全 日 制 栃木県立真岡工業高等学校 所 在 地 電 話 F A X U R L 創 立 課 程 設置学科 生 徒 数 利用交通機関 〒321-4368 真岡市寺久保1-2-9 0285-82-3303 0285-83-6537 http://www.tochigi-edu.ed.jp/mokakogyo/nc/ 昭和38年 全日制課程 機械科・生産機械科・電子科・建設科 473名(男子462名 女子11名) (㍻26年5月1日現在) 真岡駅から徒歩10分 Ⅰ 学校の概要 1 学校教育目標 ○ 工業技術の多様化に対応しうる実践的技術者を育成する。 ○ 勤労を尊び、責任を重んじ、積極的に明るい社会を建設する人間を育成する。 ○ 健康で礼儀正しく、協調の精神に富む心豊かな人間を育成する。 2 目指す学校像 ○ 工業技術者としての技術・技能と進路に対する自覚を身につけ、産業社会の変化に対応できる生徒を 育てる。 ○ 工業教育とキャリア教育をとおして、地域や社会に貢献できる生徒を育てる。 ○ 豊かな人間性と自ら挑戦していく強い意志を持った生徒を育てる。 3 募集する生徒像 基本的生活習慣や社会的規範を身に付け、健全で明るい社会を築こうとしている生徒で、次の(1)又は (2)のいずれかに該当する生徒 (1)ものづくり(工業)への興味・関心と将来への夢をもち、挑戦する意欲をもった生徒 (2)中学校の学業や特別活動において顕著な実績があり、入学後も継続する強い意志をもった生徒 4 沿革 昭和38. 4. 1 県立真岡農業高校機械科として設置(2学級定員90名) 昭和41. 1. 1 校名を栃木県立真岡工業高等学校とする 昭和42. 4. 1 土木科設置(1学級定員40名) 機械科定員80名となる 昭和44. 4. 1 建築科設置(1学級定員40名) 昭和44.11. 1 県立真岡農業高等学校より敷地、建物、工作物が全面的に管理替えとなるこの日にちなん で、11月1日を本校の創立記念日と定める 昭和63. 4. 1 電子科設置(1学級定員40名) 平成18. 4. 1 機械科1学級減(4科4クラス)となる 平成20. 4. 1 生産機械科設置(1学級定員40名)、建設科設置(1学級定員40名)に伴い、平成20年度入 学生より、土木科、建築科を廃し、4科4クラスに再編する 平成24.11. 1 創立50周年記念式典挙行 Ⅱ 各科の特色 1 機械科 機械科では、自動車や電化製品など、私たち の身の回りで使われている様々な工業製品を 製作するために必要な、材料・設計・製図・工作 法・品質管理について学習します。 実習では、旋盤・フライス盤・マシニングセン タでの金属加工、溶接、ガソリンエンジンの分 解・組立、シーケンス制御、マイコン制御、材料 試験など幅広い分野で、基本から実践までの技 術・技能を身につけることができます。機械科 196 2 生産機械科 生産機械科では、機械についての基礎基本とともに、効率的に生産するた めの技術や、品質管理などの実践的な分野についても学習します。具体的に は機械設計・機械工作・機械製図といった基礎技術、ロボットの制御技術や工 場など生産設備を学習する電子機械応用・工業 部管理技術などの実践技術分野についての学 習です。また、現代のものづくりに欠かすこと のできない機械工学・電子工学・コンピュータ などの技術を基本から総合的に学習します。 生産機械科の特徴として、体験学習や座学と 実習を融合させた授業で、学習への理解を深めることを目指しています。進 学にも対応した柔軟な選択授業と、実習などで培った経験が、推薦入試・A O入試などへの幅広い挑戦を可能にします。 3 電子科 電子科では、現代の日常生活で欠かすことのできない電気全般の基礎を学 びます。中学校で学習した「オームの法則」を中心に、直流回路や交流回路の 原理・仕組みを学び、その特性や現象を測定機器で計測します。コンピュータ 実習では、 ワープロ、 表計算、 プログラミング言語、 インターネットなどの先端 情報技術について学習します。また、県内の高校で最初に導入された3-D プリンタがあり、製作・技能学習の設備も充実しています。 国家資格取得にも力を入れており、住宅や店 舗の電気配線工事を行える第2種電気工事士 や、インターネット回線の接続工事が行える工 事担任者DD第3種の合格率は、県内でもトップクラスの実績をあげてい ます。 電子科の生徒が中心となる電子研究部では、各種ロボット大会に参加し、 毎年全国大会に出場しています。