東京都水道局システムアドバイザー顧問契約に係る企画コンペ実施要領

東京都水道局システムアドバイザー顧問契約に係る企画コンペ実施要領
1
目的等
東京都(東京都水道局。以下「当局」という。)は、これまで業務効率の向上等を目
的に、複数の情報処理システムを開発してきた。現在、局内ネットワーク上で、財務会
計システム、震災情報システム、工事系システムや局内グループウエア等、30以上の
多様なシステムが稼働している。
また、近年、オープン化が進む中で、システム運用に携わる関係者が多様化してきて
いる。さらに、システムが高度化・複雑化する中で、各関係者からの技術的な提案や障
害発生時の対応案等について、当局が客観的な視点で妥当性を適切に判断する必要性が
高まっている。
また、システムの中には、稼働後10年以上経過しているシステムが存在しており、
新しい技術や効率的な技法の導入も検討する必要もあると考えられる。
本件契約は、当局が所有する情報処理システムの適切な運用と迅速な障害回復等を担
保することで、お客様(都民)サービス及び経営向上を図るため、システムアドバイザ
ー顧問契約を締結するものである。
この業務の遂行に当たっては、当局を取り巻く環境及び当局の情報資産の特性を十分
に理解した上で、受託者が保有する専門的知識、ノウハウ等を最大限に活用することが
最適である。
これに加えて、アドバイザーの業務は、受託業者のノウハウ、業務遂行能力等により
契約の目的の達成度や効果に差異が生じる可能性があることから、業務遂行方法等につ
いて提案を募り、それらを比較検討した上で受託者を決定するコンペ方式にて発注する。
2
仕様
別紙仕様書のとおり
3
契約期間
契約期間は、平成27年4月1日から平成28年3月31日までとする。
4
応募資格
企画書を提出する業者(以下「応募者」という。)は、次の条件を満たすものとする。
(1)東京都における平成27・28年度物品買入れ等競争入札参加資格者名簿に登録が
あり、営業種目121「情報処理業務」の「A」又は「B」の等級に格付けされてい
ること。
(2)官公庁から類似の調査・業務を請け負った実績があること。
(3)受託業務の実施に当たって、必要に応じて当局との連絡調整や打合せに適切に対応
できること。
(4)契約期間内において、当局のシステム開発・運用を受託していないこと。
また、契約終了後一年間について当局のシステム開発・運用を受託しないこと。
(5)主たる従事者は、システムコンサルティング業務、システム監査業務や CIO 補佐官
業務等を5年以上経験していること。
5
企画コンペの参加方法
企画コンペへの参加希望者は、平成27年2月27日(金)午後5時までに、次のメ
ールアドレス宛てにインターネットメールにより参加申込みを行わなければならないも
のとする。
参加申込みの様式は任意の形式で構わないが、会社名、代表者名、住所(所在地)
、担
当者及び連絡先を明記するものとする。
【申込先メールアドレス】
[email protected]
6
質問の受付及び回答方法
本件について質問がある場合、応募者は、上記参加申込み時に質問内容をメールに添
付(様式は任意)することができる。ただし、メール以外での質問、参加申込み期限後
に届いた質問及び審査内容に関する質問については、一切回答しない。
質問の回答は、平成27年3月4日(水)までに、全参加申込者に対して、参加申込
み時のメールアドレス宛てにメールで送付する。
7
提出書及び提出方法
応募者は、次のとおり書類等を提出するものとする。
(1)提出物の種類
ア
企画提案書
企画提案書には、次の項目を掲載すること。
(ア)類似の業務の過去実績を記載すること。
(イ)類似の業務の過去実績を踏まえ、仕様書項番6委託内容(1)から(4)
の各段階について、当局において考えられる課題を想定してそれぞれ記載
し、各課題に対して応募者が実現できる助言や支援内容を具体的に記載す
ること。
