横浜市立中和田小学校 平成26年5月30日 http://www.edu.city.yokohama.jp/sch/es/nakawa da/ 黄色い帽子 校長 小野 利雄 平成26年度が始まって2ヶ月が過ぎました。子どもたちは新しい友だち、新しい学級 集団になれ素顔の自分を表現し始めています。そのことによりクラスごとの個性も出てき ています。4月の末から夏休み前にかけて学年ごとの遠足や社会科見学、宿泊体験学習、 日光修学旅行などの学年行事が計画されていますが、これらの学年行事を通して、クラス の個性がより表れ学級としての集団が子どもたちにより意識化されてくるものと思ってい ます。 私は、6年生の社会科見学、7組の泉区合同交流会、2年生の遠足、5年生の足柄宿泊 体験学習で、それぞれの学年の子どもたちと行動をともにしました。 学級、学年という形成された集団の中で、子どもたちがそれぞれの個性を発揮している のをみるたびに、クラスの個性化とともに子どもたちが少しずつ大きくなっていることを 実感しています。 さて、そんな中、子どもたちと校外での活動をともにしていつも誇らしく思うのは子ど もたちがかぶっている黄色い帽子です。この中和田小学校の子どもたちは、1年生から6 年生まで皆、黄色い帽子をかぶっています。これはとても素敵なことだと思っています。 この黄色い帽子はよく目立ち、子どもたちがどんなところで、どんなことをしているのか よく分ります。また、整列するときや並んで歩いているときも、帽子の動きから子どもた ちの様子が感じ取れます。 先日も6年生の社会科見学に付き添っているとき、他校の先生から「子どもたち全員が、 帽子をかぶっていて素晴らしいですね。私のところでもかぶらせたいと思っているのです が、なかなか・・・」という話がありました。この話を聞いて、中和田小学校の子どもた ちが皆黄色い帽子をかぶっているということはすごいことなんだと、改めて実感しました。 黄色い帽子は中和田小学校を特徴づけているものであり、中和田小学校のシンボルともい えます。さらに、黄色い帽子を着用しているという伝統は、一朝一夕でできるものではな く、長きにわたってぶれることなく伝えられ、中和田小学校で学んだ多くの子どもたちが 延々と培ってきたものです。そして、それを支えてくれた多くの保護者の皆様の協力があ って今に至っていることでもあります。 保護者の皆様、地域の皆様、中和田小学校の子どもたちはこれからも黄色い帽子を着用 していきます。黄色い帽子を見かけたら暖かいまなざしや危ないことをしているときには 注意を促す声かけなどしていただきたいと思っています。子どもたちが、この中和田に根 ざし地域の子として育っていくことが学校としての願いであり、学校教育目標にもある『共 に育つ中和田』の具現化にもつながります。 保護者の皆様、地域の皆様、黄色い帽子をかぶる中和田小学校の子どもたちを愛でてい ただきますようよろしくお願いいたします。
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