〇柏市建設工事請負業者等指名停止要領制定昭和６２年４月１日施行昭和６２年４月１日（目的）第１条この要領は，本市が発注する建設工事の請負並びに建設工事に係る製造の請負，工事用材料の買入れ及び測量，調査，設計等の業務委託（以下「建設工事等」という。）の契約の円滑かつ適正な履行を確保するため，建設工事等に係る競争入札参加資格者（以下「有資格業者」という。）が事故等を引き起こした場合における指名停止等に関して，法令に特別の定めがあるものを除くほか，必要な措置を定めることを目的とする。（指名停止）第２条市長は，有資格業者が別表各号に掲げる措置要件のいずれかに該当すると認めるときは，あらかじめ柏市入札参加条件設定等委員会（以下「委員会」という。）に諮り，情状に応じて別表各号に定めるところにより期間を定め，当該有資格業者について指名停止を行うものとする。ただし，当該指名停止の理由が本市の発注した建設工事等に関するものでない場合及び本市が発注した建設工事等に関するもののうち，従前に指名停止を行った案件に比して指名停止の詳細な理由及び期間がおおむね同一であると判断できるものにあっては，委員会に諮ることなく，委員に回議することにより指名停止を行うことができる。２前項の規定は，有資格業者が有資格業者としての登録（以下「登録」という。）の未更新又は登録の抹消を申請することにより当該資格を喪失したことで，別表各号に掲げる措置要件のいずれかに該当するにもかかわらず，指名停止を行うことができなかった場合において，当該有資格業者が再度登録の申請を行うことにより有資格業者となるとき（商号等の変更，営業譲渡等により，当該資格を喪失する以前の有資格業者と同一業者であるとみなされる場合を含む。）についても適用するものとする。この場合において，当該有資格業者に指名停止を行う期間は，当該措置要件に該当する事実があったことを知り得た日から起算して２年を超えないものとする。３市長は，指名停止を行ったときは，建設工事等の契約のための指名を行うに際し，当該指名停止に係る有資格業者を指名しないものとする。当該指名停止に係る有資格業者を現に指名しているときは，指名を取り消すものとする。４前項の規定は，一般競争入札を行うに際し，当該入札参加資格を定める場合に７９おいて準用する。（下請負人及び共同企業体に関する指名停止）第３条市長は，前条第１項の規定により指名停止を行う場合において，当該指名停止について責めを負うべき有資格業者である下請負人があることが明らかになったときは，当該下請負人について，情状に応じて別表各号に定めるところにより期間を定め，指名停止を併せて行うものとする。２市長は，前条第１項の規定により共同企業体について指名停止を行うときは，当該共同企業体の有資格業者である構成員（当該指名について責めを負わない者を除く。）について，当該共同企業体の指名停止の期間の範囲内で情状に応じて期間を定め，指名停止を併せて行うものとする。３市長は，前条第１項又は前各項の規定による指名停止に係る有資格業者を構成員に含む共同企業体について，当該指名停止の期間の範囲内で情状に応じて期間を定め，指名停止を行うものとする。（指名停止の期間の特例）第４条有資格業者が一の事案により別表各号の措置要件の２以上に該当したときは，当該措置要件ごとに規定する期間の短期及び長期の最も長いものをもってそれぞれ指名停止の短期及び長期とする。２有資格業者が次の各号のいずれかに該当することとなった場合における指名停止の期間の短期は，それぞれ別表各号に定める短期の２倍（当初の指名停止の期間が１か月に満たないときは，１．５倍）の期間とする。 (1) 別表の贈賄，独占禁止法違反行為，競売等妨害（刑法（明治４０年法律第４５号）第９６条の３第１項に規定する罪をいう。以下同じ。）又は談合（同条第２項に規定する罪をいう。以下同じ。）の措置要件に係る指名停止の期間の満了後３か年を経過するまでの間に，それぞれの措置要件に該当することとなったとき。 (2) 前号に掲げる以外の別表の措置要件に係る指名停止の期間の満了後１か年を経過するまでの間（指名停止の期間中を含む。）に，それぞれの措置要件に該当することとなったとき。３市長は，有資格業者について情状酌量すべき特別の理由があるため，別表各号，前各項及び次条第１号から第３号までの規定による指名停止の期間の短期未満の期間を定める必要があるときは，指名停止の期間を当該短期の２分の１の期間まで短縮することができる。４市長は，有資格業者について，極めて悪質な理由があるため又は極めて重大な８０結果を生じさせたため，別表各号及び第１項の規定による長期を超える指名停止の期間を定める必要があるときは，指名停止の期間を当該長期の２倍（当該長期の２倍が２４か月を超える場合は２４か月）まで延長することができる。５市長は，指名停止の期間中の有資格業者について，情状酌量すべき特別の理由又は極めて悪質な理由が明らかとなったときは，別表各号，前各項及び次条に定める期間の範囲内で指名停止の期間を変更することができる。この場合において，当初の指名停止期間が満了しているときは，当初の指名停止期間を変更したと想定した場合の期間から，当初の指名停止期間を控除した期間をもって，新たに指名停止を行うことができるものとする。６市長は，指名停止の期間中の有資格業者が当該事案について責めを負わないことが明らかとなったと認めるときは，当該有資格業者について指名停止を解除するものとする。７市長は，第５項により指名停止の期間を変更するとき及び前項により指名停止の解除を行うときは，あらかじめ委員会に諮るものとする。（独占禁止法違反等の不正行為に対する指名停止の期間の特例）第５条市長は，第２条第１項の規定により情状に応じて別表各号に定めるところにより指名停止を行うに際し，有資格業者が私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律（昭和２２年法律第５４号。以下「独占禁止法」という。）に規定する不正行為により次の各号のいずれかに該当することとなった場合（前条第２項の規定に該当することとなった場合を除く。）は，それぞれ当該各号に定める期間を指名停止の期間の短期とする。 (1) 談合情報を得た場合，又は本市職員が談合があると疑うに足りる事実を得た場合で，有資格業者から談合を行わないとの誓約書が提出されていたにもかかわらず，当該事案について，別表第１１号又は第１３号に該当したときそれぞれ当該各号に定める短期の２倍の期間 (2) 別表の独占禁止法違反行為，競売等妨害又は談合の措置要件に該当する有資格者（その役員又は使用人を含む。）について，独占禁止法違反に係る確定判決若しくは確定した排除措置命令若しくは課徴金納付命令若しくは審決又は競売等妨害若しくは談合に係る確定判決において，当該独占禁止法違反又は競売等妨害若しくは談合の首謀者であると明らかになったとき（前号に掲げる場合を除く。）それぞれ当該各号に定める短期の２倍の期間 (3) 別表の独占禁止法違反行為に該当する有資格者について，独占禁止法第７条の２第６項の規定の適用があったとき。（前２号に掲げる場合を除く。）８１それぞれ当該各号に定める短期の２倍の期間 (4) 入札談合等関与行為の排除及び防止に関する法律（平成１４年法律第１０１号）第３条第４項に規定する各省各庁の長等による調査の結果，入札談合等関与行為があり，又はあったことが明らかとなったときで，当該関与行為に関し，別表の独占禁止法違反行為に該当する有資格業者に悪質な事由があるとき（前各号の規定に該当することとなった場合は除く。）それぞれ当該各号に定める短期に１か月を加算した期間 (5) 柏市又は他の公共機関の職員が，競売等妨害又は談合の容疑により逮捕され，又は逮捕を経ないで公訴を提起されたときで，当該職員の容疑に関し，別表の競売等妨害又は談合に該当する有資格業者に悪質な事由があるとき（第１号又は第２号の規定に該当することとなった場合は除く。）