RI実験 手続きと規則、施設関連

大阪大学産業科学研究所RI実験室の利用方法
-RI実験を安全に進めるために-
バイオセーフティー講習会
2014年5月26日
産研RI実験室 管理責任者
西 毅 (生体情報制御学)
大阪大学産業科学研究所RI実験室
0. 健康診断(問診年2回)
1.ガラスバッチ
2.暗証番号(指紋認証システム)
3.RIの使用と各種記帳
施錠
入室記録
施錠
廃棄物保管庫(施錠、入室記録)
管理室
排水施設(施錠)
各種記録
入退出管理システム
ガラスバッチ
管理区域立ち入りの際の義務
1ヶ月ごとに交換
発注管理
放射線実験所、管理主任者
暗証番号(指紋認証システム)
RI実験室の入退出に必要
暗証番号と指紋登録
マスター登録
榊原、 西
2007年4月より新規指紋認証システムとなりました。
旧システムの利用者は再度登録をお願いします。
RI実験室利用時
RI実験室に入室後、送風機をつける
実験に関して
放射線同位元素は1日の使用
量、3ヶ月の使用量、年間の使
用量が施設ごとに決められてい
ます。それを超えないように使
用してください。
遮蔽をしっかり行う。
サーベイメーターで頻繁にモニターをする。
実験台にラベルしたものを置きっ放しにしない。
濃いRI廃液を流しに流さない。
廃棄物の分別をしっかり行う。
退出時にはハンドフットモニターで
汚染していないかを確認する。
最後の人は送風機を止め、電源を落とす。
RI使用者による記帳
RI実験室各種記帳
RI使用者による記帳
RI取扱責任者及び管理責任者による測定と記帳
RI使用者個人記録
保管場所
入退域記録
RI実験室管理室
貯蔵庫立入記録
RI実験室管理室
一時保管廃棄倉庫立入記録
RI実験室管理室
使用・保管・廃棄記録
RI実験室管理室
実験計画書
RI実験室管理室
譲渡記録
RI実験室管理室
運搬記録
RI実験室管理室
RI取扱責任者及び管理責任者による測定と記
帳
放射線量の測定(毎月)
RI実験室管理室
汚染の状況の測定(毎月)
RI実験室管理室
排水の記録(随時)
RI実験室管理室
漏水検査(6ヶ月毎)
RI実験室管理室
空気中濃度計算(3ヶ月毎)
RI実験室管理室
作業環境測定(毎月)
管理状況報告書
放射線実験所
RI実験室管理室
施設点検の記録
RI実験室管理室
受入払出記録
RI実験室管理室
RI使用者個人記録
作業従事者名簿
庶務
教育訓練の記録
庶務
個人被ばく線量の記録
庶務
健康診断の記録
庶務
非密封放射性同位元素の使用と各種記帳について
RI線源の注文
日本アイソトープセンターへ各自注文
↓
注文したRI線源が産研事務に届く
速やかに引き取りに行き、RI実験室に保管して、
西(山口研)まで連絡してください。
RI No.を発行いたします。
[email protected]
↓
RI線源の外装容器に研究室名とRI No.を記入し、RI保管庫に保管
RI貯蔵室入退室記録簿
非密封RIの使用・保管・廃棄簿に入庫と記帳
RI実験
↓
非密封RIの使用・保管・廃棄簿に記帳
RI実験後
↓
放射性廃棄物は放射性廃棄物保管庫のドラム缶へ
↓
非密封RIの使用・保管・廃棄簿に記帳
RI廃棄物はできるだけ減量してください。
RI廃棄物保管庫入退室記録簿
廃棄容器用帳簿
入退出記録用紙
RI注文書
各研究室の
R取扱I責任者
各研究室の
RI取扱責任者
研究連携課契約係
研究連携課契約係
研究連携課契約係
植林 玉樹
榊原 昇一
もしくは
磯山 悟朗
使用可能な核種:3H, 14C, 32P, 33P, 35S
核種により使用可能量が決まっていますので購入前に確認してください
RI使用・保管・廃棄帳簿
RI使用・保管・廃棄帳簿 実例
OCCSを利用した非密封RI使用記録
1日、3ヶ月、1年の使用量についての集計を自動的に管理する
Group ID : KRI
Passward : ristaff
3H
:
14C :
32P :
33P :
35S :
KRI00000001
KRI00000002
KRI00000003
KRI00000004
KRI00000005
RIを使用した日にOCCSにログインして使用量を登録する。
在庫は100MBqとして登録してある。
RIを使用した後に忘れずに登録してください
現在管理室のコンピューターを使用できます。
産研RI実験室 実験計画書
産研RI実験室 実験計画書 実例
管理報告
2013年度 RI実験室 非密封RI新規受け入れ 無し
2013年度(2012年度)RI使用量
