12.5 2014. 音楽は言葉 それぞれの時代から 作品たちが語りかける… (金) 19:00開演 (18:30開場) 神戸新聞 松方ホール ∼バロックから古典派への転換期 オーストリアでは∼ H.I.F.v. ビーバー Heinrich Ignaz Franz von Biber バッターリア「行進曲風ソナタ」 Battalia G.Ch.ヴァーゲンザイル Georg Christoph Wagenseil 交響曲 ニ長調 Op.3-1 W V 374 Sinfonia in D WV 374 ハープ協奏曲 ヘ長調 W V 281 Konzert fϋr Harfe oder Cembalo und Streicher F-Dur, WV281 F. J. ハイドン Franz Joseph Haydn ハープ独奏:西山まりえ ノットゥルノ 第 2 番 ヘ長調 Hob.Ⅱ:26 “ Notturno” Nr.2, F-Dur, Hob.Ⅱ:26 交響曲 第 6 番 ニ長調「朝」Hob.Ⅰ:6 Sinfonia Nr. 6, D-Dur, “Le Matin “ Hob.Ⅰ:6 神戸市室内合奏団 入場券販売場所 神戸文化ホール・プレイガイド アルチザン・ハウス ローソンチケット 入場料(全席自由) ℡ 078(351)3349 ℡ 078(332)1579 ℡ 0570(084)005 (Lコード:51364) ※学生前売券は神戸文化ホールプレイガイドのみの取り扱いになります。 購入時に学生証をご呈示下さい。 ※就学前のお子様はご遠慮下さい。 ※やむを得ず、出演者、 プログラムが変更となる場合があります。 ※「神戸音楽友の会」会員の方は、無料でご鑑賞いただけます。 一般/前売 2,700円 (当日3,000円) 学生(大学生以下) 1,000円 (当日・前売共) 主催/(公財)神戸市演奏協会・神戸市・ (公財)神戸市民文化振興財団 神戸文化ホール お問い合わせ/(公財)神戸市演奏協会 ℡078(361)7241 http://www.kobe-ensou.jp/ 助成:文化庁文化芸術振興費補助金 (トップレベルの舞台芸術創造事業) 西山 まりえ Marie Nishiyama バロックから古典派への転換期 オーストリアでは チェンバロとヒストリカル・ハープ、2種の 古楽器を自在に操る希有なプレーヤーとし て世界的に知られ、数多くのコンサートや録 音に参加。ユトレヒト音楽祭からはリサイタ ルに招聘され好評を博す。ルネ・ヤーコプス 、ボブ・ヤング、 「チーフタンズ」のパディ・モ ローニ、 カルロス・ヌニェス、山下洋輔、波多 野睦美など、幅広いジャンルに渡る音楽家 との共演は常に多くの反響を呼んでいる。 ま た音楽番組、教養情報番組などTV出演も多 い。 アンサンブル「アントネッロ」 メンバーと しても活躍している。 録音は多数あり、 「バッハ インヴェンション&シンフォニア」 「バッハ イ タリア協奏曲&フランス風序曲」 「スカルラッティ 鍵盤の魔術師」以上は すべて 「レコード芸術」誌特選盤。 「バッハ イギリス組曲」 「バッハ ゴル トベルク変奏曲」 「バロック・ハープとの出会い」は、同誌準特選盤ほか、 朝日新聞、毎日新聞などで採り上げられている。 スペイン「エンキリアデ ィス」 レーベルから欧州で発売されているデビューCD「ファンタシーアの 奏法∼イベリア半島の鍵盤音楽」は「リトゥモ」誌(スペイン)の最優秀推 薦盤に選ばれ、 「スペイン人よりスペイン人らしく演奏する」 (R.マリャビ バレーナ) と本国からも絶賛される。中世音楽のスペシャリストとしての 評価も高く、 ゴシック・ハープとオルガネットを奏するCD「トリスタンの哀 歌」は「レコード芸術」誌準特選盤、 「ステレオ」特選盤、 「音楽現代」推薦 盤、 「朝日新聞視聴室」個性派盤に選ばれるが、音楽誌のみの好評にとど まらず「BURRN!」 「フォーブス」 「ミセス」 「サライ」 「暮らしの手帖」などの 一般誌でも紹介され、 また「オーディオ・アクセサリー」誌などでも話題と なり、古楽を多くの聴衆に広めている。 第11回山梨古楽コンクール・チェンバロ部門第1位および栃木[蔵の 街]音楽祭賞受賞。第23回同コンクール審査員。 レコード芸術「読者が選 ぶピープル2007」、HMV「2008年度期待のアーティスト5名」に選出。 ヒストリカル・ハープのワークショップ「ハープ女学園」やチェンバロの レクチャー&ワークショップ「クラヴサン・クラブ」を主宰、後進の指導にも 力を入れている。