「新人・若手の意識」に関する調査 - リクルートマネジメントソリューションズ

２０１４年３月１２日
株式会社リクルートマネジメントソリューションズ
2013年新入社員の海外志向・管理職志向を３年前と比較
「新人・若手の意識」に関する調査を発表
株式会社リクルートマネジメントソリューションズはこの度、「新人・若手の意識」
に関する調査を実施い
たしました。2013 年入社の新入社員の海外志向や管理職志向、仕事の上で重視することなどを中
心に調査しています。また、2010 年度新入社員にも同様の調査を実施しており、直近 3年間に見る
新入社員の傾向や価値観の変化も明らかになっています。
＜主な調査結果＞
◆将来の見通しは明るい、と希望をもっている新人はわずか 2 割
「働く上であなたの将来の見通しは明るく、希望がもてると思うか」という問いに対し、そう思うと回答した新人はわずか
21.6％。2010 年と比較すると約 1 割減少。
◆海外志向のある新人は約 3割
海外志向については、2010 年と比較すると１割減。志向がある新人は約 3割程度に留まる。
海外で働きたいと答えた新人においては、5 年以上の長期赴任を希望する割合、どのような国や地域でも働きたいと
希望する割合が微増。
◆管理職志向がある新人は、2010 年 55.8％→2013年 45.0％と、減少傾向
管理職志向については、2010 年から 2013年でやや減少傾向。
「管理職になりたい理由」の上位には大きな変化は見られず、「自分の成長」「報酬」や「大きな仕事へのチャレンジ」
が選ばれた。
◆年功による昇格・昇給を支持する新人は 4 割強
昇格・昇給は年齢や勤続年数に応じて平等なのがよい、と考えている新人は、2010 年・
2013年共に約 4 割。
◆終身雇用を望む新人は 7割強。2010 年・
2013年で大きな差は見られない
「会社は、個人が希望する限り定年まで雇用を保証するべき」と答えた新人は、約 7割。2010 年と 2013年とでは大
きな差は見られなかった。
※本調査の詳細は「新人・若手の意識と学習・キャリアに関する調査 2013」として冊子にまとめております。
ご希望の方には進呈させていただきますので、メールにてご返信をお願いいたします。
【Q：働く上であなたの将来の見通しは明るく希望がもてると思いますか】＜2013 年 N=400、2010 年 N=500＞
将来に希望を持っている
3.3
2013年新人 6.3 15.3
44.0
25.3
6.0
新人は、わずか 2 割
2010年新人 7.0
0
22.6
20
44.0
40
21.8
60
80
0.0
4.6
希望がもてない理由としては「昇
給が見込めない」「出世できそう
にない」などが増加
100
とてもそう思う/そう思う/どちらかといえばそう思う/どちらかといえばそう思わない/そう思わない/全くそう思わない
【本件に関するお問合せ先】
株式会社リクルートマネジメントソリューションズ社外広報
担当：加藤・
成田 Tel
：０３-３２１１-６５８１／Mail
：
press@recruit
-ms.co.jp
1
２０１４年３月１２日
株式会社リクルートマネジメントソリューションズ
◆海外志向について
【Q：あなたは海外で働きたいですか】＜2013 年 N=400、2010 年 N=500＞
2013年新人
12.0
2010年新人
14.6
0
17.8
30.5
25.0
20
25.8
24.6
40
14.0
22.8
60
13.0
80
海外志向のある新人は
約 1 割減少
100
ぜひ働きたい/働きたい/どちらともいえない/働きたくない/絶対働きたくない
※「ぜひ働きたい」「
働きたい」を選択した方に伺います
【Q：海外で働く期間についてどのような希望を持っていますか？】＜2013 年 N=119、2010 年 N=198＞
2013年新人
2010年新人
30.3
27.3
29.4
28.6
25.3
31.8
7.6 4.2
11.1 4.5
「期間の制限なく」「5 年くらいで
あれば」という長期赴任を希望
する割合が、2010 年より増加
0
20
40
60
80
100
期間の制限なく
5 年くらいであれば
3 年くらいであれば
1 年以下の期間であれば出張であれば
海外に赴任して働きたい/ 海外に赴任して働きたい/ 海外に赴任して働きたい/ 海外に赴任して働きたい / 海外で働きたい
【Q:
海外で働く場所についてどのような希望を持っていますか】＜2013 年 N=105、2010 年 N=198＞
