『～地方創生元年～未来に向かってたくましく前進する予算』

平成２７年度当初予算（案）の骨子
『～地方創生元年～
未来に向かってたくましく前進する予算』
平成２７年度は「地方創生元年」であります。地域の活力を向上させるため、
雇用創出、産業振興、子育て支援など、定住人口と交流人口の拡大に取り組み、
本市の地域資源を活かした長岡ならではの地方創生政策を着実に推進してまいり
ます。
また、景気回復の足取りが確かなものとなるよう、地域経済をしっかりと支え
るとともに、健康・医療・福祉の推進と連携や、防災・災害対策の強化など、暮
らしの安心と安全をしっかりと確保します。
さらに、各地域が輝くまちづくりを推進し、中山間地域の再生や郷土への愛着
を育むとともに、子どもたちが「自信」と「誇り」を持てるまちを目指し、平和
交流事業や本市が世界に誇る文化の発信を行うなど、未来に向かってたくましく
前進する予算としました。
予算の特徴
■
積極型予算
一般会計
１，５３８億４，５００万円
（前年度比２．５％増、予算規模は過去２番目）
総予算（特別会計・企業会計含む）
２，４４２億１，０１０万円
（前年度比２．９％増、予算規模は過去最大）
※
予算規模は、３年連続の増加
- 1 -
■
１５か月予算
国の「地方への好循環に向けた緊急経済対策」を踏まえ、３月補正と一
体となった「地方創生関連事業」及び「切れ目のない経済対策」を実施
■
財政調整基金の活用は過去最大
これまでの行財政改革で積み立てた「財政調整基金」を、過去最大の
４０．７億円取崩して事業を推進
崩
■
借金への依存度を低減
借換債を除いた一般会計の市債依存度は９．７％
通常債残高はピーク時から２割削減、引き続き健全財政を堅持
■
地方創生に取り組む財源を確保
職員人件費で９１人
１０．４億円、公債費で８．４億円を削減
地方創生の財源に活用
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重点施策
重点施策の柱立て
別紙のとおり
Ⅰ 人口減少対策と活力の維持
地方創生を実現するため、本市の政策目標や基本的な方向性を定める長岡なら
ではの「地方版総合戦略」を策定します。
また、産・学・官・金が連携して「ながおか・若者・しごと機構」を設立し、
若者の地元就職と定住を促進するとともに、中小企業が産・学・金連携で取り組
む製品開発や地域農業の将来を担う農家を支援し、地場産業の振興に取り組みま
す。空き家リフォームの助成など、空き家対策を拡充するほか、市民協働型の産
後デイケアの実施や子育て応援券の発行などにより、子育て支援を充実します。
さらに、長岡北スマートインターチェンジの整備や左岸バイパスの南北延伸に
着手し、交流基盤の充実を図るとともに、中心市街地の整備や本年３月に開業す
る北陸新幹線と上越新幹線を結ぶ着地型旅行商品の企画を支援するなど、活力と
魅力あるまちづくりを推進し、交流人口の増加を図ります。
○地方創生推進体制の整備
１
【新規】地方版総合戦略の策定［補正予算］
1,021 万円
２
【新規】戦略策定のための基礎調査の実施［補正予算］
1,800 万円
○定住人口の拡大
１
【新規】ながおか・若者・しごと機構の設立［補正予算］
２
地場産業の振興
3,426 万 7 千円
①
【新規】
「産学金連携」重点分野研究開発の支援［補正予算］2,000 万円
②
【新規】空き工場等を活用する起業者への支援［補正予算］
③
【新規】がんばる担い手農家支援［補正予算］
３
600 万円
2,300 万円
起業・創業の支援
【新規】
「オリーブ構想プロジェクト」の始動［補正予算］
４
1,400 万円
企業誘致の促進
①〈拡充〉西部丘陵東地区の整備
2 億 1,146 万 8 千円
②【新規】新たな産業団地整備に向けた基本計画の策定［補正予算］
1,020 万円
５
地元就職・Ｕ・Ｉ・Ｊターンの支援
【新規】高校生対象Ｕターン啓発セミナーの開催［補正予算］
- 3 -
9 万円
６
空き家対策の拡充
①
