99 回薬剤師国家試験 問 194 多変量解析の各手法のうち、量的変数を目的変数に用いるものはどれか。2つ選べ。 1 重回帰分析 3 判別分析 5 数量化Ⅱ類 2 ロジスティック回帰分析 4 数量化I類 解説 多変量解析は、複数の変数から何らかの結果を予測するものである。多変量解析で用いられるデータには、 量的データと質的データがあり、そのデータを変数として用いた場合、量的変数と質的変数という。 量的変数:数値(数量)で表される変数(例:血圧、身長、体重など) 質的変数:数値で表現できない変数(例:有効・無効、男性、女性など) 多変量解析において、原因側のデータを説明変数、結果側のデータを目的変数といい、分析法の種類によ り、目的変数、説明変数が異なる。 説明変数 目的変数 1 2 3 4 5 量的変数 質的変数 量的変数 重回帰分析 数量化Ⅰ類 質的変数 ロジスティクス回帰分析 判別分析 数量化Ⅱ類 正:重回帰分析とは、説明変数に量的変数を用いて、量的変数である目的変数を予測する解析法であ る。例:身長、腹囲、胸囲から体重を予測する。 誤:ロジスティック回帰分析とは、説明変数に量的変数を用いて、質的変数である目的変数を予測す る解析法である。ロジスティク回帰分析では、 「あり」か「なし」か(0 か1か)のみを予測するの ではなく、目的変数が1になる確率を予測する。 誤:判別分析とは、説明変数に量的変数を用いて、質的変数である目的変数を予測する解析法である。 判別解析では、目的変数の値(1or 0 など)を予測する。 正:数量化Ⅰ類とは、説明変数に質的変数を用いて、量的変数である目的変数を予測する解析法であ る。 誤:数量化Ⅱ類とは、説明変数に質的変数を用いて、質的変数である目的変数を予測すう解析法であ る。 問 194 解答 1、4
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