2014 年 10 月 1 日 独立行政法人 産業技術総合研究所 バイオマスリファイナリー研究フォーラム運営会則 独立行政法人産業技術総合研究所コンソーシアム規程(17 規程第 44 号)に基づいて設置する、バイ オマスリファイナリーコンソーシアムの運営等に必要な事項について、次のように運営会則(以下 「本会則」という。)を定める。 第1章 総則 (設置) 第 1 条 独立行政法人産業技術総合研究所バイオマスリファイナリー研究センターに、バイオマス リファイナリー研究フォーラム(以下「本コンソーシアム」という。 )を設置する。 (目的) 第 2 条 再生可能なバイオマス資源を活用して化石資源を代替することは、人類の持続的発展に必 要であり、バイオマス資源から液体燃料、化学品原料等を製造するバイオマスリファイナリー技術は、 速やかな実用化が求められている。複数の要素技術で構成されるバイオマスリファイナリー技術を 実用化するためには、要素技術を持つステークホルダーの連携とバイオマス資源の安定確保が重要 である。本コンソーシアムではバイオマスリファイナリー研究センターで開発した技術の企業への 橋渡しを進めるとともに、国内の優れた要素技術を保有する企業、研究機関が連携してバイオマスリ ファイナリー技術を実用化するためのネットワークづくりを進め、東南アジアをはじめとする海外 での実証事業の提案、事業展開の支援を行うことを目的とする。 (事業) 第3条 本コンソーシアムは、前条の目的を達成するため、次の各号に掲げる事業(以下「本事業」 という。)を行う。 一 東南アジア等におけるバイオマス資源の有効利用に関する情報収集と会員への情報発信 二 会員並びにステークホルダー相互のネットワーク構築を目的とした各種行事の開催 三 会員による研究開発事業、実証事業の提案並びに提案の支援 四 会員による事業展開の支援 五 その他、本コンソーシアムの目的を達成するために必要な事項 第2章 会員 (会員の種類) 第 4 条 本コンソーシアムは、本コンソーシアムの趣旨に賛同した次の各号に掲げる者(以下「会 員」という。 )で組織する。 一 バイオマスリファイナリーに関する要素技術を保有するか、またはバイオマスリファイナリー で生産される製品の販路を保有する国内の民間企業で、かつ、東南アジア等の海外のバイオマス資源 を利用したバイオマスリファイナリーにおいて、糖や基幹化学品などの製造または事業化を目指し た活動を行い、かつ、第 13 条第 2 項に定める会費を納入する国内の民間企業、並びに産業技術総合 1 研究所(以下「正会員」という。) 二 東南アジア等の海外のバイオマス資源を利用したバイオマスリファイナリーに関連する技術の 研究開発、実証、事業化を実施または支援する日本国政府機関、関連団体、学識経験者で、幹事会で 招へいを議決し、会長が入会依頼を行う国内の組織、法人または個人(以下「特別会員」という。) 三 東南アジア等の海外のバイオマス資源を利用したバイオマスリファイナリーに関連する技術の 研究開発、実証、事業化に関与する海外の政府機関、公的研究機関、大学等の組織またはその組織に 所属する個人で、幹事会で招へいを議決し、会長が入会依頼を行う国内の組織、法人または個人(以 下「国際会員」という。 ) 四 本コンソーシアムが発足し幹事会が開催されるまでは、前 2 項に記載の幹事会での招へい議決 は、バイオマスリファイナリー研究センターが中心となって設置する設立準備会における議決を以 てこれに代える。 (入会と退会) 第5条 一 本コンソーシアムにおける会員の入会と退会は、次の各号のとおりとする。 正会員として入会を希望する者は、入会申込書に、企業名、代表者氏名、本社所在地、資本金金 額、担当者の氏名、所属、連絡先住所、電話番号、すでに保有するバイオマスリファイナリーに関連 する技術、製品販路、東南アジア等の海外のバイオマス資源を利用したバイオマスリファイナリーの 事業化に関する活動内容、その他本コンソーシアムが定める事項(以下「届出事項」という。)