(緊急雇用創出基金事業)の実施について(PDF:573KB)

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課
27.2.17
交 通 企 画 課
交通弱者事故防止対策事業(緊急雇用創出基金事業)の実施について
1
趣 旨
高齢者や子供などの交通弱者に関わる交通事故の総量抑制を図るため、参加・体験型交通
安全教育と家庭訪問を中心とする「交通弱者事故防止対策事業」を民間業者に業務委託して
実施するもの。
2 委託先業者及び委託期間
(1) 委託先(受託)業者
新日本警備保障株式会社
(2) 委託期間
平成27年3月1日(日)から平成28年2月29日(月)までの12か月間
3 事業内容等
(1) 事業内容
ア 交通安全教育機器を活用した交通弱者に対する交通安全教育指導業務
イ 高齢者宅家庭訪問等の街頭啓発活動
※活動の詳細は、別紙「交通弱者事故防止対策事業実施要領」のとおり。
(2) 勤務形態
ア 原則3人1組2班編制とし、各班は、指定された警察署管内で交通安全教育指導及び
高齢者宅家庭訪問等の街頭啓発活動を実施する。
イ チャレンジ号、自転車シミュレータは、現在、業務委託している「いきいき高齢者交
通安全教育事業」が終了した後、平成27年6月1日から運用する。
4 各警察署の実施事項
(1) 交通弱者に係わる事故分析結果に基づいた運用・活動場所の選定
(2) 交通安全教育機器の運用計画の策定
(3) 運用場所への事前連絡と協力依頼
(4) 高齢者宅家庭訪問等の街頭啓発活動を実施する地域・場所の選定と具体的な計画
(5) 委託先業者に対する具体的な指示
5 実施上の留意事項
(1) 関係機関との連携
業務の遂行に際しては、交通安全協会、交通安全教育支援センター、地域交通安全活動
推進委員等の交通安全機関・団体及びボランティアとの連携を図ること。
(2) 連絡担当者の指定
あらかじめ交通課内の連絡担当者(交通企画課兼務者等2名以上)を指定し、委託先業
者の担当者との連絡体制を確立すること。
(3) いきいき高齢者交通安全教育事業との連携
本年3月1日から5月31日までの3か月は、現在委託中の「いきいき高齢者交通安全
教育事業」と重複することから、効果的な運用を図ること。
別紙
交通弱者事故防止対策事業実施要領
1
事業概要
高齢者や子供など交通弱者が安全な暮らしを確保できるよう、民間業者に委託して、
現在の交通安全教育車『チャレンジ号』と自転車シミュレータに加え、新たに導入さ
れた歩行環境シミュレータを活用し、参加体験型交通安全教育と家庭訪問活動を中心
に、交通ルールやマナーについての教育指導を実施し、道路における安全行動を身に
付けさせることにより、交通弱者に関わる交通事故の総量抑制を図るもの。
2
実施期間
平成27年3月1日(日)から 平成28年2月29日(月)までの12か月間
3
実施場所
各警察署管内
4 実施内容
(1) 交通安全教育機器を活用した交通弱者に対する交通安全教育活動
(2) 高齢者宅家庭訪問等の街頭啓発活動
5
事業実施者
新日本警備保障株式会社長野支社
6
事業に使用する交通安全教育機器
本事業の実施に当たっては、次の交通安全教育機器を使用するものとする。
(1) 「歩行環境シミュレータ」(通称名わたりジョーズ君)
(2) 「ドライバーズビジョン」(交通安全教育車「チャレンジ号」に固定積載してあ
るもの。平成27年6月1日から、本事業で運用。)
(3) 「自転車シミュレータ」(平成27年6月1日からチャレンジ号に積載。)
7
委託先業者の実施事項
本事業は、「交通安全教育機器を活用した参加体験型交通安全教育活動」及び「高
齢者宅家庭訪問活動等の街頭啓発活動」を行うものとし、従事者6名は、「交通安全
アドバイザー」として次の業務を行うものとする。
(1) 交通安全教育機器を活用した交通安全教育
「歩行環境シミュレータ」
「ドライバーズビジョン」及び「自転車シミュレータ」
を活用し、指定された地域・場所において高齢者等交通弱者を対象とした交通安全
教育指導を行う。
なお、「ドライバーズビジョン」及び「自転車シミュレータ」は、平成27年6
月1日から運用するものとする。
(2) 高齢者宅家庭訪問及び街頭啓発活動
- 1 -
