第19回日本臨床毛髪学会 学術集会 アフタヌーンセミナー Fullerene as a new nanomedical agent for skin and hair diseases 日 時:2014 年 11 月23日(日)16:20 ∼ 16:50 会 場:岡山コンベンションセンター 座長 別府ガーデンヒルクリニック くらた医院 院長 日本臨床毛髪学会 常任理事、日本臨床皮膚外科学会 理事 講演 倉田 荘太郎 先生 フラーレンが拓く皮膚と毛髪の新しいナノ医学治療 大阪大学大学院医学系研究科 皮 膚・毛 髪 再 生 医 学 寄 附 講 座 准 教 授 乾 重樹 先 生 共 催 第19回日本臨床毛髪学会 学術集会/ 座 長 別府ガーデンヒルクリニック くらた医院 院長 日本臨床毛髪学会 常任理事、日本臨床皮膚外科学会 理事 倉田 荘太郎 先生 略 歴 1983年3月 愛媛大学医学部医学科卒業 1999年1月 形成外科皮膚科美容外科くらた医院開設(別府) 1983年5月 大阪大学医学部付属病院皮膚科・形成外科 入局 2006年4月 日本臨床皮膚外科学会理事 1986年6月 大分医科大学皮膚科・形成外科 助手 2007年11月 日本臨床毛髪学会理事長 1992年5月 ウィスコンシン州大学霊長類研究所招聘研究員 2012年1月 P&G Pantene グローバル顧問医師メンバー 1996年1月 大分医科大学医学部 講師(形成外科診療班主任) 2012年3月 株式会社アデランスメディカルアドバイザー MEMO 講 演 フラーレンが拓く 皮膚と毛髪の 新しいナノ医学治療 大阪大学大学院医学系研究科 皮膚・毛髪再生医学寄附講座 准教授 乾 重樹 先生 フラーレンは炭素60個からなるサッカーボール状の 部位に対してフラーレントニック塗布部位では24週後に 分子構造を持つ物質であり,グラファイト,ダイヤモンドに 毛成長速度が有意に16%増加することがわかった. フ 次ぐ第3の炭素同素体といわれる. ラジカルスカベン ラーレンは活性酸素種から細胞を保護する作用がある ジャーとして強力な抗酸化作用を有し,種々の生物学的 ことから,フラーレンの毛包内のいずれかの細胞への保 活性が期待できる. 我々はフラーレンが毛成長等にどの 護作用を介していたことが推測される. さらに痤瘡や顔 ような影 響を与えるか 調べるため,ヒト男性 頭 皮にフ の目立つ毛穴に対する効果とその作用機序についても ラーレン配合トニックを塗布し,その効果を単盲検臨床 調べたので,あわせて紹介したい. 試験にて検討した. その結果,コントロールトニック塗布 略 歴 ●専門医資格 日本皮膚科学会専門医、日本臨床毛髪学会認定医、日本褥瘡 1991年 大阪大学医学部医学科卒業 1991年 大阪大学医学部皮膚科学教室入局 1992年 大阪労災病院皮膚科医員 1996-8年 米国留学 (ウイスコンシン大学、 ロチェスター大学) この間、 1997年 大阪大学大学院博士課程修了、 学位取得 1999年 大阪大学医学部皮膚科学教室医員 2000年 大阪大学医学部皮膚科学教室助手 2006年- 大阪大学医学部皮膚・毛髪再生医学寄附講座 准教授(附属病院皮膚科兼任) 学会認定師(医師)、日本抗加齢医学会専門医、日本がん治療 認定医機構暫定教育医 ●学会役職など 日本臨床毛髪学会理事、日本研究皮膚科学会評議員、日本アレ ルギー学会代議員(専門医制度試験問題作成非常任委員)、日 本抗加齢医学会評議員、日本皮膚アレルギー・接触皮膚炎学会 評議員(広報委員、学術教育委員、パッチテスト試薬研究班委 員)、 日本美容皮膚科学会評議員(雑誌編集委員、利益相反に関 する小委員会委員長、広告に関する小委員会委員)、 日本褥瘡学 会評議員、日本皮膚科学会大阪地方会・京滋地方会機関誌「皮 膚の科学」編集委員、Associated Faculty member of F1000 (Post-publication peer review)、Editorial Board, The Open Allergy Journal、ISRN Dermatology、Journal of Cosmetics, Dermatological Sciences and Applications、Case Reports in Dermatological Medicine ●受 賞 第3回国際毛髪科学学会, Oral Presentation Award, 2001, 第27 回日本 接 触 皮 膚 炎 学 会 学 術 大 会 ポスター 賞 2 0 0 2 , J S I D Shiseido Fellowship Award, 2003.第4回ガルデルマ賞, 2003. 第24回日本美容皮膚科学会 アイデアアンドイノベーション賞, 2006, 第107回日本皮膚科学会総会 ポスター賞,2008, 第8回日 本抗加齢医学会総会 奨励賞,2008, 第72回日本皮膚科学会東 部支部総会 会長賞,2008, 平成22年度日本皮膚科学会雑誌論 文賞(The Journal of Dermatology), 2010
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