を記 入した書類を事務局経由で会長に提出し、幹事会で承認を得なければならない。 二 前項で提出した届出事項に変更があった場合は、変更があった日から起算して 30 日以内に変更 届を事務局経由で会長に提出し、幹事会で承認を得なければならない。 三 特別会員並びに国際会員については、幹事会で招へいを議決した組織または個人に対して会長 が入会を依頼し、承諾をいただくことで入会したものとみなす。なお特別会員、国際会員の資格は年 度末までとし、次年度に入会の依頼をしない場合は、年度末をもって退会したものとみなす。 四 本コンソーシアムが発足し幹事会が開催されるまでは、前 2 項に記載の幹事会での承認並びに 招へい議決は、バイオマスリファイナリー研究センターが中心となって設置する設立準備会におけ る議決を以てこれに代える。 五 退会を希望する正会員は、その理由を明記した退会届を事務局経由で会長に提出しなければな らない。なお会費の未納がある場合は、これを完納しなければ退会は認められない。 六 会長は、会員が次の各号のいずれかに該当すると認めるときは、当該会員から事情の聴取を行い、 これを除名することができる。 イ 会費を滞納し、相当期間を定めた書面による催促の後も支払わないとき。 ロ 本コンソーシアムの名誉を傷つけ、又は本コンソーシアムの目的に反する行為があったとき。 (会員の権利及び義務) 第6条 正会員は、第 3 条に定める事業に参加する権利を有するほか、次の各号にそれぞれ定める 権利を有する。 一 第 9 条に定める総会(以下この条及び次条において「総会」という。)に参加し、議決権を行使 する権利。 二 本コンソーシアムが主催する各種行事に無料で参加する権利。 2 2 正会員、特別会員並びに国際会員は、次に定める義務を負う。 一 本コンソーシアムの目的を達成するため、本コンソーシアムが進める事業への協力 二 本会則、本コンソーシアムの定める規約、その他本コンソーシアムの運営に関わる諸規程等又は 総会の議決を順守する義務 第3章 役員及び事務局 (役員) 第7条 本コンソーシアムの運営を担うため、役員として会長 1 名と幹事 3 名を置く。 2 会長はバイオマスリファイナリー研究センター長とし、本コンソーシアムを代表し、本コンソー シアムに関する全責任を負う。 3 幹事は正会員の構成員の中から会長が指名し、総会で過半数の承認を得た者とする。 4 役員の任期は、1年間とし、再任を妨げない。ただし、補欠の役員の任期は、前任者の残任期間 とする。 (事務局) 第 8 条 産業技術総合研究所中国産学官連携センターに、本コンソーシアムを運営するための事務 局を置く。 2 事務局長はバイオマスリファイナリー研究センター長が指名した者とする。 3 事務局は、次の各号に定める業務を行う。 一 会員及び入会希望者の照会業務 二 本コンソーシアムの事業計画案の策定業務 三 本コンソーシアムの会員並びに関連機関との連絡調整業務 四 本コンソーシアムの出納管理業務 五 本コンソーシアムが主催する行事の準備、運営に関する業務 六 本コンソーシアムが発行する情報誌の編集・発行業務 七 本コンソーシアムのホームページの製作・管理業務 八 本コンソーシアムの広報業務 九 総会、幹事会等の準備、運営に関する業務 十 その他、本コンソーシアムが実施する事業並びに本コンソーシアムの運営に必要と認められる 業務 第4章 総会、幹事会、分科会 (総会) 第9条 会長は、次の各号に定める事項を決議するため、少なくとも年 1 回総会を開催し、その議 長となる。会長が欠席の場合は幹事のうち 1 名が議長を務める。 一 事業計画及び運営費に係る予算計画 二 事業報告及び運営費に係る決算報告 三 企業会員の入会と届出事項の変更に関する承認。 