変更点の概要 ・外貨管理制度 *内容に変更があった項目、内容は変わらず順序のみに変更のある項目、削除された項目につ いて、変更前と変更後を対比させ太文字に二重下線で記しています。 一.外貨管理制度 一.外貨管理制度 進料加工における差し引き決済(差額核銷) 概念の修正。 保税区における外貨管理 2007 年公布された「保税監督管理区域外貨管理弁法」 (滙発[2007]52 号)は 2013 年 6 月 1 日より廃止された。同時に、新政策「税関特殊監督管理区域外貨管理弁法」 (滙発[2013]15 号)が施行されたため、ホームページにある「保税区における外貨管理」の内容を「税関 特殊監督管理区域における外貨管理」に変更。 本文(保税区における外貨管理の紹介) 「税関特殊監督管理区域外貨管理弁法」に関する紹介に変更。 決済通貨について(表) 「税関特殊監督管理区域外貨管理弁法」に基づき、決済通貨についての内容を修正。 決済通貨について(注釈) 「税関特殊監督管理区域外貨管理弁法」に基づき、決済通貨について(表)に関する注釈 を修正。 1 項目 変更有無 加工貿易における外貨管理 無 深加工結転(転廠)に関する外貨管理 無 外国為替管理局規定により外国為替指定銀行で外貨決済が できる深加工結転(転廠)方式 進料加工における差し引き決済(差額核銷) 保税区における外貨管理 無 有 有 本文 有 決済通貨について (表) 有 決済通貨について (注釈) 有 2 一.外貨管理制度 一.外貨管理制度 *対象品目に変更がある場合は、太文字に二重下線で記しています。 内容 加工貿易における外貨管理 深加工結転(転廠)に関す る外貨管理 変更前 変更後 加工貿易における外貨管理 (注) 変更無 深加工結転(転廠)とは、中国国内にある委託加工企 業間で行われる半完成品の保税取引(中国内での資産の保 変更無 税移動)のこと (1) 来料転進料 外国為替管理局規定によ (2) 進料転進料 り外国為替指定銀行で外貨 (3) 来料加工生産品の国内販売 決済ができる深加工結転 (4) 進料転来料 (転廠)方式 *(4)の場合は、外貨代金を全額回収することが条件となって 変更無 いる 進料加工契約で、原材料・部品の輸入元と製品の輸出先が同 一の外国企業である場合、製品入出 入出価格から原材料輸入価 入出 進料加工における差し引 き決済(差額核銷) 格を差し引いた金額で決済ができる。以前は外国為替管理局 の事前許可が必要であったが 2005 年 10 月に規定が改訂にな り事前許可は不要となった。 (ただしこの規定は保税区、輸出 加工区など税関管理の特殊経済区域には適用されない) 3 進料加工契約で、原材料・部品の輸入元と製品の輸出先が 同一の外国企業である場合、製品輸出 輸出価格から原材料輸入 輸出 価格を差し引いた金額で決済ができる。以前は外国為替管 理局の事前許可が必要であったが 2005 年 10 月に規定が改 訂になり事前許可は不要となった。 (ただしこの規定は保税 区、輸出加工区など税関管理の特殊経済区域には適用され ない) 内容 保税区における 外貨管理 本文 変更前 変更後 保税区における外貨管理 保税区 税関特殊監督管理区域における外貨管理 税関特殊監督管理区域 2007 年 10 月 1 日より「保税監督管理区域外貨管理弁法」が施 2013 年 6 月 1 日より「税関特殊監督管理区域外貨管理弁法」(滙発 行された。従来、保税区や出口(輸出)加工区など保税監督管 [2013]15 号)が施行された。保税区、輸出加工区、保税物流園区、クロ 理区域ごとに適用されていた複数の外貨管理政策を統一し、一 スボーダー工業区、保税港区、総合保税区等の税関特殊監督管理区 部の優遇政策を保持しながら対外支払の審査、確認手続きを簡 域に加え、保税物流センター( 域に加え、保税物流センター(A 税物流センター(A、B 型)、輸出監督管理倉庫、保税倉 素化した。また従来は 1 口座しか開けなかった外貨口座が複数 庫、ダイヤモンド取引所にての外貨支出は税関特殊監督管理区域外の 開設可能になった。 外貨管理規定に基づき、区内外の外貨管理の原則を統一した。 保税区域内企業 保税区域 内企業 決済通貨に 外貨・人民元共に可 外貨・人民元共に可 (例外 1:外貨決済を選択 (例外 2:非貿易取引決 した場合) 済) 決済通貨 換) 外貨・人民元共に可 手続き 域内入出金エビデ 区内企業間※1 外貨・人民元共に可※3 区内企業と区外一 外貨・人民元共に可 域内入出金エビデ 般企業※2 (貨物貿易取引のみ)※4 ンスを記入・報告 区内企業と外国間 外貨 国際収支統計申告 (例 3:外国企業が所有権 (例外 5:所有権の転 を有する貨物の場合) ついて(表) 区外一般企業 ンスを記入・報告 (例外 2:非貿易取引決 区外一般 済) 企業 (例外 3:外国企業が所有 - 権を有する貨物の場合) (例外 4:外貨購入) 4 内容 変更前 変更後 例外 1) 外貨決済を選択した場合、すでに保有している外貨での ※ 1 区内とは:税関特殊監督管理区域及び、保税物流センター 支払いとなり新しい外貨購入は認められない。 (A、B 型)、輸出監督管理倉庫、保税倉庫、ダイヤモンド取引所等の 例外 2) 非貿易取引決済の場合は人民元決済となる。 区域内。 例外 3) 保税区域内企業が、外国企業が所有権を有する貨物を ※ 2 区外とは:税関特殊監督管理区域及び、保税物流センター 購入した場合は外貨送金および外貨を購入し決済することが可能。 (A、B 型)、輸出監督管理倉庫、保税倉庫、ダイヤモンド取引所等の 例外 4) 保税区域内の企業が、区外一般企業から貨物を購入する 区域外で、中国領土内の地域。 決済通貨に ついて(注釈) 場合、新しく外貨を購入して決済することが可能。 ※3 区内行政機構の各規定費用は人民元で支払。 区内行政機構の各規定費用は人民元で支払。 例外 5) 区外一般企業が保税区域内の貨物を購入した場合(保税 ※4 区内企業と区外企業の間に 区内企業と区外企業の間における 区外企業の間における貨物貿易取引は人民元・外 おける貨物貿易取引は人民元・外 区域内での所有権の転換)外貨決済が原則となる。 貨で決済、サービス貿易取引は人民元で決済。 保税区域内企業と区外一般企業の取引は人民元・外貨共に可能性 であるが通関を伴う取引は外貨決済。 ※ 保税区域内企業と外国間の取引は外貨建て外貨払い 保税区域内企業と外国間の取引は外貨建て外貨払い ※ 区外一般企業が輸出通関を行い、保税区域内企業を経由して 外国企業に輸出を行う場合、保税区域内企業は外国企業から外貨 回収後、同じ通貨で区外一般企業に外貨を支払うことが可能 5
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