OMG Code of Conduct into Japanese

OM Group, Inc.
行動倫理規範
OM Group, Inc.およびその子会社(以降「OM Group」または「当社」、子会社は本規範
の付録Aに記載)は、その世界中の事業において、倫理的かつ合法的にビジネスを遂行
することに取り組んでいます。OM Groupの取締役、アソシエイト、代理人、およびそ
の他の代表者には、OM Groupに関連する活動のあらゆる側面において、最高水準の倫
理・法的基準に従うことが求められます。また、取引を行うパートナー、サプライ
ヤ、請負業者、およびコンサルタントも、同様な価値観および基準を採用することを
期待します。「アソシエイト」の用語は、OM Groupのすべての役員、管理職およびそ
の他の従業員を指します。
行動倫理規範(「規範」または「行動規範」)は、OM Group取締役会の全会員、OM
Groupの全アソシエイト、およびその子会社に適用され、各自の行動の指針となる倫理
的および法的な行動の広義の原則を定めています。これらの原則は、取締役またはアソ
シエートが各自のビジネス活動で直面し得る倫理および法的問題をすべて網羅している
わけではありません。良識と分別あるビジネス判断を用いて、これらの原則を適用すべ
きです。本行動規範は、OM Groupポリシー、手続き、およびその他に発行されたガイ
ドラインと併せて解釈するものとします。原則として、該当するOM Groupのポリシ
ー、手続き、またはその他のガイドラインで矛盾が発生した場合、より制限的な規則
が優先されるものとします。
これらの行動原則は、OM Groupがビジネスを行うあらゆる国において適用されます。
アソシエイトは、各自が勤務する国の法律および規制に従わなければなりません。OM
Groupは、米国で上場されている多国籍企業であり、米国の法律、規則、および規制を
はじめ、当社が事業を展開する国の法律、規則、および規制が、管轄外の地域でも適用
される場合があります。
本行動規範と該当法との間に矛盾がある場合、あるいは該当法の解釈に関する質問があ
る場合は、OM Groupの法務部門にお問い合わせください(本規範の付録Bに記載され
る法務部門の連絡先を参照)。原則として、該当するOM Groupのポリシーと該当法で
矛盾が発生した場合は、より制限的なポリシーまたは法律が優先されるものとします。
A.
基本方針
最高水準のインテグリティを持ち、該当するあらゆる法律、規則、および規制に順守
した上でビジネスを遂行することが、OM Group の方針です。アソシエイトには、お互
いに、そして当社のベンダー、顧客、その他の第三者に対して、公平かつ誠実に接す
ることが求められます。非倫理的なビジネス活動、不正、またはOM Groupの行動規
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範、ポリシー、手続き、ガイドラインを尊重しないいかなる行為も、本行動規範に対す
る違反であり、解雇をも含む懲戒処分の対象となります。
インテグリティ。当社は、日々の業務から信頼を築いています。 インテグリティを持
つためには、日々の意思決定や行動のあり方について、善悪に対する信念を基本原則と
して捉えなければなりません。私たちの判断や行動は、当社の倫理的基盤と価値観に一
致すること、つまり「有言実行」を常としなければなりません。
公正かつ誠実。公正さは、建設的な職場環境における最も基本的な根幹を支えていま
す。それは、個人的利益、差別、またはえこひいきに基づくことなく、正しく適切な行
動を取ることを意味します。誠実さは、コミュニケーションと振る舞いの2つの要素で
成り立ちます。当社は、あらゆるコミュニケーションにおいて、誠意と正直さを求めま
す。情報は、信頼性を得るためには、完全かつ正確なものでなければなりません。誠実
な振る舞いとは、盗み、偽り、詐欺またはその他の形態の欺まん行為を容認しないこと
を意味します。
B.
管理
OM Group人事部門担当バイスプレジデントが、OM Group行動規範を管理する全責任を
負います。さらに、各事業単位およびコーポレート部門は、OM Group人事部門担当バ
イスプレジデントと連携し、本規範の地域管理を行う責任を担います(本規範の付録B
に記載される人事部門の連絡先をご覧ください)。
C.
