一太郎 11/10/9/8 文書

糖尿病性腎症患者の重症化予防事業にかかる
保健指導業務委託仕様書
本仕様書は、全国健康保険協会愛媛支部(以下「甲」という。)が実施する糖尿病
性腎症患者の重症化予防事業にかかる保健指導業務について、委託者(以下「乙」と
いう。)が行う業務について定めるものである。
1.目的
糖尿病性腎症患者であって、生活習慣の改善により重症化の予防が期待される加
入者に対して、医療機関と連携して保健指導を実施することにより、加入者のQO
Lの維持・向上及び保険者の医療費適正化を図ることを目的とする。
2.対象者
対象者は、次の(1)・(2)に該当する者のうち、甲が決定した者とする。
(1)特定健診等受診者の検査結果から以下の基準に該当する者を抽出
・a 及びb または、a 及びc に該当
a:HbA1c(NGSP)7.0%以上または空腹時血糖130 ㎎/dl 以上
b:尿タンパク2+以上
c:血清クレアチニン検査を行っている場合、eGFR50(mL/分/1.73㎡)未満
(2)レセプトから治療状況を確認
人工透析実施者・糖尿病透析予防指導管理料算定者を除く。
3.委託料
1 件当たり72,000円(消費税等を含む。)を上限とする。また、指導予定
人数は 20 人とする。(別紙1「委託料詳細」、及び別紙2「各サイクル指導単価」
参照。)
4.業務内容
(1)対象者への通知物及び、指導の際に使用する文書等の作成・提供
乙は、甲との契約締結後10日間以内に、対象者への通知物及び指導の際に使
用する文書等を作成し、甲に提供する。
(2)参加申込書を提出した者・事業所へ勧奨電話を拒否した者を確認後連絡
(ア)甲は、甲からの文書送付後提出された参加申込者リストと、事業所へ電
話勧奨を拒否した者のリストを乙へ提供する。
(イ)(ア)以外の者へ、事業所に電話勧奨を行う。
(ウ)参加申込者(以下「参加者」という。)に対し、かかりつけ医による生
活指導内容確認書の記入、及びかかりつけ医の記入後における乙への提
出を依頼する。
(エ)乙は、参加者へ電話またはメール連絡を行い、指導日を決定する。
(3)参加検討者への業務内容の説明、参加の依頼
甲からの文書送付後「詳しく話を聞きたい」旨の回答を行った者(以下「参
加検討者」という。)に対して、電話等で業務内容の説明、参加の依頼を行う。
(4)参加者への指導実施
(ア)主な指導内容は、主治医の指導方針に沿った食事指導(減塩、適正カロ
リー)、運動指導、服薬指導等とする。腎症期または腎不全期患者におい
ては、低たんぱく食及びカリウム制限などの指導も含むものとする。
(イ)委託業務実施は下記内容とする。
面談指導3回、電話指導3回
基本プログラム
1回目
2回目
3回目 4回目 5回目
6回目
●
●
○
○
○
●
食事頻度調査
運動指導
食事調査
(●面談指導、○電話指導)
6カ月間の継続指導を基本とする。上記は基本プログラムであり、参加
者への指導を通じて、乙が必要と判断した場合、参加者の都合で指導を
行えなかった場合には、実施プログラムを変更することができる。
(ウ)参加者から生活指導内容確認書や検査データが入手できない場合、入手
した検査データに指導に必要な項目が入っていない場合は、その対応に
ついて甲乙協議の上、決定するものとする。
(5)かかりつけ医への指導内容報告
乙は参加者への指導の都度、かかりつけ医に指導内容報告書を提出する。
(6)甲への指導実績報告
乙は以下のことに関する報告を、実施月の翌月 15 日までに、甲へ提出する。
(ア)指導内容(食事及び運動指導の内容等)
(イ)検査データ
(ウ)問診結果(指導にあたって収集した情報等)
(エ)各種アンケート結果
(オ)指導日
(カ)連絡不通者に関する連絡状況(電話履歴、文書送付履歴等)
(キ)上記(イ)にかかる参加者への説明結果
(ク)乙がかかりつけ医に提出した指導内容報告書の写し
(ケ)その他指導に関する文書等
(7)連絡がつかない者への対応
乙は、1週間に3回日時を変えて電話またはメールを行っても対象者と連絡
が取れない場合、対象者に文書を送付し継続の意思を確認する。
(ア)文書で当プログラムの継続の意思が確認された場合、乙より対象者へ
連絡する。
(イ)文書発送から2週間を経過してもなお当プログラムの継続の意思が確
認できない場合は、甲へ連絡する。甲は乙より継続の意思が確認でき
