市町村における国民年金手続促進用ツール モニタリング用取扱説明書 平成27年1月15日 株式会社 電通パブリック リレーションズ 目次 1 注意事項 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P. 2 手続促進用ツールのコンテンツラインナップ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・P. 3 ツールの使用方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P. ①パンフレット ②動画・ポスター 4 手続促進用ツールの概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P. ①ツール制作の目的と制作のポイント ②手法インフォグラフィックスについて ③デザインについて ④パンフレット構成について ⑤動画構成について 3 4 5 8 2 1 注意事項 【注意事項】 本モデル事業のモニタリングで配布する手続促進用ツールは、窓口担当者の方々か らご意見をいただき、可能な限り最終成果物に反映していくものであり、現時点にお いてはサンプル版です。そのため、すべてのツールに「Sample」と記載をしております。 実際に来訪者に対して配布を行わないでください。 手続促進用ツールは、原則として、平成26年10月1日現在で施行されている法令に 準拠して作成しております。 3 2 手続促進用ツールのコンテンツラインナップ 訴求テーマ/内容 使用・閲覧方法 ①国民年金の基礎知識 ②国民年金加入の手引(学生) ③国民年金加入の手引(一般) ④国民年金保険料の免除・猶予 カラーでA4用紙の両面に印刷して使うことを想定 しています。 カラー印刷が出来ない場合には白黒印刷してお 使いください。 両面印刷が出来ない場合には片面印刷してお使 い下さい。 パンフレット ⑤障害年金 各パンフレットの構成は、1テーマ=表紙→導入 ページ(1頁)→情報解説ページ(3~5頁)です。 ⑥遺族年金 ⑦老齢年金 表紙は、独立したポスター、チラシのような使用も 可能です。 ⑧納付方法 映像資料(1)年金加入手続 映像資料(2)免除・猶予手続促進 厚生労働省You Tubeで公開しています。 動画 映像資料(3)障害年金 映像資料(4)老齢・遺族年金 A案:若年者納付猶予・免除制度の自分ゴト化 ポスター B案:申請メリットから分かる若年者納付猶予・免除制度 (今回モニタリング対象外) 4 3 ツールの使用方法 パンフレット 印刷想定: 用紙サイズA4 両面印刷(長辺どめ) フルカラー ①窓口手渡し・カウンター平置き・WEB掲載用の場合 読み手によりわかりやすく、読みやすくするため、余白を多くとり、タイトルを下に配置します。 各ページごとに利用 必要なページのみを出力できるよう、各パンフレットのテーマごとにファイルを分けています。 ■表紙 ・タイトル下位置 ■説明ページ ■問い合わせ ・共通 全ページ利用 すべてのページを一度に出力できるよう、1つのデータにまとめています。 ■表紙 ・タイトル下位置 ■各テーマ ■問い合わせ ・共通 5 5 3 ツールの使用方法 パンフレット ② パンフレットラックでの使用の場合 ラックにパンフレットを立てても、タイトルが見えなくなることがないよう、タイトルを上に配置します。 各ページごとに利用 必要なページのみを出力できるよう、各パンフレットのテーマごとにファイルを分けています。 ■表紙 ・タイトル上位置 ■説明ページ ■問い合わせ ・共通 全ページ利用 すべてのページを一度に出力できるよう、1つのデータにまとめています。 ■表紙 ・タイトル上位置 ■各テーマ ■問い合わせ ・共通 6 3 ツールの使用方法 動画・ポスター 利用想定:You Tube リンク 埋め込み ① 厚生労働省HP YouTube リンクの埋め込み URL http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000064373.html ② YouTube 厚生労働省オフィシャルチャンネル URL https://www.youtube.com/user/MHLWchannel 利用想定:A3ポスター 7 4 手続促進用ツールの概要 ① ツール制作の目的と制作ポイント (1)ツール制作の目的 窓口業務の軽減を図ることを目的にした情報の整理・分類。 