2 主要活動(1.2 MB) - 一般社団法人 中部経済連合会

懇談会
東 海 地 方 経 済懇談会
11月17日(月)、中経連は(一社)
日本経済団体連合会(経団連)、東海商工会議所連合会(東海連)
と共催
で、東海地方経済懇談会を名古屋市内にて開催した。榊原経団連会長、三田中経連会長、岡谷東海連
会長はじめ3団体の会員約270名の参加のもと
「日本再興を実現する」をテーマに懇談を行った。
【開会挨拶】
三田 中経連会長
景気回復に向けて政治が強いリーダーシップを発
揮し、遅滞なく
「日本再興戦略」に基づく政策を実行
することが必要である。
「日本再興の実現」は、地方の創生なくしてはありえ
ない。中経連では、
目指すべき中部圏の将来像である
「世界最強ものづくり地域」
「日本一住みたい訪れた
い地域」
「日本一働きやすく人材豊かな地域」の実現
に向けた活動を展開している。
「ものづくり」では、次世代を担う産業の振興、産業
を支える中堅・中小企業の振興、
「まちづくり」
では、人
事業の創出に向けた、一層の規制・制度改革や、2015
年度からの実質的な法人税減税の実現、研究開発税
制の維持・拡充が必要である。
また、原発の再稼働プロ
セスを最大限加速する必要がある。
その際には、わが国随一の「ものづくり圏」
を形成す
る中部圏と経団連との協力が不可欠である。
【第1部:活動報告】
規制改革の推進
小島 経団連副会長
2014年10月に2014年度経団連規制改革要望とし
て、12分野173項目の個別要望を取りまとめた。
口減少社会に対応したまちのコンパクト化、
「ひとづく
雇用については、
「 生産性向上に資する労働時間制
り」では、多様な人材の活躍促進、産学連携による人
度の創設」
と、
「企画業務型裁量労働制の見直し」
を、農
材育成などに取り組んでいる。
業については、
「 農業生産法人の構成員要件の緩和」
など一層の農地規制の緩和を求めている。
原 経団連会長
企業の研究開発、イノベーションが重要である。高
度成長から世界第2の経済大国へ至る間には、技術
立国や社会のダイナミズムがあった。今こそ原点に戻
って、世界をリードしていく必要がある。
2
さらに、地域活性化では、観光振興や住宅・都市再
生に関する要望を取り上げている。
経済連携の推進
勝俣 経団連副会長
景気が正念場にある中、成長戦略の主役である企
TPPと東アジア地域包括的経済連携(RCEP)の
業が好循環を作っていく必要がある。特に、新産業・新
2つのメガFTAを核として、2020年を目途に、
アジア
中経連 2015.1
中経連 2015.1
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懇談会
太平洋自由貿易圏(FTAAP)の構築を目指してい
る。
TPPの年内妥結は難しい状況だが、早期妥結に
佐々木 経団連副会長(税制改正について)
消費税、法人税の抜本的改革が必要であり、2015
年10月に税率10%へ着実に引き上げるべき。同時に、
向けて支援していく。
RCEPには、
まずは日中韓のFTA実現が喫緊の
法人実効税率引き下げを含めたあらゆる成長戦略の
課題であり、個別分野について踏み込んだ議論によ
実行と、一般会計歳出の効率化が重要である。
アジア
る交渉進展を期待している。
このほか、
日EU・EPAに
諸国並みの25%への引き下げを働きかけたい。
ついても、対話の拡大と深化に努めていく。
また、欧州諸国で導入されているパテントボックス税
制についても、制度創設に向け検討していくべきである。
女性の活躍推進 エネルギー・環境政策
宮原 経団連副会長
「女性の活躍推進委員会」を設置し検討を進める
とともに、2014年9月に
「女性の輝く社会の実現に向
けた国際シンポジウム」
を政府と共催している。
中村 中経連副会長
エネルギー価格の上昇による悪影響を憂慮してい
る。エネルギーコスト抑制に向けて、安全が確認され
企業風土を「ダイバーシティ社会」へと変えていく
た原発の再稼働が必要であるとともに、現行の再エネ
必要があり、
トップによる明確なコミットメントと強力
