14.3.1 ST-Bridgeエクスポート

14.3 ST-Bridgeエクスポート
14.3.1 エクスポート機能
14.3 ST-Bridgeエクスポート
14.3.1 エクスポート機能
INDEX: 概要・基本事項・メッセージ出力・変換ルール
(1)概要
ST-Bridge は(社)IAI 日本が策定した構造設計情報の標準フォーマットで、XML 形式で記述されたテキ
ストファイルである。2012 年 7 月現在、XML ファイル仕様書(Ver.1.0)が公開されており、建物の基本
情報(階、通)と部材の位置・断面情報(コンクリート、鉄骨、鉄筋)が定義されている。
本機能は、建物モデルの階・通と部材の位置・断面情報を ST-Bridge 形式のファイルに出力する。
(2)基本事項
•
全ての部材を対象とする。
•
断面種別(7 つの断面)は指定による。
(デフォルトは初期断面)
•
統合柱、統合大梁は 1 部材に変換するため、中間格子点は変換されない。
•
格子点統合した点は親側を変換し、子側は変換しない。
•
万能スラブや既製杭など ST-Bridge の適用対象外の部材はエラーログを出力し、RC 断面に変換して
出力する。
•
BRAIN のコンクリート強度は個々の部材で定義し、ST-Bridge のコンクリート強度は断面情報で定
義するため、同一グループでもコンクリート強度が異なる場合がある。
そこで、柱・大梁・杭については、最初に断面情報を定義した部材のコンクリート強度を優先し、
それと異なる場合はエラーログを出力する。
小梁・スラブ・壁・フーチングについては、断面情報にコンクリート強度を出力せず、階の代表値
を参照するようにし、階の代表値とも異なる場合にエラーログを出力する。
(3)メッセージ出力
以下にエラーログとその出力条件を示す。
エラーログ
StbStory のコンクリート強度と異なります。
断面定義とコンクリート強度が異なります。
SRC 柱の組立鉄骨を L 型から T 型に変換しま
した。
SRC 柱の非対称配筋を対称配筋に変換しまし
た。
既製杭・万能杭を RC 杭に変換しました。
万能スラブを版厚 10mm の RC スラブに変換し
ました。
CB 壁を RC 壁に変換しました。
万能壁を壁厚 10mm の RC 壁に変換ました。
出力条件
小梁・スラブ・壁・フーチングのコンクリート
強度が階の代表値と異なる場合に出力される。
柱・大梁・杭のコンクリート強度が同一グルー
ピング中で異なる場合に出力される。
SRC 柱の内蔵鉄骨が L 型の場合に出力される。
SRC 柱のパターン配筋が非対称配筋の場合に
出力される。
既製杭・万能杭の場合に出力される。
万能スラブの場合に出力される。
CB 壁の場合に出力される。
万能壁の場合に出力される。
B-14.3.1-1
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(4) 変換ルール
1) 柱
柱を StbColumn に変換し、RC 断面は StbSecColumn_RC、S 断面は StbSecColumn_S 、SRC 断面は
StbSecColumn_SRC、CFT 断面は StbSecColumn_CFT に変換する。
•
回転角はローカル座標系の回転を考慮した全体座標系に対する角度とする。
•
柱心と格子点のずれをオフセットとする。
•
端部条件は両方向ピンの場合に PIN とする。
•
2 段筋間隔は変換しない。
•
コーナー筋のタイプは常に DIR_XY とする。
•
SRC 柱の鉄骨 L 型配置は、T 型配置に変換する。
•
長方形柱の SRC 配筋パターンは次のように変換する。
パターン
A-1
A-2
A-3
A-4
A-5
A-6
B-1
B-2
B-3
B-4
B-5
B-6
C-1
C-2
C-3
C-4
C-5
C-6
D-1
D-2
D-3
D-4
D-5
D-6
X 方向
1 段筋本数
2 段筋本数
2
0
4
0
4
2
4
4
6
4
6
4
2
0
2
2
4
2
4
2
4
4
4
4
2
0
4
0
3
2
4
2
4
2
5
2
2
0
4
0
3
2
4
2
4
2
5
2
Y 方向
1 段筋本数
2 段筋本数
2
0
2
2
4
2
4
4
4
4
6
4
2
0
4
0
4
2
4
2
4
4
4
4
2
0
2
2
4
0
4
2
4
2
5
2
2
0
2
2
4
0
5
0
4
2
5
2
B-14.3.1-2
総本数
4
8
12
16
20
24
4
8
12
14
18
