データ駆動型イノベーション創出に関する 調査事業のためのワークショップ参加募集 のご案内 アジェンダ • 本事業の目的 • 新事業アイデア発想手法について(東京大学 大澤先生より) • ワークショップ参加募集について – – – – – – – ワークショップ参加のメリット ワークショップの全体の流れ 第1回ワークショップの主な目的と内容 第2回ワークショップの主な目的と内容 第3回ワークショップの主な目的と内容 参加登録の手順について その他注意事項 2 Copyright© 2014 KOZO KEIKAKU ENGINEERING, Inc. All Rights Reserved. 本事業の目的 • 目的 – 組織や分野を超えたデータ共有や利活用が、進んでいないという 課題があります – データ概要情報を用いた新事業アイデア発想手法により、他組織 ・他分野間のデータ利活用による新ビジネス創出を目指します • 新事業アイデア発想手法とは – 組織内のデータが開示されないという壁を超えるために、メタデ ータのみを共有する枠組み「データジャケット」 – 既存の知識・情報の組合わせ発想を誘発し、新たなビジネスアイ デア創出を促進させるゲーム型手法 「Innovators Marketplace on Data Jackets」 – 新ビジネスの種を具現化・実行可能な形にしていく 「アクション・プランニング」 3 Copyright© 2014 KOZO KEIKAKU ENGINEERING, Inc. All Rights Reserved. 新事業アイデア発想手法 について 大澤幸生 (東京大学) 4 Copyright© 2014 KOZO KEIKAKU ENGINEERING, Inc. All Rights Reserved. ・・・という要求がありま す。お金なら出します。 私は、彼の要求 を満たす提案を 書いています. 提案や要求を書 き込んだ付箋 既存の知識 原型: イノベーションゲーム(in Innovators Marketplace)の1シーン 5 Ohsawa and Nishihara, Innovators’ Marketplace, Yukio Ohsawa, and Yoko Nishihara Innovators' 2014 KOZO KEIKAKU ENGINEERING, Inc. All Rights Reserved. Marketplace: Using Games to Activate and Train Innovators, Springer VerlagCopyright© (2012) 5 Innovators Marketplace on Data Jackets (IMDJ) Step1) データ所有者はデータジャケットに、 記載・公開可能な範囲でデータ概要(変数 集合やデータ概要)をリストアップする。 ID-POS 個人の生活に おける購買内容 過去の気象 日々の気温や湿度等 生活に関係する情報 @場所 @日時 @気温 @湿度 ・・・ DJ(a) 個人別購買) @顧客ID番号 @年齢・性別 @購入品目 @日時 DJ(b) データジャケット(DJ): 内容はメタデータと同義だが、中 身を秘匿しても、メタデータだけと看板として公開し、こ 6 れによってデータの市場価値を、仮想的なマイニングス トーリーから評価するという原理がオリジナル。 Copyright© 2014 KOZO KEIKAKU ENGINEERING, Inc. All Rights Reserved. 6 IMDJにおける会話 データと分析ツールの利用/結合方法の検討と評価、選択 提案:「気象から 健康予測するた め、DJ(a), DJ(b), DJ(c)のデータを 使っては?」 ※次ページ参照 要求(価値評価の指針):「健康 変化に影響する要因を知りたい (期待するディープナレッジ)」 病院にある (筈の)データ ・・・ ・・・ 気象履歴 (A社所有) 平常の生活者の 血液検査等の結果 ・・・ 日々の気温や湿度等 生活に関係する情報 @場所 @日時 @気温 @湿度 ・・・ 健康診断結果 @年月・日時 @CHE @AST @g-GTP ・・・ 過去の気象 データ利用方法の 提案者 ディープナレッジの 潜在ユーザ(例:医師) 日時 DJ(c) 生活 ID-POS 個人の生活に おける購買内容 DJ(a) 個人別購買) コーヒー販売 @顧客ID番号 @年齢・性別 @購入品目 @日時 各種のコーヒーが各店 舗で購買された売上 @日時 @モカ売上 @キリマン売上 ・・・ ・・・ DJ(n) DJ(b) 購買 スーパーの POS(B社所有) 7 Copyright© 2014 KOZO KEIKAKU ENGINEERING, Inc. All Rights Reserved. 