の固定価格買取制度について、国民負担が軽減され
なリーダーシップによる意識改革が重要である。
るよう見直しが必要。
また、現実的なエネルギーミックス
そのために、
「 女性の役員・管理職登用に関する自
主行動計画」の策定・公表を行った。
を定め、持続可能なわが国の目標を策定すべきである。
燃料電池車が市販されるなど、来るべき水素社会実
現に向けて、水素ステーション等のインフラ整備に対
【第2部:意見交換】
する規制緩和や助成、税負担軽減を期待する。
税制改正への取り組み
木村 経団連副会長
上田 中経連副会長
山積する課題の解決には、税制、財政、社会保障
電気料金の上昇により、国民生活や企業活動に大き
制度の改革を三位一体で進める骨太の議論が必要
な影響が出ている。安全性の確保を大前提に、原発の
である。
再稼働プロセスを最大限加速する必要がある。
重点事項としては、
まず、法人実効税率の20∼25%
再エネの固定価格買取制度については、2014年6
程度への引き下げ。次に、産業空洞化の回避と国内
月までに認定された設備が全て稼働した場合、賦課
産業活性化に資する法人税制の整備として、パテント
金だけで年間2兆7,000億円の国民負担が発生す
ボックス税制、技術のブラックボックス化を促進する
る。現行法下での可能な措置とともに、抜本的見直し
税制などが必要。
さらに、国土強
が不可欠である。
化に向け、地震対
策調査費用の税額控除や、対策工事の積立に対する
損金算入などを要望している。
ものづくり競争力の強化
豊田 中経連副会長
斎藤 経団連副会長(社会保障について)
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中経連 2015.1
産業の新陳代謝を促進し、外貨を獲得できるよう、
医療給付の増加が、企業活力に多大な悪影響を
法人実効税率の引き下げや、労働規制の緩和、産業
及ぼす懸念がある。
また、
このことが賃上げによる
「経
人材の育成などに取り組む必要がある。同時に、
ビジ
済の好循環」
を頓挫させてしまう危惧もある。
ネスモデルの革新など、環境整備が必要である。
「医療保険制度改革への要望」を2014年10月に
特に、産業人材の育成については、
「 学校教育の内
取りまとめ公表した。現役世代の保険料負担への過
容と方法の改革」や「教育学の振興」等について提起
度の依存を見直し、高齢者医療への税投入の拡充
するとともに、
「 職業訓練機会の充実」、
「 働きやすい環
や、医療給付の重点化・効率化に取り組んでいる。
境の整備」等を2014年2月に提言している。
中経連 2015.1
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懇談会
古賀 経団連副会長(競争力強化について)
マザー工場の国内立地や、
ものづくり産業の基盤を
なす中小企業の活力向上、
オープンな形でのイノベー
ションが創出される仕組みの整備が不可欠である。
地域企業や大学、経済団体を巻き込んでのコンソ
ーシアム形成など、地域の独自性と実効性が担保さ
リニア開業を見据えた地域づくり
山本 名古屋商工会議所副会頭
都市力の強化に向けて、観光やビジネスの面で、国
内外からの来訪者を受け入れられるよう、様々なコン
テンツを磨き上げ、情報発信に努めていく。
また、
リニア開業を機に、名古屋駅をはじめとして、
れた戦略の策定が重要であり、当地が地域活性化の
各種の交通網・インフラを総合的に整備し、当地が日
新たなモデルを提示していく必要がある。
本のゲートウェイとして役割を果たしていけるよう、緊
密に連携して取り組んでいく。
中西 経団連副会長(教育を含む人材育成について)
幅広い知識を持った分野横断型や、新しい発想で
ビジネスモデルをデザインできる人材が必要。外国語
岩沙 経団連審議員会議長
伊勢志摩エリアや、
「 昇龍道プロジェクト」など、魅
能力に加えて、異文化理解・コミュニケーション力、課
力的な資源と工夫に満ち
題解決力等に秀でたグローバル人材の育成、理数系
ルギー・モビリティ都市」