【新規】空き家活用相談会開催［補正予算］
②
【新規】空き家リフォーム支援
７
110 万円
1,000 万円
子育て支援
①
【新規】子育てコンシェルジュの配置
801 万 7 千円
②
【新規】産後デイケアの実施
③
【新規】保育料・授業料の負担軽減
2 億 5,456 万 8 千円
④
〈拡充〉子どもの医療費助成の拡充
6 億 4,405 万 9 千円
⑤
【新規】子育て応援券の配付［補正予算］
2億
1,304 万 9 千円
677 万 5 千円
○交流人口の拡大
１
交流基盤の整備
①
【新規】左岸バイパス南北延伸
②
長岡北スマートＩＣ整備
２
3,300 万円
5 億 8,632 万 6 千円
まちなかの魅力向上
①
大手通表町地区市街地再開発
②
【新規】民間活力によるまちなかの建物更新の支援検討
③
アオーレ長岡イベントの実施
３
19 億 5,560 万 9 千円
500 万円
7,850 万円
長岡の魅力発信
①
長岡産食材の首都圏プロモーション
109 万 2 千円
②
【新規】
「長岡古里映画学校（仮称）」の開催
950 万円
４
北陸新幹線開業に伴う他団体との連携
【新規】北陸・上越両新幹線を活用した他地域との連携［補正予算］
200 万円
Ⅱ 暮らしの安心と安全の確保
多世代健康まちづくり事業をさらに拡充し、市内全地域への地域健康づくりセ
ミナーの拡大や健康レシピによる給食の実施など、子どもから高齢者まで、全て
の世代が健やかでいきいきと暮らせるまちづくりを目指します。また、高齢者の
社会参加や生きがいづくりの場として、「高齢者はつらつ広場」を市内３０か所
で開設します。
学校施設をはじめとする公共施設の耐震化を進めるとともに、局地的な集中豪
雨への対応など、災害に強いまちづくりをさらに推進します。
活力ある地域経済の創造を図るため、公共事業費を総額２７１億円計上し、生
活に密着した公共事業を実施するとともに、合併１０周年を記念してプレミアム
商品券を発行し、地域経済をしっかりと下支えします。
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○健康・医療・福祉の推進と連携
１
多世代健康まちづくり事業の拡充
①〈拡充〉
「ながおかタニタ健康くらぶ」の魅力向上［補正予算］9,009 万 2 千円
②〈拡充〉健康づくりの地域への展開［補正予算］
2,598 万円
③【新規】健康レシピによる学校給食の実施［補正予算］
２
【新規】高齢者はつらつ広場の設置
３
新・社会福祉センター（仮称）の整備
４
総合支援学校の整備（屋内運動場、グラウンド）
155 万円
1,600 万 6 千円
12 億 1.879 万 7 千円
1 億 8,510 万円
○防災・災害対策の強化
１
災害に強いまちづくりの推進
①
ゲリラ豪雨対策
②
公共施設の耐震化
２
7 億 4,860 万円
35 億
861 万 1 千円
市民防災力の強化
【新規】防災教育コンテンツ「防災玉手箱（仮称）」の作成
３
消防団の充実強化（団員装備品の充実）
４
原子力安全対策の強化
〈拡充〉災害緊急情報提供システムの構築
75 万円
3 億 9,502 万円
492 万 8 千円
○活力ある地域経済の創造
１
切れ目のない公共事業の実施［一部補正］
（ゼロ市債等の活用で早期発注に配慮）公共事業費総額
２
【新規】合併１０周年記念プレミアム商品券発行の支援［補正予算］
（発行総額 22 億円（プレミアム分 10％含む）
）
３
270 億 9,407 万 4 千円
2 億 4,470 万円
中小企業の資金繰りの支援
〈拡充〉中小企業振興資金創業貸付の貸付限度額引上げ
Ⅲ 各地域が輝くまちづくりを推進
175 億 9,149 万 5 千円
～次の１０年へ向けて～
中山間地域の再生に向けて、健康・医療・福祉の地域活動の支援や、地域への
新たな人の流れの創出に取り組むとともに、市の魚「錦鯉」を切り口として地域
産業を創出し、被災経験のある中山間地域の再生モデルとして、東北をはじめと
した被災地に貢献します。