高齢者交通安全モデル地区及び交通事故多発地域を中心に、高齢者宅の家庭訪問
を行い、チラシ等を活用した交通事故防止アドバイスと夜光反射材を貼付・配付す
る他、スーパー・病院・公民館等の高齢者の利用頻度が高い施設、主要交差点及び
その他効果が認められる場所において、桃太郎旗等を活用した街頭啓発活動、高齢
横断歩行者等の保護誘導、交通事故防止のための声掛け活動及び反射材貼付・配付
活動を実施する。
(3) 活動時間・日数等
月曜日から金曜日までの週5日勤務とし、1日の勤務は8時間で月20日間勤務。
※ 基本勤務は、月曜日から金曜日とするが、交通企画課及び警察署の指示によ
り土日祝日においても活動を行うことができる。
(4) 活動単位
履行場所において、アドバイザー6名は、3人1組2班編制で、各班車両1台ず
つを使用して、次の活動を実施する。
ア 第1班(うち1名は統括責任者)は、主に歩行環境シミュレータを運用した交
通安全教育活動を実施し、同シミュレータが運用できない場合は、高齢者宅家庭
訪問活動等街頭啓発活動を実施する。
イ 第2班は、高齢者宅家庭訪問活動等街頭啓発活動を実施し、平成27年6月以
降は、「ドライバーズビジョン及び自転車シミュレータ」を運用した交通安全教
育活動を実施する。
8 管轄警察署の実施事項
(1) 運用計画の策定
警察署は、「交通弱者事故防止対策事業運用計画表」(別添1)に基づき自署指
定日の運用計画を策定し、指定日の1週間前までに「交通弱者事故防止対策事業運
用計画書FAX票」(別添2)に記入し、運用場所の「地図」等を添付のうえ、交通
企画課交通安全対策室と委託先業者にファクシミリで送付すること。
別添3「交通弱者事故防止対策事業」の運用要領参照
ア 交通安全教育機器の運用
(ア) 交通安全教育機器の運用に当たっては、管轄警察署が開催施設・場所とする
スーパー・病院・公民館等の管理者と事前に連絡をとり、協力を得た上で活動
させる。
(イ) 行事・イベント等により交通安全教育機器の運用を変更する場合には、あら
かじめ指定された警察署及び交通企画課交通安全対策室に事前連絡し協議する
こと。
(ウ) 交通安全教育機器運用の留意事項
歩行環境シミュレータ及び自転車シミュレータの設置は「室内」の水平かつ
安定する場所(床面とし、畳可)とすること。
外部電源が必要なため、事前に開催施設場所の許可を得て電源を確保するこ
と。
イ 高齢者宅家庭訪問等の街頭啓発活動
(ア) 高齢者交通安全モデル地区を中心に選定し、住宅地図等に示すなどして訪問
活動実施区域を指定すること。
当該地区の区長、役員、交通安全団体役員等と連絡を密にし、家庭訪問を実
- 2 -
施する旨を広く住民に広報するとともに、ミニ広報誌・有線放送等を活用して
広報を実施する。
家庭訪問の実施に当たっては、地域交通安全活動推進委員、地区役員、交通
安全・防犯団体等と協働して実施するなど協働実施についても考慮すること。
(イ) 街頭啓発活動
事故多発交差点・横断歩行者事故多発地点等の交通事故抑止効果の上がる場
所を選定し、実施時間・場所・実施要領を具体的に指示すること。
(2) 連絡担当者の指定
警察署での連絡担当者を指定し、本事業の指示連絡を行うこと。
連絡担当者は、交通企画課兼務者又は交通課長が対応すること。
(3) 運用時の留意事項
ア 交通安全教育機器を運用する際は、スーパー・病院駐車場等具体的な場所・時
間等を指示し、事前に運用場所の管理者等に連絡をして協力依頼をすること。
また、イベント等で交通安全アドバイザー(6名)だけでは足りないと認めら
れる場合には、交通企画課交通安全対策室へ事前連絡すること。
イ 交通企画課からSdocプログラムにより、特に指導が必要と認められ通報され
た高齢者(要指導高齢者)に対し、チャレンジ号の運用日に合わせて、交通安全
講習を受講させるよう勧奨すること。
要指導高齢者が受講した時は、受講日、受講会場、受講結果について交通企画
課交通安全対策室に報告すること。
ウ 協働活動の実施
本業務の実施に際しては、受託業者と連携した啓発活動を行うとともに各関係
ボランティア団体等に対し、関係者が連携して啓発活動を推進するよう働きかけ
ること。
エ 受託業者からの通報対応
アドバイザーの活動に伴い危険運転車両や不審者等の通報を受けた場合は事案
