平成26年度 教育事業 曽爾ボランティア養成研修 第2回

平成26年度 教育事業
曽爾ボランティア養成研修 第2回
1.ねらい
① 当施設の決まりや使い方、年間の事業概要を理解
させる。
② 様々な場面で施設ボランティアとして必要となる
知識・技能・留意点などを身につけさせる。
ア.野外炊事の基礎知識・技能
イ.キャンプファイア-の基礎知識・運営方法など
ウ.救命救急法
③ 青少年教育施設の役割やそこでのボランティア活
動の内容・役割、子どもと共に活動することの楽し
さ、自然のすばらしさを理解させる。
2.実施日
9月27日(土)~9月28日(日)1泊2日
3.対象者
高校生以上
「曽爾ボランティア養成研修 第2回」のスケジュール
9月27日(土)1日目
「アイスブレイク」
「青少年教育の理解」
「救命救急法」
「キャンプファイアー」
「ふりかえり」
9月28日(日)2日目
「青少年教育施設の役割・運営」
「野外炊事」
「ボランティア活動の意義と理解」
9月27日(土)
開会式の後、短時間でアイスブレイクを行い、参加者
の緊張をほぐした。その後、施設ボランティアとして必
要となる基本的な知識・技能を習得するため、午前中は
「青少年教育の理解」と題してNPO法人 地球元気村
自然学校 校長 奥田博氏による講義と演習、午後からは
「赤十字救命法の理論と実際」と題して日本赤十字社奈
良県支部救命救急法指導者 今井 啓之氏よる講義と演習
を受講した。参加者は講師のユーモアいっぱいの話に時
4.参加者 / 募集定員
28人/20人
5.プログラム(要約)
本事業は、施設ボランティアとして、自然体験活動
を支援するために必要な資質の確保、ボランティア活
動の推進及びその意義や知識・技能の習得を図り、施
設ボランティア活動の内容や魅力を伝えるため実施し
たものである。当施設の使い方やキャンプファイアー
の仕方なども含めて、ボランティアとして今後必要な
力を身に付けるとともに、参加者が互いにコミュニケ
ーションをとることができるプログラムを実施した。
折笑顔を浮かべながら熱心に耳を傾けていた。
施設の使い方や夕べのつどいの意義と進め方について
は、現役ボランティアのスタッフ(以下スタッフ)から
説明を受け、夜のプログラムであるキャンプファイアー
についても基本的な方法の講義や演習についてはスタッ
フが全て行った。キャンプファイアーの最後には、参加
者全員が自分の夢やこの研修に参加した思いなどを語り、
それをふりかえりでしおりに記入することで、より充し
た時間とすることができた。また、ふりかえりのあと
の懇親会にも名残を惜しむかのように全員が参加した。
にあたって、悩み事等をグループで協議し、最後に全体
で共有した。その後法人ボランティア登録についての説
明があり、ほとんどの参加者が申し込みを済ませた。
9月28日(日)
当施設の次長から「青少年教育施設の役割・運営」
の講義のあと、野外炊事の実習をした。薪の割り方や
野外炊事の方法などはスタッフから説明を受け、4つ
の班に分かれてビーフカレー作りをした。カレーの作
り方を担当したスタッフは、曲に振り付けをつけて踊
りながら説明するという工夫がみられた。
午後からは、スタッフから「ボランティア活動の理
解」と題して、曽爾ボランティアについての説明を受
け、そのあとはこれから同じ仲間として共に活動する
6.まとめ
参加者は、実例をたくさんまじえた講義や演習を行う
ことで、ボランティアとしての役割や魅力を理解し、今
後活動する意欲や活動している自分の姿をイメージして
いた。また、講義のなかで現在の青少年の課題について
積極的に話し合ったり、様々な情報交換をしながら食事
をとったりし、互いにコミュニケーションをとる姿が見
られた。「参加者の中にも数回参加していた方がいらっ
しゃり、初めはみなさんと距離感がありました。しかし
最終的にグループ内で仲良くなれた様に思います。」「最
初は絶対おもしろくないなーと思ったけどすごく楽しか
った。」「人前で話すのが苦手でしたが、少し話せるよ
うになったのでとても良かった。」「ボランティアが指
導側に立つ形式の養成研修は初めてだった。参加者・指
導者の双方にとって良い効果があると思う。」「カレー
の作り方(説明)がとても良かった。」などの感想が述
べられていた。また、人から勧められて参加したという
受動的な意識で来た参加者が、今後の事業に主体的に参
加したいという思いをもってくれたことも収穫である。
10月に行われる自然体験フェスタで早速力を発揮して
くれることを期待する。
(企画指導専門職 鈴口 真也)