としての豊田市や、
テクニカル
教育の強化が大きな課題となっている。
ビジットに期待を持っている。
れている中、
「 次世代エネ
産学連携による人材育成に向けて、オープンイノベ
アジアに冠たる大都市圏として、わが国最強の産業
ーションへの対応や、外部人材の受け入れ、人事シス
集積地であり、優れた知の集積地でもある。東海地域
テムの多様化等がポイントになる。
の強みと首都圏の強みが相互作用し、新たな付加価
航空宇宙産業の振興
佐々木 中経連副会長
MRJに続く次世代旅客機の開発や、機体の国産
化率の大幅向上というビジョンの実現に向けて企業
を育成し、技術力や認証力向上を図る必要がある。
値や産業が創造されることに期待している。
やる気ある中小企業への個別支援
松尾 春日井商工会議所会頭
中小企業に対する補助金制度により、春日井商工会
議所においても2年間で累計78社に、約7億8,000万
また、将来の産業を支える人材の確保に、産学官お
円のお金が渡り企業の強化に効果があった。
中小企業
よび地域が一体となって取り組むとともに、国際戦略
ものづくり補助金制度等のさらなる充実に期待する。
総合特区の期限延長や、国家戦略特区への新たな指
中小企業の将来発展を担う若手労働者の確保を
定などをお願いしたい。
優先させながら、高齢者雇用、無期雇用化を図る手
立てを確立する指導が必要。
また、大企業OBの有効
大宮 経団連副会長
活用に向けた支援が必要である。
アジア№1航空宇宙産業クラスター形成特区によ
る広域連携の取り組みは、競争力強化の観点から大
変評価している。
自社技術の強化に止まらず、近隣の中小企業と補完
経団連が明日公表する企業の競争力強化に関す
関係の構築や、地域全体を巻き込んだ集団活動にまで
る提言でも、新たなサプライチェーンの構築に向けた
高めた点は、
「 企業競争力の強化に向けた提言」で主
企業間連携を支える制度の一例として重要性を指摘
張しており、地域経済の活性化にも資する。
している。
技術の波及や雇用の創出にもつながるよう、東海地
方を起点とした産業クラスターの全国展開や、装備品
などの裾野拡大が必要となる。航空宇宙産業の優遇
等、地域活動の支援への取り組みを期待する。
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奥 経団連副会長(取り組みに対する考え方について)
中経連 2015.1
自らの生き残りをかけて、新たな成長分野への進出
や海外を含めた販路の拡大、顧客ニーズに応えられ
る提案力や開発力の向上に取り組む必要がある。
さらに、企業が成長力と収益力を持続的に高める
施策を後押ししていく。
中経連 2015.1
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懇談会
篠田 経団連副会長(雇用に関する考え方について)
昨年度約6,000社が「若者応援企業宣言」
を行う
中で、労働政策審議会では、中小企業を念頭に新た
な認定制度の創設を検討しており、経団連の代表委
員も積極的に意見表明している。
ており、今後、経済界として提言を取りまとめ、政府に
働きかけていきたいと考えている。
観光振興と社会基盤整備の促進
小林 四日市商工会議所会頭
大学等におけるインターンシップの単位化の推進
三重県では、遷宮効果継続や、巡礼道・熊野古道
や、地域の企業と若年者のマッチングが一層促進さ
伊勢路の世界遺産登録10周年など、観光客の増加を
れる期待がある。経団連としても、
(公財)産業雇用安
期待するが、県南部をスタートする昇龍道プロジェクト
定センターの斡旋機能の強化を主張し、予算面での
として、隣県を含めた広域圏での連携が必要である。
拡充も認められているので、積極的な活用を期待し
継続的な観光振興には、社会基盤の整備が不可
ている。
地方創生に向けた企業の役割
村瀬 岐阜商工会議所会頭
首都圏では、過去400年間に3度の大地震が発生
欠であり、三重県における、新名神、東海環状、近畿
道紀勢線等の早期貫通とともに、
リニアの三重・奈良
