1. 「国立大学職員必携」の刊行に当たって

「国立大学法人職員必携」(平成 27 年版)の刊行に当たって
国立大学協会においては、毎年、国立大学法人の幹部をはじめとする教職員
を対象とした研修事業を実施しています。平成 16 年の法人化以来約 10 年を経
過し、その間も様々な情勢の変化が続いていることを踏まえ、これらの研修会
の参加者に基礎的な資料集を提供するため、本協会では平成 25 年3月に「国立
大学法人職員必携」を初めて作成しました。その内容は、戦前から今日に至る
国立大学の歴史を振り返るとともに、法人化の理念や経緯、国立大学に関する
基本的な法令や制度、さらには現在の諸情勢や課題をコンパクトにまとめたも
のとなっています。
その後、平成 26 年2月には、「日本再興戦略」や「国立大学改革プラン」な
どの動向を追加した改訂版を発行しました。
このたび、さらに平成 28 年度から始まる第3期中期目標期間に向けた改革の
動向や年俸制導入、高大接続改革などの状況をアップデートした平成 27 年版を
作成しました。改訂作業に当たっては、本協会事務局職員の他、文部科学省等
の関係者の全面的なご協力をいただきましたことに厚く感謝申し上げます。
本冊子は、前述したように、主として、本協会の実施する研修会の参加者に
配布することを念頭に作成したものですが、それに限らず、各国立大学法人に
おける新採用職員の研修用資料として、また、役員や職員にとっては国立大学
法人や広く大学制度等に関する基礎的知識を確認するための、いわば必携資料
としても、ご活用いただけるのではないかと考えています。
なお、本冊子については、有限会社国大協サービスにおいて購入申込みがで
きますことを申し添えます。
本冊子が広く皆様に活用されることを願っております。
平成 27 年 2 月
一般社団法人 国立大学協会事務局
(編集責任者 木谷 雅人)