作曲家石井歡さん遺愛のピアノの活用事業として、未来を担う小田原ゆかりの若手演奏家に演奏の場を提供することでコンサートの経験を積んでいただき、かもめのように小田原から世界へと羽ばたいて活躍することを願い、かもめコンサートを開催します。 ― 演奏曲目 ― この道（山田耕筰作曲/北原白秋作詞）からたちの花（山田耕筰作曲/北原白秋作詞）春の声（ヨハン・シュトラウス作曲）他平成２７年３月８日 (日）１６：００開演（１５：３０開場／１７：００終演予定）小田原市立かもめ図書館視聴覚ホール入場無料（２月１５日より申込受付開始：ＴＥＬ０４６５-４９-７８００） ◆ 事前にお電話にてお申込ください。定員１００名（申込先着順） ◆ 駐車台数に限りがあるので、ご来場はできるだけ公共交通機関をご利用ください。主催・お申し込み：小田原市立かもめ図書館（鴨宮駅徒歩10分） TEL 0465-49-7800 お問い合わせ：小田原市文化政策課芸術文化創造係 TEL 0465-33-1709 協賛・協力：小田原医師会合唱団＊都合により曲目等内容を変更する場合があります。あらかじめご了承ください。稲村麻衣子 Maiko Inamura 小田原市出身。西湘高等学校および東京藝術大学音楽学部声楽科を卒業。声楽を朝倉蒼生、桑原妙子、三宅春惠、木村宏子の各氏に師事。藝大バッハカンタータクラブにて、小林道夫氏指導の下で研鑽を積む。第10回友愛ドイツリートコンクール学生の部第一位受賞。これまでにバッハのカンタータ、モーツアルト,ラター『レクイエム』、オルフ『カルミナ・ブラーナ』などでソリストをつとめ、いずれも好評を博す。古楽から現代曲に至るまで、またクラシックにとらわれずそのレパートリーは幅広い。各地で合唱指導やボイストレーニングを行うほか、１パート１人編成の声楽アンサンブル「ヴォクスマーナ」に所属し、委嘱作品の演奏活動に取り組みながら、人の声による表現の可能性を探究している。佐野伸子 Nobuko Sano 桐朋女子高等学校音楽科を経て桐朋学園大学ピアノ科卒業。ピアノを五十嵐久美子、高橋依子、マイコ・ミュラーの各氏に師事。アスペン音楽祭にてＧ.チョドス氏のレッスンを受講。湘南ゾリステン、湘南アマデウス合奏団とピアノ協奏曲を共演。現在、シグナス合唱団、女声コーラス「菜の花」のピアニストを務める。石井歡（いしいかん）さんは１９２１年（大正１０年）３月３０日東京都で生まれました。父は舞踊家の石井漠、作曲家の石井眞木は弟、作曲家の石井五郎は叔父にあたります。作曲家として、管弦楽曲、合唱曲、歌劇、バレエ、映画音楽など幅広い分野の曲を作曲する傍ら、長い間、社団法人全日本合唱連盟理事長を務めるなど、日本の音楽文化の向上に寄与しました。小田原市板橋に居を構え、「全国童謡フェスティバル～白秋ＩＮ小田原～」で実行委員長を務めるなど、小田原市の音楽文化高揚のため尽力され、２００９年１１月２４日肺炎のため死去されました（享年８８歳）。小田原市では、石井歡さんが自宅で愛用していたグランド・ピアノ（ＫＡＷＡＩ製・特注品）の寄贈を受け、かもめ図書館視聴覚ホールに設置、小田原市の文化資源として保存し、活用することで石井歡さんの功績を次代へ引き継ぎます。