7 Step 2) DJ中の語からDJの関係を図示 > 変数はオントロジー作成でなく、変数の意味を入 力者がテキストで書き込むことでメタ認知 Step 3) Innovators Marketplace によるワークショップ > KeyGraphの他、DJと要求の関係を論理ツリー で可視化する手法も開発中 道路の安全性をデータの 潜在ニーズとして認知 Step 1) IMDJとKeyGraph 8 Copyright© 2014 KOZO KEIKAKU ENGINEERING, Inc. All Rights Reserved. 8 IMDJの入力情報(データジャケット:DJ)と出力情報(データ利用方法の提案) 潜在的な意識 (例: 患者の容態急変が怖い) IMDJ 提示される要求(例:「健康変化の未知の要因を知りたい」) 利用者 →提案者: 要求と評価 提案m 提案1 提案x (例)気象から健康予測 (DJ(a), DJ(b), DJ(i)使用) DJ(i), D(j), …. D(k)使用 (1) @顧客ID番号 = a, @日時= t について: (2) @年齢(a),性別(a), 住所(a), @気温(住所(a),t) →@購入品目のうちビールの量(a, t), (3) @ビールの量(a, t) → @g-GTP(a, t) 提案者→ 利用者: ※データの結合、利用によって得られること が期待できる知識 データ結合・ 利用の方法を 提案(例:提 案1, 2) DJ結合 過去の気象 DJ登録 @場所 @日時 @気温 @湿度 ・・・ DJ(a) Data(a) データ層 ID-POS (個人別購買) @顧客ID番号 @年齢・性別 @住所 @購入品目 @日時 DJ(b) Data(b) 健康診断結果 @年月・日時 @CHE @AST @g-GTP ・・・ ・・・ DJ(i) Data(i) ※データは未入手でも良い。 → IMDJで評価が高ければ新規収集 ・・・ ・・・ @・・・ @・・・ @・・・ ・・・ ・・・ DJ(j) Data(j) ・・・ ・・・ @・・・ @・・・ @・・・ ・・・ 各コーヒーの 実績 ・・・ DJ(k) Data(k) @日時 @モカ売上 @キリマン売上 ・・・ DJ(n) ・・・ 9 Data(n) Copyright© 2014 KOZO KEIKAKU ENGINEERING, Inc. All Rights Reserved. 9 例)文京区の街灯データとGoogle mapの結合(Data(a)+Data(b)) 街灯設置データを地図 にマッピング DJ(b)区役所等へIMDJ結果を示 し入手した街灯設置データ 利用者の声 DJ(a) Google map • 後楽園へ抜ける近道が常々 暗いと思っていた • マップを見て明るい道を探 し新しい行き方を発見した • 飲み会の帰りに安全なルー 10 トを確認できる • 近道だと思って通った道が Copyright© 2014 KOZO KEIKAKU ENGINEERING, Inc. All Rights Reserved. 10 IMDJにおける要求とデータ結合・分析案(続) 要求: 信頼性・説得力のある情報収集がしたい 提案: 話題を変化させるような発言にもとづく情報の取得⇒Tangled String(以下のD1に適用) 組み合わせたDJ: {D1: コミュニケーションログ(テキスト), D2: リスク(防災)関連情報} Tangled String:小泉氏vs 岡田氏 論戦 (2004) 11 大澤ら(2014) 11 Copyright© 2014 KOZO KEIKAKU ENGINEERING, Inc. All Rights Reserved. ビジネス適用に必要な「パス設定」 曖昧な 1) アイデアのシナリオ化:「地図データと街灯位置情報で 安全ルートマップ」 → 「Google Mapに加え、街灯位 置についてもデータ所有者を明確化して入手し、KML を習得してデータ合成地図を生成」 「組織内・外・境」 自明な 2) プロセスを組織全体に予告: (例)「(1)はサービス開 発担当メンバ、(2)と表彰は全社員対象」 「組織内」 3) 「実施」の動機づけ: (例) 発案者を含むプロセス参 加グループで実現成果を発表し、組織として表彰。 AP AP AP AP (2) アクションプランニング(都合ルーレットを使 うこともある)&プレゼンテーション ・意図の掘り下げ (3) 実施 ・ステークホルダーの 掘り起こし データ (1) 可視化&ワーク ショップ ・リソース(人・金・時 間・物・情報)の配分 ・実現シナリオ ・メリットの予想 12 12 Copyright© 2014 KOZO KEIKAKU ENGINEERING, Inc. All Rights Reserved. ・リソース補填 アクション・プランニング[早矢仕・大澤]の記入方法(シートは様々なバージョンがある) STEP①【要求分析】 イノベーションゲームで創出したソリューションを元 に、要求の分析をしてみましょう。 