窓口に訪れる(もしくは電話での問合せ)前に、国民年金(基礎年金)に関して「コレ、私のことだ!」と 自分ゴトとして認識してもらうため、「これだけは(事前に)知ってほしい」という基本的な知識として 重点情報を絞込みまとめています。 (2)制作のポイント ●パンフレット導入(表紙)の表現について <ページを興味を持って読み進めるための工夫として> インフォグラフィックスやキャッチコピーで、インパクトのあるビジュアルに仕上げ、読み手がより興味を惹く表現にします。 また訴求テーマそれぞれに、年金の必然性を想起させ、自分ゴトとして認識を深められるよう、シチュエーション・ メッセージ(コピー)を設定します。 ●導入では多くの余白を取っています、これはホワイトスペースという手法で、空間に余裕をもたせることで、読み手により 「見やすく、読みやすく」することで、理解しやすい情報伝達のための紙面づくりを目的にしています。 ●大量の文字で圧迫感のある紙面にならないよう留意するため、文字情報をインフォグラフィックスに変換し、 視覚的にわかりやすく伝える工夫をします。 ●一般の方が理解しやすいよう、難しい言葉、専門的な用語はなるべく多用せず、平易な文章にまとめています。 ●全体のページ建ては、一般的なページを追いながら伝えていく多層連結型ではなく、必要なテーマ・情報にすぐに 接触できるよう、独立したオムニバス形式にまとめます。 ※単独テーマのパンフしか見ない場合も想定し、関連情報として必要な項目は重複させ情報理解に配慮します。 8 4 手続促進用ツールの概要 ② 手法インフォグラフィックスについて 公的年金制度は、一般に複雑な制度と言われていることから、本モデル事業では、公的年金制度の情報を 単に分かりやすく整理して文章で記述するのではなく、可能な限り内容を要約化し、文字情報を視覚的にわ かりやすく伝える手法であるインフォメーショングラフィックス(=インフォグラフィックス)にします。 この手法により、複雑といわれている公的年金制度や国民年金の手続きについて、パンフレット、動画、 ポスターを見た一般生活者が一目で直感的に情報を得られるようにし、年金制度をより身近なものための ツールとすることを目標としています。 インフォグラフィックス具体例 Ex.1 公的年金制度に関するインフォグラフィックスを、文章で伝えるだけでは難しい分野に 応用し、作成します。 SAMPLE SAMPLE ■インフォグラフィックス活用事例 ・難しい制度内容をグラフィック化 し、見て分かるように表現を工夫 ・従来の文章による説明を、可能な 限りインフォグラフィックス化 9 4 手続促進用ツールの概要 ③ デザインについて Ex.2 具体的なシチュエーションを描き、直感的に自分にとって必要な情報であることを訴求 SAMPLE ■インフォグラフィックス活用事例 ・導入(表紙)ページは、読み手が最初に目にする扉としてインフォグ ラフィックスとコピーで、ビジュアルインパクトをもたせ、次のペー ジがめくりたくなるよう、独創的な世界観を創出します。 ・訴求テーマ別に「自分ごと」として認識できるよう、各訴求テーマの 必然性を想起させるシチュエーションを設定します。 ・空間に余裕をもたせ(ホワイトスペース)、見やすくまとめます。 Ex.3 国民年金の手続について、要点をグラフィックス化し、重点情報を簡素かつ直感的に表現する。 SAMPLE ■インフォグラフィックス活用事例 ・大量の文字で圧迫しないよう、文字情報をインフォグラフィックス に変換し、視覚的に伝わりやすい紙面づくりにまとめます。 ・難しい言葉や専門用語は出来る限り使わず、読みやすい表現にまと めます。 10 4 手続促進用ツールの概要 ④ パンフレット構成について タイトル 制作コンセプト 国民年金の基礎知識 「はじめのはじめ」 人は一人ひとり人生が違います。どんなヨロコビや不安が待ち構えているかも人それぞれです。 国民年金は手続きが終わればその人に寄り添ってずっと支え続けていくこと。 いわばその人生に安心をもたらす土台になるものです。 そんな長い人生と国民年金のつながりをインスピレーションさせることを目的としています。 最終成果物では、若年層への授業に対してのアンケートで共感をえられた内容を中心に制作します。 