形式、Excel 形式、又は Power Point 形式)
ア 最終報告書
平成28年3月下旬頃に最終報告会(1時間程度)を開催し、本業務委託の最終報
告を「最終報告書」により、市に説明し、平成28年3月31日(木)までに提出す
ること。
イ 業務委託項目毎の報告書
各業務委託項目の助言内容等の実施結果について、市の求める時期に、個表又は表
形式等で整理し提出すること。使用する書式については、受託者が案を作成した上で
市と協議し、有効なものを適宜定めること。
(3)著作権の取扱いについて
本契約に基づき作成される成果物等の著作権に関する取扱いについては、次のとお
りとする。
ア 受託者は、著作権法(昭和45年法律第48号)第21条(複製権)、第26条の
2(譲渡権)、第26条の3(貸与権)、第27条(翻訳権・翻案権等)及び第28条
(二次的著作物の利用に関する原著作者の権利)に規定する権利を、市に無償で譲渡
することとする。
イ 市は、著作権法第20条(同一性保持権)第2項に該当しない場合においても、
その使用のために、本仕様書等で指定する物件を改変し、また、任意の著作者名で
任意に公表することができることとする。
ウ 受託者は、市の書面による事前の同意を得なければ、著作権法第18条(公表権)
及び第19条(氏名表示権)を行使することができないこととする。
6
業務の再委託について
(1)受託者は、業務の全部又は主たる部分を一括して第三者に再委託してはならないこ
ととする。
(2)受託者は、業務の一部を第三者に再委託しようとするときは、事前に、市に対し、
再委託先の名称、代表者氏名、その他必要な事項を通知し、その承認を得なければな
らないこととする。
(3)受託者は、業務の一部を第三者に再委託した場合、当該再委託先に対し、本仕様書
に定める受託者の義務と同等の義務を負わせるとともに、市に対して、当該再委託先
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【千葉市総務局情報経営部業務改革推進課】ITアドバイザリ業務委託仕様書
の全ての行為及びその結果についての責任を負うこととする。
7
守秘義務
受託者は、業務上知り得た機密を、本契約の継続中はもとより、契約が完了した後に
おいても、第三者に漏らしてはならないこととする。
8
提供資料
本契約締結後、次の資料を提供するので、本業務委託の遂行に活用すること。なお、
提供資料のうち、市ホームページで公開されている以外の資料については、複写・複製
を禁ずるとともに、本契約終了後に市に返却する等、取扱いには十分注意すること。
(1)千葉市電子情報処理規程
(2)千葉市情報システム全体最適化指針(整備基本方針及び各ガイドライン)
(3)千葉市情報セキュリティポリシー
ア 千葉市情報セキュリティ対策基本方針
イ 千葉市情報セキュリティ対策基準
(4)千葉市庁内情報システム最適化計画書
(5)千葉市住民情報系システム刷新計画書
(6)千葉市社会保障・税番号制度全庁検討体制
(7)千葉市番号制度活用基本方針
(8)法定番号利用事務の千葉市における状況整理表
(9)その他、本業務委託の実施に当たり必要となる資料
各資料は、市が妥当と判断する場合にのみ受託者に提供する。
9
業務遂行にあたっての注意事項
(1)法令はもとより、市の条例、規則、情報セキュリティに関する規程等を遵守し、市
が最適な成果を得られるよう本業務委託を遂行することとする。また、必要な事項に
ついては、積極的な提案を市に対して行うこととする。
(2)受託者が納品物作成のために作業する環境は、受託者の負担によることとし、市で
は、業務改革推進課内における駐在用の執務場所のみを提供し、他は一切提供しない
こととする。ただし、市と受託者による会議・打ち合わせを行う場合には、可能な限
りにおいて市が環境を提供することとする。
(3)成果物に瑕疵が見つかった場合には、本契約終了後においても、速やかに市の指示
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に基づき、関係図書等の改正を行わなければならないこととする。なお、同改正作業
に要する費用は、すべて受託者の負担によることとする。
(4)受託者は、本業務委託終了後であっても、本業務委託の範囲内における市の問い合
わせ等に応じることとする。