安全かつ生産的な職場の奨励
安全衛生
全従業員には、安全かつ衛生的な職場環境で働く権利があります。私たち一人一人に
は、それぞれの職務に適用される安全衛生規則に従う責任があります。事故、怪我、危
険な状況から自分および同僚社員を守るための予防措置を取る責任が全員にあります。
事故、危険な慣行または状況を見たり、体験した場合には、かかる状況を適切に改善す
るために、速やかに上司に報告してください。
環境
OM Group は、環境保護に力を注いでいます。環境への配慮を絶えず高め続けること
で、顧客、サプライヤ、アソシエイト、および当社のグローバルコミュニティにおける
その他の利害関係者に利益をもたらします。当社の工場内や敷地内、そして周辺の環境
を守ることに、私たち全員が取り組まなければなりません。該当する環境法すべてに従
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い、有害物質の放出の可能性を減らすために、あらゆる合理的な予防策を講じること
が、OM Group のポリシーです。
嫌がらせおよび暴力
全従業員には、敬意を持って扱われる権利があります。嫌がらせや暴力は、建設的な職
場環境にとって有害であり、一切許容されません。不快な口説き、性的関係の要求、不
適切または侮辱的な発言、冗談、脅迫、身体的接触は、容認できない行為です。
他人の行動が不愉快に感じた場合、従業員はお互いに助け合い、はっきりと申し立てる
ことが奨励されます。嫌がらせや暴力行為に関わる者は、懲戒処分の対象となり、刑事
訴追を受ける可能性があります。
差別
人種、肌の色、宗教、民族、国籍、性別、性的指向、年齢、障害、または軍歴を問わ
ず、スキルや能力に基づく採用、雇用、および昇進を行うことが当社のポリシーです。
OM Group は、すべての関係者が当該ポリシーを支持し、敬意と配慮を持って同僚に接
することを求めます。
薬物乱用
OM Group は、全アソシエイトに衛生的かつ薬物のない環境を提供することに尽力して
います。職場におけるアルコールまたは違法薬物の製造、所持、販売、および使用は禁
じられています。
D.
取引関係
贈答品および接待
OM Group の贈答品および接待に関するポリシーは、取引関係の報いとして贈答品や接
待の供与または受領が行われ、受領者がそれに対する適正市価を支払わないあらゆる状
況に適用されます。これには、旅行、宿泊、商品、サービスまたは娯楽が含まれます。
贈答品および接待に関するポリシーは、ホリデーシーズンや伝統的な贈り物シーズンを
含め、いかなる時にも適用されます。ビジネス上の贈答品や接待は、ビジネスパートナ
ーと友好関係を築くための礼儀です。これは、当社が事業が行う多くの領域で、取引関
係に重要な役割を果たしています。いかなる場合でも、OM Group の利益を最優先すべ
き取締役またはアソシエイトのビジネス上の判断を妥協させる、またはそのように見え
る贈答品または接待を受けてはなりません。そのため、贈答品、接待、およびその他の
無償の好意を受ける場合には、節度と慎重を必要とします。適切かつ妥当である場合の
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み、これらを供与・受領するものとします。不正行為に見える、あるいは法律、規則ま
たは規制で禁じられている場合には、絶対に供与・受領してはなりません。会計帳簿お
よび関連書類に贈答品および接待、ならびに受領者を正確に記載する必要があります。
利益相反
取締役およびアソシエイトには、個人の人間関係や利益ではなく、OM Groupの利益を
最優先に考えてビジネス上の決定を行い、行動を取ることが求められます。利益相反ま
たはそのように見えることも、あなたの信用をはじめ、OM Groupの信用を傷つけま
す。
利益相反とは、OM Groupにおける各自の職務および雇用に関連する自主的な判断と対
立するあらゆる活動、投資、利害、つながりまたは人間関係(家族、近親者、友人、お
よび知人との関係を含む)のことを指します。個人の利益が、何らかの方法で職務責任
またはOM Groupの最大利益を阻害する、またはそのように見える場合に利益相反が生
じます。OM Groupの取締役およびアソシエイトには、各自の職務を誠意かつ責任を持
って忠実に遂行し、利益相反またはそのように見える活動に関与しないことが求められ
ます。
利益相反は、さまざまな状況において生じる可能性があります。利益相反が生じるあら
ゆる状況を特定することは不可能ですが、分別あるビジネス判断力でほとんどの状況を
評価できます。特定の状況が利益相反またはその可能性を生じさせるか定かでない場
合は、上司、OM Groupの法務部門、または人事部門に相談してください。
実際の利益相反またはその可能性が生じるよくある状況として、以下が挙げられます
(これに限定されません)。
•
競合他社、顧客、またはサプライヤのために働いている
•
OM Group と競合する、同社に販売する、または同社から購入する「副業」を営
んでいる
•
家族の一員や近親者が所有する、または雇用されているサプライヤと取引してい
る
•
競合他社、サプライヤ、または顧客の上場企業に対して、かなりの投資を行なっ
ている
•
上司と部下が家族関係または親密な関係にある
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あらゆる利益相反の可能性を、OM Group の法務部門または人事部門に速やかに報告す
る必要があります。
E.