ない旨の連絡を受けた時は指導を継続するかの判断を行い、乙へ連絡
する。
(8)その他
(ア)参加者より提出された検査結果によって、その参加者が指導対象外とな
った場合には、その対応について甲乙協議の上、決定するものとする。
但し、その対応によって発生する費用は、甲が負担するものとする。
(イ)甲は、甲を経由して行う業務内容に関し、必要な材料の一部の無償提供
を含め乙の円滑な委託業務の遂行に必要な協力を行うものとする。
(ウ)委託業務実施において、予期せぬ事態が発生した場合、その対応につい
て甲乙協議の上、決定するものとする。
(カ)上記(2)(3)(4)(5)(6)の業務について、業務終了時に報
告書を提出する。
5.留意事項
(1)上記の業務の実施に際しては、甲との検討会議を適宜開催し、施策の内容、
実施方法等について検討等を行う。
(2)対象地域については、愛媛県全域を想定する。
(3)個人情報保護及びセキュリティについては万全を期すものとする。
(4)上記の業務実施に際して、予期せぬ事態が発生した場合、その対応について
は甲乙協議の上、決定する。
(5)委託業務の目的を達成するために、仕様書に明示されていない事項で必要な
作業等が判明したとき又は委託業務の内容を変更する必要が生じたときは、甲
乙が協議するものであること。
6.報告物等
(1)報告物
(ア)事業実施報告書(指導結果、指導内容に関する分析等)
(イ)4(6)(ア)~(ケ)の各種報告物
(ウ)各種マニュアル
なお、成果物の詳細、編集方法及び数量については、甲乙が別途協議のう
え、決定する。また、納入時期について、(ア)は平成 27 年 3 月 15 日を
予定、(イ)は実施月の翌月 15 日とする。
(2)納入場所
報告物については甲に提出する。
住所 〒790-8546
愛媛県松山市三番町 7-1-21
7.業務完了日
事業実施報告書の作成予定日
ジブラルタ生命松山ビル 5 階
平成 27 年 3 月 15 日
【本件担当 連絡先】
住 所 〒790-8546
愛媛県松山市三番町7-1-21
ジブラルタ生命松山ビル5階
担 当 全国健康保険協会愛媛支部
保健グループ 岩永
電 話 089-947-2119 (直通)
FAX 089-947-2135
別紙1
委託料詳細
この委託料詳細は、糖尿病性腎症患者の重症化予防事業にかかる指導業務について、
契約書に基づいて行う委託料の内容及び対価の請求、支払について定めるものである。
1. 委託業務名
糖尿病性腎症患者の重症化予防事業にかかる保健指導業務(以下「委託業務」と
いう。)
2. 委託業務の対価
委託業務の対価(以下、「委託料」という。)の上限、及び指導予定人数は、下
記のとおりとする。
対象者への指導業務実施料 72,000円(消費税等を含む。)
指導予定人数 20人
3. 指導の開始
対象者へ最初の指導を行ったことをもち、指導の開始とする。
4. 指導の中途停止
指導の開始後に甲、または対象者の都合でプログラムを中途停止した場合、中途
停止した月におけるプログラムの指導を行った対価は甲乙協議の上、決定するも
のとする。
5. プログラム実施における委託料の算出方法
別紙2に定めるプログラムの各サイクルの指導単価を基に、指導実績に応じた合
計額を算出し委託料とする。なお、対象者1人あたりの委託料は、別紙2「委託
業務の対価」を上限とする。
6. 委託料の請求方法
乙は、甲に請求の根拠となる指導状況の報告を添え、初回時の面接による支援終
了後に指導単価の3/10を、残る7/10はプログラムの各サイクルの指導単価を基に
支援終了後に請求するものとする。なお、1円未満の金額については請求しない。
甲は当該請求を受けた日から30日以内に、甲の定める方法により、当該請求額を
乙に支払うものとする。
7. 指導予定人数の変更
委託業務における指導予定人数については、甲乙協議の上、変更できるものとす
る。
別紙2
各サイクル指導単価(上限)
<基本プログラム>
指導における
基本スケジュール
←
―
6
カ
月
間
―
―
→
基本指導内容 指導単価(税込)
初回
●
21,600円
2サイクル
●
14,400円
3サイクル
○
7,200円
4サイクル
○
7,200円
5サイクル
○
7,200円
6サイクル
●
14,400円
単価合計
(●面談指導、○電話指導)
72,000円