緩和 法政大学 片岡洋右 • • • • • • 教科書 分子動力学法による物理化学実験 片岡ほか 三共出版 分子動力学法のプログラム Materials Explorer v4 pro を使って 分子動力学シミュレーションの演習を行う。 分子動力学法 • http://www.mcmd.ne.jp/md/ • 分子動力学法解説 U = Ek + Ep • NEV アンサンブルの計算では • エネルギーは保存することを確かめよ。 • このアプリケーションでは全エネルギーは U と書いている。 • Ek 運動エネルギー = 1.5 * N *kT • Ep ポテンシャルエネルギー • 粒子の運動エネルギーは1自由度が (1/2)kT の平均値を持つ。 • k はボルツマン定数、T は絶対温度 実験4 圧力とポテンシャルエネルギーの緩和 • 高密度(密度は 0.37545 g/cm3)のアルゴン について • 粒子数 N と体積 V とエネルギー E 一定の • 分子動力学シミュレーションを行い、 • 温度と圧力の時間経過をプロットして、どの 程度の時間でこれらの量が緩和するかを見 よ。 シミュレーションの条件 モデルは ランダム 分子はアルゴン N = 300, 密度は 0.37545 g/cm3 MD の条件、NEV, 初期温度は T = 150.72K ステップ数 11000, 時間刻み= 1 fs とする。 • fs = フェムト秒 = 10-15 s • • • • • スタート – Materials Explorer V4 pro Materials Explorer V4 pro 初期画面 下に図を貼り付けよ (2) 入力データの作成 • • • • • • • モデルは Free Cell 分子はアルゴン N = 300, 密度は 0.37545 g/cm3 MD の条件、NEV, 初期温度は T = 150.72 K ステップ数 11000, 時間刻み = 1 fs とする。 この温度・密度はアルゴンの臨界点近傍である (2)-1 初期構造の作成 ファイル – 新規作成 モデリング – MD Cell の作成 原子分子の選択 – 原子, Ar を選択 300 追加 密度の指定 0.37545 g/cm^3 number of component --- 300 Density – 0.37545 p44 自分の画面を貼り付けよ OK – Ar 原子の初期状態 下に図を貼り付けよ (2)-2 シミュレーション条件の設定 Simulation – MD Condition NEV, 11000, 1,10,10, 150.72K 設定画面を貼り付けよ (2)-3 ポテンシャルの設定 シミュレーション -- ポテンシャル関数の設定 共通ライブラリ – Inorganic- 2Body Lrnnard-Jones Type Argonを選択 -- OK データの保存 ファイルー 名前を付けて保存 半角英数字で単純名を付ける Jikken-4 貼り付けよ ファイル名の制限 • 空白は禁止 • 全角文字は禁止 • ドットは禁止 • 要するに • 半角英数字の単純名が許される。 注意 • 分子動力学シミュレーションはcpuの能力を 100%使用するから • 計算中にほかのアプリケーションを • 起動しないこと (3) 計算の実行 シミュレーション - 計算実行 実行画面 終了時確認ダイアログ OKを選択 (4) エネルギー、温度の表示 結果 -- モニター変数(Monitoring) まず体積、圧力、温度が表示される 下にグラフを貼り付けよ グラフが出ないのは、 計算の実行をしていないとき 結果のグラフが出ないとき • 計算していない グラフが水平線ばかりの場合は • Monitoring でグラフが水平線ばかりの 場合は • ポテンシャルの設定を忘れた、 • または密度が低く分子の衝突がまだ起 こっていいない場合が考えられる。 内部エネルギーを表示するために グラフ - 表示項目 内部エネルギーにチエックを入れて 適用 – 閉じる 結果のグラフ 下にグラフを貼り付けよ ポテンシャルエネルギーの緩和例 縦軸 Ep, 横軸 時間 t 緩和過程 平衡状態 緩和時間 縦軸の数値が全て同じだから 変化は無視できるぐらい小さい 考察 下に文章を入れよ – 以上をノートとして電子レポートすること。 U = Ek + Ep • NEV アンサンブルの計算では • エネルギーは保存することを確かめよ。 • このアプリケーションでは全エネルギーは U と書いている。 • Ek 運動エネルギー = 1.5 * N *kT • Ep ポテンシャルエネルギー 下の図では 2変数の和は一定、緩和時間は同じ exp(-x) -exp(-x) データ 1 1 exp(-x) 0.5 0 -0.5 -1 0 2 4 6 x 8 10 オプション課題 • • • • • 実験4において密度を 0.002 g/cm3 (気体)に変えて、 110,000 ステップまで計算し T, p, Ep の、 緩和時間を求めよ。 [Epはポテンシャルエネルギー、グラフー表示項目 から選ぶことができる] • また密度を 1.381 g/cm3(液体)で • 11,000 ステップまで調べよ。 新しい初期構造の作成 • (2)-1 初期構造の作成 ファイル – 新規作成 • から始める
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