Reaxys Medicianal Chemistryカタログ

創薬化学のための新しいデータベース
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Reaxys Medicinal Chemistry(リアクシス・メディシナルケミストリー)は、医薬品候補化合物に関連した生物活性
データ、薬理作用、ADME特性等、最新の質の高い実測データを抽出しまとめたデータベースです。候補化合物の選択
プロセスの効率化と生産性を向上させ、新薬創生のための化合物デザインやターゲットへの最適化に携わるメディシナル
ケミストの研究の効率化に寄与します。
収録データ
特許由来のデータ
約90,000件の英文特許から抽出したファクトデータ
- WIPO(世界知的所有権機関) : 1978年以降のデータを収録
- USPTO(米国特許商標庁) : 1971年以降のデータを収録
- EPO(ヨーロッパ特許庁)
: 1979年のデータより収録
特許分類はA61K(医薬用,歯科用又は化粧用製剤)が中心
学術文献由来のデータ
約5,000誌の雑誌タイトル(文献数約230,000)より1980年以降のデータを収録
薬物ターゲット情報
9,000以上の薬物ターゲット
生物活性データ
約2,540万データポイント
約520万件の化合物(生物活性データを有するもの)
※Reaxysと統合することにより、合計約2,500万化合物の情報を参照可能です。
(生物活性データの報告がない化合物も含まれます。)
化合物
※2014年10月現在
ユーザーインターフェース/検索モード
生物活性情報からの検索で使用可能な主な項目
① 生物活性情報からの検索
② 化合物情報からの検索
● バイオアッセイの種類(in vitroの薬効、動物モデ
ル、薬物動態アッセイ、毒性等)
● ターゲット名・サブユニット名
● 薬効・ターゲットに対する作用
● 動態・毒性の各種パラメーター
● 細胞株名・動物種名
● 臨床試験の開発段階
● 薬剤投与経路・投与量
③ 文献検索
など
④ Advanced Search
① Medicinal Chemistry(生物活性情報からの検索)
③ Literature(文献検索)
[Medicinal Chemistry]を選択すると、ターゲット、薬効、動
文献検索を行いたい場合は[Literature]を選択します。著者名、
物種、アッセイ名、細胞、組織、動物モデル、各種パラメーターといっ
や特許番号、出版年といった各種書誌情報に基づく検索が可能で
たバイオアクティビティ関連項目の検索フィールドが表示されます。
す。
また、これらの検索項目を構造式と組み合わせて検索することも可
能です。
② Substances, Names, Formulas
(化合物情報からの検索)
[Substances, Names, Formulas]を選択すると、構造式の
描画画面および化合物データの入力フィールドが表示され、化合
物情報に基づく検索を行うことができます。構造式エディタを使用
した入力の他に、化学名やInChi-Key といった同定情報から構
造を呼び出すことも可能です。
④ Advanced Search
[Advanced]を選択すると、化合物情報やアッセイデータ、書
誌情報等の詳細を自由に組み合わせた検索が可能です。検索条
件として構造式を描画することもできます。
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独自指標「pX値」を用いたデータの標準化
Reaxys Medicinal Chemistry では、様々な生物活性データを標準化し相互に比較可能にする独自の指標「pX」を採用
しています。文献情報から得られる各種アッセイデータは、その濃度単位がまちまちであり、統合的に評価することは非常に
難しいのが現状です。pX値を使用することにより、様々なアッセイデータを直観的に把握・相互比較することが可能となります。
パラメーターの単位をモル濃度に統一(化合物の分子量や生体重、組織重、
体積から換算)
2-a)値の逆対数が親和性に比例するパラメーター
pIC50, pEC50, pED50, pID50, pLC50, pLD50, pKi, pKd, pKb, pD2, pD′
2,
pA2
⇒ pX = parameter value
Total Radioligand Binding
1)単位の統一
Total
50%
NS
2-b)値が親和性に比例するパラメーター
IC50, EC50, ED50, ID50, LC50, LD50, Ki, Kd, Kb, Ka, Ke
⇒ pX = -log10 (parameter value)
log (IC50)
log [Unlabeled Drug]
2-c)%inhibition
① 化合物の濃度(C)がわからない場合(濃度が範囲として得られる場合も含む)
⇒ pXの算出なし
※化合物の濃度を大きくすれば阻害率が100%に達す
ると仮定する
※濃度と阻害率の関係はヒル係数1の曲線に従うと仮
定する
② 化合物の濃度(C)がわかっている場合
⇒ %inhibition > 25 のとき pX= -log10 (IC50)
IC50 =
⇒ %inhibition < 25 のとき pX= 1
Heatmapによる検索結果の可視化
「化合物とターゲット」
「化合物と細胞株」
等々、様々な相互関係を可視化
様々な生物活性データを標準化し相互に比較可能に
する独自の指標「pX」を採用
直観的にデータを直観的に把握可能
「pX=9」であればnanomolarレベルの親和性
例)
豊富なフィルタリング機能
100 X [C]
− [C]
% inhibition
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生物活性データ/ターゲット情報の表示
生物活性データを確認
ターゲットの情報も
ワンクリックで表示
ADME特性やin vivoのデータもわかりやすくまとめて表示
その他の機能・特長
● Reaxysとの統合インターフェース
● APIおよびデータフラットファイルのご提供
Reaxysをご 利 用の 場 合、同 一プラットフォーム上でReaxys
In-houseの統合検索システム等から本製品のデータへアクセスし
Medicinal Chemistryをお使いいただけます。
反応検索や物性値検索と生物活性データの取得をシームレスに行
たい、あるいは特定のクライテリアに沿った形でデータを一括処理
したいといったご要望がある際にはご相談ください。
データフラットファイルは、全化合物の構造式を収録したSDファイ
うことが可能となります。
※電子ジャーナルのフルテキストへのリンクや「Analysis View」、Report機
能といったReaxysの有用な機能も本製品でそのままご利用可能です。
ルおよび全生物活性データを収録したXMLファイル(Open
PHACTS準拠)で構成されます。
● 検索結果のアウトプット
生物活性データをExcel、XML、SDフォーマットでアウトプット可
能です。
トライアルを随時受付中です
お問い合わせ先
エルゼビア・ジャパン株式会社
日本語ホームページ(製品情報)
http://www.elsevier.com/jp/reaxys-medicinal-chemistry
Research Solutions
TEL: 03-5561- 5035 E-mail: [email protected]
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2014.10