法令順守
OM Groupは、米国で上場している多国籍企業であり、当社が事業を行う国の法律、規
則、および規制が適用されます。OM Groupでは、事業を行うあらゆる地域の該当する
法律、規則、および規制の精神と条文に従うことをアソシエイトに求めています。いか
なる法律、規則、または規制に対する違反、あるいはその可能性も、上司をはじめ、
OM Group の法務部門および人事部門に直ちに報告しなければなりません。実際の違法
行為またはその疑いについて、司法当局や政府機関から連絡を受けた場合、速やかに
OM Group の法務部門および人事部門に報告してください。
下記は、OM Groupのアソシエイトおよび事業に影響を及ぼすいくつかの法的領域で
す。
独占禁止法および競争法
独占禁止法および競争法は、OM Groupとそのベンダー、顧客および競合会社との関係
を規制しています。これらの法律は、複雑かつ広範でありながら、一般に競争を阻害あ
るいは自由貿易を制限する合意、協定、および活動を禁じています。OM Groupは、自
由・競争市場の推進に努めています。ベンダー、顧客、または競合会社と競争を減らす
合意や協定を締結したり、そのような活動に関与することは固く禁じられています。ま
た、不当行為として見なされないため、合法的な目的で、接触が必要な数少ない限られ
た状況を除き、競合他社とその関係者に接触することは禁じられています。アソシエイ
トには、競合会社との会合、あるいはその他のいかなる活動や行為に従事する前に、質
問や懸念があれば、OM Groupの法務部門に相談することが求められます。
輸出入規制法
すべての国は、商品の輸出入を規制する法律を定めています。国際取引を報告するうえ
で、包括的な手続きと各国固有の手続きがあります。輸出入規制は、国家の安全に関わ
る関心事であり、関税を通して歳入を増やす手段でもあります。輸出規制には、外国
人、制裁対象の人物または組織(国内所在の場合でも)へのデータの転送や製品の販売
が含まれます。会社ポリシーにより、禁輸措置の対象になっている特定国へのあらゆる
販売は禁じられています。輸出担当者は、当該国を把握していなければなりません。
輸出入に関する法律および規制に従わない場合、厳しい罰則または制裁を課せられま
す。これらの処罰や制裁には、罰金、輸出入の特権の制限または喪失、政府への販売の
制限または禁止などが含まれます。規制に対する認識が欠如している、あるいは違反が
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意図的な場合、より厳しい処罰や制裁が下されます。このため、輸出入に影響または関
与する職務の従業員は、これらの規制を理解し、順守するためのトレーニングを受けな
ければなりません。輸出入に明らかに関わる職務として、営業、購買、および発送担当
者が挙げられます。
コンプライアンスに関するご質問は、現地の輸出入管理者または OM Group の法務部門
にお寄せください。
重要な非公開情報を使用した証券取引
証券法では、原則として、重要な非公開情報を入手したうえで上場企業の証券を売買ま
たは取引すること、あるいは証券を売買または取引する他者に当該情報を開示すること
を、民事的および刑事的に非合法と見なしています。一般的に証券取引とは、証券取引
所などで公的に取引される投資契約、債権、株式、またはオプションへの投資を指しま
す。OM Group または他の上場企業の株式の売買に関する詳細情報(OM Groupとの雇
用期間中に職務上入手した情報について)および要件については、OM Groupのインサ
イダー取引に関するポリシーを参照してください。
腐敗行為
米国およびOM Groupがビジネス活動を展開する多くの国の法律では、会社およびその
アソシエイト、代理人が、不適切なビジネス上の優位性を得るために、金銭またはその
他の価値あるものの支払いの申し出、約束、あるいは承認することは禁じられていま
す。これは、顧客、サプライヤ、およびその他のビジネスパートナー、公務員、政党役
員、および公職候補者にも適用されます。
例えば、米国の海外腐敗行為防止法では、取引を獲得または維持すること、決断に不適
切に影響を及ぼすこと、またはビジネス上の優位性を不適切に得る目的で、外国政府の