内容に応じ適切な対応を図ること。
オ 事前広報
歩行環境シミュレータ・ドライバーズビジョン・自転車シミュレータを運用す
る際には、事前広報を積極的に行い、住民への周知を図るとともに利用促進に努
めること。
カ アドバイザーへの助言指導
本事業の実施に際し、アドバイザーに対し具体的な助言指導を行い、交通安全
教育の技術・能力の向上を図ること。
キ 報告
(省略)
9 その他
(1) 本事業に対する周知
本事業の趣旨・活動内容等について、毎朝訓示等において署員への周知を徹底さ
せる。
(2) 本部との連携と効果的な推進
業務の推進方法・実施状況等について、交通企画課と緊密な連携を図る。
- 3 -
(3)
関係者との連携
本事業の推進に際しては、交通安全協会等の地域ボランティアの協力を得て実施
する。
(4) いきいき高齢者交通安全教育事業との連携
平成27年3月1日から5月31日までの3か月間は、いきいき高齢者交通安全
教育事業のアドバイザー5名がチャレンジ号と自転車シミュレータを運用してお
り、この間は、本事業と重複して運用することから、それぞれのアドバイザーと連
携させ、効果的な運用を図るよう留意すること。
(別添1・2省略)
- 4 -
別添3
の運用要領
<H27年3月1日からH28年2月29日までの間>
1
交通弱者事故防止対策事業従事員
活動単位
交通安全アドバイザー 6名(内正規社員1名、失業者5名)
いきいき高
齢者
交通安全
教育5名
活動単位 車両2台 3人1組2班
2
3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月
3名
車両1台
2名
車両1台
交通弱者 ☆わたりジョーズ君
3名
事故防止
対策6名 ☆高齢者宅家庭訪問 車両1台
3名 高齢者宅家庭訪問
活動範囲
各警察署管内
3
☆チャレンジ号
人員
運用要領
☆自転車シミュレータ
2月
6月以降業務終了
チャレンジ号と自転車シミュレータは、
交通弱者事故防止対策事業にて運用
チャレンジ号(自転車シミュレータ搭載)運用
(1)H27年3月1日から5月31日までの間
・レンタカー2台(内1台わたりジョーズ君搭載)、3人1組2班
1個班、わたりジョーズ君運用、1個班、高齢者宅訪問又は街頭啓発活動
わたりジョーズ君の運用ができない場合は、2人1組の3班編制で、高齢者宅家庭訪問、街頭啓発活動を実施。
(2)H27年6月1日からH28年2月29日までの間
・レンタカー1台(わたりジョーズ君搭載)3人1組
・チャレンジ号(ドライバーズビジョン、自転車シミュレータ等搭載)3人1組
各班は、搭載された交通安全教育機器を運用する。
わたりジョーズ君、チャレンジ号、自転車シミュレータの3機が同時運用できる場合は、2人1組で運用する。
当該機器が、天候不良、運用場所不適等の理由により運用できない場合は、高齢者宅家庭訪問、街頭啓発活動を実施する。
連絡・調整
結果報告
運用日程等調整
指示連絡・調整
運用計画FAX票の送付
【受託業者】
新日本警備保障
運用計画FAX票の送付・具体的指示
H27年3月1日から
H28年2月29日までの間(1年間)
H27年3月1日から
H27年5月31日までの間
〇レンタカー
〇レンタカー
わたりジョーズ君搭載
アドバイザー3名
アドバイザー3名
〇交通安全教室、緊急対策などの運用計画策定
〇運用場所、協力機関団体との調整
〇アドバイザーに対する具体的指示
指定日の
各警察署管内
〇わたりジョーズ君運用(通年)
公民館、大型店舗ホール等
交通安全教室等開催
〇高齢者宅家庭訪問活動、
街頭啓発活動
~H27年6月1日からH28年2月29日までの間
乗り換え 〇チャレンジ号(交通安全教育車)運用開始
6月1日~
※6月以降は、天候等の理由により交通安全教育機器の
運用ができなかった時のみ実施
アドバイザー3名
6月1日以降~
〇チャレンジ号運用
・ドライバーズビジョン
・自転車シミュレータ
・ドライバーズビジョン
・自転車シミュレータ 搭載
公民館、大型店舗ホール、
各種交通安全教室等
☆ ターゲットは、高齢歩行者
運転免許証を所持していない高齢者、交通安全教育を受ける機会の少ない高齢者に対する道路横断時の交通安全教育指導等、各署の事情によ
り効果が認められる運用計画を組み立て有効活用する。