歩掛参考見積募集要領 - 独立行政法人 水資源機構

歩掛参考見積募集要領
次のとおり歩掛参考見積を募集します。
平成27年2月18日
独立行政法人水資源機構
下久保ダム管理所長
佐々木 弘二
1.目的
この歩掛参考見積依頼書は、下久保ダム管理事業で予定している業務の積算の参考
とするための作業歩掛を募集するものです。
2.参考見積書提出の資格
(1)水資源機構における平成25・26年度一般競争(指名競争)参加資格業者の認定
を受けていることとします。
(2)営業に関し法律上必要とされる資格を有していることとします。
(3)当機構から「工事請負契約に係る指名停止等の措置要領」
(平成6年5月 31 日付け
6経契第 443 号)に基づき、利根川水系及び荒川水系関連区域において指名停止を
受けていないこととします。
3.参考見積書の提出等
(1)参考見積書は作業項目毎に必要な作業員(技術者)の人数等を記載して提出して下
さい。
(2)提出期間:平成27年2月18日(水) から平成27年3月5日(木) まで
持参する場合は、上記期間の土曜日、日曜日及び祝日を除く毎日、午前
9時から午後5時まで
(3)提出先
独立行政法人水資源機構下久保ダム管理所長 佐々木 弘二 宛
し ま だ
【担当】総務班 島田
のぶゆき
暢之
〒367-0313 埼玉県児玉郡神川町大字矢納1356-3
TEL0274-52-2746
FAX0274-52-5408
(4)提出方法
書面は持参、郵送又はFAX(社印があること)により提出するものとします。
4.参考見積内容
(1)業務概要
本業務は、平成14年7月(平成8年2月試行)に制定された「ダム等の管理に
係るフォローアップ制度」に基づき、下久保ダムの定期報告書(平成22~26年)
等の作成を行うものです。
次の基準類に従い行うものです。
・ダム等管理フォローアップ定期報告書作成の手引き[平成26年度版]
(平成2
6年4月) 国土交通省水管理国土保全局河川環境課(以下「定期報告手引き」
という)
・ダム等管理フォローアップ年次報告書作成の手引き[平成15年度版]
(平成1
5年7月) 国土交通省河川局河川管理課(以下「年次報告手引き」という)
・ダム貯水池水質調査要領
国土交通省 水管理・国土保全局 河川環境課(以
下、
「調査要領」という。
)
(2)業務作業項目、作業内容
詳細は(別紙 1)見積仕様書に記載しています。
作業内容
作業数量
業務全般を把握し、業務に必要なデータ・資
1式
作業項目
①計画準備
料等を整理・確認の上、業務計画書を作成す
る。
②定期報告書の資料整理
貸与資料を基に、定期報告手引きに従い、平
1式
成22年度から平成26年度までを対象に
資料収集・整理を行う。
③定期報告書(案)作成
貸与資料及び上記②で整理された結果を基
1式
「洪水調節」、
「利水
に、ダムの「事業概要」、
補給」、
「堆砂」
、
「水質」、
「生物」、
「水源地域
動態」等について分析・評価を行いとりまと
める。
④委員会資料等作成
上記③で得られた成果を基に、事前説明・委
1式
員会等の資料(説明用資料を含む)を作成す
る。
⑤業務報告書作成
上記④で得られた成果に、委員会等における
1式
議事録を作成し、とりまとめた業務報告書を
作成する。
⑥年次報告書作成
貸与資料を基に、年次報告手引きに従い、平
成26年の年次報告書を作成する。
(3)業務費の構成と歩掛見積範囲
1式
① 本歩掛参考見積を適用する業務費の構成は、当機構が別に制定する「積算基準及
び積算資料(各編)
」
(以下「基準書」という。)によるものとします。
② 歩掛参考見積徴取範囲は基準書で定義されている直接業務費のうち、上記(2)「業
務作業項目、作業内容及び作業数量」を実施する為に必要な技術者の人数等を募
集します。
(4)技術者の職種と定義
国土交通省が公表している「平成27年度設計業務委託等技術者単価」における
「技術者の職種区分定義」によるものとします。
(5)提出様式
提出様式については、(別紙 2)提出様式を参考として下さい。
5.募集要領に対する質問
この募集要領に対する質問がある場合においては、次に従い、書面(様式は自由)
