五條病院だより 第81号平成26年12月25日 NO.1 発行 地域医療連携室・医局 五條病院「健康フェスティバル2014」開催 11月30日(日)五條病院健康フェスティバル2014 が行われ、開始前から長蛇の列ができました。 健康チェック、フットケア、ハンドマッサージ、薬剤部によるお薬相談、放射線技師による骨密度量検査、 中央検査部による血糖値測定、リハビリテーション部による脳トレーニングと大好評でした。 沢山の方が順番を待っています。 看護専門学校と南奈良総合医療センター、栄養相談のブースです。 今年も「五條病院 健康フェスティバル2014」が、好天のもとで開催されました。 朝10時半からの健康チェック,健康相談には開始前から行列ができており、その前では再来年開院の 「南奈良総合医療センター」のイメージビデオと「南奈良看護専門学校」の紹介が注目を集めていまし た。 健康チェックでは、昨年から変更した「簡易型骨密度測定」によって、希望者のほぼ全員をカバーす ることができ、健康相談やお薬相談でも「骨粗鬆症」系の質問が多数ありました。バザーでは11時の開 始を待ちかねた人々が、掘り出し物を探して多数訪れて下さいました。 病院前では看護学生による食品販売や模擬店に加えて、今年もせんとくんやゴーカスター(五條市 マスコット)、ゴカンレンジャー(五條看護学生戦隊?)が子供たちの人気を独占していました。 午後の健康セミナーの、鳥海勇人 脳神経外科医長の「寝たきりにならないために:脳卒中の最新予 防」の講演も、立ち見が出るほど好評で質疑応答もたくさん頂きました。 締めのロビーコンサートは、医師トリオ(バイオリン,クラリネット,ピアノ) 藤田直己(黒滝診療所)、藤田 由利加, 西村歩美(僻地医療支援部)の玄人はだしの演奏にはじまり、当院看護師によるロコモーション 体操、そして最後はプロピアニスト若野康子先生の演奏で厳かに幕を閉じました。 健康フェスティバルは「五條病院は元気で頑張っています!」ということを、私ども病院関係者が患者 さんや近隣住民にアピールする絶好のチャンスですので、今後も引き続きご協力をお願い申し上げま す 五條病院健康フェスティバル実行委員長・副院長 下川 充 バザー品、社会福祉法人せせらぎ会コッペ大淀のパンの販売、五條高校賀名生分校の農産物販売も全て 完売しました。 AED/BLSのコーナーでは多くの方が体験されていました。医師による健康相談にも順番待ちが出来ました。 玄関前横には、バルーンアート、ヨーヨーつり、スーパーボールすくい、くじ引きコーナーで は、子供や童心に返った大人にも人気がありました。 ☆五條病院附属看護専門学校による模擬店・キャラクター 奈良県のマスコット、せんとくんや五條市のマスコット、カッキーくんや、ゴーちゃん、スターくん、 ゴカンレンジャーが五條病院に集結しました。マスコットに子供たちも大興奮 五條病院附属看護専門学生による模擬店も人気で全て完売しました。 ロビーコンサート NO.3 ㊧より司会の森岡千惠医師、まず初めに松本院長より挨拶がありました。続いて五條ロータリークラブ 会長尾来様より目録授与、「歩美ちゃんとゆかいな仲間たち」による演奏からスタートしました。 天野医師と会場の皆さんとでラジオ体 操の演奏に合わせて体操をしました。 会場の皆さんと一緒にロコモーション体操をする様子です 若野康子先生によるピアノ演奏の様子です 今年もロビーコンサートで健康フェスティバルの最期を飾って頂きました。 まず松本院長の挨拶の後、五條ロータリークラブ会長の尾来様よりご挨拶をいただきました。 司会は内科医長の森岡千惠医師にお願いしました。 コンサートの最初は、バイオリンの藤田直己医師、クラリネットの藤田由利加医師、そしてピアノ の西岡歩美医師からなる「歩美ちゃんとゆかいな仲間たち」による楽器演奏、演歌あり、今年大ヒッ ト「レリゴー」あり、最後は天野雅之医師も加わりラジオ体操第1の演奏、体操ありと盛りだくさんの 内容でした。 続いては、当院の川北綾子看護師、泉和看護師によるロコモーション体操(肩こり体操)。せんと くん、ゴーカスターらと一緒に、会場のみなさんで踊りながらリフレッツシュしました。 