3_概要P37-P49_CID4.1 13.9.11 18:14 ページ041 3 モデルビルのPALと窓ガラス性能関係図 1 PAL値計算用熱貫流率と日射侵入率 400 単板ガラス 8ミリ 0.8 熱線吸収ガラス(サンユーログレー) ペアガラス (トーメイ) 0.6 6ミリ 高遮蔽性能熱線反射ガラス サンルックス(TSL30) 300 サンバランス (シルバー) ペアガラス(トーメイ) 6ミリ+6ミリ(乾燥中空層)+6ミリ 高遮熱断熱Low-Eペアガラス サンバランス(アクアグリーン) サンカットΣ ユーログレーペア サンバランス (アクアグリーン) 0.4 熱貫流率 W/(m2・K) 日射侵入率 6.3 0.83 6.3 0.63 5.3 0.40 3.5 0.73 2.5 0.41 2.5 0.32 2.6 0.61 3.2 0.39 3.5 0.44 6ミリ サンユーログレー 日 射 侵 入 率 COMFORT ○:金属膜コートガラス 種 類 単板ガラス 快適・環境 ⑥ミリ+6ミリ(乾燥中空層)+6ミリ サンルックスペア (SGY32) サンバランス (プレミアムクール) 高遮熱断熱Low-Eペアガラス サンバランス(プレミアムクール) サンルックス (TSL30) ⑥ミリ+6ミリ(乾燥中空層)+6ミリ 高断熱Low-Eペアガラス サンバランス(シルバー) 6ミリ+6ミリ(乾燥中空層)+⑥ミリ 0.2 高遮蔽性能熱線反射ペアガラス サンルックスペア(SGY32) 200 ⑥ミリ+6ミリ(乾燥中空層)+6ミリ 熱線反射ペアガラス サンカットΣ ユーログレーペア ⑥ミリ+6ミリ(乾燥中空層)+6ミリ 0 1 2 3 4 5 6 熱貫流率(W/m2K) 冬の暖房負荷を軽減する性能は左に行くほど、夏の冷房負荷を軽減する性能は 下に行くほどよくなります。 上表の、A,B,C,D,H,I(Low-Eガラスを使用していない構成)は「建築物の省エネルギー基準と計算の 手引き」(建築環境・省エネルギー機構)より引用。E,F,G(Low-Eガラスを使用した構成)は「建築 物の省エネルギー基準と計算の手引き」(建築環境・省エネルギー機構)に記載されたLow-Eガラスに は該当しない商品もあるので板硝子協会にて取り決められた計算方法による弊社計算値を示してます。 熱線吸収ガラス (サンユーログレー) PAL値の計算例について PAL値はガラスの性能値以外に地域、建物、方位、 高遮蔽性能熱線反射ガラス サンルックス(TSL30) 形状、外壁の断熱性能に影響を受けます。 ペアガラス(トーメイ) そのため、ここで示したPAL値は、あくまでもこの 高遮熱断熱Low-Eペアガラス サンバランス (アクアグリーン) 高遮熱断熱Low-Eペアガラス サンバランス (プレミアムクール) 高断熱Low-Eペアガラス サンバランス (シルバー) 高遮蔽性能熱線反射ペアガラス サンルックスペア(SGY32) 熱線反射ペアガラス サンカットΣ ユーログレーペア モデルビルの限定条件における各ガラスの相対比較 として捉えてください。 相対的にはサンバランスはPAL値が低く、基準値を クリアできる可能性があり、設計の自由度を広げら れるガラスであることがわかります。 2 PAL=ペリメータゾーンの年間負荷(MJ/年)/ペリメータゾーンの床面積(m ) ≦ (300MJ/m2年)×(建物規模係数) 熱線吸収板ガラスはガラスそのものに着色し、ガラスで熱の吸収をお こなうことによって室内に入ってくる太陽の輻射熱を少なくしています。 高遮蔽性能熱線反射板ガラスはガラス表面に薄い酸化金属膜をコー ティングし、膜面で太陽の輻射熱を反射します。 複層ガラスは2枚のガラスの間にある乾燥空気が断熱材の役割をし、 熱の伝導を低くし、室内の暖房熱が外へ逃げるのを防ぎます。 室外側にLow-Eガラスを用いた遮熱性能にすぐれる高遮熱断熱LowEペアガラスです。 室内側にLow-Eガラスを用いた高断熱性能をもつLow-Eペアガラス です。 熱線反射ガラスを用いた複層ガラスは断熱・遮熱の両方の性能を兼 ね備えています。 モデルビルにおけるガラス種類別のPAL値の比較 事務所モデルビル概要 階数 地下1階、地上11階、塔屋1階 構造 SRC造 延床面積 9,600m2 主方位 (窓面) 南、北 単板ガラス サンユーログレー サンルックス(TSL30) ペアガラス(トーメイ) サンバランス(アクアグリーン) サンバランス(プレミアムクール) 事務所モデルビル基準階平面図 サンバランス(シルバー) サンルックスペア(SGY32) サンカットΣユーログレーペア 5m 20,000 7m 事務室 0 5m 50 事務所モデルビル 立面図 100 150 200 250 28.8m 300 350 G2 W2 W1 1.5m 5m G1 40,000 W2 日当の空調室 日陰の空調室 日当の非空調室 日陰の非空調室 W2 1.95m ※ビルと複層ガラス[建物用途別編] 、 板硝子協会 引用 2.45m N立面 1.8m 0.8m 3.2m 2m 0.6m E立面 041
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