役人に対する金銭の支払いまたはその申し出、あるいはその他の価値あるものの供与を
禁じています。
より包括的な英国贈収賄防止法では、信頼されるまたは責任ある職務に就く者(公務員
に限らず)に対して、不適切に行動させる目的で金銭の支払いまたはその申し出、ある
いはその他の価値あるものを供与することを禁じています。
OM Groupでは、あらゆる腐敗防止法への完全順守を義務付けています。取引を獲得ま
たは維持する目的で、いかなる者に対する賄賂、キックバック、またはその他の形態の
不適切な支払いも禁じています。このため、会社ポリシーで明示的に許容されている場
合を除き、取締役およびアソシエイトは、民間または公的組織、その社員、職員、役
員、代理人、代表者、あるいはOM Groupの既存または潜在的な取引関係にある者に対
して、金銭、サービス、財産、またはその他の価値あるものを問わず、いかなる種類の
利益を供与したり、そのように申し出ることも禁じられています。また、会社ポリシー
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で明示的に認められている場合を除き、OM Groupの既存または潜在的な取引関係にあ
る者から、当該の利益を受領するこも禁じられています。
OM Groupは、すべての取締役およびアソシエイトが順守しなければならない腐敗防
止、贈答品および接待に関するポリシーを採用しています。
腐敗防止法へのコンプライアンスに関する質問または懸念は、OM Groupの法務部門に
お寄せください。
腐敗防止法への違反またはその可能性に気付いた場合には、速やかにOM Group法務部
門に報告してください。違反の疑いを匿名で報告する場合は、MySafeWorkplaceホット
ラインまたはオンライン報告ツールをご利用ください。詳しくは、後述の「報告およ
び開示」を参照してください。
政治献金
一般に、当社が事業を行う国の法律により、公職の選挙に関連する企業の献金や支払い
支出は禁じられています。当該の法律は、政治家候補に資金的な支援を行うことも禁じ
ています。政治献金には、直接または間接的な支払い、貸付金、商品またはサービスの
贈り物、寄付、会員権、資金調達イベントのチケット購入、広告スペースの購入が含ま
れます。アソシエイトは、OM Group を代表して、または OM Group の利益のために、
政治団体や公職の候補者に対して、いかなる政治献金またはその他の支出を行なっては
なりません。
取締役またはアソシエイトは、OM Group を代表しない限り、政治団体や公職の候補者
に個人的な政治献金をできるものとします。いかなる個人的な政治献金も、献金する取
締役またはアソシエイトが全責任を負うものとし、当該献金に対して、OM Group は一
切の責任を負うことも、認めることもありません。取締役またはアソシエイトは、取引
の獲得または維持において OM Group を支援する目的で、または OM Group の利益のた
めに、公務員や政府機関の行動または決断に影響を及ぼす目的で、個人的な政治献金を
行なってはなりません。個人的な政治献金を容易にするため、OM Group のレターヘッ
ドや封筒など、OM Group の資産、所有物、またはサービスを使用してはなりません。
F. 財務報告の完全性および会社資産
会計帳簿および管理
正確かつ完全なビジネスの記録は、会社経営および投資家の信頼を維持・保護するうえ
で欠かせません。また、株主、公衆、および政府機関に完全、公正、適時、正確、そし
て分かりやすい財務・開示情報を提供するOM Groupの法的義務を果たすためにも、正
確かつ完全なビジネス記録が必要です。OM Groupの帳簿、記録、および勘定は、OM
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Groupの資産、負債、そして取引を完全、正確かつ適正に反映していなければなりませ
ん。
OM Groupのアソシエイトは、各自が管理するすべての帳簿、記録、および勘定に漏れ
がなく、適切に裏付けられ、監査可能で、OM Groupの社内・社外双方の取引を正確に
反映させる責任があります。あらゆる領収書、請求書、納品書、その他のビジネス記録
