(別添2) 平成 27 年度 仮置場等データベースシステムに係る 機器等保守運用業務 平成 27 年 4 月 環 境 省 1 仕様書 目 次 1 本書の位置づけ ......................................................................................................................... 1 2 本業務の概要 ............................................................................................................................. 1 3 本業務の内容 ............................................................................................................................. 2 3.1 基本要件 ............................................................................................................................... 2 3.2 ハードウエア保守業務 ......................................................................................................... 2 3.3 ソフトウエア保守業務 ......................................................................................................... 3 3.4 機器等運用業務 .................................................................................................................... 3 4 本業務のスケジュール .............................................................................................................. 4 5 本システムの構成 ..................................................................................................................... 4 6 セキュリティに関する要件 ....................................................................................................... 4 7 グリーン調達の推進 .................................................................................................................. 5 8 本業務の成果物 ......................................................................................................................... 5 8.1 成果物一覧 ........................................................................................................................... 5 8.2 納入部数 ............................................................................................................................... 5 8.3 納入期限 ............................................................................................................................... 6 8.4 納入場所 ............................................................................................................................... 6 9 著作権等の扱い ......................................................................................................................... 6 10 その他 .................................................................................................................................... 6 11 閲覧資料について .................................................................................................................. 6 【別添】 ........................................................................................................................................... 7 1 報告書等の仕様及び記載事項 ................................................................................................... 7 2 電子データの仕様 ..................................................................................................................... 7 3 その他........................................................................................................................................ 7 0 1 本書の位置づけ 本仕様書は、仮置場等データベース改修及び保守運用において実施する「平成 27 年度仮置場等 データベースシステムに係る機器等保守運用業務」(以下、「本業務」という)の要件を定義した ものである。 2 本業務の概要 平成 23 年 3 月に発生した東京電力福島第一原子力発電所事故により放出された放射性物質によ り汚染された施設等のうち、 「平成二十三年三月十一日に発生した東北地方太平洋沖地震に伴う原 子力発電所の事故により放出された放射性物質による環境の汚染への対処に関する特別措置法」 (以下「法」という。 )第 32 条第1項に規定する汚染状況重点調査地域については、市町村が主 体的に除染を実施している。除染により発生した除去土壌等については、除染された現場や、仮 置場に一時的に保管されている。 本業務は、平成 26 年度に構築した福島県内の汚染状況重点調査地域に設置されている仮置場等 の巡回調査により把握したデータ等を一元的に管理するデータベースシステム(仮置場等データ ベースシステム 以下、本システム)の機器等保守運用業務の実施を目的とする。 本システムの改修及び保守運用の全体像は図 2-1 のとおりであり、本業務の範囲は事業者 B の 範囲である。 図 2-1 本システムの構築改修及び保守運用の全体像 ◇事業者 A 本システムの全体統括・改修・保守運用等(データベース及びアプリケーション) ◇事業者 B【本業務】 本システムの機器等の保守運用等(ハードウエア及びソフトウエア) ◇事業者 C 本システムが設置される環境省データセンタの保守運用等(ネットワーク及びデータセンタ) 1 3 本業務の内容 本業務実施事業者は、環境省担当官及び事業者 A の指示に基づき、本業務を実施し、実施した 作業を各種報告書として取りまとめ、環境省担当官に提出の上、承認を得ること。業務内容を以 下に示す。 なお、本業務の実施にあたっては、 「政府情報システムの整備及び管理に関する標準ガイドライ ン」 (平成 26 年 12 月 3 日第 58 回各府省情報化統括責任者(CIO)連絡会議決定)に基づき、作 業を実施すること。 <参考>政府情報システムの整備及び管理に関する標準ガイドライン http://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/cio/dai58/honbun.pdf 3.1 基本要件 本業務に関する基本要件として、以下に記載した作業及び管理を実施すること。 ①本業務について、本仕様書を基に、環境省担当官及び事業者 A と協議し、保守運用作業計画 書を作成の上、承認を得ること。 ②本業務は、平成 27 年 4 月 1 日から平成 28 年 3 月 31 日までの期間とする。本システムのハ ードウエア及びソフトウエアの保守サービス期間を確認した上で、必要であれば当該期間分 の期間延長を行うこと。 ③本業務は、原則として開庁日の 9:00~17:30 の対応とする。環境省担当官及び事業者 A から の本システムに関する問い合わせに関し、迅速に対応すること。 ④本業務に際しては、データの取り扱いについて環境省担当官が提示する「環境省情報セキュ リティポリシー」を遵守すること。また、環境省データセンタに入館する必要がある場合に は、常に身分証明書を携帯する他、データセンタが規定する利用規則に従うこと。 ⑤本業務は、本システムを範囲とするが、環境省のネットワーク等関連する他システムにトラ ブルが発生し、本システムへの影響が想定される場合には、誠意を持ってこれに対応するこ と。 ⑥本業務に際しては、事業者 A 及び事業者 C と緊密な連携を図りつつ、作業を実施すること。 また、本業務受注当初に各事業者との作業分担及び責任の所在を明らかにし、環境省担当官 へ報告すること。 3.2 ハードウエア保守業務 ハードウエアの保守業務について、以下に記載した作業及び管理を実施すること。 ①ハードウエアについて、 環境省担当官及び事業者 A からの、 取扱方法や設定内容等に関する、 問合に対応すること。 ②ハードウエアに関しては、契約期間中に 1 回程度定期点検作業を実施すること。 ③機器等の障害発生時には、事業者 A が実施する一次切り分け作業結果に伴い、現状復旧に要 する必要人員を現地に派遣し、速やかに障害発生機器等の調査・修理を行い、修理完了後に 動作確認及び引渡しを行った上で、修理内容・対応経過・発生防止策を含めた作業実施記録 2 簿及び作業報告書を作成し、環境省担当官及び事業者 A へ報告を実施すること。 ④機器等の修正範囲については、故意に障害を与え破損したもの以外については、すべてのハ ードウエア、部品等の手配を行い、障害発生より起算して 1 日以内を目標に復旧させること。 なお、本項規定の期日内の復旧が困難な場合には、係る事情を環境省担当官及び事業者 A に 報告し、対応策について協議すること。 3.3 ソフトウエア保守業務 ソフトウエア保守業務について、以下に記載した作業及び管理を実施すること。 ①ソフトウエアについて、 環境省担当官及び事業者 A からの、 取扱方法や設定内容等に関する、 問合に対応すること。 ②ソフトウェア(基本 OS ソフト、データベースソフト、ウイルス対策ソフト、バックアップ ソフト等)について、パッチファイル及びパターンファイル等のアップデート情報を提供す ること。情報提供に関しては半年に 1 回程度実施すること(ただし、重大な情報が生じた場 合は即座に情報提供すること)。パッチファイル及びパターンファイル等の提供に際しては、 本システムの構成で適用可能な方式及び環境を用意すること。 ③また、パッチ適用検証については、事業者 A が行うが、当該事業者の判断に従い、実際のパ ッチ適用作業を実施すること。 ④環境省が、本業務に必要となる情報(セキュリティ関連情報等)を提供した場合、調査や作 業が必要であれば、環境省担当官及び事業者 A と協議の上、解決すること。 3.4 機器等運用業務 本業務について、以下に記載した作業及び管理を実施すること。 ①環境省担当官が提供する本システムの機器等構成(ハードウエア及びソフトウエア等の構成 及び設定に関する詳細情報)に関する設計書及び情報資産台帳について、現状を管理するこ と。また変更が生じた場合には適宜修正を行うこと。 ②本システムの機器等構成に変更が生じた場合、環境省担当官及び事業者 A と協議の上、ハー ドウエア及びソフトウエア等の設計・設定を実施すること。機器等構成変更の頻度としては、 年 2 回程度とする。 ③環境省担当官及び事業者 A の指示に従い、機器等の起動/終了/再起動処理を実施すること。 必要に応じてデータセンタにて作業を実施すること。 ④環境省担当官及び事業者 A の指示に従い、システムを利用するユーザの登録/変更/削除処理 を行うこと(頻度としては月 1 回、年間 100 名程度)。また、環境省担当官が提供するユー ザの管理台帳について、ユーザに変更が生じた場合には適宜修正を行うこと。 ⑤本業務に際しては、実施した保守作業の実績を、保守作業報告書(月次)及び保守作業報告 書(年次)としてとりまとめ、それぞれ月次(各月末)及び年次(年度末)に報告を行い、 環境省担当官及び事業者 A の承認を得ること。 3 4 本業務のスケジュール 本業務の工程を以下に示す。本業務実施事業者は、年間を通じて適宜作業を実施すること。 図 4-1 事業全体スケジュール 5 本システムの構成 本システムの構成について、 「閲覧資料:仮置場等データベースシステム システム構成」に記 載する。 6 セキュリティに関する要件 本業務実施事業者は、下記の点に留意して、情報セキュリティを確保するものとする。 ①本業務実施事業者は、本業務の開始時に、本業務に係る情報セキュリティ対策とその実施方 法及び管理体制について環境省担当官及び事業者 A に書面で提出すること。 ②本業務実施事業者は、環境省担当官及び事業者 A から要機密情報を提供された場合には、当 該情報の機密性の格付けに応じて適切に取り扱うための措置を講ずること。また、本業務に おいて本業務実施事業者が作成する情報については、環境省担当官及び事業者 A からの指示 に応じて適切に取り扱うこと。 ③本業務実施事業者は、環境省情報セキュリティポリシーに準拠した情報セキュリティ対策の 履行が不十分と見なされるとき、又は本業務実施事業者において本業務に係る情報セキュリ ティ事故が発生したときは、必要に応じて環境省担当官及び事業者 A の行う情報セキュリテ ィ対策に関する監査を受け入れること。 ④本業務実施事業者は、環境省担当官及び事業者 A から提供された要機密情報が業務終了等に より不要になった場合には、確実に返却し又は廃棄すること。また、本業務において本業務 実施事業者が作成した情報についても、環境省担当官及び事業者 A からの指示に応じて適切 に廃棄すること。 ⑤情報システムを構築・改良する業務にあっては、本業務実施事業者は、環境省情報セキュリ ティポリシーに準拠したシステムを構築すること。 4 ⑥本業務実施事業者は、本業務の終了時に、本業務で実施した情報セキュリティ対策を報告す ること。 (参考)環境省情報セキュリティポリシー http://www.env.go.jp/other/gyosei-johoka/sec-policy/full.pdf ⑦OS、ミドルウェアのアカウントに対して、適切なアクセス権及びパスワードポリシーの設定 を行うこと。 ⑧納品するソフトウエアについては、最新のセキュリティ情報を調査・報告すること。また、 問題がある場合は、環境省担当官及び事業者 A の指示に従い、対応すること。 ⑨納品時に不要なサービスポートは閉じること。 7 グリーン調達の推進 「国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律(グリーン購入法)」第六条第 1 項の規定 に基づき定められた「環境物品等の調達の推進に関する基本方針」に定められた物品については、 基本方針に定められた基準を満たすこと。 