また、合併から１０周年の節目の年にあたり、「越後長岡ふるさと会」の設立
や記念イベントを開催するとともに、住民主体の「地域の宝の磨き上げ」事業を
支援し、さらなる郷土への愛着を育みます。
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さらに、住民の緊急的な要望に機動的に対応出来る体制を強化するなどして、
地域の暮らしの安心をしっかりと支えます。
○中山間地域の再生、そして東北の復興に貢献
１
健康・医療・福祉の地域活動支援
①
【新規】高齢者世帯への買い物・見守り活動を支援［補正予算］580 万円
②
【新規】中山間地域健康づくりセミナーの開催［補正予算］
２
544 万 9 千円
地域への新たな人の流れの創出
①
【新規】地域資源を組み合わせたツアーの支援［補正予算］
② 〈拡充〉東日本大震災被災地との交流支援［一部補正］
３
120 万円
270 万円
「錦鯉」を切り口とした地域産業の創出
①
【新規】市の魚「錦鯉」の展示［補正予算］
②
【新規】姉妹都市への寄贈［補正予算］
1,394 万 5 千円
359 万円
○郷土愛の涵養
１
合併 10 周年記念事業の実施
①
【新規】越後長岡ふるさと会設立［補正予算］
471 万 6 千円
②
【新規】新キャラクターの作製
299 万 6 千円
③
【新規】
「市民の集い」の開催
332 万 3 千円
２
【新規】地域の宝の磨き上げ
3,000 万円
○地域の暮らしの安心確保
〈拡充〉住民サービスへの緊急的な対応の強化
700 万円
Ⅳ 長岡の誇りを世界へ発信
～次代を担う子ども達の自信と誇りの醸成～
太平洋戦争終戦７０年の年に、姉妹都市ホノルル市との平和交流事業を行い、
世界に向けて平和メッセージを発信します。また、長岡空襲の記憶を次代に継承
するため、空襲７０年事業を実施します。
さらに、長岡花火や錦鯉、火焔型土器など、本市が誇る文化を世界に発信し、
地方創生を担う子どもたちが、「ふるさと長岡」に対する「自信」と「誇り」そ
して「愛着」の持てるまちづくりを進めます。
○終戦７０年・平和祈念交流の推進
１
【新規】長岡ホノルル平和交流記念事業の実施
２
【新規】長岡空襲７０年事業の実施
- 6 -
7,746 万 3 千円
872 万 4 千円
○長岡文化の発信
１
〈拡充〉長岡花火（長岡まつりの支援）
5,000 万円
２
【新規】錦鯉（海外での展示、ＰＲ）
［補正予算］
2,214 万 9 千円
３
火焔型土器（大英博物館との交流）
117 万 6 千円
Ⅴ 総合計画の着実な推進～「前より前へ！」～
長岡市総合計画後期基本計画の仕上げの年として、計画に基づくまちづくりを
着実に進めるとともに、市民生活に密着した施策にもきめ細かく配慮しました。
○市民協働・自治体経営
１
次期総合計画の策定
3,197 万 3 千円
２
【新規】広報サポーター制度の創設
71 万 6 千円
○教育・文化
１
〈拡充〉子どものサポート体制の充実
２
【新規】高等総合支援学校の設置
2 億 2,192 万 7 千円
778 万 8 千円
○福祉・健康
１
「子育ての駅」の運営
２
【新規】認知症対策の推進
1 億 980 万 1 千円
589 万 5 千円
○生活・都市基盤
１
通学路の安全・安心の確保
2 億 1,631 万 2 千円
２
殿町踏切の改良
3 億 5,246 万円
３
長岡ニュータウン運動公園の整備
3億
139 万 6 千円
○環境
１
【新規】電気自動車購入の助成
２
生ごみバイオガス化施設による環境負荷の低減
100 万円
1 億 5,560 万 9 千円
○産業
１
新・農業人リクルート支援事業の実施
200 万円
２
【新規】３大学 1 高専ワンポイント活用事業の実施［補正予算］
400 万円
３
【新規】寺泊地域の観光交流拠点の整備
- 7 -
2,430 万 4 千円

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