(5)受託者は、市発注の情報システム関連調達(開発、運用保守、情報機器・ソフトウ
ェア調達等)について、本業務委託履行中は入札に参加できないこととする。
(6)受託者は、原則として、次の情報システムに係る支援を行うことができないものと
する。
ア
受託者、受託者の親会社(会社法(平成17年法律第86号)第2条第4号に規
定する親会社をいう。)、子会社(同条第3号に規定する子会社をいう。)、又同一の
親会社を有する会社が、開発、機器調達を履行した情報システム
イ
その他、市が支援を受けるに当たり、本業務委託の中立性を確保できないと市が
判断する情報システム
(7)受託者は、業務の遂行上、特定の者に有利になるようなことは、必要やむを得ない
と市が認める場合を除き、行ってはならない。
(8)市は、受託者が本業務委託による業務を行う上で、情報資産の漏えい等、情報セキ
ュリティ上問題となる事故が発生した場合は、その取扱いの態様や損害の発生状況等
を勘案し、事故の概要や受託者の名称等必要な事項を公表することができる。
(9)受託者は、本業務委託の遂行上、必要と認められるもので、本仕様書の解釈に疑義
を生じた事項及び本仕様書に明記していない事項については、対応方法を市と協議す
ることとする。
10 その他
(1)契約における損害賠償について
ア 市又は受託者は、自己の責に帰すべき事由により相手方に損害を与えたときは、
その損害を賠償しなければならない。この場合における賠償額は、市と受託者とで
協議して定めるものとする。
イ 受託者は、業務の遂行について、第三者に損害を及ぼしたときは、受託者がその
損害を賠償しなければならない。ただし、その損害のうち市の責に帰すべき事由に
より生じたものについては、市が負担する。
(2)使用する言語について
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市への成果品を始めとしたすべての提出物及び会話、文書、メール等すべてのコミ
ュニケーションは日本語を用いることとする。
本業務委託の関係者は、日本語による通訳等を介さない意思疎通が可能であり、市
の意思を正確に把握可能な者とする。
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【千葉市総務局情報経営部業務改革推進課】ITアドバイザリ業務委託仕様書
第2章
1
委託内容詳細
情報システム導入審査支援業務
庁内の各所管課が情報システム導入・更新等を行う際には、千葉市電子情報処理規程
に基づいて行う「開発協議」及び「買入れ等協議」が基本であり、その中で、業務改革
推進課が各所管課に対して指導・調整を実施している。
また、望ましい構成や開発・調達の手法等を各所管課に具体的に示す「情報システム
全体最適化指針」、その補助資料である「情報システム全体最適化指針ガイドブック」を
策定したことや開発協議の結果を財政部門の予算査定に反映させること等を通じて、I
CTガバナンスの強化を図ってきたところである。
<開発協議>
企画段階(主に、次年度予算要求時)において、構築・運用上の有効性、予算見積
額等を審査する手続である。
<買入れ等協議>
調達段階(予算執行前)において、発注仕様、調達スケジュール、経費の積算等を
審査する手続である。
(1)随時審査(開発協議・買入れ等協議)
所管課における情報システムの導入、更新等について、業務改革推進課が実施する
審査業務において、その構築・調達の適正化やセキュリティ確保に向け支援を行う。
【具体的業務、成果物等】
・業務改革推進課担当者が各所管課に対して行うヒアリングに参加(又は、事前打
ち合わせの上で業務改革推進課担当者に代わって各所管課に対するヒアリングを
実施)するほか、協議書、添付資料等を点検・精査し、見直すべき事項の指摘と
必要な助言・指導を行う。助言・指導は、業務改革推進課担当者に対してのみな
らず、ヒアリング時に各所管課職員に対しても行うため、受託者は、千葉市電子
情報処理規程、千葉市全体最適化指針及び同ガイドブック等に記載されている市
の手続を理解し、それを踏まえて実施するものとする。また、業務改革推進課内
部において協議等への回答前に実施するレビューにも、必要に応じ参加する。
・システム構成、発注仕様(情報セキュリティ対策を含む。)、費用の積算、競争性
