第 64 回 全国作文教育研究大会ニュース 第7号 にも困難なほどの貧 困があり、そこに子 どもがいるというこ してきて下さい。 造を土台にして実践されているし、またそ 育 は、 先 生 方 の ゆ た か な 社 会 認 識 や 文 化 創 の企画に出会いました。生活綴方・作文教 こでも人間の社会や文化に広く関わる多く 来る限り作文の大会・研究会に参加し、そ と驚いたことを覚えています。それから出 「作文の会で映画監督の話がきけるのか」 私が初めて大会に参加したのは二〇〇〇 年京都大会でした。高畑勲さんの話をきき、 らの報告は星野由美さん。経済的には不自 る企画。さらに、これぞ綴方という現場か 出し、人と関わる場に立ち会うことのでき 鼓、女性僧侶ライブと、新しい文化を生み 頂きたい内容です。そして子どもたちの太 ちろん、子どもに関わる多くの人にきいて 専門家が大いに語ります。学校の先生はも 護施設園長・小学校教員と子どもに関わる ネルディスカッションでは、医師・児童養 る 経 済 の あ り 方 」 を 語 っ て 下 さ い ま す。 パ 午後の閉会講演は高垣忠一郎さん。不登 校の子どもたち、またその子たちを支える きる講座があります。 放射能問題、教師同士がつながることがで 発達障害がある子のねがいの理解、原発・ と、 京 都 な ら で は の 狂 言 体 験・ 歴 史 散 歩、 青年のことばと表現分科会はもちろんのこ 作 文・ 詩 に つ い て の 実 践 的・ 歴 史 的 講 座、 ま す が、 出 な い と も っ た い な い 内 容 で す。 にくいな…という方もいらっしゃると思い 2日目には魅力的な分科会。そして3日 目の講座と閉会集会。3日目は月曜で、出 元 気 に な れ る 分 科 会・ 講 座・閉会集会 うでなくてはならないということが分かっ 由がないように見える子どもたちもそれぞ 保護者や関係者を支えてきた第一人者で とを認識する必要が て き て、 な る ほ ど と 納 得 し た こ と を 覚 え て れに困難を抱えています。本誌5月号に予 す。高垣さんには多数の著作があり、子ど あ り ま す。 浜 さ ん は、 「子どもを幸せにす います。 告編が掲載されています。もっと知りたい、 もを支えるヒントを知りたいと思って読み おい で や す 京都へ 第 回 全国作文教育研究大会 2015 . 8 . 1 → 3 京都市 子どものおかれた状況を 多角的に検討 今年の記念講演は浜矩子さん。みなさん ご存知の経済学者です。実行委員長も「日 作 大 会 で 経 済 学 者 の 講 演 は 初 め て で は?」 と 喜 ん で い ま す。 貧 困 問 題 と 正 面 か ら 向 き 合わなくては現代の子どもを語ることはで き ま せ ん。 時 々「 格 差 は あ っ て も し か た な い」と言う人がいますが、深刻な貧困問題 を格差問題にすりかえています。健康で文 化 的 な 生 活 を 保 障 さ れ な い、 生 き て い く 64 います。 (文責 川地亜弥子) 子どもを支える大人が元気になる3日 間。 最 後 ま で 楽 し ん で 下 さ る こ と を 願 っ て と間違いなしです。 え そ う 」、 そ ん な エ ネ ル ギ ー を も ら え る こ 期からあたたかい気持ちで子どもと向き合 ま さ れ て い る こ と に 気 が つ き ま す。 「2学 始めたのに、読み終わってみると自分が励 詳しく聞きたいみなさん! ぜひ楽しみに 京都大会の魅力 第64回全国作文教育研究大会 in KYOTO 現地実行委員会 / 発行
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