平成26年2月に開催されたロボットア メリカンフットボール競技では、全国ベスト8になりました。 4 建設科 建設科では、人々が生活する上で必要な施設(道路・橋・トンネル)や快適な 空間(住宅・店舗)を造る基礎的な知識や技術を学びます。2年次からは土木 コースと建築コースに分かれて専門教科を学習します。 授業で身につけた知識と技術を生かし、高校生ものづくりコンテスト木材 加工部門では7年連続関東大会出場を果たしました。建築甲子園では全国ベ スト8に輝き、 全国高校生製図コンクールでは毎年上位入賞を収めています。 在学中に測量士補をはじめ、2級土木施工管理技術検定、2級建築施工管 理技術検定、2・3級技能検定(建築大工)、建設業経理事務士4級、建築技術 検定、建築CAD検定、パソコン利用技術検定、 ローラーの運転業務特別教育、小型車両系建設機械特別教育など、さまざま な専門資格試験に挑戦できます。 また、企業の方から高度な熟練技術を御指導いただきながら施工方法を 学ぶ授業や、普段立ち入ることのできない建設工事現場・有名建造物の見学 授業を通し、建設の魅力や楽しさを味わえます。 科独自の取り組みとして、3年生の課題研究で製作した幼児向けの椅子 や机を近隣幼稚園へ寄付したり、建設研究部が一人暮らしの高齢者宅での 建具修理・網戸張り替えなどをお手伝いしたりと、工業高校生としてできる 地域貢献活動を実践しています。 197 全 日 制 では特に、従来からある「手仕上げ加工」に重点を置き、生徒自身のものづくりのセンス(感覚)を大切にし ながら、さらに磨きをかけることができるよう実習内容を工夫しています。 3年生の課題研究では、1・2年生で学習したことを生かし、よりいっそう高度なものづくりに挑戦し ます。課題研究で製作したもので、アイデアロボットコンテスト・モータやガソリンエンジンを用いた省 エネカーレース・マイコン制御によるトレースロボット競技(マイコンカーラリー)などの大会にも出場 します。 機械科は、学習を通じてものづくりの難しさや楽しさ、充実感を味わうことができる学科です。 Ⅲ 進路状況 全 日 制 平成25年度卒業生の進路実績 就職 専修学校 公共職業能力開発施設 私立大学 国公立大学 その他 本校生の進路は、約70%が就職です。就職状況は安定し ており、芳賀地区はもちろん県内や茨城県の近隣地域、県 外の大手企業からも求人が来ています。平成25年度の 有効求人倍率は3.6倍、就職試験第1回目での合格率は 希望者の68.1%でした。 進学は20~30%で推移しています。国立大学へは 専門高校枠推薦での受験が可能で、平成25年度は宇都 宮大学と群馬大学にそれぞれ1名が合格しました。 Ⅳ 特別活動等の紹介 1 学校行事 月 主な行事 4月 入学式,始業式,離任式,新任式,対面式,PTA入会式,新入生適応指導,身体計測,心臓検診, 3学年個人面談,自転車・バイク点検,腎臓検診,生徒総会,耳鼻科検診,結核検診, 第1回学校生活アンケート 5月 二輪車安全運転講習会,第1回基礎テスト (※ 1) ,腎臓検診,眼科検診,SPI模擬試験, 一般職業適性検査,レディネステスト,内科検診,授業公開,PTA総会,中間試験,Q-U検査 6月 交通安全教室,インターンシップ(※2),内科検診,3学年三者面談,基礎力診断テスト,内科検診, 第2回基礎テスト,計算技術検定,情報技術検定 ,建設見学会,キャリア形成支援事業 (※3), 進路ガイダンス,地域・企業向け見学会 7月 期末テスト,第3回基礎テスト,夏季球技大会,危険物取扱者試験,面接指導,生活安全講話, 真岡鉄道沿線駅舎一斉清掃活動,第2種電気工事士技能試験, ジュニアキャリアアドバイザー事業(※4) 8月 全校登校日,一日体験学習,電気工事コンテスト,始業式,コンクリートカヌー大会 9月 自転車・バイク点検,3学年進路結団式,第4回基礎テスト,建設業仕事説明会,就職試験開始, 第2回学校生活アンケート 10月 中間試験,修学旅行,遠足,第5回基礎テスト 11月 学校公開または体育祭(※5),インターンシップ(※2),計算技術検定,マラソン大会, 建設科現場見学会,第6回基礎テスト,生徒会役員選挙 12月 期末試験,人権教育,危険物取扱者試験,進路発表会,第7回基礎テスト,終業式,交通安全講話, 第1種電気工事士試験 1月 始業式,生徒会役員任命式,基礎学力テスト,課題研究発表会,情報技術検定,交通安全教室, 学年末試験(3学年),工業科標準テスト 2月 予餞会,交通安全教室,学年末試験(1,2学年),表彰式,同窓会入会式 3月 卒業式,校内球技大会,修業式,新入生オリエンテーション (※1) 基礎的な学力の定着を図るために、 漢字と数学について年間 7 回実施します。 (※2) 近隣の企業において就業体験します。 6 月または 11 月に 5 日間(月曜日から金曜日) 連続で、各科ごとに実施し ます。 (※3) 民間企業等から専門分野に精通し、 優れた知識や技能を持つ人材を講師として、専門教科・科目に関連する授業 等を実施します。 (※4) 本校生が指導者となり、 普段の授業や実習で学んだ知識・技術を使って、ものづくりの楽しさを教えます。 夏休 みに 3 日間程度かけて実施します。 (※5) 本校では、 3 年に 1 度、 学校公開を実施します。 平成 25 年度に実施しましたので、次回は平成 28 年度です。 学校 公開を実施しない年度は、 体育祭を実施します。 2 部活動 本校には次の22の部活動があり、盛んに活動しています。 野球部、陸上競技部、ソフトテニス部、柔道部、弓道部、剣道部、卓球部、自転車競技部、空手部、 バドミントン部、バスケットボール部、サッカー部、バレーボール部、ライフル射撃部、囲碁・将棋部、 写真部、文芸部、音楽部、機械研究部、建設研究部、電子研究部、ボランティア部 陸上競技部、自転車競技部、ライフル射撃部は、毎年のように関東大会での入賞や全国大会への出場を 果たし、国体への出場や全国優勝の実績もあります。野球部は県東地区で唯一の甲子園出場を果たしてい ます。機械・建設・電子研究部は、それぞれの科での学習を基礎に、さらに高度な知識・技術の習得を目ざす もので、ものづくりコンテストをはじめ、製図やロボット等の大会で毎年のように関東・全国大会に進ん でいます。 198 全 日 制 自転車競技部 (平成26年度インターハイ出場) ライフル射撃部 (平成26年度インターハイ出場) 陸上競技部(平成26年度インターハイ男子ハンマー投げ準優勝) [下野新聞7月31日付けより] 3 特色ある活動 「真心工房」活動 本校の建設科・機械科・生産機械科・電子科とボランティア部が連携を図り、各科の専門的な知識や技能 を生かしたボランティア活動を展開しています。地域の方々や特別支援学校のお役に立てるような活動 を行っています。 Ⅴ 特色選抜について 1 定員の割合 機械科 30%程度 生産機械科 30%程度 電子科 30%程度 建設科 30%程度 2 出願するための資格要件 中学校で身に付けるべき基本的な生活習慣と基礎的な学力を身に付けた生徒で、次の(1)又は(2)のい ずれかに該当する者 (1)ものづくり(工業)への興味・関心と将来への夢をもち、挑戦する意欲をもった者 (2)中学校の特別活動や部活動において顕著な実績があり、入学後も継続する強い意志をもった者 3 選抜の方法 選抜方法 面 接 個人面接 作 文 時間30分 内 容 時間10分程度 字数300~500字 4 その他、特記事項 ・平成26年度県高体連指定運動部(競技:ライフル射撃部) 5 選抜の手順等 【資料の取扱い】 1 志願理由書は、調査書とともに、資格要件の確認及び面接時の参考資料として用いる。 2 調査書は、 ① 「各教科の学習の記録」 (第1学年~第3学年)の評定(選択教科を除く)を合計する(135点 満点)。 ② 「特別活動の記録」、 「行動の記録」は、段階評価を行う。 ③ 「総合的な学習の時間の記録」、 「文化活動・スポーツ活動・社会活動・特技等の記録」は、資格要 件に該当するものを評価する。 3 面接及び作文は、段階評価を行う。 【選抜の手順】 次の各段階に該当する受検者について順に、調査書の点数化されない部分の内容を考慮して総合的 に選抜する。 第1次審議 【資料の取扱い】 の2の①で点数化した部分の合計点数の順位が、 特色選抜の募集定員の80%以 内にある者 (ただし、 定員に満たない場合は受検者の80%以内にある者) で、 【資料の取扱い】 の2の ②③と3の評価から、 特に資格要件に該当する事項が顕著であると認められた者を合格内定とする。 第2次審議 第1次審議において合格内定となった者を除いた全ての受検者について、全ての検査結果を総 合的に判断して、合格内定者を選抜する。 199
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