すでに明らかな要求(顕在要求)から、隠れた要求 (潜在要求)を考えてみてください。潜在要求を明 らかにすることで、ソリューションをブラッシュアップ しましょう。 STEP②【要素表出化】 ソリューションを実現する際に関係するステークホル ダーとリソースを記入してください。グループのメンバー と積極的にコミュニケーションし、互いの知識をプラン に導入していきましょう。 STEP③【要素系列化】 ソリューションを実現するためのプランを時系列で記入し、 シナリオを考えてみましょう。時系列に並べると、②では 気づかなかった要素が明らかになり、よりシナリオが具 体化します。 STEP④【プレゼン&評価】 各グループでプランニングしたシナリオを 発表しましょう。 また、他の発表を聞き、別途配布の評価 シートに点数を記入してください。評価指標 13 は、「新規性」、「実現性」、「有用性」です。 13 Copyright© 2014 KOZO KEIKAKU ENGINEERING, Inc. All Rights Reserved. ワークショップ参加 募集について 14 Copyright© 2014 KOZO KEIKAKU ENGINEERING, Inc. All Rights Reserved. ワークショップ参加のメリット • 参加していただくことの皆様のメリットとしては以下にな ります – 他組織・他分野間のデータの共有・価値発見などのプロセスを身 に着けることができます – データの中身を公開せずとも、自社内のデータの活用方向性や市 場価値評価等を得ることができます – 新しいデータ活用のビジネスアイデアについては、各社内で持ち 帰ってビジネス化したり、ワークショップに参加した企業間で具 体的なビジネスにしていくことも可能です 15 Copyright© 2014 KOZO KEIKAKU ENGINEERING, Inc. All Rights Reserved. ワークショップの全体の流れ • 全体の流れは以下の通りです 第4回協議会 ワークショップ参加登録ML配信 (明日~11月7日くらいまで) ワークショップ参加者の決定 ・参加連絡 ワークショップ開催場所は東京都内 今回の主旨及び、第1回から第3回までのワークショップの概要、参加募集の説明 本日 MLより参加申し込みURLを配信し、参加登録とデータジャケットの登録 第1回ワークショップに参加いただく日程のご連絡 (11月13日頃を予定) 第1回ワークショップ (11月中旬~下旬を予定) 第2回ワークショップ (11月下旬~12月上旬を予定) 事前登録したデータ概要(データジャケット)を結びつけることによる新事業ア イデア発想手法(Innovators Marketplace on Data Jackets)によるワーク ショップ実施 第1回と同じメンバーで、検討された新事業アイデアについて、アクションプラン ニングという手法により、実現可能なシナリオを設定 第2回WS(補):第2回ワークショップ内で、現状のメンバーでは情報が足らないなど内容が詰め 切れない場合において、改めてチーム内のメンバーで集まってアクションプランニングを追加実施 第3回ワークショップ (来年1月頃を予定) 各組が合同で、第2回でまとめた事業シナリオについての利用価値評価を実施 第3回WS(補):組をまたいだメンバー同士などで更に検討を深めることで、より良いシナリオに できる可能性や必要性がある場合は、別途ミーティングの場を設定 第5回協議会 調査結果の最終報告 16 Copyright© 2014 KOZO KEIKAKU ENGINEERING, Inc. All Rights Reserved. 第1回ワークショップの主な目的と内容 • 目的 – ワークショップ内で出てきた多数のビジネスアイデアの中から 高評価のアイデアを選定 • 実施概要 – アンケートで登録したデータジャケット情報を基にした、新事業 アイデア発想のワークショップを実施 – ワークショップは、複数組に分かれ、別日程で実施 • 主なワークショップの流れ 1. イノベーションゲームの説明・質疑応答・練習 2. イノベーションゲーム(本番)実施 • ワークショップ総時間 – 5時間程度 17 Copyright© 2014 KOZO KEIKAKU ENGINEERING, Inc. All Rights Reserved. 第2回ワークショップの主な目的と内容 • 目的 – ビジネスアイデアの実現を促すための新事業シナリオを策定 • 実施概要 – 第1回と同じメンバーで、選定されたビジネスアイデアにつき、 アクションプランニングを実施 • 主なワークショップの流れ 1. 第1回WSで採用されたアイデアにつき、潜在要求を掘り起こす 2. 