3H
0 (0.15) MBq
14C
0 (0) MBq
32P
0 (0) MBq
33P
0.28 (0) MBq
35S
0 (0) MBq
2013年6月25日~7月17日
2013年12月25~2014年1月9日
RI廃棄物
可燃物
難燃物
有機液体
無機液体
非圧縮
1缶
1缶
4缶
2缶
1缶
1,032,360円
20年以上前の
廃液の処分
(2012年度 RI廃棄物
62,055円)
(2011年度 RI廃棄物
776,223円)
定期点検
2013年9月 RI施設保管廃棄施設内除染
有機化学実験室 流しの漏水修理
2013年9月、10月 RI廃棄物引取り
(2012年度 無し、2013年度 無し )
その他の主な支出
RI施設保管廃棄施設内除染 252,000円
排水管改修工事
153,248円
合計支出 1,500,000円
RI実験室にある機器
液体シンチレーションカウンター
BAS1000(故障、修理不能)
FLA3000(山口研、共通機器登録)
放射性廃棄物の処理について
液体シンチレーター以外→日本アイソトープ協会
可燃物
難燃物
不燃物
非圧縮性不燃物
有機液体
無機液体
液体シンチレーター
(一部有機廃棄物も含む)→ラジオアイソトープ総合センター
焼却処分
可燃物
難燃物
不燃物
大型のガラス瓶などは、減容処理
して非圧縮性不燃物として処理
非圧縮性不燃物
TLCの
ガラス板など
無機液体
中和に半日かかった例もありますので、注意してください。
放射能・線量当量率の制限値及び割増料金
固体廃棄物
・3H、14C、125I、131I
≦ 40MBq
・その他の核種(α核種を除く) ≦ 400MBq
液体廃棄物(無機液体)
・3H、14C、125I、131I
≦ 2kBq/ml
・その他の核種(α核種を除く)≦ 20kBq/ml
1センチメ-トル線量当量率制限値 集荷時における容器又はフィルタ梱包表面の1セン
チメートル線量当量率は5μSv/h以下。
割増料金 固体廃棄物、液体廃棄物(無機液体)の集荷時における放射能又は1センチ
メートル線量当量率が上記1,2の制限値を超えるものにつきましては、割増料金を適用い
たします。 ただし、割増料金の範囲は下記の通りといたしますので、ご注意ください。 (1)
放射能・・・放射能制限値の10倍以下(2)1センチメートル線量当量率・・・1センチメートル
線量当量率制限値の100倍以下* 液体廃棄物(有機液体)が上記1,2の制限値を超える
場合は集荷対象外となります。
2008年度、2009年度(2007年度より15%値上がり)
分類
容量
通常料金
割増料金
本体価格
消費税額 本体価格
消費税額
可燃物
50L
28,400
1,420
36,100
1,805
難燃物
50L
36,200
1,810
48,000
2,400
不燃物
50L
59,000
2,950
73,600
3,680
非圧縮性不燃物
50L
103,200
5,160
122,000
6,100
有機液体
25L
135,000
6,750
-
-
無機液体
25L
37,400
1,870
48,000
2,400
RI廃棄費用は高価ですので、無駄のない廃棄を心がけること。
2010年度にはまた15%金額が上がります。
分からないことがあれば管理者に相談
液体シンチレーターの焼却について
大阪大学ラジオアイソトープ総合センター
放射性有機廃液焼却装置使用要領
焼却装置において焼却処理をおこなうものは、3H、14C、32P、33P,35S及び45Caを含む
液体シンチレーター廃液およびモニタリングの際に生じる液体シンチレーター廃液であり、前
者については次の各号に掲げる焼却処理基準に適合するものでなければならない。
①3H、14C、32P、33P,35S及び45Ca以外のRIを含まないこと。
②廃液中のRI濃度は、排気口における排気中のRI濃度及び排水口における排水中のRI
濃度が、法定の濃度限度以下となる濃度とすること。
一般的な条件下で焼却する場合における廃液の濃度は、次の値以下とする。
3H、14C及び35S
:3.7×101Bq/cm3(1×10-3μCi/cm3)
32P、33P及び45Ca
:3.7×100Bq/cm3(1×10-4μCi/cm3)
③複数の核種の混在はできる限りさけること。
④複数の溶媒を混合しないこと。
⑤自然性を有すること。
⑥沈殿物及び固形懸濁物質を含まない液体であること。 スメアテスト用ろ紙の混入に注意!
