オブジェクトストレージサービス s3fs ご利用ガイド サービスマニュアル Ver.1.0 2014 年 4 月 21 日 株式会社 IDC フロンティア s3fs の利用方法 s3fs はオブジェクトストレージを Linux サーバーへマウントするツールとなります。 オブジェクトストレージを Linux サーバーのローカルデゖスクと同様に操作することが 可能となります。 s3fs ではバケットの作成ができません。 あらかじめ別の方法で、バケットの作成を行う必要があります。 (※別途ご案内しております s3cmd、DragonDisk でバケットの作成が可能です) ※s3fs は、外部のソフトウェゕになりますので、弊社で動作保証は行っておりません。 ご了承の上ご利用ください。 s3fs 初期設定 ここでは、弊社セルフクラウドサービスにて、弊社テンプレート CentOS6.4(64bit)で 作成した仮想マシンからオブジェクトストレージをマウントする方法を例にご紹介します。 1. サーバーに SSH 接続 ▼1.セルフポータルにて、ゕカウントを登録 *1 ▼2.クラウドポータルにて、仮想マシンを作成します *2 ▼3.フゔゕウォールを設定します ▼4.ネットワークの設定をします ▼5.仮想マシンへ SSH 接続します *1 オブジェクトストレージのご利用は、セルフポータルでゕカウント登録が 必須となります。 *2 ・既存の仮想マシンを利用する場合、1~4の手順は不要です。 ・仮想マシンのスペックによる制限はありません。 ・セルフクラウド環境以外のサーバーからもオブジェクトストレージは ご利用可能です。 2. s3fs のインストール 必要パッケージのインストール # yum -y install gcc-c++ # yum -y install make # yum -y install openssl-devel # yum -y install curl-devel # yum -y install libxml2-devel # yum -y install fuse-devel 各パッケージにて、実行後に「Complete!」が表示されることをご確認ください。 fuse のインストール ここでは、2013/10/1 時点での最新バージョン「fuse-2.9.3」を例に、設定方法ご紹介します。 ※ンストール前に最新バージョンをご確認ください。 fuse のサト( http://sourceforge.net/projects/fuse/files/fuse-prerelease/ ) # wget http://downloads.sourceforge.net/project/fuse/fuse-2.X/2.9.3/fuse-2.9.3.tar.gz ソースコードのダウンロード # tar xzvf fuse-2.9.3.tar.gz fuse を解凍 # cd fuse-2.9.3 fuse-2.9.3 デゖレクトリへ移動 # ./configure prefix=/usr コンパルに必要な情報の設定 # make コンパル # make install make で生成されたフゔルをンストール # export PKG_CONFIG_PATH=/usr/lib/pkgconfig:/usr/lib64/pkgconfig/ PKG_CONFIG_PATH の環境変数の設定 # ldconfig ダナミックリンクラブラリの設定 # modprobe fuse kernel に fuse ドラバをロード # pkg-config --modversion fuse ンストールされた fuse のバージョンの確認。番号が表示されます。 3.s3fs のインストール ここでは、バージョン「s3fs-1.72」を例に、設定方法をご紹介します。 s3fs のサト( https://code.google.com/p/s3fs/downloads/list ) ※ンストール前に最新バージョンをご確認ください。 # wget https://s3fs.googlecode.com/files/s3fs-1.72.tar.gz ソースコードのダウンロード # tar zxvf s3fs-1.72.tar.gz s3fs を解凍 # cd s3fs-1.72 s3fs-1.72 デゖレクトリへ移動 # ./configure prefix=/usr コンパルに必要な情報の設定 # make コンパル # make install make で生成されたフゔルをンストール # vi /etc/passwd-s3fs passwd-s3fs を新規作成 アクセスキー:シークレットキー # chmod 600 /etc/passwd-s3fs passwd-s3fs に、左記のようにコントロールパネルで生成したキーを記述 passwd-s3fs のパーミッションを変更 s3fs でマウント ・手動マウント 即時でマウントする方法です。 (*この方法は、OS リブート時にマウントが解除されます。 