ルートでの東京・大阪間同時開業をお願いしたい。
石原 経団連副会長
しており、現在も直下型地震の発生が憂慮されてい
昇龍道など魅力的な観光ルートの開発が広域連
る。地方創生と災害時のリスク回避のため、他地域へ
携により各地で進み、
またそれらが一緒になって日本
の分散を打ち出し、政府機関が先導し、企業が呼応
の魅力を世界に発信していけば、今後さらに3,000万
する形で実行する必要がある。
人の旅行者受け入れも可能である。
ものづくり産業振興や観光産業の発展を通じた多
観光立国実現に向け、交通網の整備に伴う広域
層でインパクトのある街づくりを通じて、地域経済の
連携や、
ブロック毎の広域観光組織間の連携、観光産
活性化に繋げていく必要がある。
業の生産性向上、支える人材の育成など、官民、国・地
方を挙げて課題解決に取り組む必要がある。
大塚 経団連副会長(地域基盤強化について)
高い付加価値を生み出す産業クラスターの形成、
【総括】
大規模自然災害リスクへの備えを盤石なものにする
原 経団連会長
こと、人口減少の問題に取り組むことが重要である。
経済の再生の実現に向けて、中部圏には地域の
基幹インフラの整備、たゆまぬ規制改革の推進等
強みを活かして、地域の特長的な発展を図り、わが国
により、分散型の国土形成を実現していくことが重要
全体の持続的な経済成長を力強くリードしていただ
となる。
また、既存インフラの効果的な維持・補修や、
きたい。
ミッシングリンクの解消に向けて、施策の着実な優先
順位付けが不可欠である。
【閉会挨拶】
岡谷 東海商工会議所連合会会長
畔柳 経団連副会長(地方経済活性化について)
道州制については、政治の壁に立ちふさがれた状
を起こすと共に、行財政改革の断行・規制緩和の推
況が続いている。経団連としてあきらめる訳ではない
進に取り組む必要がある。同時に、成長戦略の確実
が、地方にとって人口減少は切迫度をもって対応す
な実施に向け、国民に広く理解を得るため、幅広い分
べき問題であり、地方の雇用創出に繋がる施策の提
野で情報発信に努めていく必要がある。
言に本腰を入れて取り組む必要がある。
2014年10月より、地方の経済・産業に関わる複数
の委員会が連携して「地域活性化懇談会」を開催し
4
中経連 2015.1
日本再興に向け、
まずは企業自らが積極的に行動
経団連の皆様からいただいた様々な意見を、各分
野での課題解決のヒントにしていきたい。
(総務部 馬場 誠治)
中経連 2015.1
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経済視察団
東 南アジア経済視察団
11月5日(水)∼14日(金)の10日間、中経連は三田会長を団長、小川副会長、川上中部国際空港㈱
社長を副団長、伊藤専務理事を団事務局長とする総勢33名の経済視察団をシンガポール・マレーシア・
ラオス・カンボジアに派遣した。
ラオス計画投資省
シンガポール経済開発庁
住友電装カンボジア
ポッカマレーシア工場
ヤマザキマザックシンガポール
今回の経済視察は、現地の政府関係機関や進
出日系企業への訪問を通じて各国の経済の現状
愛津アパレル
大学が既に進出している実態を両者より説明を受
けた後、現地を視察した。
と将来性について調査を行うとともに、投資環境に
関する知見を広めることを目的とした。
それぞれ発展度合いが違う4カ国が、アセアン
2 ポッカマレーシア工場
ポッカサッポロフード&ビバレッジ社のグローバ
圏内の関税撤廃を目前に控え、
どの様に対応しよ
ル戦略(ローカル化の重要性)の説明を受けた後、
うとしているか比較しながら視察できたことは有意
2014年8月に操業を開始した新鋭マレーシア工場
義であった。さらに日本が教育面、経済面で支援
を視察した。
をしている実態、各国の人材育成の取り組みにつ
いても確認ができた。
また、シンガポール航空、ベトナム航空に対して
シンガポール経済の概要・投資環境、同庁の役
エアポートセールスを実施し、中部国際空港の路
割について説明を受けた。シンガポールをグローバ
線拡充について要請を行った。
ル企業のアジア展開拠点(地域統括拠点)