それぞれ当該各号に定める短期に１か月を加算した期間（指名停止の通知）第６条市長は，第２条第１項若しくは第３条の規定により指名停止を行い，第４条第５項の規定により指名停止の期間を変更し，又は同条第６項の規定により指名停止を解除したときは，有資格業者及び関係機関（本市の地方公営企業，東葛中部地区総合開発事務組合，柏市土地開発公社，一般財団法人柏市まちづくり公社，公益財団法人柏市医療公社及び一般財団法人柏市みどりの基金をいう。以下同じ。）の長に対し，遅滞なく通知するものとする。２市長は，前項の規定により指名停止の通知をする場合において，当該指名停止の理由が市の発注した建設工事等に関するものであるときは，千葉県知事及び千葉県内の自治体の長に対し，遅滞なく通知するとともに，必要に応じ，当該有資格業者から改善措置の報告を徴するものとする。（随意契約の相手方の制限）第７条市長は，指名停止の期間中の有資格業者を随意契約の相手方としないものとする。ただし，やむを得ない理由がある場合には，この限りでない。（下請等の禁止）第８条市長は，指名停止の期間中の有資格業者が本市発注の契約に係る建設工事等の全部若しくは一部を下請し，若しくは受託し，又は当該工事の保証人となることを承認しないものとする。（指名停止に至らない理由に関する措置）第９条市長は，指名停止を行わない場合において，必要があると認めるときは，当該有資格業者に対し，書面又は口頭で警告し，又は注意の喚起を行うことがで８２きる。（指名停止の公表）第１０条市長は，第２条第１項の規定により指名停止の措置を行ったときは，当該有資格業者名等を公表するものとする。（準用）第１１条この要領の規定は，建設工事等以外の有資格業者に係る指名停止等について準用する。（関係機関における指名停止の本市における準用）第１１条の２関係機関において本要領の規定に準じて行った措置については，前各条に規定する手続きによらず，本市においても同様の措置を行ったものとする。（補則）第１２条附この要領に定めるもののほか必要な事項は，市長が別に定める。則（施行期日）１この要綱は，昭和６２年４月１日から施行する。（柏市建設工事等請負業者指名停止要綱の廃止）２柏市建設工事等請負業者指名停止要綱（昭和５２年４月１日制定）は，廃止する。附則この要綱は，平成２年１２月１０日から施行する。附則この要綱は，平成６年９月１日から施行する。附則この要綱は，平成６年１２月１０日から施行する。附則この要領は，平成１５年４月１日から施行する。附則８３この要領は，平成１６年６月１日から施行する。附則この要領は，平成１９年４月２日から施行する。附則この要領は，平成１９年１０月２２日から施行する。附則この要領は，平成２０年４月１日から施行する。附則この要領は，平成２１年４月１日から施行する。附則この要領は，平成２１年５月１日から施行する。附則この要領は，平成２２年４月１日から施行する。附則この要領は，平成２２年８月２日から施行する。附則この要領は，平成２４年４月１日から施行する。附則この要領は，平成２７年１月８日から施行する。８４別表（第２条第１項，第３条第１項，第４条第１項から第５項まで，第５条関係) 措置要件期間（１）本市（関係機関を含む。以下同じ。）の発注する建築工事等の請負当該認定をした日から１か月以契約に係る一般競争及び指名競争において，競争入札参加資格申上６か月以内虚偽記請書，競争参加資格確認資料その他の入札前の調査資料に虚偽の載記載をし，建築工事等の請負契約の相手方として不適当であるとき。（２）本市の発注した建設工事等（以下この表において「市発注工事等」当該認定をした日から１か月以という。）の施工に当たり，過失により建設工事等を粗雑にしたとき（か上６か月以内過失にしが軽微であるときを除く。）。よる粗（３）千葉県内における建設工事等で，前号に掲げる以外のもの（以下当該認定をした日から１か月以雑工事「一般工事等」という。）の施工に当たり，過失により建設工事等を粗雑上３か月以内にした場合において，かしが重大であるとき。