2013年新人
34.3
2010年新人
31.8
56.2
57.1
4.8 4.8
8.1
3.0
「どのような国や地域でも働
きたい」の回答が、2010 年
より微増
0
20
40
60
80
100
どのような国や地域でも働きたい/米国などの先進国で働きたい/中国などの新興国で働きたい/南米やアフリカなどの発展途上国で働きたい
＜考察＞
新人全体で海外志向はやや減少しているものの、「海外で働きたい」と希望する新人の長期赴任・地
域を選ばないとする傾向は微増している。つまり、海外での経験をもつことに対して、志向が二分化し
つつあることが推察される。
【本件に関するお問合せ先】
株式会社リクルートマネジメントソリューションズ社外広報
担当：加藤・
成田 Tel
：０３-３２１１-６５８１／Mail
：
press@recruit
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２０１４年３月１２日
株式会社リクルートマネジメントソリューションズ
◆管理職志向について
【Q：あなたは管理職にどれくらいなりたいですか（管理職＝組織やグループを統括・運営する立場）】
＜2013 年 N=400、2010 年 N=500＞
2013年新人
16.0
29.0
29.5
14.8
10.8
管理職志向は減少傾向。
2010年新人
26.0
0
29.8
20
40
26.0
12.6 5.6
60
80
100
なりたい/どちらかといえばなりたい/どちらともいえない/どちらかといえばなりたくない/なりたくない
【Q：管理職になりたい理由を上位 3つまで選んでください】＜2013 年 N=180、2010 年 N=279＞
46.7
自分が成長できるから
51.6
40.0
多くの報酬がもらえるから
45.9
責任範囲や扱う金額の大きな仕事に
チャレンジすることができるから
33.9
27.8
より大きな影響力を周囲に及ぼすことが出来るから
40.1
33.0
24.4
25.1
会社から自分が評価されたと思えるから
22.2
20.1
自分の能力や適性が活かせるから
管理職についた方が、自分のやりたいことができるから
15.8
高い目標を達成する喜びを手に入れられるから
14.4
13.6
社会的な地位が向上するから
12.2
14.7
19.4
上位項目に変化は見
られないが選択率は
減少。
一方、「
適性が活かせ
る」「自分のやりたいこ
とができる」などの選
択率は増加傾向。
8.9
7.2
部下育成の醍醐味を味わえるから
3.9
3.9
同期に遅れないですむから
リストラされない（雇用が保障される）から
0.0
0.4
その他
0.6
0.4
0
…2013 年
10
20
30
40
…2010 年
50
60
＜考察＞
ミドルマネジメントの負荷などの実態が影響してか、さらに新人の管理職志向は低くなりつつある。ダイ
バーシティに代表される多様な働き方の増加や定年延長なども背景としては考えられる。
【本件に関するお問合せ先】
株式会社リクルートマネジメントソリューションズ社外広報
担当：加藤・
成田 Tel
：０３-３２１１-６５８１／Mail
：
press@recruit
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２０１４年３月１２日
株式会社リクルートマネジメントソリューションズ
◆年功による昇格・
昇給について
【Q：あなたの考えにより近いのはどちらですか】＜2013 年 N=400、2010 年 N=500＞
[A]
昇格・昇給は、年齢や勤続年数に応じて平等なのがよい
[B]
昇格・昇給は、実力や成果に応じて個人差があるのがよい
2013年新人 7.0
2010年新人 6.0
0
33.5
45.0
39.2
年功による昇格・
昇給を
望む割合は約 4 割
14.5
40.2
14.6
20
40
60
80
A/どちらかといえば A/どちらかといえば B/B
100
※「A」、「どちらかといえば A」を選択した方にうかがいます
＜2013 年 N=162、2010 年 N=226＞択一
【Q：どうして、「昇格・昇給は、年齢や勤続年数に応じて平等なのがよい」と考えるのですか】
…2013 年
…2010 年
32.7
プレッシャーやストレスがかからないから
24.8
26.5
人生設計が立てやすいから
33.6
18.5
人と競争するのが嫌だから
14.6
12.3
12.4
職場の人間関係が保たれるから
