(案) 平成27年2月13日 佐賀市長 秀 島 敏 行 様 久保田地域審議会 会長 三 島 元 春 支所再編に係る諮問について(答申) 平成26年7月31日付け佐市行管第73号により諮問があった標記の件に つきましては、当審議会において慎重に審議した結果、下記のとおり答申いた します。 記 1.支所に 支所に維持すべき 維持すべき業務 すべき業務について 業務について (1)保健師に関すること 支所の保健師は集約の方向で効率的な運営を図りたいとされているが、支 所の保健師は、相談業務など地域に密着しており市民の健康増進の観点から も不可欠であり、ぜひ支所に存続していただきたい。 (2)生活環境の保全に関すること 小動物の死がい回収の依頼は、すべて本庁等へ集約することとされている が、死がいの回収に時間を要するとカラスの餌となり近くを通る子どもの心 にも衝撃を与え良い環境とはいえないことから、これまでどおり支所での対 応を行われたい。 (3)農政事務所の設置について 久保田地域にとって、農業は基幹産業であり地元の JA 支所とも密接なつな がりがある。また、この地域は風水害発生時や農繁期の用水対策には、河川 等の水位の状況に応じた専門的な樋門操作や排水機場の稼動が急務である。 このように、これまで産業振興課が果たしていた役割は非常に重要であるこ とから、支所再編後の業務実施にあたっては、これまでどおりに十分配慮し 最大限の対応に努められたい。 (4)地域振興業務について 支所再編後、将来的には支所の廃止は避けられないとしても地域振興業務 等の地域団体への支援については、当面は現行の対応を継続していくことと されているが、各団体による自立した運営がなされるまでの間、支所の存続 を要望する。 (5)支所における災害対策について 久保田地区は、海岸堤防の脆弱化等で多くの住民が治水対策には不安を抱 いている。特に災害発生時の初動体制は迅速で的確な対応が必要になること から、地域のことを熟知した経験豊富な職員が不可欠であり、支所再編にあ たっては地元職員を配置した人事を要望する。 2.付帯意見 ・高齢者や障がい者等の社会的弱者への配慮の観点から、可能な限り支所に おける取り次ぎや職員による出張窓口などを実施していただきたい。 ・どの分野においても一次的に問い合わせや相談を受け付け、所管課へのパ イプ役を果たす「よろず相談窓口」を設置していただきたい。 ・市民からの依頼や苦情等による緊急性の高い現場での対応にあたっては、 これまでどおりに遅滞なく迅速で可能な限り市民の要望が十分反映される よう配慮されたい。
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