筑紫駅西口土地区画整理事業に伴う発掘調査 1
筑紫野市文化財調査報告書第 78 集
2004
筑紫野市教育委員会
筑紫駅西口土地区画整理事業に伴う発掘調査 1
目次
本文目次
Ⅰ . 調査に至る経過 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2
Ⅱ . 位置と環境 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4
Ⅲ . 調査の概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5
1)SD001 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6
2)SD002 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10
3)SF001 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10
Ⅳ . 考察 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11
1)道路跡に残された痕跡に関する諸問題・・・・・・・・・・・・・・ 11
2)道路跡の歴史的評価・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 21
挿図目次(Fig.)
Fig.1 発掘調査地点位置図(1/50,000) ・・・・・・・・・・・・・・・ 1
Fig.2 発掘調査地点周辺図(1/10,000) ・・・・・・・・・・・・・・・ 3
Fig.3 試掘坑(トレンチ)および調査区配置図 ・・・・・・・・・・・ 5 Fig.4 基本土層模式図 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6
Fig.5 遺構配置図(1/600)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7
Fig.6 出土遺物実測図(1/1)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8 Fig.7 SF001 横断土層図(A ∼ C)
(1/30・40) ・・・・・・・・・・・・ 9
Fig.8 痕跡 C 類 - №①実測図および土種分別図(1/100)・・・・・・・・ 12
Fig.9 痕跡 C 類 - №②実測図(1/40) ・・・・・・・・・・・・・・・・ 13
Fig.10 痕跡 D-2 類実測図(1/60) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 15
Fig.11 痕跡 D-2 類分布範囲抽出図(1/60) ・・・・・・・・・・・・・・ 16
Fig.12 痕跡 H-3 類(溝内杭列)実測図(1/140)
・・・・・・・・・・・・ 17
Fig.13 痕跡 H-3 類(溝内杭列)復元想定図・・・・・・・・・・・・・・ 18
表目次(Tab.)
Tab.1 試掘実施面積一覧(年度毎)・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2
写真目次(PL.)
PL.1 Ⅰ・Ⅲ調査区全景(東方を望む)
PL.2 上 SD001(北側溝)と痕跡 H-3 類(溝内杭列)
PL.2 下 Ⅰ区道路跡横断土層
PL.3 上 SD001(北側溝)土層
PL.3 下 SD002(南側溝)土層
PL.4 上 痕跡 C 類 - №①
PL.4 下 〃 検出土壌
PL.5 上 痕跡 D-2 類(凹凸痕跡)検出作業
PL.5 下 〃 検出状況[掘削前]
PL.6 上 〃 [掘削後]
PL.6 下 痕跡 E 類(起耕痕跡)
PL.7 上 Ⅲ区道路跡横断土層①
PL.7 下 〃 ②
PL.8 出土遺物
例言
1.本書は、筑紫野市教育委員会が実施した筑紫野都市計画事業筑紫駅西口土地区画整理事業に伴
う埋蔵文化財発掘調査報告書である。
2.現地における発掘調査は、平成 11 年度に行った。調査地は筑紫野市大字若江 37 番 1 外 9 筆で、
調査実施面積は 6,789 ㎡である。
3.本件に係る各担当者は、以下のとおりである。
事前協議 文化財課 文化財担当 技師 渡邊 和子
発掘調査 〃 小鹿野 亮
整理報告 〃 小鹿野 亮
4.発掘調査に係る遺構測量は、㈱埋蔵文化財サポートシステムに委託した。なお、個別の遺構測
量は小鹿野が行った。
5.本書に掲載した遺構写真撮影は小鹿野が行い、全景写真はフォトハウス OKA に委託した。
6.本書に掲載した遺物実測ならびに図版トレースは小鹿野が行った。
7.調査によって得られた資料および図版などは、筑紫野市教育委員会が保管している。
8.本書の編集ならびに執筆は小鹿野が行った。
凡例
1.本書の構成は、遺構種別ごとに昇順で配列している。なお、文章中で表現される個別遺構の表
記は、以下のとおりとした。
(例)若江天神社前遺跡第○○次調査において検出した S −△△△が、整理の結果「井戸」と判
断された場合。
若天前 ○○ SE △△△
(遺跡名) (調査次数) (遺構種別)
(遺構番号)
2.遺物番号については、個体番号をアラビア数字(丸数字)で記述した。挿図(Fig.)と図版(PL.)
の遺物番号は同一である。
3.本書で使用される遺構の略号は、以下のとおりである。
略号/種別/備考
SD/溝/自然流路を含む。
SF/道路/側溝を伴う場合は、両側溝の内法の空間を示す。
4.本書に使用した方位および座標値は、国土調査法第Ⅱ座標系を基準としている。従って図中の
方位は特に注記のない限り座標北(G.N.)を示している。
5.遺構の図化データは、トータルステーションを用いて採取したデータから 3 次元モデルを作成
し、DXF. フォーマット形式で保管している。
6.本書に掲載される遺物の分類等については、次の文献を参考にした。
・横田賢次郎・森田勉(1978)
「大宰府出土の輸入陶磁器の分類について」
『九州歴史資料館研究
論集』4
・太宰府市教育委員会(1983)
「付編 土器の分類」
『大宰府条坊跡Ⅱ』
・太宰府市教育委員会(2000)
『大宰府条坊跡ⅩⅤ−陶磁器分類編−』
7.本書中で示す土層や遺物の色については、農林水産省農林水産技術会議事務局・(財)日本色彩研
究所監修『新版 標準土色帳(Revised Standard Soil Coler Charts)』を基準とした。色情報について
は感覚差があるため厳密に分類した訳ではないが、参考までに併記した。
−1−