契約違反（４）第２号に掲げる場合のほか，市発注工事等の施工に当たり，契約に当該認定をした日から２週間以違反し，建設工事等の契約の相手方として不適当であるとき。上４か月以内安全管（５）市発注工事等の施工に当たり，安全管理の措置が不適切であった当該認定をした日から１か月以ため，公衆に死亡者若しくは負傷者を生じさせ，又は損害（軽微なも上６か月以内理措置のを除く。）を与えたとき。の不適切により生じ（６）一般工事等の施工に当たり，安全管理の措置が不適切であったた当該認定をした日から１か月以め，公衆に死亡者若しくは負傷者を生じさせ，又は損害を与えた場合上３か月以内た公衆において，当該事故が重大であるとき。損害事故安全管（７）市発注工事等の施工に当たり，安全管理の措置が不適切であった当該認定をした日から２週間以ため，工事関係者に死亡者又は負傷者を生じさせたとき。上４か月以内理措置の不適（８）一般工事等の施工に当たり，安全管理の措置が不適切であったた当該認定をした日から２週間以切によめ，工事関係者に死亡者又は負傷者を生じさせた場合において，当上２か月以内り生じ該事故が重大であるとき。た工事関係者事故（９）次のアからウまでに掲げる者が本市職員に対して行った贈賄の容疑逮捕又は公訴を知った日から，により逮捕され，又は逮捕を経ないで公訴を提起されたとき。アにあっては１２か月以上２４か月以内，イにあっては６か月以上ア代表役員等１２か月以内，ウにあっては３かイ一般役員等ウ有資格業者の使用人でイに掲げる以外のもの（以下「使用人」と月以上９か月以内いう。）贈賄 (10) 次のアからウまでに掲げる者が本市以外の他の公共機関の職員に逮捕又は公訴を知った日から，対して行った贈賄の容疑により逮捕され，又は逮捕を経ないで公訴をアにあっては６か月以上１２か月提起されたとき。以内，イにあっては３か月以上９か月以内，ウにあっては２か月以ア代表役員等上６か月以内イ一般役員等ウ使用人８５ (1１) 千葉県内において，業務に関し独占禁止法第３条又は第８条第１項当該認定をした日から１２か月第１号に違反した場合において，建設工事等の契約の相手方として以上２４か月以内独占禁不適当であると認められるとき。止法違 (12) 千葉県外の区域において，業務に関し独占禁止法第３条又は第８当該認定をした日から６か月以反行為条第１項第１号に違反し，建設工事等の契約の相手方として不適当で上１２か月以内あると認められるとき。 (1３) 千葉県内において，公共機関が発注した建設工事等に関し，代表逮捕又は公訴を知った日から１役員等，一般役員等又は使用人が競売等妨害又は談合の容疑により２か月以上２４か月以内競売等逮捕され，又は逮捕を経ないで公訴を提起されたとき。妨害又 (１４) 千葉県外の区域において，他の公共機関が発注した建設工事等に逮捕又は公訴を知った日から６は談合関し，代表役員等，一般役員等又は使用人が競売等妨害又は談合か月以上１２か月以内の容疑により逮捕され，又は逮捕を経ないで公訴を提起されたとき。 (１５) 市発注工事等において，建設業法（昭和２４年法律第１００号）の規当該認定をした日から２か月以定に違反し，建設工事等の請負契約の相手方として不適当であると上９か月以内建設業き。法違反 (１６) 千葉県及び近県の区域内において，建設業法（昭和２４年法律第１当該認定をした日から１か月以行為００号）の規定に違反し，建設工事等の請負契約の相手方として不適上９か月以内当であるとき（前号に掲げる場合を除く。）。 (１７) 前各号に掲げる場合のほか，業務に関し，不正又は不誠実な行為当該認定をした日から１か月以をし，建設工事等の契約の相手方として不適当であるとき。上９か月以内その他不正又は不誠 (１８) 前各号に掲げる場合のほか，代表役員等が禁こ以上の刑に当たる当該認定をした日から１か月以実な行犯罪の容疑により公訴を提起され，又は禁こ以上の刑若しくは刑法の上９か月以内為規定による罰金刑を宣告され，建設工事等の契約の相手方として不適当であるとき。８６