として活
各地での視察概要
シンガポール・マレーシア
1
イスカンダル地域開発庁(IRDA)および
MEDINI社
マレーシアの重点開発地域であり、各国の企業、
6
3 シンガポール経済開発庁(EDB)
中経連 2015.1
用して欲しいとの要望があった。
4 ヤマザキマザックシンガポール
1992年にシンガポールに工場を設立し、
5回目
の工場拡張を経て製造能力を上げている。2014年
東南アジアテクノロジーセンターを開設し、シンガ
中経連 2015.1
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経済視察団
ポールの優秀な人材を使い、顧客への手厚いサー
ビスを展開中。説明後、工場と新設のショールー
ムを視察した。
ラオス
2 住友電装カンボジア
2 0 1 2 年よりプノンペン経 済 特 別 区にて操 業
開 始。自動車用ハーネスの製造。従業員に躾・基
礎学力を教育することで出勤・定着率向上を図っ
ている現状とカンボジアの社会インフラが遅れて
1 VITAパーク
いる実態の説明を受けた後、工場を視察した。
あり、
VITAパーク内で各申請手続きをワンスト
3 イオンカンボジアとイオンモール
2010年に運営を開始。各種の優遇税制措置が
ップで可能としている。説明を受けた後、VITA
2014年6月開業。事前の綿密な市場調査を経
パーク内に進出している日系企業、Lao tool社の
てカンボジア進出を決定し、開業当初のターゲット
工場を視察した。
であるプノンペン市内の富裕層、外国人居住者を
確実に主要購買層として取り込んでいること、今後
2 愛津アパレル
2011年操業開始。
ラオスへの進出を決めた経
は中間所得層への拡大が課題であること等の説
明を受けた。
緯や、
ラオス人は素朴で真面目だが、地方での生
活習慣や学校教育が不十分であることなどを理由
に、従業員教育に苦労した話等、
ラオスの労働事
情を中心に説明を受けた後、工場を視察した。
4 カンボジア王立農業大学・カンボジア王立
法経大学
ポルポト政権の負の遺産を払拭するため、名古
屋大学が両校に対し継続して支援してきた内容の
3 ラオス計画投資省
ブン・タビー副大臣と面談。産業振興について
は、①農業 ②食品加工 ③電力 ④鉱山 ⑤観光の
エアポートセールス
2015年を開始年度とする第8次社会経済計画に
1 シンガポール航空
リー・ウェン・フェン経営企画担当上級副社長等
から脱却するという方針を掲げている。経済特区
と面談し、現在週7便運航の中部国際空港−シン
を順次整備していくので、日本企業にも積極的に
ガポール線の増便を要望した。同社からは、
まずは
進出してほしいとの要望があった。
ピークシーズンに臨時便を飛ばすことなどから始
カンボジア
1 カンボジア商業省
ケム・シタン国務長官と面談。現在カンボジア
めて、その後の利用状況を見て次のステップへ進
めるかの判断をしたいとの回答があった。
2 ベトナム航空
は、
GDP成長率は8%前後で推移するなど、経済
グエン・ミン・ハイ事業計画統括本部長等と面
的に安定している。世界市場でも実績がある日本
談し、現在週3便運航の中部国際空港−ホーチミ
企業がカンボジアに進出してくれることは、誇りに
ン線の早期デイリー化を要望した。同社からは、将
思っている。投資環境を良くするため、カンボジア
来的にデイリー化する方針のもと、
まずは2015年
では、民間と政府の対話の場を設けており、政府
度に同路線を週3便から4便に増便することを検
は民間企業が抱えている問題を直接聞いて、解決
討したいとの回答があった。
することに努めているとの説明があった。
中経連 2015.1
ターで学ぶ学生との意見交換を実施した。
5つのセクターを重点的に促進している。今後は
おいて、2020年までに後発開発途上国(LDC)
6
説明を受けた。法経大学では日本法教育研究セン
(会員部 伊藤 康隆)
中経連 2015.1
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