UL224 VW-1 燃焼性試験

UL224 VW-1 燃焼性試験
1. 適用規格:
UL224 第 6 版
5.11 項
VW-1 燃焼性試験
2. サンプル:
非収縮チューブ: サンプル長さ 660mm
熱収縮チューブ: 収縮後、559mm 離れた 2 つの支柱間に取り付けるに十分な
サンプル長さであること
ワイヤ: 長さ 890mm、下表に該当する直径を持つ上質のバネ鋼のピアノ線。
チューブの公称内径
サンプルに挿入されるワイヤの直径
0.81mm 以上
0.74mm
0.44-0.81mm
0.41mm
0.44mm 以下
0.25mm
サンプルは、チューブにワイヤを挿入し、接炎箇所(下図 B 点)から 254mm 上方にサン
プルの周りを 1 周後、19mm サンプルからはみ出す長さでインディケータフラッグ(クラフ
ト紙:94g/mm2、幅 13mm、厚み 0.1mm)を備えること。サンプル数 n=3 で試験する。
3. 試験炎:
全長 100-125mm、内部の青炎 38mm
4. 試験方法:
幅 305mm、奥行 355mm、高さ 610mm の金属製の囲いの中に、下図に示すようにサ
ンプルをセットする。バーナーを垂直に対して 20 度傾けて保持し、内部青炎の先端を下
図 1 の B 点に接炎する。15 秒間接炎し、15 秒間離す。接炎後、15 秒以上の燃焼また
はグローイングが続いている場合にはその時間を記録し、燃焼が終わるまで次の接炎
は行わない。この操作を 5 回繰り返す。
4. 判定:
下記の全てを満足した場合、合格となる。
1). インディケータフラッグの燃焼あるいは炭化による損傷が 25%以下であること。
2). 脱脂綿を発火させるような燃焼生成物や落下物がないこと。(炎が上がらない脱脂
綿の炭化は無視する。)
3). 各接炎後、60 秒以上の燃焼およびグローイングがないこと。
金属の囲いに沿えた支持棒
ワイヤ
インディケータフラッグ
サンプル
254mm
サンプルおよびバーナー
の中心軸を含む垂直面
38mm
バーナー筒の
先端が作る平面
B
サンプルのサポート
下端まで 76mm
脱脂綿の表面まで
229-241mm
A
バーナー筒
ワイヤ
20°
金属の囲いに沿えた支持棒
UL224 5.11 項 VW-1 テストサンプル
UL510 燃焼性試験
1. 適用規格:
UL510 第 8 版
6 項 燃焼性試験
2. サンプル:
ポリ塩化ビニル、ポリエチレンおよびゴムの絶縁テープ(長さ:900mm×幅 19mm)
サンプルは、長さ 460mm、直径 3.2mm のまっすぐできれいな鋼鉄棒に次の要領で
3 重に巻きつけること。
<テストサンプルの作成方法>
幅 19mm、長さ 900mm のテープをロールから切出し、水平にした棒に片端の最初の
一巻きを重ねて固定し、テープをぴんと張るためにもう一端に 2.0kg 重のおもりをつける。
1 分間静止の後、棒をゆっくりと回転させ、テープの幅の半分が前半分のテープと重なる
ように傾けて巻きつけていく。巻き終わったらテープの下端を固定し、余った長さを切り
取る。同様にして、2 回目の巻きつけは、最初のテープの巻き方向と逆になるように巻き
つける。最後に、最初の巻きつけと同じ方向に 3 回目のテープを巻きつける。この方法で
テープを巻きつけることにより、サンプルは棒の周囲の各点において 6 重となる。
3. 試験炎:
全長 100-125mm、内部の青炎 38mm
4. 試験方法:
幅 305mm、奥行 355mm、高さ 610mm の金属製の囲いの中に、下図に示すように
サンプルをセットする。バーナーを垂直に対して 20 度傾けて保持し、内部青炎の先端を
下図 1 の B 点に接炎する。15 秒間接炎し、15 秒間離す。接炎後、15 秒以上の燃焼
またはグローイングが続いている場合にはその時間を記録し、燃焼が終わるまで
次の接炎は行わない。この操作を 5 回繰り返す。
4. 判定:
下記の全てを満足した場合、合格となる。
1). インディケータフラッグの燃焼あるいは炭化による損傷が 25%以下であること。
2). 脱脂綿を発火させるような燃焼生成物や落下物がないこと。(炎が上がらない
脱脂綿の炭化は無視する。)
3). 各接炎後、60 秒以上の燃焼がないこと。
インディケータフラッグ
サンプル
フラッグまで
254mm
サンプルおよびバーナー
の中心軸を含む垂直面
バーナー筒の
先端が作る平面
バーナー筒
38mm
サンプルのサポート
下端まで
A 76mm 以下
脱脂綿の上表面まで
229-241mm
UL510 4 項テストサンプル