コンサートのラストは、若野康子先生による「秋に聴く癒しのクラッシック」「クリスマス」「日本の唱 歌」「なつかしいの映画音楽」をテーマとしたピアノ演奏でした。会場に来られた皆さんも耳なじみの ある曲ばかりで聞き入っておられました。すばらしい演奏どうもありがとうございました。 最後になりましたが、五條ロータークラブ様、県立病院共済会様には、今年も多大なるご支援・ご 協賛をいただき誠にありがとうございました。 実行委員 松木 正 市民健康セミナー NO.4 場所:2階会議室 13:30~14:30 講演:「脳卒中治療ー寝たきりにならないために」 講師:脳神経外科医長 鳥海 勇人 去る11月30日の五條病院健康フェスティバルで健康セミナーを講演させていただきました。当日、会 場の2階会議室はほぼ満員のなか、「脳卒中の予防と治療〜ねたきりにならないために」というタイト ルでお話しました。 まず、脳卒中の治療では、特に急性期において早期治療開始が重要です。それは発症4時間半以 内であればt-PAを用いた経静脈的血栓溶解療法で、約40%の患者さんで社会復帰を得ることが出来 るからです。また、発症8時間以内の患者さんでは、血管内治療による血行再建術で80−90%患者さん の再開通を得ることができ、やはり40−60%の患者さんで症状が大きく改善すると言われています。さ らに再開通が30分遅れることで予後良好の(家庭あるいは社会復帰できる)方が10%減少するという 報告もあります。脳卒中協会では脳卒中早期治療についてFASTという標語を作っています。それはF は顔面、Aは四肢、Sは会話、Tは時間の頭文字で、顔面、四肢運動•感覚、会話に症状が出現したら、 時間をおかずに救急受診するという内容です。これらのことを参加された方に説明し、五條病院での 最近の取り組みも紹介させていただきました。 また、脳卒中の予防では、生活習慣病のチェックと脳卒中の危険因子の把握が重要で、そのために はかかりつけ医との相談や、脳ドックの利用が推奨されます。当院でも最新のガイドラインに添って脳 ドックがなされ、五條市の脳ドックの募集条件、当院での施行状況についても説明しました。 参加者の方には熱心に聞いていただき、いくつかの質問もお受けしました。このような活動によって、 地域の脳卒中治療に少しでも貢献し、脳卒中による寝たきりや後遺症によって生活に障害をきたす方 が少なくなるように努めていきたいと考えます。 脳神経外科 医長 鳥海 勇人 松本院長より挨拶 脳神経外科医長 鳥海 勇人医師の講演の様子です 職員健康セミナー 開催 NO.5 日時:平成26年11月27日(木)15:30~16:30 場所:2階会議室 講師:院長 松本昌美 講座名:肝臓病講座 ~肝炎の最新治療と肝硬変合併症の対策~ 職員の安全と健康の普及・啓発を目的に「職員健康セミナー」を開催しました。今回は松本昌美院長 に「肝臓病講座 ~肝炎の最新治療と肝硬変合併症の対策~」と題して、講演をお願いしました。忙し い時間帯にもかかわらず、医師、看護師など70名余りの参加があり、「肝臓病は進行するまで症状が 出ない」、「検診や定期的な検査を受ける事が大切」、「こんにちでは早期治療をすれば治る病気にな りつつある」など貴重なお話を聞かせていただきました。 総務課長 松木 正 五條病院 2014 重大ニュース ( 3月) ( 3月) (4-12月) ( 6月) ( 7月) ( 7月) ( 8月) ( 9月) HCU本格稼働 平成25年度 救急搬送受入件数の増大 地域医療研修医 過去最大の15名受入 D-MAT 2隊目誕生 脳神経外科医 常勤再開 救急看護・手術看護・認知症看護認定看護師誕生 第2回 職員親睦バーベキュー大会開催 新救急病院名称「南奈良総合医療センター」に決定 五條病院の名称は継承 ( 11月) 健康フェスティバル2014開催 ( 12月) 病理検査診断体制の充実 ( 12月) 野迫川村へ診療介助応援に看護師派遣
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