の担保策等、調達に向けて留意すべき事項全般が点検・精査の対象となる。その
際、各所管課から提出される仕様書案や積算資料に掲載された製品情報・価格情
報について裏付け調査・確認を行うとともに、特定のメーカーやベンダーの影響
の排除に努め、導入する製品や作業内容の可視化の水準を高めた予算化や調達を
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【千葉市総務局情報経営部業務改革推進課】ITアドバイザリ業務委託仕様書
各所管課が実施できるよう、特に中立・公正な視点に立つことに留意して助言・
指導を行う。また、更新予定の情報システムに対して、見直しの提案も併せて行
うこととする。
【過去3年間の状況】
(件)
区分
随時審査
H24
H25
H26
開発協議
6
9
9
買入れ等協議
36
51
62
※開発協議・買入れ等協議のそれぞれ約半数について本業務委託による支
援を受けている。
【参考資料】
・千葉市電子情報処理規程
・千葉市情報システム全体最適化指針ガイドブック
(2)一括審査(開発協議)
情報システムに係る予算要求時(平成28年度当初予算編成時)に実施する一括審
査に参加し、これを支援する。
【具体的業務、成果物等】
・審査における基本的な観点は、随時審査と同様であるが、短期間に多数の案件を
審査し、結論に至る必要があることから、特段の配慮を要する。
・当初予算編成に係る業務は、9~11月頃に集中的に実施する日程を想定してお
り、この期間中は、駐在回数の増減の調整を高い頻度で行うことが見込まれる。
なお、7、8月頃に協議前の事前相談を実施することを予定しており、その際に
ヒアリングへの参加(又は、事前打ち合わせの上で業務改革推進課担当者に代わ
って各所管課に対するヒアリングを実施)や、協議書・添付資料の点検・精査等
の助言・指導を行うほか、業務改革推進課内部でレビューを行う際は必要に応じ
参加する。
【過去3年間の状況】
(件)
区分
H24
H25
H26
一括審査(開発協議)
65
97
82
※全案件のうち8割程度について本委託業務による支援を受けている。
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2
マイナンバー制度導入に伴う情報システム整備支援業務
本市では、マイナンバー制度の導入にあたり、全庁横断的な取組みを推進する必要が
あるため、
「社会保障・税番号制度全庁検討本部」を中心に、具体的な検討・取組みを実
施している。
しかしながら、国の整備が遅延しているほか、番号制度導入の検討範囲並びに関係者
が多岐に渡り、また、マイナンバー制度整備の遅延は市民や他団体に多大な影響を及ぼ
すことから、厳格かつ高度な指導、助言の能力が求められる。
支援が必要な情報システム及びスケジュールは別表1のとおり。
<税務、福祉・健康管理系、社会保険系システムの改修、導入等に係る技術的支援>
マイナンバー制度導入に係る改修について、要件定義及び基本設計工程の検討等にお
いて、各事務に関する専門的知見からの助言や提案、関連情報提供等の支援を行う。
<その他番号制度全般に係る技術的支援>
マイナンバー制度導入に係る検討を行うに当たり、関連する情報システムの番号利用
及びそれに伴う導入、改修の必要性、適切なスケジュール遂行、次年度以降の経費見
積等について、専門的知見からの助言や提案、関連情報提供等の支援を行う。
なお、番号連携は本市の情報連携基盤の改修となるため、基盤と連携する各業務シス
テムへの影響が大きいことから、既存システム、団体内統合宛名システム及び連携I/
Fの改修・整備、中間サーバ等の整備等の把握に努めること。
【具体的業務、成果物等】
・支援が必要な各情報システムにおける、マイナンバー制度導入に係る改修の要件定
義及び基本設計工程に関連する資料等を点検・精査し、適切なスケジュール遂行等
のために見直すべき事項の指摘と必要な助言や提案を行う。
・支援業務は、6~8月頃に集中的に実施する日程を想定しており、この期間中は、
駐在回数の増減の調整を高い頻度で行うことが見込まれるため、特段の配慮を要す
る。
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【千葉市総務局情報経営部業務改革推進課】ITアドバイザリ業務委託仕様書
【別表1】
調達スケジュール
システム名