また、仕様書項番6委託内容(5)については、昨今の官公庁を取り巻
く脅威を踏まえ、当局において有益かつ実現可能なセキュリティ対策を企画
提案し、記載すること。
(ウ)実施体制(従事者の経歴及び応募資格を満たすことの証明を含む。)及び
履行方法(相談受付時間や回答時間等)を記載すること。
イ
積算書
仕様書の委託内容に記載された作業項目ごとに内訳金額が分かるようにするこ
と。
また、人件費、事業費、一般管理費、消費税等の科目ごとに積算根拠が分かる
ようにすること。
ウ
官公庁から類似の調査・業務を請け負った実績があることを証明するもの
エ
会社概要(既存の冊子で可)
(2)提出物体裁
ア
A4用紙を横に用いて両面印刷とし、装丁は環境に配慮した簡易なものとする
こと。
イ
文字の大きさは、縮尺が100%の状態で10.5ポイント以上を確保すること。ただ
し、図表に使用する文字は例外とするが、見やすさには配慮すること。
(3)提出部数
提出物は各8部(うち7部については、社名を削除すること。
)用意すること。
なお、会社概要については、1部のみの提出とする。
(4)提出期限
平成27年3月6日(金)午後5時まで
(5)提出方法
持参、郵送又は信書便によること(提出期限必着)
。
なお、当局は、事故等による不到着の責任は負わない。
また、持参の場合の受付時間は、東京都の休日に関する条例(平成元年東京都条例
第10号)第1条第1項に規定する東京都の休日を除く午前9時から正午まで及び午
後1時から午後5時までとする。
(6)提出場所
〒163-8001
東京都新宿区西新宿二丁目8番1号 都庁第二本庁舎14階中央
東京都水道局総務部調査課情報システム係
8
企画コンペの実施
(1) 企画コンペは、書類による審査とする。
(2) 評価基準
主な評価基準は、次のとおりとする。
ア
委託目的の理解度
(ア)委託の目的及び趣旨が適正に理解されているか。
(イ)当局の環境を踏まえた課題設定となっているか。
イ
助言の具体性
助言の方法が具体的であり、実現可能なものか。
ウ
受託事業者の適正性
(ア)情報システムについての知見及びノウハウを有しているか。
(イ)システムアドバイザーのノウハウ及び経験を有しているか。
(ウ)類する業務等の受託実績の内容が当局に有意義なものであるか。
エ
経費
経費の低廉化が図られているか。
(3)評価方法
企画提案等の評価は、局内審査員が行うものとする。
(4)結果通知
企画コンペによる選定後、応募者に対し平成27年3月中旬までに、特定又は非特
定を郵送により通知する。
9
予算額
900万円(税込み)を上限とする。
10
その他
(1)応募に係る費用は、全て応募者負担とし、当局は一切費用を負担しないものとする。
(2)提出物は、原則として返却しないものとする。
(3)審査内容の質問には、一切応じない。
(4)参加申込者は、必要に応じて、当局が運用する主なシステムの一覧(概要含む。)を
閲覧することができる。
なお、閲覧を希望する場合は、事前に下記担当者宛てに連絡すること。
(5)その他の項目については、別途仕様書を参照するものとする。
(6)詳細については、当局の指示に従うものとする。
(7)提出物の作成に当たっては、著作権(著作権法(昭和45年法律第48号第21条
から第28条に規定する権利をいう。以下同じ。
)等に問題が生じないように応募者が
適切な措置を講じるものとする。
なお、製作過程において生じる権利関係の処理は、応募者の責任と経費において行
うものとする。
(8)企画提案の審査は、企画コンペ方式による最も優れた企画案の特定を目的としたも
のであり、当局は、契約の締結に当たり当該企画提案の一部について、修正すること
ができるものとする。
(9)評価の結果、いずれの提案も採用しない場合がある。
【問合せ先】
東京都水道局
総務部調査課情報システム係
担
当:楠本
電
話:03-5320-6337
ファクシミリ:03-5388-1678