国民年金加入の手引き (学生用)(一般用) ・年金制度はなぜ必要か ・加入する手続はどうするのか ・保険料はどう支払うのか ・保険料が支払えない場合にはどのような手続をするのか を、初めて加入する学生の方、厚生年金等の切り替え手続を行った方の素朴な思考に沿って表現しています。 他の項目と重複がありますが、加入された直後の方に向けて最低限の内容をスッキリ・シンプルに表現し、本 パンフレットのみを手にされた方にも、確実に必要な情報を伝えます。 国民年金保険料の 免除・猶予制度 苦しくても保険料を納めている、開業したての「屋台ラーメン店の若大将」の心情をインフォグラフィックス で明るく表現。免除制度は複雑な制度であるため、表紙で説明的にすればするほど次ページへの興味が弱まる ため、「免税・猶予制度」があったんだ!もしくは「この制度って何?」という興味喚起に留めます。 情報インフォメーションとなるページでは、これまでのツールとは異なり、文章ではなくインフォグラフィッ クスを活用し 見て分かる効果を重視したアプローチでまとめます。 障害基礎年金 障害年金の対象となる障がいを文章だけではなく、インフォグラフィックスで様々な障がい状態を視覚的に認 識してもらい障害年金の請求に結びつけるための訴求を行います。 特に障がいをお持ちの方へ、認定までは多くのやり取りが必要であることを感じてもらいながら、まだ障がい のない人にも重要な制度であることを認識していただけるようまとめます。 国民年金保険料の 遺族基礎年金 柔らかなトーンで遺族に共感してもらい、申請へ喚起を促すことを目的としています。 遺族になられた方が申請の準備として、必要なものを理解して貰える必要最低限の情報をまとめています。 また、現在被保険者である方も、表紙を見るだけで遺族基礎年金が重要な制度であることを認識してもらえる よう制作しています。 国民年金保険料の 老齢基礎年金 もうすぐ年金を受給する世代に対して、受取申請への準備をシンプルに訴求しています。 年金受け取り前世代に対して年金の請求時に必要な必要最低限の情報をまとめています。 概念が難しい言葉をグラフィック化することにより分かりやすく受給条件を表現するようにしています。 また、現在被保険者の方にも老齢基礎年金の基本的な理念を分かりやすく伝える表紙にしています。 国民年金保険料の 納付方法 免除パンフレットで登場した「屋台ラーメン店の若大将」が成功して、大繁盛のお店となりました。ところが、 忙しさのあまり国民年金保険料を納め忘れやすくなっていることに気付き、困っている様子を表現。中のペー ジで、その解決策である口座振替等をご案内する構成です。 11 国民年金保険料の支払い方法や前納制度など支払い方法がお得になる方法についてインフォグラフィックスで 4 手続促進用ツールの概要 ⑤ 動画構成について タイトル サブタイトル 制作コンセプト ①年金の加入手続 ~ライフスタイルが 変わったから~ ●ライフスタイルの変化にあわせて行われる年金手続き。そ の手続きし忘れの防止と、手続きによって障害年金、遺族 年金の保障を受けることが出来ることを訴求します。 ●記号化された分かりやすいキャラクターが生き生きと生活 をしている様子を描きます。 ②免除手続の促進 ~保険料が支払うの が困難なとき~ ●前年度の所得状態が低かったり、失業・災害など保険料の 支払いが困難な方への免除・猶予手続を促し、手続きに よって障害年金、遺族年金の保障を受けることが出来るこ とを訴求します。 ●暗く見えてしまいがちな状況ではあるが、キャラクターに より、表現を和らげるなど表現を工夫します。 ③障害年金の案内 ~ご存じですか? 障害年金 ~ ●障害年金をまだ受給していない障がい者に対して、障害年 金手帳がなくても受ける可能性があることや、その他様々 窓口への相談前に知っておいて欲しい情報をまとめます。 ●障がいのある方の視聴を想定し、ナレーション情報をタイ トル化 ●キャラクターではなく、情報としてきちんと文字を見ても らう構成 ④老齢年金 遺族年金 ~年金をもらう日~ ●年金は人生の様々な場面で支払われ、その人生の支えとな るモノであることの認識を持ってもらうことをまとめます。 ●死についての表現は難しいがどなたにもご理解頂けるよう 12 に表現を工夫します。
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