8 本業務の成果物 8.1 成果物一覧 ①契約後 1 週間(行政機関の休日を含まない)以内に提出するもの ・保守運用作業計画書(環境省担当官及び事業者 A の承認を得たもの) ②適宜提出するもの ・作業実施記録簿及び作業報告書 ・ソフトウエアアップデート情報報告書 ・インフラ設計書 ・情報資産台帳 ・ユーザ管理台帳 ・協議の記録等(協議後 3 日以内に承認を得た議事録を取りまとめたもの) ・ 「標準ガイドライン」に基づくODB登録用シート ③各月及び各年度末に提出するもの ・保守運用作業報告書(月次) ・保守運用作業報告書(年次) (年次報告書には提出したODB登録用シート一式を含むこと) ④ライセンス ・本業務の実施に必要となるハードウエア保守ライセンス一式 ・本業務の実施に必要となるソフトウエア保守ライセンス一式 8.2 納入部数 納入部数及び体裁について、次の要件に基づくこと。次の体裁に従うことが困難である場合は、 事前に環境省担当官に申告し、その指示を受けること。 報告書等(8.1②、③に示すもの及び業務上発生するパンフレット、冊子等の印刷物含む)及び 5 その電子データの仕様書及び記載事項は、別添によること。 ①紙媒体:原本 1 部、副本 1 部 原則としてA4 判縦で作成すること。 ②電子媒体(DVD-R) :原本 1 部、副本 1 部 原則として Microsoft Office 形式及び PDF 形式の両方で保存すること。 8.3 納入期限 ①ハードウエア保守業務 平成 28 年 3 月 31 日 ②ソフトウエア保守業務 平成 28 年 3 月 31 日 ③機器等運用業務 平成 28 年 3 月 31 日 ※業務期間は平成 27 年 4 月 1 日から平成 28 年 3 月 31 日まで 8.4 納入場所 各成果物は、環境省水・大気環境局放射性物質汚染対策担当参事官室へ納入すること。 9 著作権等の扱い ①成果物に関する著作権、著作隣接権、商標権、商品化権、意匠権及び所有権(以下「著作権 等」という。 )は、環境省が保有するものとする。 ②本業務実施事業者は自ら制作・作成した著作物に対し、いかなる場合も著作者人格権を行使 しないものとする。 ③成果物に含まれる本業務実施事業者又は第三者が権利を有する著作物等(以下、 「既存著作物」 という。 )の著作権等は、個々の著作者等に帰属するものとする。 ④納入される成果物に既存著作物等が含まれる場合には、本業務実施事業者が当該既存著作物 の使用に必要な費用の負担及び使用許諾契約等に係る一切の手続を行うものとする。 10 その他 本業務実施事業者は、本仕様書に疑義が生じたとき、本仕様書により難い事由が生じたとき、 あるいは本仕様書に記載のない細部については、環境省担当官と速やかに協議しその指示に従う こと。 11 閲覧資料について 本業務を行うに当たって、入札参加希望者は、必要に応じて本業務に係る閲覧資料を所定の手 続きを経て環境省内で閲覧することを可能とする。 閲覧を希望する者は、以下の連絡先に予め連絡のうえ、訪問日時を調整すること。 ただし、コピーや写真撮影等の行為は禁止する。また、閲覧を希望する資料であっても、本業務 における情報セキュリティ保護等の観点から、提示できない場合がある。 連絡先:環境省水・大気環境局放射性物質汚染対策担当参事官室 担当寺田(Tel 03-5521-9260) 6 【別添】 1 報告書等の仕様及び記載事項 報告書等の仕様は、 「環境物品等の調達の推進に関する基本方針」 (平成 27 年 2 月 3 日閣議決 定。以下「基本方針」という。 )の「印刷」の判断の基準を満たすこと。 なお、 「資材確認票」 (基本方針 198 頁、表 3 参照)及び「オフセット印刷又はデジタル印刷の 工程における環境配慮チェックリスト」 (基本方針 199 頁、表 4 参照)を提出するとともに、印 刷物にリサイクル適性を表示する必要がある場合は、次の表示例を参考に、裏表紙等に表示する こと。 リサイクル適性の表示:印刷用の紙にリサイクルできます この印刷物は、グリーン購入法に基づく基本方針における「印刷」に係る判断の基準にした がい、印刷用の紙へのリサイクルに適した材料[Aランク]のみを用いて作製しています。 なお、リサイクル適性が上記と異なる場合は環境省担当官と協議の上、基本方針を参考に適切 な表示を行うこと。 (http://www.env.go.jp/policy/hozen/green/g-law/kihonhoushin.html) 2 電子データの仕様 ①Microsoft 社 Windows7 SP1 上で表示可能なものとする。 ②使用するアプリケーションソフトについては、次のとおりとする。 ・文章;ワープロソフト Just system 社一太郎(2011 以下)、又は Microsoft 社 Word(フ ァイル形式は Word2010 以下) ・計算表;表計算ソフト Microsoft 社 Excel(ファイル形式は Excel2010 以下) ・画像;BMP 形式又は JPEG 形式 ③②による成果物に加え、 「PDF ファイル形式」による成果物を作成すること。 ④以上の成果物の格納媒体は DVD-R とする。事業年度及び事業名称等を収納ケース及び DVD-R に必ずラベルにより付記すること。 ⑤文字ポイント等、統一的な事項に関しては環境省担当官の指示に従うこと。 3 その他 成果物納入後に請負者側の責めによる不備が発見された場合には、受注者は無償で速やかに必 要な措置を講ずること。 以上 7
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