上記で明らかにした問題からソリューションを再構築 3. ソリューションを実行するためのシナリオ構成要素を系列化 • ワークショップ総時間 – 4時間程度 第2回ワークショップ内で、現状のメンバーでは情報が足らないなど内容が詰め切れない場合に おいて、改めてチーム内のメンバーで集まってアクションプランニングを追加実施も出来ます 18 Copyright© 2014 KOZO KEIKAKU ENGINEERING, Inc. All Rights Reserved. 第3回ワークショップの主な目的と内容 • 目的 – 新事業シナリオに対する第3者からの利用価値評価を参考に、シナ リオ強化を図り、新ビジネスの実行や可能性の更なる拡大を促す • 実施概要 – 一緒に参加していなかったメンバーにも新事業シナリオの情報共 有がなされ、事業シナリオについての利用価値評価を実施 – 各組合同のワークショップを実施 • ワークショップ総時間 – 未定 第3回WSにて各組合同で新事業シナリオを評価・共有した上で、組をまたいだメンバー同 士などで更に検討を深めることで、より良いシナリオにできる可能性や必要性がある場合は、 別途ミーティングの場を設定できます 19 Copyright© 2014 KOZO KEIKAKU ENGINEERING, Inc. All Rights Reserved. 参加登録の手順について • 参加登録の方法について – 別途お知らせ致しますメール内に記載の案内URLより必要事項を 登録いただければと思います URL:https://www.kke.co.jp/ddi/ ~ 20 Copyright© 2014 KOZO KEIKAKU ENGINEERING, Inc. All Rights Reserved. 参加登録の手順について • 登録内容について – 参加申し込み • 参加者情報、参加可能日程、興味があるテーマなどを登録していただ きます – データの概要登録 • 現在御社で所有されているデータ概要(データジャケット)を登録し ていただきます • なお、こちらは何個でも登録可能ですので、たくさんの登録をお願い します たくさん登録いただくと、自社のデータを利用される機会が 増え、その分ビジネスチャンスが広がります 21 Copyright© 2014 KOZO KEIKAKU ENGINEERING, Inc. All Rights Reserved. 参加登録の手順について • ①ワークショップ参加申し込み画面 22 Copyright© 2014 KOZO KEIKAKU ENGINEERING, Inc. All Rights Reserved. 参加登録の手順について • ②データ概要の登録画面 データジャケットは、ワークショップや報告会などで公開されますので、 公開可能な範囲内でご回答頂けますよう、よろしくお願い致します。 なお、回答者名は非公開になります。 23 Copyright© 2014 KOZO KEIKAKU ENGINEERING, Inc. All Rights Reserved. 登録の際の注意事項 • 参加登録して頂く場合以下の点をご留意ください – ワークショップの参加は無料です • ただし、ワークショップ会場までの交通費・宿泊代は各社でご負担く ださい – 原則1社2名での参加でお願いします – ワークショップに参加申し込み頂いた方は第1回目から第3回目ま で全てに参加していただくことを前提でお願いします – 参加登録の際に直属の上司の許可をお取りください – お申込み多数の場合は、抽選(分野・業種等のバランスを考慮し た抽選)になる可能性があります – ご登録は11月7日頃までにお済ませいただけると幸いです 24 Copyright© 2014 KOZO KEIKAKU ENGINEERING, Inc. All Rights Reserved. 参加登録日程のご案内 • 第1回ワークショップにつきましては以下の4日程うち数 日程での開催検討しております • なお、参加状況によりワークショップを開催しない日程があります – 日程候補日 • • • • 11/19(水)13~18時 11/21(金)13~18時 11/25(火)13~18時 11/26(水)13~18時 – 場所 • いずれも東京都内 25 Copyright© 2014 KOZO KEIKAKU ENGINEERING, Inc. All Rights Reserved. お問合せ先 • お問合せ先 – 株式会社 構造計画研究所 – データ駆動型イノベーション創出に関する調査 事業担当事務局 – Tel:03-5342-1125 – Mail:[email protected] 26 Copyright© 2014 KOZO KEIKAKU ENGINEERING, Inc. All Rights Reserved.
© Copyright 2024 ExpyDoc