(個人のタイムカード、出張および接待の経費報告書など)を、慎重かつ正確に、そして
正直に準備する必要があります。会計帳簿やその他のビジネス記録への虚偽または誤解
を招く記載は、その理由を問わず禁じられています。いかなる理由であれ、秘密または
簿外の資金や資産は認められません。関係書類に記載される目的以外で支払いまたはそ
の一部が使用されることを知ったうえで、支払いを行なってはなりません。アソシエイ
トは、内部および外部監査人の双方に対して、全面的かつ包み隠しなく協力する必要が
あります。内部・外部監査人、OM Groupの弁護士や顧問、あるいは民間・公的な規制
当局に対して、虚偽または誤解を招く発言をすることは、固く禁じられています。
知的財産 – 機密情報
OM Group のあらゆる情報(書面、口頭、コンピュータ生成、コンピュータテープまた
はディスク上の、またはその他の媒体に保存)は、OM Group の所有物です。公知とな
っていない情報は、機密または専有情報として見なされます。当該情報は、OM Group
の貴重な資産であり、損失、不正流用、不当開示、および無断使用から守らなければな
りません。OM Groupのいかなる機密・専有情報も、無断で開示または使用してはなり
ません。OM Groupの機密・専有情報を含む文書が不要になった場合、OM Groupの記録
保持に関するポリシーに従い、廃棄されるものとします。
OM Groupの機密・専有情報の例として、次が挙げられます(これらに限定されませ
ん)。OM Groupが一般公開していない業績やその他の財務情報、役員会での討議・検
討内容、戦略計画、事業計画、予算、製品開発、マーケティング計画および戦略、OM
Group のパートナー、顧客、ベンダー、販売業者、代理店に関する情報、ビジネス手法
や手続き、価格表、契約条件、ノウハウ、アイデア、発明、技術情報、製品構築、仕
様、プロセス、および人事記録。
他者の知的財産
当社には、他者の所有権を不正流用しない責任があります。例えば、OM Group での業
務に関連して、前雇用者または他者の機密情報を、所有者の承諾を得ることなく使用・
開示してはなりません。書籍や記事、コンピュータのソフトウェアプログラム、ビデ
オ、およびビデオテープをはじめとする著作権のある素材を盗用したり、不正に複製し
てはなりません。
OM Group資産の使用
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OM Groupの資産およびリソースは、会社業務での使用を目的としています。取締役お
よびアソシエイトには、各自が監督・管理する資産(有形・無形)およびリソースを保
護する責任があります。資産には、現金、機密/専有情報、会社のイメージ、商品、在
庫、設備、コンピュータ、電気通信機器およびサービス、消耗品、そしてOM Groupの
取締役とアソシエイトのサービスが含まれます。これらの資産およびリソースは、法
的かつ妥当な目的でのみ、使用されるものとします。OM Groupの資産を、不適切、違
法、または個人的利益をはじめとするOM Group以外の目的で使用することは禁じられ
ています。OM Groupに雇用されている間、アソシエイトのOM Groupの製品、設備、マ
ーケティング・営業用の調査、資料、およびサービスの開発・使用に対する貢献は、現
地法に従い、OM Groupの財産となります。これらの貢献は、アソシエイトとOM Group
の雇用契約が終了しても、OM Groupに帰属される資産と見なされます。
電子コミュニケーション
コンピュータ、固定電話、携帯電話、ファックス、コピー機などの OM Group の電子機
器資産は、会社業務で使用するように意図されています。当該資産に保存、送信または
処理される情報は、OM Group に帰属します。わいせつなまたは性的に露骨な画像やメ
ッセージ、暴力や憎悪、テロ行為を奨励する素材、あるいは侮辱的または嫌がらせと捉
えられるその他のいかなるメッセージも、閲覧、保存、送信、またはダウンロードして
はなりません。会社の電子機器資産またはその周辺で卑猥な素材が見つかった場合、懲
戒処分が行われ、現地当局に通報されます。
G.