により提出して下さい。
(1)提出期間:平成27年2月18日(水)から平成27年2月25日(水)まで
持参する場合は、上記期間の土曜日、日曜日及び祝日を除く毎日、
午前9時から午後5時まで
(2)提出場所:3.(3)に同じ。
(3)提出方法:3.(4)に同じ。
6.質問に対する回答
質問に対する回答書は、次のとおり閲覧に供します。
(1)閲覧期間:平成27年2月26日(木)から平成27年3月5日(木)まで
(2)閲覧方法:ホームページに掲載します。
7.参考見積書作成及び提出に要する費用
参考見積提出者の負担とします。
8.ヒアリング
提出していただいた見積書について、ヒアリングを実施することがあります。
以
上
(別紙 1)
見積仕様書
第 1節 業 務 目 的
本 業 務 は 、平 成 1 4 年 7 月( 平 成 8 年 2 月 試 行 )に 制 定 さ れ た「 ダ ム 等 の 管 理 に 係 る
フ ォ ロ ー ア ッ プ 制 度 」に 基 づ き 、下 久 保 ダ ム の 定 期 報 告 書( 平 成 2 2 ~ 2 6 年 )等 を 作
成するものである。
作 成 に あ た っ て は 、水 理・水 文 、洪 水 調 節 、利 水 補 給 、堆 砂 、水 質 、生 物 、水 源 地 域 動
態等の過去の調査結果を整理するものとする。
また、整理された成果及びダム等管理フォローアップ関連報告書を用いて分析・評価を行い、定
期報告書(案)を作成し、「関東地方ダム等管理フォローアップ委員会(以下「委員会」という。)」
に諮り、委員会の指導事項に基づき定期報告書をとりまとめるものである。
第 2節 業 務 内 容
2-1 計 画 準 備
本業務に先立ち、業務全般を十分理解し、円滑な業務遂行できるよう業務計画を立案するもの
とする。
2-2 資料整理
受注者は、
「定期報告手引き」定める様式に基づき、平成 22 年度から平成 26 年度を対象に資料
整理を行うものとする。
2-3 定期報告書(案)の作成
前項 2-2 で整理された結果を基に、下久保ダムの「事業概要」
、「洪水調節」
、「利水補給」
、「堆
砂」、「水質」、「生物」、「水源地域動態」について分析・評価を行い、定期報告書(案)を作成す
るものとする。なお、各項目の評価等は調査職員の指示を踏まえて、とりまとめるものとする。
(1)事業概要とりまとめ
資 料 整 理 の 成 果 を 基 に 、流 域 の 概 要 、管 理 事 業 等 の 概 要 及 び 管 理 体 制 等 の 概 況 を
とりまとめるものとする。
(2)洪水調節の評価・まとめ
資 料 整 理 の 成 果 を 基 に 、こ れ ま で の 洪 水 調 節 実 績 、ダ ム に よ る 効 果 等 を 整 理 す る
ものとする。また、治水効果等の評価として、ダムの治水事業の効果を評価する。
また、必要に応じて今後の改善事項等について提案を行うものとする。
(3)利水補給の評価・まとめ
資料整理の成果を基に、ダムの利水補給による効果として、流況改善効果、かんがい・都
市用水の補給による効果、渇水被害軽減効果、弾力的管理試験の運用効果、発電効果等につ
いて評価を行うものとする。
また、必要に応じて今後の改善事項等について提案を行うものとする。
(4)堆砂の評価・まとめ
資料整理の結果を基に、堆砂計画や堆砂状況との比較により、堆砂傾向について評価する
ものとする。また、必要に応じて今後の改善事項等について提案を行うものとする。
(5)水質の評価・まとめ
資料整理の結果を基に、流入水質と放流水質の比較や経年的水質変化、冷水現象、濁水長
期化現象、富栄養化現象といった障害についてとりまとめ、水質保全施設等の効果について
評価するものとする。また、調査要領に基づき水質調査計画について、調査項目及び頻度の
見直し等について行うほか、必要に応じ今後の改善事項等について提案を行うものとする。
(6)生物の評価・まとめ
資料整理の成果を基に、生物の変化とダムとの関連の検証結果について、評価の視点を定
めて場所毎に評価するものとする。また、必要に応じて今後の改善事項等について提案を行
うものとする。
