Foreign Office Files for Cuba

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資料 No. 9-2014-155 / May 2014
<国際関係、国際政治>
キューバに見る激動の現代史/英国外務省文書集成
Foreign Office Files for Cuba
(Public Record Office Class FO 371)
Part 1: Revolution in Cuba, 1959-1960.
(PRO Classes FO 371/139396-139521, 148178-148345 & PREM 11/2622)
13 reels
概価 ¥325,000〔本体〕
Part 2: Cuba and Bay of Pigs Invasion, 1961.
(PRO Classes FO 371/156137-156255 & PREM 11/3316, 3321 & 3328)
9 reels
概価 ¥225,000〔本体〕
Part 3: The Cuban Missile Crisis, 1962.
(PRO Classes FO 371/162308-162436, 168135 & PREM 11/3689-3691)
15 reels
概価 ¥375,000〔本体〕
本コレクションは、英国国立公文書館に所蔵されている膨大な量にのぼる英国外務省の文書から、特に
キューバとの外交関係を中心とするものを集成し、マイクロフィルム版にてこれを復刻したものです。
世界を二分し、第三次世界大戦の危機さえも感じさせたキューバに関する英国と米国の直接外交の詳細
な記録はもちろんのこと、第二次世界大戦後の世界情勢において覇権的な地位についた米国の対キュー
バ政策に客観的な研究・報告や、世界各国の情勢なども克明に示されます。
(Adam Matthew, GBR / 日本総代理店:丸善)
Part 1 キューバ革命 1959-1960
1959 年から 1960 年にかけてのキューバに関する文書を網羅しました。世界を第三次世界大戦の瀬戸際まで
追い込んだこの時代の最初から、バチスタ政権の終焉からカストロの政権の最初の年まで、キューバ革命に
関する諸問題に新たな視座を与える資料です。収録資料には以下のようなものがあります。
・アメリカ、日本、オランダ、ペルー、ソ連、メキシコ、イギリス連邦などの諸外国との政治的関係
・採鉱、製糖などの諸産業とキューバの経済
・中国、日本、ポーランド、アメリカ、イギリスなどとの商業関係
・キューバの陸海軍に関する軍事文書
・キューバの資産のアメリカ・イギリスによる接収
アメリカ・イギリス両政府にとって極めた重要な文書が、本パートには多く含まれています。1959 年と 1960 年
の事件に関するイギリス政府の文書は、同時期のアメリカ政府の文書とは多くの点で異なる見方をしています。
これらの資料は、
「キューバの革命政府は世界の指導者たちにどの程度まで認められたか」
、
「イギリスはただの
傍観者以上の役割を果たしたのか」
、
「キューバ革命はその後のキューバでの出来事にどう影響したか」といった
問題に回答を与えるのに、きわめて有益な示唆を与えるでしょう。
《裏面に続きます》
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Part 2 キューバとピッグス湾事件 1961
本パートに収めているのは、1 月 3 日のアメリカとキューバの外交交渉の決裂から始まる、世界中に大きな
影響を及ぼした一連の事件に関する、報告書、覚書、書簡などの諸資料です。これらの資料は、イギリス連邦が、
ケネディ大統領が政権を取り CIA の後ろ盾でピッグス湾に侵攻した年を、
どうとらえていたかを明らかにします。
以下のようなトピックに関連した資料が収録されています。
・キューバの国内政治の状況
・アメリカ、アルゼンチン、ボリビア、ブラジル、メキシコ、中国、ソ連、イギリス連邦などとの外交関係
・バハマ、ジャマイカに避難した反カストロの難民のおかれた状況
・中国、モロッコ、ルーマニア、ポーランド、ソ連、アメリカ、イギリスなどとの通商関係
・キューバの武器輸出
・ソ連からキューバへの武器の流入
・1961 年 6 月、ウィーンでのケネディ大統領とフルシチョフ首相との会談
・イギリス首相とケネディ大統領との、1961 年 4 月のワシントンでの会談
さらにイギリス総理府の文書から、キューバについて上層部が行った会議を詳しく記述した資料を、あわせて
収録しています。その中には、首相へのキューバに関する概況報告や、マクミラン首相、フルシチョフ首相、
ケネディ大統領とのあいだで行われた会談や会議の記録が収められています。
Part 3 キューバ危機 1962
1962 年の外務省文書の集成です。世界規模の影響を及ぼした事件に関する、詳細な報告書、備忘録、書簡を
収録しています。1962 年にアメリカとソ連がにらみ合うこととなったキューバ危機は、恐らく冷戦期の事件の
中で、最も恐怖を引き起こしたものでしょう。主要なトピックは以下のとおりです。
・ソ連によるキューバへの軍事支援
・カストロの演説とキューバの国内情勢
・キューバ危機に対する世界の反応
・キューバ国内での、反カストロ避難民と反革命主義者たちの活動
・国連安全保障理事会や国際司法裁判所への抗議などを含めた、キューバの対外政策
国連安全保障理事会の議論、ケネディ大統領とマクミラン首相との電話会談、アメリカによるキューバの
封鎖、フルシチョフ首相とのやり取り、キューバ危機を解決するための討議、ベルリンやその他の冷戦地域
への影響に関する議論などを詳細に記録した資料も含まれています。
本パートにはキューバ危機に関する膨大な資料が収められており、イギリス外務省の一連の出来事に関する
報告書と通信文書をすべて収録しています。イギリスはただの傍観者ではなく、英領ギアナやカリブ諸国など
から大きな利益を受けており、この地域との貿易・外交関係を維持しようとする一方で、アメリカとの友好
関係を維持しようとしました。
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