解説PDF

■このExcelファイルは、建築基準法施行令46条の壁量計算用シートです。
著作権は筆者が保持しますが、使用者責任によるプログラムの使用はフリーとします。
■解説
マクロは、セルの数式設定のみで、VBAによるマクロはありません。
従って、メニュ[編集(E)]-[シートの移動またはコピー(M)]で他のブックに移しても、支障なく使えます。
2階建用シートで解説しますが、3階建用も1階分増えただけで、内容は同じです。
・事前に準備する図は、下記のような、各階軸組み伏せ図と、風圧面積を計算したXY2方向の立面図です。
・点線、破線で囲ったセルは、数式設定セルで、実線で囲ったセルが、手入力セルです。この実線囲いのセルに該当する
数値を入れていってください。
・バルコニーの面積は、実水平面積×0.4を、各階床面積に算入しています。
・小屋裏等の面積は、その水平投影面積をAk、その階の内部床面積をAとしたとき、
Ak <= A×1/8 のときは 0、
A×1/8 < Ak <= A×1/2 のときは Ak×h/2.1、(但し、小屋裏平均天井高さh)
を、その階の床面積に加算しています。
なお、Ak > A×1/2 のときは、'NG'(=不可) としています。
※使用耐力壁の壁種別は1∼3の3種類しか設定できませんが、もし種別を増やしたい場合は、この表を参考に
2段の表とかに、工夫してみてください。
解説(サンプル) 1/3
[
]
《壁倍率=抜粋=》
①構面
0.5 土塗り壁
0.5 木ずり等片面
1 木ずり等両面
②筋違い
1 9×1.5, 9Ф
2 〃 たすき
1.5 9×3
2 〃 たすき
2 9×4.5
4 〃 たすき
3 9×9
5 〃 たすき
解説(サンプル) 2/3
<欄外>参考です。
2.5 構造用合板 外壁7.5(5)、内部5
2 フレキシブルB 6 、硬質木片セメント板12.5
1 石膏B 12
[
]
サンプルです
□令46条の壁量計算
1)耐力壁量検討
黒枠セルが手入力セル
・階数、面積など
階数:
2
計算必要
屋根仕様 重い屋根(1) 軽い屋根(2):
2
29
階別見付け面積X:
…1F、50m2以下はこの壁量計算不要
15 …床面積に乗じる値(対地震)
1F.X 26.28
2F.X 21.09
47.37 21.09 …1F/2Fに対する合計見付面積(X)
〃Y: 1F.Y 13.18
2F.Y 9.75
22.93
0.5
風圧力に対する必要壁量(一般区域0.5、指定区域0.5∼0.75):
9.75 …1F/2Fに対する合計見付面積(Y)
0.5 …今回使用する風圧力に対する必要壁量
1階床面積: 40.05
〃 小屋裏等床面積: 0.00 高さ:
0 …小屋裏等面積×(天井)高さ÷2.1
バルコニー:
0
#### …1階計算用床面積 (バルコニーは×0.4)
2階床面積(吹抜含む): 32.40
〃 小屋裏等床面積:
7.29 高さ:
0.93
小屋裏面積制限 》
Ok
バルコニー:
0
10.1
3.23 …小屋裏等面積×(天井)高さ÷2.1
…小屋裏等合計>0.5×2F床 はNG
#### …2階計算用床面積 (バルコニーは×0.4)
・使用耐力壁の壁倍率
種別1:
種別2:
5 筋違9×9たすき = 5.0
2.5 構造合板t9 = 2.5
種別3:
4 筋違9×4.5たすき = 4.0
・壁量検討
必要壁量長さ(m)
存在壁量長さ(m)
対地震
階
対風圧
XY 床面積 係数
1 X
40.5
見付面積
29 11.75
Y
2 X
32.4
15
4.86
Y
係数
47.4
0.5 23.69 23.69
W
22.9
0.5 11.47 11.75
21.1
9.8
壁倍率種別1
壁倍率種別2
壁倍率種別3
実長 倍率
実長 倍率
実長 倍率
採用値
5
31.5
E
5
0.00
0.5 10.55 10.55
W
5
0.00
0.5 4.88
W
5
0.00
4.88
6.3
7.2
3.6
合計
判定
(1+2+3)
0
4
0
31.5
Ok
1.3
2.5
18
4
0
18.0
Ok
1.5
2.5
0
4
14.4
14.4
Ok
1.4
2.5
9
4
0
9.0
Ok
1.8
3.6
2)偏心の検討 (地震力について、建告1352の4分割法による)
・各1/4部分該当床面積
1階
小屋比率>
X左
0 …小屋裏天井高÷2.1(m)
2階
床(吹抜含む): 10.13 10.13
小屋裏物置等面積:
バルコニー:
X右
バルコニー:
Y上
バルコニー:
Y下
0 10.13
バルコニー:
0.0
0
バルコニー:
0
X右
床(吹抜含む):
8.1
吹抜:
0 10.13
0.0
0
バルコニー:
0
Y上
床(吹抜含む):
8.1
吹抜:
0.0
0
バルコニー:
0
Y下
床(吹抜含む):
8.1
吹抜:
0 10.13
8.1
8.1
小屋裏物置等面積:
0
8.1
8.1
小屋裏物置等面積:
0
0 10.13
8.1
小屋裏物置等面積:
0
床(吹抜含む): 10.13 10.13
小屋裏物置等面積:
8.1
吹抜:
床(吹抜含む): 10.13 10.13
小屋裏物置等面積:
0.44 …小屋裏天井高÷2.1(m)
床(吹抜含む):
0
床(吹抜含む): 10.13 10.13
小屋裏物置等面積:
小屋比率>
X左
8.1
8.1
0.0
小屋裏物置等面積:
0
バルコニー:
0
8.1
・4分割法による検討(地震力時)
階 位置
必要壁量長さ(m)
存在壁量長さ(m)
該当
種別1
種別2
種別3
実長 倍率
実長 倍率
実長 倍率
(1+2+3)
床面積
係数
判定
1 X 左 10.13
29 2.94
2.92
5 14.60
X 右 10.13
29 2.94
2.7
5 13.50
Y 上 10.13
29 2.94
5 0.00
2.22
Y 下 10.13
29 2.94
5 0.00
2.22
2 X 左 8.10
15 1.22
X 右 8.10
15 1.22
Y 上 8.10
15 1.22
5 0.00
Y 下 8.10
15 1.22
5 0.00
解説(サンプル) 3/3
合計
壁量充足率
>= 1.0 ?
2.5
0
4
0 14.60
4.97
Ok
2.5
0
4
0 13.50
4.60
Ok
2.5
6
4
0
5.55
1.89
Ok
2.5
6
4
0
5.55
1.89
Ok
5 0.00
2.5
0
1.8
4
7.2
7.20
5.93
Ok
5 0.00
2.5
0
1.8
4
7.2
7.20
5.93
Ok
1.8
2.5
5
4
0
4.50
3.70
Ok
1.8
2.5
5
4
0
4.50
3.70
Ok
[
]
安全率
2.5
壁比率
>=0.5 ?