⑦別表に掲げる有害金属元素及びその化合物を混入していないこと。
⑧難燃性化合物、爆発生化合物を混入していないこと。
⑨過塩素酸、三塩化酢酸、塩酸等の酸性物質を混入していないこと。
⑩著しい悪臭を発しないこと。
⑪その他焼却処理に支障をきたす物質及び環境を汚染するおそれのある物質を混入して
いないこと。
汚染除去について
産研RI実験室の汚染検査
0.03 Bq/cm2 を汚染有無の基準としています。
(100 cm2 ふき取り、ふき取り効率 50%、計数効率 50%)
注意: 液体シンチレーション測定法では、RI核種、サンプルの形状、シンチレーターやカウン
ターの種類によって計数効率が異なります。核種による計数効率の目安3H 30~50 %, 14C /
35S >80 %, 32P ほぼ100 %で計算しています。
汚染除去後に100 cm2ふき取った場合の計測値が45 cpm
以下になるようにしてください。
37KBq = 1µCi = 222x104dpm cpm = dpmx計数効率
参考: 電離放射線障害防止規則 別表第3
表面汚染に関する限度 (放射性物質取扱作業室 )
区分
限度
(Bq/cm2)
アルファ線を放出する放射性同位元素
4
アルファ線を放出しない放射性同位元素
40
あわてずに、落ち着いて考えてから
RI管理責任者に連絡
汚染範囲を拡大させないことが重要
汚染の対処
(1)物(床、器具等)の汚染
マ-キング、ふきとり、ポリエチレンろ紙張替え。
まず水でふきとる(汚染を拡大しないこと)続いて材質に合った除染剤を使用
する。
床等・・・ 石けん洗剤、EDTA等可溶性錯塩形成剤など
(エタノールなどは床材を溶かしてしまうので使用しない)
金属類・・洗剤、クエン酸、硝酸など
(2)身体への汚染
とにかく流水で洗う(冷静になってから次になすべき事を考える)
中性石けん使用
酸化チタンペ-スト、クエン酸水溶液等の除染剤使用(希釈して使用)
各種RIの性質
核種
半減期
β線エネルギー
水中最大飛程距離
最大(keV)
平均(keV)
(cm)
3H
12.3 年
18.6
5.5
6 x 10-4
14C
5730 年
156
50
2.8 x 10-2
35S
87.4日
167
49
3.2x 10-2
32P
14.3 日
1709
700
0.76
33P
25.4日
249
45Ca
165 日
257
125I
60 日
6 x 10-2
77
γ+X
参考 Amersham Parmacia ラジオアイソトープ利用ガイドブック
安全管理を徹底してください。
記録類の記入漏れがないようにお願いします。
トラブルがありましたら、管理責任者にお知らせください。
平成23年度RI実験室管理体制
放射性同位元素実験室長
磯山 悟朗
放射線取扱主任者
磯山 悟朗
放射線取扱主任者
榊原 昇一
RI実験室 管理責任者
西 毅
RI取扱責任者(使用者)
西 毅(山口研)
小林 一雄(古澤研)
ガラスバッチ管理
管理責任者(西)、放射線実験所
軟β線
エネルギーの弱いβ-線。 透過力は小さく、3Hのβ-線の最大飛程は空
気中で数mm、水中・生体中では数μmほど、14C(0.156MeV)や3 5S
(0.167MeV)のβ-線では空気中で数十cm、水中・生体中で数百μmほ
どである。したがって、軟β線をGM管(ハンドフットクロスモニターやGM
サーベイメーター)やフィルムバッジ、ポケット線量計等で検出することは
難しい。
硬β線
エネルギーの強いβ線。 やや透過力が大きく、32P (1.71 MeV)では空中
で数m、水中で数mmの最大飛程をもつためGM管等で検出しやすい。
また、約300 KeV以上のエネルギーをもったβ-線は、チェレンコフ光を発
生する。 硬β線はシンチレーター液中で効率良く測定できるほかに、効率
は低いがシンチレーターなしでも液体シンチレーションカウンターで測定で
きる。
なお、硬β線は物質中で原子核のそばを通るときにブレーキがかかり、方
向がまげられる。 この時β線のエネルギーが減少し、その分のエネル
ギーがX線 として放出される。放出されたX線を制動放射線(制動X線)と
いい、透過力が大きいので注意が必要である。