大村湾流域別下水道整備総合計画（案）について 3.大村湾、佐世保湾の水質環境基準達成のために ■ 水質環境基準達成に必要な汚濁負荷（水質汚濁の元となる物質）の削減量 1.大村湾流域別下水道整備総合計画について【水質環境基準達成時】 ◇ 大村湾、佐世保湾の人口や産 ■目的業について現況調査や将来の想 ◇ 流域別下水道整備総合計画とは、水質汚濁に定を行い、水質汚濁シミュレー係る環境基準を達成するために必要な下水道佐世保市の整備に関する総合的な基本計画となるものです。対象流域：対象市町：ションを行ったところ、大村湾、波佐見町佐世保湾に流入している汚濁負川棚町荷について COD を 29%、T-N を：佐世保湾 25%、T-P を 23%程度削減すれば、画に基づき下水道事業を実施する事になりま東彼杵町す。西海市 2.5 2.0 1.5 2.5 水質環境基準を達成できる見込 ◇ 対象市町：長崎市、佐世保市、諫早市、大村市、西海市、長与町、時津町、東彼杵町、川棚町、 5km 1.5 1.0 (右図：COD の水質予測結果) 0 5km 長崎市時津町諫早市長与町【計画対象範囲】波佐見町の 5 市 5 町 0 2.0 大村市 ◇ 対象流域：大村湾流域、佐世保湾流域 1.0 COD [mg/L] 3.0 みとなりました。大村湾 ■計画対象範囲(右図)： COD [mg/L] 3.0 下水道計画区域：下水処理場 ◇ 本計画の策定後、対象市町では、この基本計【現況（平成 24 年度）】 4.下水道の整備目標 ■ 現在、大村湾では環境保全及び水質改善、活性化等を図る目的で「第 3 期大村湾環境保全・活性化行動計画」を策定し、流域一体で水質改善にも取り組んでい ■計画目標年度：平成 52 年度ます。しかし、この対策による汚濁負荷削減のみでは、水質環境基準の達成は困難な見込みとなっております。 2.大村湾、佐世保湾の水質の現状 ■ 大村湾、佐世保湾には、COD（化学的酸素要干尽沖さらなる汚濁負荷削減を図るため、今回、大村湾･佐世保湾に放流する全ての下水処理場で高度処理を行う計画とし、大村湾及び佐世保湾における水質環境基準佐世保市白岳沖求量）、T-N（全窒素）、T-P（全リン）に関波佐見町指方町深谷地先大森鼻沖達成川棚町早岐港 ■ 大村湾、佐世保湾の水質は下水道整備等の水川棚港彼杵港質改善対策により、以前に比べると、改善さ東彼杵町れてきています。中央（中）西海市郡川沖大村市自衛隊沖形上湾中央（南）堂崎沖長崎市喜々津川沖諫早市長与町下水処理場名東大川橋長崎県大村湾南部浄化センター長崎市琴海南部浄化センター大平浄化センター佐世保市中部下水処理場針尾下水処理場大村市大村浄水管理センター環境基準が達成できない地点が残っており、西海市大串浄化センター長与町長与浄化センター時津町時津浄化センター東彼杵町東彼杵浄化センター川棚町川棚浄化センター波佐見町波佐見中央浄化センター今後も更なる対策が求められています。長与浦時津町管理自治体しかし、未だ、大村湾の湾奥等を中心に水質競艇場沖祝崎沖久留里沖する水質環境基準が設定されています。未達成中央（北）大串湾の達成を目指します。環境基準達成状況久山港沖【H24 環境基準達成状況（COD）】今回計画する処理方式 (平成52年度計画) ［高度処理］ ※高度処理とは、より高度な処理を行い、ＣＯＤに加え、窒素(T-N)、リン (T-P)といった富栄養化の元となる栄養塩類の除去が可能な処理方式。窒素、リンの削減を行う事によりＣＯＤのさらなる削減にも寄与する事となります。