主な甘柿の品種と特徴目項目品種 ↓ ぜんじまる注禅寺丸ふゆう富有別名等(老番号名ほど新品種) [授粉樹]向き江戸時代の甘柿富有の松本早生富有枝変わり (別名)： ○ まえかわじろう前川次郎前川早生次郎 (別名)：こうよう光陽光陽早生おきつ　興津20号するが駿河いず伊豆Ｘしんしゅう ○ ようほう ◎ くらかたがき ◎ たいしゅう ○ ゆうべに新秋陽豊倉方柿太秋夕紅そうしゅう早秋かんしゅう甘秋 ○ きしゅう ◎ たいほう貴秋太豊不完全甘柿甘柿の代表格完全甘柿まつもとわせふゆう ◎ 甘・渋の種別完全甘柿完全甘柿完全甘柿極甘で絶好味完全甘柿果頂部に汚れかき農林1号完全甘柿かき農林2号完全甘柿かき農林3号完全甘柿かき農林4号完全甘柿育成者権消滅極甘不完全甘柿かき農林7号完全甘柿育成者権消滅かき農林8号完全甘柿かき農林9号完全甘柿かき農林10号完全甘柿かき農林11号完全甘柿最新品種完全甘柿 (農研機構) (C) JA1JOR(Onizawa) http://www.page.sannet.ne.jp/ja1jor/ 果　実成熟期特徴・長所・短所など重量[g] 糖度[%] 食味小玉甘味淡で果皮汚れ雄花有し授粉樹向き｡果皮色濃厚化すると甘味増。肥大過熟(11月下旬)で甘味増豊産性過熟で増ると増味実(若齢樹)には残渋｡果頂点のY字裂に雨水侵入で腐敗｡やや晩生中玉 15～16 食味劣る着色など見映え良好で商品価値高い。甘味少々｡豊 11月中旬 180～220 甘味淡泊淡白味産性｡花御所よりも約10日早熟。早生中小玉 15～16 富有柿よりも果皮着色が2週間早い｡他は富有とほぼ食味並同じ｡次郎柿よりも甘味少｡ 10月下旬 180～200 早生中玉 16～18 甘味高次郎柿よりも成熟が2週間早く､果面のX字形溝も浅食味良い｡裂果少｡富有柿よりも甘味多｡ 10月中旬 200～250 早生 16～18 〃果径が富有に近い｡前川次郎よりも結実開始樹齢が 1～2年遅い｡他は前川次郎に似る｡〃果頂部が汚れる 19～20 極甘と滑らか肉質とでグルメ嗜好味｡汚損果頂部は極甘 11月中旬 240～290 果頂22 グﾙﾒ嗜好特に甘い｡夏･秋の高温不足地域では脱渋難｡晩生果汁少栽培容易｡生理落果少｡果汁少｡早生 10月中旬早生 10月下旬中生 11月上旬早生 10月上旬中生 11月上旬やや晩生 11月中旬極早生 9月下旬早生 10月下旬早生 10月下旬晩生 11月中･下旬日持ち悪食味良｡果実日持ち悪い｡樹勢弱｡食味良樹幹害虫被害多｡生理落果多｡秋雨で腐敗 240 中玉 240～300 やや大玉やや扁円大玉 300～400 中小玉 180～210 中玉 250 小玉 150～200 大玉 290～340 大玉平均330 17～18 15～17 食味良秋雨で果実が腐敗 → 施設(ハウス)栽培に限定｡肉質硬食味良極甘外観良 2015年2月18日生い立ち系統 (♀ x ♂) 原産は川崎市麻生区王禅寺御所系岐阜県原産富有の枝変り (突然変異) 次郎の枝変り前川次郎の枝変り袋御所 x 花御所花御所 x 晩御所富有 x 興津1号興津20号 x 興津1号栽培容易｡樹姿が開張性｡