20
4
8
10
13
15
18
4
8
10
13
15
18
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2)大梁
大梁を StbGirder に変換し、RC 断面は StbSecBeam_RC、S 断面は StbSecBeam_S 、SRC 断面は
StbSecBeam_SRC に変換する。
•
基礎か否か(isFoundation)は、グローバル FL の最下階に所属する場合は基礎とする。
•
オフセットとレベルは、両端格子点の中点と梁心中点のずれを設定する。
•
端部条件は両方向ピンの場合に PIN とする。
•
2 段筋間隔は変換しない。
•
SRC 大梁の RC 断面と S 断面のずれは両端の平均値を設定する。
3) 小梁
小梁を StbBeam に変換し、RC 断面は StbSecBeam_RC、S 断面は StbSecBeam_S 、SRC 断面は
StbSecBeam_SRC に変換する。
•
大梁と同じ。
4)ブレース
鉛直・水平ブレースを StbBrace に変換し、S 断面を StbSecBrace_S に変換する。
•
H 形鋼が H 置き(面内弱軸)の場合、回転を 90 度とする。
•
端部条件は両方向ピンの場合に PIN とする。
•
ブレース特性が引張のみの場合 TENSION、それ以外を COMPRESSION とする。
5) スラブ
スラ上を StbSlab に変換し、デッキスラブ断面を StbSecSlab_Deck に、それ以外の断面を StbSecSlab_RC
に変換する。
•
周辺節点は上から見て時計回りに定義する。
•
レベルは周辺節点のレベルの平均値とする。
•
基礎か否か(isFoundation)は基礎スラブ指定による。
•
デッキ高さが 0 の場合 FLAT、それ以外は COMPOSITE とする。
•
万能スラブは 10mm の RC スラブし配筋情報は出力しない。
6)壁
大梁上・小梁上・スラブ上の壁を StbWall に変換し、断面を StbWall_RC に変換する。
•
周辺節点は始端下→終端下→終端上→始端上の順で定義する。
•
大梁上の壁のオフセットは大梁両端の格子点中点と壁心のずれを設定する。
•
耐震スリットの幅は 0mm とする。
•
かぶり厚は暫定的に S 面を外側、E 面を内側とする。
•
CB 壁は同厚の RC 壁とし配筋情報は出力しない。
•
万能壁は 10mm の RC 壁とし配筋情報は出力しない。
•
開口を StbOpen に、開口断面(補強筋)は StbSecOpen_RC に変換する。
•
円形開口は外接正方形に置換する。
•
開口断面の名称は”O”+グルーピング名とする。
B-14.3.1-3
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7)フーチング
独立基礎・杭フーチングを StbFooting に変換し、RC 断面を StbSecFoundation_RC に変換する。
•
回転角はローカル座標系の回転を考慮した全体座標系に対する角度とする。杭フーチングのタイプ
C の場合、さらに 135 度回転する。
•
フーチングの中心と格子点のずれをオフセットとする。
8) 杭
杭を StbPile に変換し、断面を StbSecPile_RC に変換する。
•
杭心と格子点のずれをオフセットとする。
•
既製杭・万能杭は同径の RC 杭とし配筋情報を出力しない。
9) 軸
ローカル座標系の通心を StbX_Axis,StbY_Axis に変換する。
•
代表距離はローカル座標系の移動量を考慮した全体座標系に対する値とする。
10) 階
グローバル FL を StbStory に変換する。
•
代表高さは全体座標系に対する値とする。
•
階種別はグローバル FL に所属する最初のローカル FL の属性とする。
•
コンクリート強度は、その階に所属する小梁・スラブ・壁・フーチングの代表値とする。
11)節点
部材の端点を StbNode に変換する。
•
部材の端点が、格子点の場合 ON_GRID、梁上の点の場合 ON_BEAM、スラブ上の点の場合 ON_SLAB、
跳ね出し梁先端の場合 ON_CANTI、それ以外の場合 OTHER とする。
•
節点の座標は、部材配置上の点で部材の寄りやレベルを考慮しない値である。
•
小梁上・スラブ上の壁が全面壁の場合、上側の点の Z 座標は下側の点の Z 座標に階高を加算した値
とする。
B-14.3.1-4