WISH超広視野初期宇宙探査衛星計画

超広視野初期宇宙探査衛星計画
Wide-field Imaging Surveyor
for High-redshift
超広視野初期宇宙探査衛星計画
On behalf of
JAXA/ISAS WISH Working Group
WISH の現在地
- 2008年 WG 設置 光赤外分野の新しいスペースミッション計画
SPICA との相補性(サイエンス、波長帯、手法、スケジュール)
- JAXA/ISAS 戦略開発経費による R&D
WISH Reference Design Model
・1.5m ・850平方度 ・1-5μm UDS 28mag/100deg2
- 国際協力
2012 NASA MoO Proposal (SALMON2 canceled)
2014 NASA MoO Proposal to be submitted
France CNES MoO
- 日本の研究者による持続的な推進
- 国際コミュニティからの関心とサポート
WISH: Survey Dedicated Mission
WISH Base‐Line Imaging Survey Plan
Depth (5σ)
(AB mag)
Ultra Deep Survey
28 (WISH‐UDS)
+ Filter 5
~27
Ultra Wide Survey
24‐25
(WISH‐UWS)
Extreme Survey
29‐30
Area
Example of the Filters λ0
(a plan, to be determined)
100 deg2
1.0, 1.4,1.8, 2.3, 3.0 μm
100deg2
4.0μm 1000 deg2 1.4, 1.8, 2.3, 3.0, 4.0μm
0.25 deg2
1.0, 1.4, 1.8, 2.3, 3.0μm
UDS のうち 20平方度は HSC‐Deep / UWS は HSC‐Wide 領域を想定
WISHSpec (France) R~500‐1000 2‐4um (TBD) IFU w/o movingparts
WISH計画・概要
20%の観測時間(~1年)
● Narrow‐Band Survey (フィルタスロット max 5)
● 分光観測
(オプション WISHSpec / 広視野グリズム)
● 銀河面 Campaign 散開星団/変光天体
● バルジ Campaign 位置天文観測
JASMINE 計画との協力
● Transit 系外惑星 Campaign
● 重力レンズ系外惑星 Campaign
● 太陽系小天体 氷探査 Campaign
WISH 計画は、
JAXA/ISAS 次期戦略的中型計画公募
2015年1月末締め切り予定 (TBC) 3月まで研究委員会審査
に応募を予定して計画を推進しています。
2020年代前半に実現すべき計画として、
光赤天連の支援をよろしくお願いします。
光赤外ロードマップにおける WISH 計画の意義
1.広視野深撮像にもとづく研究というすばる望遠鏡研究成果の
自律的な発展
2.あかり衛星近赤外線観測の発展:高感度、高解像度
3.TMT 計画との強い親和性:
世界に先駆けて ELT に重要・ユニークなターゲットを供給
4.JASMINE 計画との協力
5.SPICA 計画との整合性
‐ WISH 2020年代初頭を提案
・ SPICA 計画が 2020年代末になる場合
・ 地上/関連分野の研究者がスペースに参加する
光赤外スペース研究者
・ L2 での大型衛星の運用(放射冷却、運用、データリンク)
なぜ、今、日本に WISH 計画が必要か?
(2014年9月光赤天連シンポジウム)
1.すばる望遠鏡の大きな成果である広視野深撮像による
高赤方偏移銀河探査を、次の段階へと発展させる。
2.HSC / PFS に続く精密宇宙論と暗黒エネルギーの研究に
道を拓く
3.太陽系から銀河まで、様々な分野で、
世界をリードする基礎データを供給する。
4.TMT/ ALMA への研究ターゲット供給、すばるとの相補性
5.「TMT の次」への20年の基礎づくり、光赤外のスペースへ
の展開の基礎を作る。
6.SPICA 計画にも発展性を持つスペースミッション計画。
自立(自律)的な研究の発展
なぜ、世界に WISH 計画が必要か?
‐ WISH の主目的である初期天体形成研究では高赤方偏移、
SED をカバーする 2‐5μmは本質的。広視野は WISH のみ。
‐ 可視~2μm で、広視野の観測計画
HSC / PFS / LSST / Euclid / WFIRST
対応する深さで 2‐5μm 帯の広視野データの取得は相乗効果
これらのデータを様々な分野の天文学に応用する上でも
長波長データは相乗効果
‐ JWST / ELT へのユニークなターゲットの供給
Euclid
0.4‐1.8μm
可視広視野撮像分光+近赤外測光
精密宇宙論(暗黒エネルギー)
WFIRST
0.6‐2μm (option ‐2.4μm)
WISH
1‐5μm
Uniqueness of WISH Surveys Fazio, G. et al. WISH Proposal for NASA SALMON2
WISH で研究できる銀河の JWST による輝線分光
WISH UDS で検出される
z=7‐10 の銀河の静止系
可視分光が可能になる
JWST 稼働中に WISH が
実現すれば非常に重要
Inoue 2014 Science WS @ Marseille
Iwata WISH Workshop 2014@Marseille
光赤天連ロードマップにおける位置づけ
「これまでにない広視野・深撮像により
主目的である初期の銀河形成をはじめ、
様々な研究分野で画期的な研究の進展が望まれる。
光赤外分野でのスペース科学の活性化、これまでの
地上研究者などの参加による人的資源の拡大を
通じて、2020年代中盤以降の発展につなげたい」
TMT 計画との相補性、親和性
WFIRST 計画との相補性、親和性、発展性
SPICA 計画との相補性、発展性