実外観良｡関東以北の東北南部でも脱渋。肉質硬でｼｬﾘｼｬﾘ感｡果汁少｡富有 x 次郎脱渋のために他花受粉させる。樹勢強。倉方英蔵氏(東京)が育成者。交配不明の交雑実生で､他説が右覧に → 御所 x 正月混栽園の交雑実生平均17.5 軟肉､多汁 <注>摘果せず､放任では小玉化｡樹勢低下で雄花持つ｡自然落食味良好果あり｡早取り収穫で食味良好｡果頂汚損や裂果も少々｡富有系 x (次郎x(晩御所x花御所系)) 23にも 17.5 甘味高果皮が赤色｡肉質緻密･多汁｡富有柿よりも甘い｡緻密多汁夏･秋に高温地で脱渋｡日持ち良(15日)｡ 14～15 軟肉､多汁早期落果やや多｡果頂裂果少｡日持ち良｡食味貧 18.1 甘味良 (公表値240gは疑問)小玉で期待外れ。果表面に汚損少々｡日持ち良｡興津20号の孫 16.2 やや硬多汁果実外観良好｡受粉樹(例:禅寺丸)の混植が望ましい｡食味良生理落果少｡果肉やや硬い｡果汁多｡ 16程度多汁単為結実させて種無し甘柿になる｡外観良好｡富有より良味普及が広範に見込める有望な新品種｡､松本早生富有 x (次郎x晩御所) 伊豆 x (興津2号x 興津17号) 新秋 x (富有x興津16号) 伊豆 x 安芸津5号(= 富有x興津16) 興津20号x太秋 ○ 花御所早生小玉 10月下旬 160～200 早生中育成権消滅完全甘柿 10月中下旬 190g 早生やや大育成権が完全甘柿早期失効 10月下旬 220～300 中生いさはや超大玉完全甘柿よりも大玉 11月上旬 400～510 晩生やや大鳥取県完全甘柿原産 11月下旬かずさ千葉県で誕生育成権消滅こいひめ恋姫とうきょうごしょ東京御所とうきょうべに東京紅 ○ きいじょう基肄城はなごしょ <注> * * * * 商標登録 ? 完全甘柿 11月下旬～ (調査中) 12月上旬富有と同サイズ超極甘 23～26 砂糖菓子の様な食感甘味高甘味多富有に似る栽培が困難｡貧産性｡秋雨で果皮が黒色に汚損｡ (農研機構で誕生) 日照での汚損軽減のため摘果で残すのは下向き果｡果実形は擬宝珠｡果皮色は橙朱｡果肉の褐斑は無｡興津2号(富有x晩御所)x花御所果肉はかなり密｡結果量は多｡花性は雌花だけ｡都内に柿出回る最盛期に収穫できる｡果皮色は橙興津2号(富有x晩御所)x花御所朱｡果肉はやや緻密｡花性は雌花と雄花｡大玉のイサハヤ(富有の枝変り)よりも更に大果で､富松本早生富有の有柿の実を背高にした恰好｡ヘタ隙(ｽｷ)が少ない。枝変り落葉後頃に収穫｡果実形は擬宝珠｡果皮色は朱｡鳥取県原産ヘタ隙(ｽｷ)が多い｡豊産性｡花性は雌花多と雄花少｡遅い収穫果皮は富有と同じ紅橙色｡果肉の褐斑は極く少く富有x里御所(御所が好評小さい｡貯蔵性･日持ち性が良好｡旧名:[三枝御富] 系の1種) 食味良果サイズが大玉や超大玉な品種は、摘果などにより着果数を制限しない限り、小玉化し､しかも貧弱な味に稔る。いずれの品種も、摘果により着果数を制限しない限り、期待外れなサイズや味に稔る毎年の摘果励行により、隔年現象が避けられ、満足な収穫が毎年期待できる。杉花粉の多い年の2年後にはカメムシ(成虫)被害が多いので注意! 。