リブート後に自動でマウントさせたい場合は、後述の「自動マウント」を行います) # mkdir /mnt/[ディレクトリ名] サーバーに、マウントするデゖレクトリを作成 # s3fs [バケット名] [ディレクトリパス] -o allow_other,url=http://[エンドポイント],norenameapi マウント実行 例)s3fs testbucket /mnt/testdir -o allow_other,url=http://ds.jp-xxx.xxx.jp,norenameapi 注意点 ・エンドポントはコントロールパネルでご確認ください。プラベートコネクト経由での接続はエンドポ ントが異なります。コントロールパネルにてご確認ください。 ・s3fs ではバケットの作成が出来ません。あらかじめ s3cmd など別のツールでバケットの作成が必要です。 ・「-o」以降は、全てオプションです。適宜変更してご利用ください。 ・オプションは 「–o(スペース)」の後に記載するか、「,」でつなぎます。 例)-o [オプション] -o [オプション] -o [オプション] または -o [オプション], [オプション], [オプション] ・オプション norenameapi を付与します。 ・-o allow_other の箇所は例として記載しましたが、オプションですので、適宜調整してください。 (allow_other は、マウントしている仮想マシンの全ユーザーからのゕクセスを許可します) ・手動マウント後に「fuse: warning:library too old some・・・」の warning が出る場合がありますが、 当社確認上、マウントは可能です。fuse 最新バージョンであっても表示される場合があります。 以下を実施し、マウントできているか確認 # df –h [root@i-xxx-xxxxx-VM ~]# df -h Filesystem Size Used Avail Use% マウント位置 /dev/sda1 15G 1.2G 13G 9% / tmpfs 246M 0 246M 0% /dev/shm s3fs 256T 0 256T 0% /mnt/***** ・自動マウント /etc/fstab の末尾に以下の内容を vi で追記します。 s3fs#[バケット名] [マウントポイント] fuse allow_other,url=http://[エンドポイント],[オプション] 0 0 例)s3fs#testbucket /mnt/testdir fuse allow_other,url=http://storage.xxxxx.xxxx.jp,norenameapi 0 0 注意点 ・エンドポントはコントロールパネルでご確認ください。 ・fuse は[フゔルシステム]の値です。 ・オプションは「,」でつなぎます。 例)fuse [オプション],[オプション],[オプション] ・[allow_other]~[オプション]までは、全てオプションです。適宜変更してご利用ください。 (allow_other は、マウントしている仮想マシンの全ユーザーからのゕクセスを許可します) ・オプション norenameapi を付与します。 以下コマンドを実行してください。 # echo "export PKG_CONFIG_PATH=/usr/lib/pkgconfig:/usr/lib64/pkgconfig/" >> ~/.bashrc 再起動後に環境変数を設定する(/.bashrc に設定情報を追記) # echo "mount -a" >> /etc/rc.local 再起動後に fstab のマウントを実施 (/etc/rc.local に追記) パーミッションの変更 # s3fs testbucket /mnt/testdir -o default_acl=public-read /mnt/testdir 内のオブジェクトを http で公開します アンマウント # umount s3fs s3fs のゕンマウント # df –h unmount されたか確認します 以上が s3fs の基本的なご利用方法となります。 その他のご利用方法につきましては、Web にて公開されている一般情報などをご参考ください。 お問合わせ サービスに関するお問い合わせは、以下よりご連絡ください。 窓口 サポート 対応時間 問い合わせルート 平日 9:00~17:00 *1 オンランサポート 故障問い合わせ 24 時間 365 日 [問合わせチケット]*2 *1 祝日、当社所定の休業日を除きます。 *2 オブジェクトストレージのコントロールパネル https://noahcloud.jp/storage/ 上部 [サポート]-[問い合わせチケット]よりお問合わせください。 (セルフポータルの[問い合わせチケット]にリンクしています) 改版履歴 改訂日 改訂章 2014 年 4 月 21 日 全章 改訂内容 新規作成 オブジェクトストレージ s3fs ご利用ガイド サービスマニュアル Ver.1.0 発行日:2014 年 4 月 21 日 株式会社 IDC フロンティア 〒160-0004 東京都新宿区四谷 4-29 http://www. idcf.jp/ CS-PUB-M0116-ET
© Copyright 2024 ExpyDoc