業務改善助成金（正式名称：中小企業最低賃金引上げ支援対策費補助金）の制度がかわりました業務改善助成金とは、事業場内の時間給 800 円未満の労働者の賃金を引き上げた中小企業・小規模事業者に対して、労働能率の増進に資する設備・機器の導入等に係る経費の一部を助成するものです。このたび、引上げ人数に応じて助成上限額を引上げたほか、支給要件の改定が行われました。支給の要件は１賃金引上計画の策定事業場内の時間給 800 円未満の労働者の賃金の引上げ（就業規則等に規定）２引上げ後の賃金支払実績３賃金の引上げに資する業務改善を行って費用を支払うことただし、(1) 単なる経費削減のための経費、 (2) 職場環境を改善するための経費、 (3) 社会通念上当然に必要となる経費は除きます。 LED 電球への交換、エアコン、パソコン、乗用車、就業規則の経費は助成の対象とならなくなりました。４解雇、賃金引下げ等の不交付事由がないこと等です。支給額は経費の 2 分の 1（企業規模 30 人以下の事業場は４分の３）です。上限額は下表のとおりです。引上げ対象労働者数１～９人 10～14 人 15～19 人 20 人以上引上げ額助成上限額 40～59 円 100 万円 60 円以上 100 万円 40～59 円 100 万円 60 円以上 130 万円 40～59 円 100 万円 60 円以上 140 万円 40～59 円 100 万円 60 円以上 150 万円引上げ対象労働者数に応じて 60 円以上場合の助成上限額が設けられました。お問い合わせは広島労働局労働基準部賃金室まで