古楽ワークショップ「信州アーリー・ミュージック村」芸 術監督。 日本演奏家連盟、日本ハープ協会、日本チェンバロ協会、日本イ タリア古楽協会会員。 北ボヘミア出身で、 ヴァイオリン演奏において当時ドイツ圏最 高の技術を誇るビーバーがザルツブルク宮廷楽団のヴァイオリ ニストに就任したのが1670年。 1684年に同楽団の楽長となり、 こ の楽団の水準を引き上げるとともに、 同じころ宮廷のオルガ二ス トだったゲオルク・ムファットとザルツブルクのバロック音楽の頂 点を築きました。 ビーバーが1673年に作曲した 「バッターリア (戦 争の音楽) 」 がプログラムの冒頭を飾ります。 時代は進み、 ヨーロッパ各地で音楽はバロックから次の音楽様 式への転換期を迎え、 ベルリンではC.P.E.バッハ、 マンハイムでは シュターミッツ、 ミラノではサンマルティ−ニらが新しい様式への 試みに取り組んでいました。 ウィ―ンで1739年から宮廷作曲家の 任についていたヴァーゲンザイルも、 その頃の前古典派を代表す る一人です。 ニ長調の交響曲とハープ協奏曲ヘ長調 (1761年) で、 ハイドンやモーツァルトも好んで演奏したヴァーゲンザイルの音 楽とその時代に思いを馳せて下さい。 ハープ独奏には、 国内外で の多彩な活動が高く評価される西山まりえが登場、 当夜はハープ 以外にチェンバロも担当する才能豊かな彼女への期待が、 いや がうえにも高まります。 先述の様式転換の時期 (1750年代) は、 J.ハイドンの青年時代と 重なります。 1761年にエステルハ―ジ候の副楽長に迎えられ、 66 年に楽長に昇格、 1760年代には器楽作品において古典への転換 を開拓すべく、 様々な実験を重ねました。 その頃の作品の一つが 交響曲第6番 「朝」 です。 その後も長くエステルハ―ジ候に仕える うちに (通算約30年) 、 ヨーロッパ中でハイドンの名声は高まり、 外からの作曲依頼も増えていきました。 1786∼90年にかけて、 ナ ポリ王フェルディナンド4世が、 自ら好んで演奏した楽器リラ・オル ガニザータのための作品を継続的に依頼しています。 2台のリラ・ オルガニザータのための協奏曲とノットゥルノ集、 このうちの何 曲かは、 ハイドン自身がリラのパートをフルートやオーボエに代 えて、 ロンドンのザロモン・コンサートでも演奏しています。 作曲 後、 100年もの間世に知られず、 特殊な楽器を独奏声部に持つた 神戸市室内合奏団 Kobe City Chamber Orchestra 1981年、神戸市により設 立。バロックから近現代まで の幅広いレパートリーのほ か、埋もれた興味深い作品 にも意欲的に取り組み質の 高いアンサンブル活動を展 開している。 1998年、巨匠ゲルハルト ・ボッセを音楽監督に迎え てから、演奏能力並びに芸 術的水準は飛躍的な発展を 遂げ、充実した内容の魅力あふれる選曲や説得力ある演奏で各方面か らの注目を集めている。 2013年度からは、 日本のアンサンブル界を牽引する岡山潔が音楽監 督に就任し、更なる音楽的発展を目指して、新たな活動を開始した。 2014年度 定期演奏会 2番ヘ長調を 「ロンドン版」 でお聴き下さい。 1670年から1790年頃 のオーストリアの音楽シーンを体験していただく一夜です。 <神戸新聞松方ホール> ●JR「神戸」駅、市営地下鉄海岸線「ハーバーランド」駅より徒歩約10分 ●「高速神戸」駅より徒歩約15分 音楽は言葉 それぞれの時代から作品たちが語りかける… ■2015年3月11日 (水)19:00開演 神戸文化ホール 中ホール 14日 (土)14:00開演 紀尾井ホール(東京) 「ドイツロマン派の響き シューマン、苦悩を越えて」 R.シューマン ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 WoO 1 め、 約200年間、 本格的な研究すらされなかった曲集の中から、 第 交響曲 第2番 ハ長調 Op.61 ほか ヴァイオリン独奏:岡山 潔/指揮:石川 星太郎 携帯電話でQRコードを読み取ると ローソンチケットのサイトから直接チケットをご購入いただけます。 各種受付手数料、発券手数料がかかりますのでご了承ください。
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