(7)水源地域動態の評価・まとめ
資料整理の成果を基に、ダム管理者と地域の交流事項等について整理し、管理者の活動等
について評価するとともに、地域とダムの関わりや利用状況について評価するものとする。
また、必要に応じて今後の改善事項等について提案を行うものとする。
2-4 委員会等資料作成
受注者は、前項2-3で得られた成果を基に、事前説明及び委員会等の資料を作成するものとする
とともに、説明用のプレゼンテーション資料を作成するものとする。資料は、委員からの意見等
を反映させ適宜修正・更新を行うものとする。また、開催時期は下記を予定しているが、開催日
時等については、別途調査職員が指示するものとする。
(1)現地検討会
開催時期 平成27年8月頃予定
(2)事前説明
開催時期 平成27年10月頃予定
(3)委員会
開催時期 平成27年12月頃予定
2-5 業務報告書作成
前項2-4で得られた成果に、委員会等における議事録を作成し、とりまとめた業務報告書を作成
するものとする。
2-6 ダム等管理フォローアップ年次報告書作成
受注者は、
「年次報告手引き」に基づき資料整理・分析・とりまとめ・報告書作成を行うものと
する。
1.計画準備
本業務に先立ち、業務全般を十分理解し、円滑な業務遂行できるよう業務計画を立案するもの
とする。
2.ダム等管理フォローアップ年次報告書作成
報告書を構成する以下の項目について、
「年次報告手引き」に基づき資料整理・分析・とりまと
め・報告書作成を行うものとする。
(1)下久保ダムの管理概要の整理
下久保ダムの概要を把握するため、ダム及びダム周辺の概況、平成 26 年の下久保ダム関連
事業の概況等について整理するものとする。
(2)洪水調節等の状況の整理
平成 26 年に発生した中小出水の状況を整理しておくものとする。
(3)利水補給等の状況の整理
平成 26 年における下久保ダムの利水に関する状況をとりまとめるものとし、利水補給や渇
水等の状況、弾力的管理試験等の実施状況について整理するものとする。
(4)貯水池の堆砂状況の整理
平成 26 年における下久保ダム貯水池の堆砂状況を把握するため、集水域の土砂流入等の状
況について整理するほか、堆積・土砂採取量を経年的に整理し、現在の堆砂状況について計
画との比較を行うものとする。
(5)水質の整理
下久保ダムの水質状況について、ダム貯水池水質調査要領等に基づく水質調査結果をとり
まとめ、環境基準の達成状況、平成 26 年の水質変化、経年的水質変化状況について整理・分
析を行うものとする。
また、水質障害の発生状況についても整理し、必要に応じて詳細な考察を行うとともに水
質保全対策について、対策の現状と運用状況について整理するものとする。
(6)生物等の整理
平成 26 年に実施した「河川水辺の国勢調査(ダム湖版)
」の調査結果のとりまとめや環境
保全対策(生物を対象としたもの)をはじめ、平成 26 年に実施したすべての生物調査や取り
組み等についてとりまとめるものとする。
(7)水源地域動態の整理
平成 26 年における下久保ダムと地域及び利用者との関わりを把握するために、ダム及びダ
ム周辺で行われたイベントの状況、周辺環境整備の状況を整理するものとする。
(8)地域住民・利用者から寄せられた意見や要望の整理
下久保ダムに関することで、利用者や住民、またはその他の一般の方から寄せられた意見
や要望等について整理するものとする。
(9)総括編の作成
下久保ダムの位置及び諸元、調査項目を図表整理するとともに、平成 26 年次の特徴を下久
保ダムの総括という形でとりまとめ、特徴的な事象等が分かるように整理するものとする。
(10)報告書作成
上記の(1)から(9)の結果をとりまとめて報告書を作成するものとする。
-
以
上
-
(別紙2)提出様式
参考見積名称:下久保ダム管理フォローアップ検討業務(仮称)
項目
単位 数量
①計画準備
式
1
②定期報告書の資料整理
式
1
③定期報告書(案)作成
式
1
④委員会資料等作成
式
1
⑤業務報告書作成
式
1
⑥年次報告書作成
式
1
主任技術
者
理事、技
師長
主任技師
技師A
技師B
技師C
技術員
備 考