報告および開示
会社、取締役、またはアソシエイトが、不適切または違法な活動、本行動規範または
OM Groupのその他のポリシー、手続き、ガイドラインと矛盾・違反する不正行為に関
与していると合理的に確信する場合、あるいはその可能性を疑う場合、当該の行為また
は活動を上司、OM Groupの人事、内部監査、または法務部門に報告しなければなりま
せん。行動や活動に疑問を抱いた場合は、上述のいずれかの担当者・部門に懸念を提起
してください。不順守は、OM Group、その取締役、アソシエイト、顧客、およびその
他の利害関係者に深刻な結果を招く恐れがあります。懸念を提起することにより、潜在
的な問題を調査し、対応する機会が与えられます。MySafeWorkplaceを通して、匿名で
報告することもできます。施設内に掲載される電話番号(米国内からのフリーダイヤ
ル:1-800-461-9330、米国外からのコレクトコール:+1 720 514 4400)におかけくださ
い。また、インターネット(www.mysafeworkplace.com)経由で報告することもできま
す。(内部告発システムは、フランスではご利用できません。 Cesystèmed'alerten'est
pas applicable en France.)お名前を残す必要はありません。匿名報告は、徹底的に調査
されます。
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主席取締役や監査委員会のメンバーを含め、OM Group, Inc.の取締役会員と連絡を取る
ことも可能です。OM Group, Inc., 950 Main Avenue, Suite 1300, Cleveland, OH 44113 まで
お問い合わせください。
本行動規範で定める不適切または違法の活動や行為を安心して報告できることが大切で
す。OM Groupのアソシエイトまたは MySafeWorkplace経由を問わず、報告の機密性
は、OM Groupの優先事項です。OM Groupは、報告者の身元を機密扱いにするため、最
大限の努力を払います。
H.
報復禁止
OM Groupは、該当する法律、規則、規制、または本行動規範、あるいはOM Groupのそ
の他のポリシー、手続き、ガイドラインへの既知の違反またはその疑いを善意で報告す
る者に対して、いかなる報復も容認しません。報復行為に気付いた場合には、速やかに
OM Groupの人事部門に報告してください。または、OM Groupの法務部門、あるいは
MySafeWorkplaceを通して報告することも可能です。該当する法律、規則、規制、また
は本行動規範、あるいはOM Groupのその他のポリシー、手続き、ガイドラインに対す
る既知の違反またはその疑いを報告する者や当該違反の調査を手助けする者に対して、
直接または間接的を問わず、報復行為を行ったアソシエイトは、懲戒処分の対象となり
ます。
I.
懲戒処分および法律違反
OM Groupの行動規範やその他のポリシー、手続き、またはガイドライン、あるいは
OM Groupのビジネスに適用される法律、規則、規制に違反するアソシエイトは、解雇
をも含む懲戒処分の対象となります。それに加え、OM Groupに適用される法律、規
則、または規制に対する違反により、取締役またはアソシエイト個人は民事訴訟または
刑事訴追の対象となり、損害賠償を命じられたり、罰金や懲役に処せられる可能性があ
ります。
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行動規範
付録 B
OM Group, Inc.
グローバル事業体の連絡先
OM Group - 全拠点:
人事
Mike Johnson
Vice President, Human Resources
950 Main Avenue, Suite 1300
Cleveland, OH 44113
電話: +1 (216) 263-7761
Fax:
+1 (216) 774-7704
E メール: [email protected]
全ての Vacuumschmelze (VAC) 施設:
人事
Thomas Brandt
Director of Global Human Resources
Vacuumschmelze GmbH & Co. KG
Grüner Weg 37, D-63450 Hanau
電話: +49 (6181) 38 2300
E メール: [email protected]
法務
法務
Valerie Gentile Sachs
Vice President, General Counsel & Secretary
950 Main Avenue, Suite 1300
Cleveland, OH 44113
Cleveland, OH 44114
電話: +1 (216) 263-7465
Fax:
+1 (216) 263 7577
E メール:[email protected]
Dr. Wolfgang Beck
Head of Legal and Insurance
Vacuumschmelze GmbH & Co. KG
Grüner Weg 37, D-63450 Hanau
電話: +49 (6181) 382956
Fax: +49 (6181) 3882956
E メール:[email protected]
全ての EaglePicher (EPT) 施設:
人事
Larry Goodall
Director of Human Resources
EaglePicher Technologies LLC
"C" and Porter Streets
Joplin, MO 64801
電話: +1 (417) 208-1432
E メール: [email protected]
法務
Emily Russell
Senior Counsel
EaglePicher Technologies LLC
"C" and Porter Streets
Joplin, MO 64801
電話: +1 (417) 623-8000 x332
Fax:
+1 (417) 623-3818
E メール:[email protected]
September 2014