学校だより 11月号(PDF:403 KB)

平成2 6 年度1 1 月
清瀬市立清瀬中学校 11月27日
手をつなぎ 心をつむぐ みどりの清瀬
【電話】042-493-6311
【所在地】〒204-0003 東京都清瀬市中里 5-624
石田波郷随想
校長 小島秀治
「遠く病めば銀河は長し清瀬村」
「清瀬村医療区に鐘雪降り出す」
俳句集『惜命』にある石田波郷の句です。波郷直筆のこの2つの句が、額に入れられて校長室に飾られています。
この文字は、中央公園の記念碑にそのまま刻まれていることでも有名です。
結核を患っていた波郷は、清瀬村(当時)の療養所に入っていました。
“清瀬村の豊かな自然について波郷も讃えて
いましたが、妻子や友人と遠く離れての闘病は孤独で、将来のことを思うと不安もあり、殊に、銀河の美しい夜は一
層孤独感が募ったのではないか”との解説が、何かに載っていました。石田波郷の俳句は、
「花鳥諷詠」
(景色を詠む)
に対する、
「人間探求」の俳句といわれています。波郷自身が「俳句は生活そのもの」と言っているところからしても、
それがよく分かります。
本校の校歌の作詞者でもある石田波郷を記念した「第6回石田波郷俳句大会」において、本校の生徒が見事に大賞
に輝きました。
「割ることのできぬ思い出すいかわり」(2年 本郷奎介)
波郷の俳句の精神に尐しも違わぬ秀句だと、心から感嘆しました。見事な一句です。
話は変わりますが、学校生活の様々な機会に歌われる校歌は、卒業後も長い間覚えています。何かの折にふと口ず
さむと、青春の日々がよみがえってきます。
「あかつきの 目覚むるみどり 風かおる 道をたどれば」
石田波郷が若者の成長をこよなく期待し、清瀬の自然を深く愛したことが伝わる名作です。1957年に、清瀬中
学校創立10周年を記念して、当時現東京病院に入院していた石田波郷に依頼して作ってもらった校歌です。校歌が
できてから57年が経ちました。約2,200もの応募作品の中から、本校の生徒が大賞を含めて19名もの生徒が特
選、入選を果たしました。この快挙を、皆で喜び合いたいと思います。受賞の句は校長室の前に掲示してあります。
ぜひご覧ください。
【道徳授業地区公開講座】
10月25日(土)に道徳授業地区公開講座を全校生徒対象に行いました。授業参観者34名、協議会参加者12名と多く
の保護者、地域の方々にも参加していただきました。今回は、「アジア教育友好協会」の宍戸仙助さんをゲストティーチャー
に迎え、ラオスの子どもたちの暮らしについて説明していただきました。ラオスでは、日本なら治るような病気で命を落と
したり、ベトナム戦争で埋められたままの地雷の犠牲になったりする子どもが多数います。そのため、将来の夢が「大人に
なること」と答える子どももいるということには衝撃を受けました。この状況に対して、日本の多くの若者が、自分たちに
できる様々な支援を行っていることも知ることができました。お話をうかがう中で、子どもたちも今の暮らしに感謝する気
持ちが湧くとともに、他者のために自分たちができることを考える機会をもつことができたと思います。
宍戸さんのお話の後に、その場に多数の保護者や地域の方々にお残りいただき、協議会を行いました。協議会では、人の
役に立つことにより、子どもたちの自己有用観が育つことを確認しました。様々なボランティア活動や国際貢献の活動など
は、人のために行うという側面ばかりに意識が行きがちですが、実は自分自身の自己有用観を高めることにつながり、結局
は自分に返ってくるということに気づくことができました。
【理数フロンティア研究授業】
10月24日(金)の6校時に、理数フロンティア研究授業が行われました。
「有性生殖と無性生殖のどちらが子孫を残すの
に有利か」というテーマで、グループごとに話し合いました。テーマに対する自分たちの考えについて、根拠を明らかにし
ながら説明したり、他のグループの主張に対して反論をしながら、理解を深めていきました。そうした中で、生徒たちは有
性生殖と無性生殖の双方にメリットとデメリットがあることに気づき、その特徴も明確になっていきました。活き活きとし
た話し合いと、それをとおして互いに理解を深めあっていく3年生の生徒たちの姿が、大変印象に残った授業でした。
授業の後には、授業者の田端教諭を囲み、保護者の方々や他校の理科教師、そして本校の職員による協議会を行い、貴重
なご意見をいただきました。とても有意義な会になりました。ありがとうございました。
【石田波郷俳句大会入賞者】
【北多摩中学校読書感想文コンクール】
入選 2年 1 名
大賞 2年 1 名
佳作 1年 1 名
2年 4 名
特選 1年 1 名
3年 4 名
2年 1 名
【私の体験・主張発表会入賞者】
作文の部
ポスターの部
1年 1 名
2年 2 名
2年 1 名
3年 1 名
3年 1 名
入選 2年 7 名
3年 3 名
【学校保健委員会】
10月29日(水)5校時に、学校医や学校薬剤師の先生
方、PTA の方々にご参加いただき学校保健委員会を開き
ました。校医の宇都宮先生からは、起立性調節障害の解
説をしていただき、中学生の約1割が該当するとのこと
でした。朝、起きてこられないとき、この病気が原因か
もしれないので、大きな病院で診察を受けると良いとの
ことでした。
【授業公開日】
11月15日(土)に授業公開を行いました。ここ数年の
この時期の授業参観者は平成24年度が12名、平成2
5年度は42名、そして今年度は148名です。保護者、
地域の方々が生徒や本校の教育に目を向けていただいて
いることに、感謝申しあげます。また、当日は避難訓練
にもご協力をいただき、重ねてお礼申し上げます。
◆◇◆12 月の予定◆◇◆
部活動などの記録
1日
月
生徒集会 命の教育(1 年 ⑥)
2日
火
放課後補習教室(3 年) 給食運営協議会
3日
水
三者面談 放課後補習教室(3 年)
4日
木
三者面談 2 カット
放課後補習教室(3 年)
5日
金
三者面談 3 カット
保護者会(一組)
8日
月
三者面談 6 カット
メンタルヘルスリテラシー(3 年 ⑤)
SC(スクールカウンセラー勤務日)
受験写真(3 年 放課後)
9日
火
三者面談 1 カット
10 日
水
三者面談
放課後補習教室(3 年) SC
11 日
木
12 日
金
ALT
15 日
月
保護者会(2 年 6 カット) 入試相談(3 年)
職業講話(1 年 ⑥)
バスケットボール部 第 111 地区新人大会
準優勝
都大会出場
バドミントン部 Eブロック 秋季大会
シングルス 第5位
都大会出場 ベスト16
放課後補習教室(3 年)
放課後補習教室(3 年) ALT
卓球部 清瀬市秋季卓球大会Ⅰ部
優勝
準優勝
女子バレーボール部
第11ブロック新人大会
第3位
都大会出場
ALT
サッカー部 第11ブロック新人大会
第3位
16 日
火
放課後補習教室(3 年)
17 日
水
放課後補習教室(3 年) SC
18 日
木
放課後補習教室(3 年)
19 日
金
ALT
22 日
月
6カット
24 日
水
美化デー,教科部会
25 日
木
終業式 1456カット 安全指導 放課後補習教室(3 年)
ALT
ALT
専門・中央委員会
2 カット
生徒会 5 校交流会(14:30~)
ALT
放課後補習教室(3 年)
【お知らせ】
吹奏楽部 12月19日(金)放課後
クリスマスコンサート実施予定