H26年度
2月 3月
28年1月
番号利用開始
H27年度
4月
5月
6月
★
7月
8月
(設計・開発)
税務システム
(契約)
福祉システム (20法定事務)
(契約)
介護システム
(契約)
★
(テスト)
(要件定義・設計開発、テスト)
★
★
保健医療・衛生情報システム
(14法定事務)
9月 10月 11月 12月 1月
(契約)
★
国民健康保険システム
(調達中)
(契約)
国民年金システム
(調達中)
(契約)
★
2月
(運用開始)
<運用開始H29.1>
(要件定義・設計開発、テスト)
(運用開始)
(要件定義・設計開発、テスト)
(運用開始)
(要件定義・設計開発、テスト)
(要件定義)
(設計開発、テスト)
※ 国民健康保険システムは「番号制度対応済の刷新システム」を調達中。
国民年金システムは「番号制度対応済の住基システムのサブシステム」として調達中。
その他システムは、既存システムに「番号制度対応パッケージソフト」を調達の上、適用。
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3月
<運用開始H29.1>
<運用開始H29.1>
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3
庁内情報資産の管理最適化に向けた支援業務
市では、平成23年度に、クラウドサービスや仮想化など、システム運用の効率化や
コスト縮減に繋がる新しい技術を用い、庁内各部門が所管する情報システムの集約化に
向けた「庁内情報システム最適化計画」を策定するとともに、住民記録・税・国保・介
護・福祉等からなる住民情報系システムの再構築について「住民情報系システム刷新計
画」を策定し、平成24年度からこれらの計画を推進しているところである。
今後は、計画策定時に対象外となったシステムや計画策定後導入されたシステムを含
めた全ての情報システムについて、適正なライフサイクル管理を実現することが必要で
ある。
適正なライフサイクル管理を実現する上での問題点として、現在の情報システム台帳
の項目は、
「システム名称」
「システム管理番号」
「所管組織」
「システム概要」
「システム
導入形態」「協議履歴」「予算額」等の基本的な情報にとどまっており、その運用、管理
の方法が定まっていないことが挙げられる。
また、各所管課がシステム導入や更新等を行う際には、開発協議を実施しているが、
大規模な情報システムの場合は、当該協議の実施時期(次年度予算要求時)では、その
方向性等を十分に検討する時間が足りないことがあるため、システムの規模等に応じて、
契約終了時期、更新に要する期間等を把握の上、適切な時期に方向性等を各所管課と調
整できるように、管理方法を検討する必要がある。
そこで、平成27年度は、庁内情報資産の管理最適化に向けて、情報資産の適切な棚
卸し、情報システム台帳の拡充等を検討する。
【具体的業務、成果物等】
以下の業務に対して、必要な助言等の支援を行う。
・台帳で管理する対象範囲・追加すべき項目の検討
・庁内情報資産の管理最適化に向けた台帳の運用・活用方法の検討
・主要なシステムに対する所管課へのヒアリング
・その他、庁内情報資産の管理最適化に向けた有効な取組みの検討
【参考資料】
・庁内情報システム最適化計画
・住民情報系システム刷新計画
【取扱注意】市の許可なくこのドキュメントの一部又は全部を複写することを禁じます。
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【千葉市総務局情報経営部業務改革推進課】ITアドバイザリ業務委託仕様書
4
その他情報提供及び助言等支援業務
市の情報化施策の推進、情報セキュリティの確保及び情報セキュリティ監査支援等、
ICTガバナンスの強化に有用な情報の提供や助言を行う。
また、受託者は、平成27年度発注予定の「情報セキュリティ監査業務委託(仮称)」
を受託することはできないものとする。
【具体的業務、成果物等】
・市の求めに応じて、技術・市場動向、民間企業・官庁等のICT利活用の状況
等について、情報提供等を適宜行う。
【取扱注意】市の許可なくこのドキュメントの一部又は全部を複写することを禁じます。
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