四 その他、運営に関する重要事項 2 総会は、議決権を有する出席会員の過半数の賛成で決する。可否同数のときは、議長の決すると 3 ころによる。 3 会長は、必要と認めるときは、臨時総会を開催することができるほか、本コンソーシアムが主催 する行事の場を臨時総会とすることができる。 (幹事会) 第 10 条 本コンソーシアムの運営を効率的に進めるため、幹事会を設置する。 2 幹事会は、会長、幹事、事務局長で構成する。 3 幹事会は、会長、幹事、事務局長のいずれかの要求で開催され、会長が議長となる。会長が欠席 の場合は、出席者の互選で選ばれた者が議長を務める。 4 幹事会は、構成メンバーの過半数の出席を以て成立する。 5 幹事会の議決は、出席者の過半数の賛成で決する。可否同数の場合は、議長の決するところによ る。 (分科会) 第 11 条 本事業を効率的に進めるため、分科会を設置することができる。 2 分科会の設置を希望する会員は、分科会の名称、代表の候補者名、分科会の活動内容、分科会の 設置理由、その他必要な事項を、事務局を通じて会長に文書で申請する。 3 分科会の設置の可否は、幹事会で決するものとする。 第5章 会計 (会計年度) 第 12 条 本コンソーシアムの会計年度は、4 月 1 日に始まり、翌年 3 月 31 日に終わる。ただし、 設立初年度は、本会則の施行日から当該年度の 3 月 31 日までとする。 (運営費等) 第 13 条 本コンソーシアムの運営費は、会員からの会費を以て充当する。 2 正会員は会計年度ごとに1機関あたり 10 万円(消費税を含む)を会費として納入する。ただし 産業技術総合研究所については会費の納入を免除する。 3 特別会員、国際会員からは会費は徴収しない。 (予算) 第 14 条 事務局は、当該年度の予算計画案を作成し、会長の承認を得たのち、総会で報告し決議す る。 (決算) 第 15 条 事務局は、当該年度の決算報告案を作成し、会長の承認を得たのち、総会で報告し決議す る。 第6章 情報等について (情報の取扱い) 第 16 条 本事業において、秘密として特定され開示を受けた情報を除き、会員間において開示され るすべての情報は、他の会員に開示することができる。 2 本事業において、秘密として特定する情報を開示しようとする場合、当該開示に係る会員間にお いて、別途秘密保持契約等の契約を締結し当該開示情報の取り扱いを定めることを原則とする。 4 (知的財産権の留保及びその取扱い) 第 17 条 会員は、前条の規定により開示する情報については、自己の有する知的財産(産業財産権、 ノウハウ及び著作権その他自己が所有するもの)に係る権利を留保するものとし、当該情報の開示は、 当該知的財産に係る権利に基づく実施又は利用の許諾をするものと解釈してはならない。 2 前条第 1 項の規定に基づき、秘密の情報の開示を受けた当事者が、その情報に基づき発明等をな したときの取扱いは、当該秘密保持契約等での定めによるものとする。 第7章 補則 (解散) 第 18 条 本コンソーシアムの解散は、本コンソーシアムの目的が達成されたと認められる場合、運 営が困難となった場合等に、会長が総会の議決を得てこれを行うものとする。 (会則の変更) 第 19 条 本会則の変更は、幹事会の審議を経たのち、総会の議決を経てこれを行う。 (設置期間) 第 20 条 本コンソーシアムの設置期間は、平成 30 年 3 月 31 日までとする。ただし、総会において 事業継続の意思が表明された場合、期限を定めて延長更新する。 (協議) 第 21 条 本会則に定めのない事項又は本会則の解釈に疑義が生じた場合については、幹事会の決議 をもって円満にこれを解決するものとする。 附則 この会則は、平成 26 年 10 月 1 日から施行する。 5 以上
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