6.2
6.2
皆同じ条件で平等だから
3.7
失敗を恐れずに挑戦できるから
7.5
0.0
0.9
その他
0
5
10
15
20
25
30
35
＜考察＞
実力や成果に応じた昇格を支持する新人が微増している。
また、昇格に平等を求める理由として、他団体の調査傾向と同様に、さらに安定志向の高まりがうか
がえる選択結果となった。
【本件に関するお問合せ先】
株式会社リクルートマネジメントソリューションズ社外広報
担当：加藤・
成田 Tel
：０３-３２１１-６５８１／Mail
：
press@recruit
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２０１４年３月１２日
株式会社リクルートマネジメントソリューションズ
◆終身雇用について
【Q：あなたの考え方により近いのはどちらですか】＜2013 年 N=400、2010 年 N=500＞
[A]
会社は、個人が希望する限り定年まで雇用を保証するべきだ
[B]
会社は、定年まで雇用を保証する必要はない
2013年新人
22.3
51.3
18.8
7.8
2010年新人
22.8
50.0
21.0
6.2
0
20
40
60
80
A/どちらかといえば A/どちらかといえば B/B
終身雇用を望む割合は
約7割
100
※「A」、「どちらかといえば A」を選択した方にうかがいます＜2013 年 N=294、2010 年 N=364 単一回答＞
【Q：どうして「会社は、個人が希望する限り定年まで雇用を保証するべきだ」と考えるのですか】
…2013 年
人生設計が立てやすいから
…2010 年
35.7
28.0
35.4
解雇の不安がなく安心して働けるから
38.7
13.3
10.4
失敗を恐れずに挑戦できるから
6.8
企業は雇用を維持する社会的責任があるから
11.3
4.8
5.2
転職するのは大変そうだから
3.4
4.7
知識や技術の伝承が促進されるから
0.3
1.1
社内の人間関係が円滑になるから
0.3
0.5
その他
0
5
10
15
20
25
30
35
40
＜考察＞
終身雇用を望む割合に変化は見られない。
「人生設計がたてやすいから」「失敗を恐れずに挑戦できるから」の選択率が高まっていることから、
企業に「働ける安心」を保証された中で仕事に取り組みたいという傾向が見受けられる。
【本件に関するお問合せ先】
株式会社リクルートマネジメントソリューションズ社外広報
担当：加藤・
成田 Tel
：０３-３２１１-６５８１／Mail
：
press@recruit
-ms.co.jp
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２０１４年３月１２日
株式会社リクルートマネジメントソリューションズ
＜調査概要＞
◆2013年
調査対象：従業員 500 名以上の企業に所属する最終学歴大卒以上のホワイトカラー総合職に従事する会社員
入社 1 年目社員 400 名（
それぞれ男性 200 名、女性 200 名）
調査方法；インターネット調査
調査期間：2013年 11 月
◆2010 年
調査対象：従業員 500 名以上の企業に所属する最終学歴大卒以上のホワイトカラー総合職に従事する会社員
入社 1 年目社員 500 名（
それぞれ男性 252 名、女性 248 名）
調査方法；インターネット調査
調査期間：2010 年 10 月
＜株式会社リクルートマネジメントソリューションズ会社概要＞
設立：1989 年所在地：東京都千代田区丸の内 1-9-2 グラントウキョウサウスタワー
代表取締役社長：奥本英宏
URL：http://www.recruit-ms.co.jp/
人と組織に関わる広範な領域で、経営戦略に必要な能力を持った人材の育成、顧客接点に携わる人材と組織の強
化、さらには企業が抱える組織運営上の課題まで、「アセスメント」「トレーニング」「コンサルティング」「カウンセリング」
などの手法を用いて解決に導く。組織行動研究所を保有し、在籍する研究員は約４０名。心理学、行動科学など、
科学的な根拠に基づいた「専門性」を生かしたプログラムには定評がある。
【本件に関するお問合せ先】
株式会社リクルートマネジメントソリューションズ社外広報
担当：加藤・
成田 Tel
：０３-３２１１-６５８１／Mail
：
press@recruit
-ms.co.jp
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